感動。雪と雲海が広がる塔ノ岳
- GPS
- 02:48
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 354m
- 下り
- 1,244m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:00
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
【登山のいきさつ】
きっかけは昨年11月14日の鳥取大山登山に遡る。2月10日に関東地方に大雪が降るというので、通勤用の革靴の滑り止め対策を考えていたところ、大山登山の際に職場の先輩から借りたスノースパイクのことを思い出した。その先輩は降雪時に革靴につけて出勤していると聞いていたので、9日の帰宅時に慌てて買い求めた。しかしながら10日は平地ではあまり雪が降らなかったので使用しなかった。11日は現在進行中の「神奈川県境を辿る」シリーズのどこかに行くこと考えていたが、せっかく購入したスノースパイクを試してみたくなり、急遽、塔ノ岳に登ることにした。ここなら上部には雪が積もっているはずだと信じて始発電車に乗った。
【スノースパイクについて】
正式名称はノンスリップスノースパイク。株式会社エバーニューの製品。私は「スポーツオーソリティ」で購入した。値段は1100円。重さは150g。今まではモンベルのチェーンスパイク(350g)を使っていたが、それと比べると軽い。またほとんどがゴムでできているので使用後に洗いやすい。昨年の大山でグリップ力は確かだと思っていたが、今回改めて使ってみて本格的な積雪でも通用するとわかった。夏山の雪渓歩きならこれで十分だと思う。
《追記》先ほどメンテナンスのため丁寧に洗おうとしたら右前のピンが一つなくなっていることがわかった。包装にはタウン用と書いてあるので、山使用では耐久性に乏しいのかもしれない。(私は雪渓歩きには使う予定)
【山行の感想】
5時台の始発電車に乗った時は、夜空が曇っていた。渋沢駅に着いた時もどんよりとした曇り空。天気予報は晴れだったので、回復することを信じてバスに乗る。渋沢駅の始発バスは6時48分だったが、満員で乗りきれない。次のバスを待つのかと諦めかけたところ、臨時バスが増発されてそれに乗ることになった。降雪直後の丹沢は大人気の山だということがわかった。
久しぶりの大倉尾根だが、整備されていて歩きやすい。40分弱歩き、標高600mを過ぎると雪が出てきたのでスノースパイクをつける。しばらく歩くとだんだん明るくなってきて青空が見えるようになる。ふと後ろを振り返ると、眼下に雲海が広がっている。青空のもと雪に太陽が反射してキラキラ輝いている中で雲海を眺める。とても贅沢なひと時である。花立山荘付近で富士山と箱根の山々の景色を楽しんだ後、最後の登りになる。ここでは雪が溜まっているところでは30cm以上あった。下山してくる人もおり、狭い通り道でのすれ違いに気を使う。
慣れない雪道の登りで疲れたが、何とか山頂に到着すると、そこは別世界の眺望が待っていた。塔ノ岳は何度も来ているが、雪に覆われていると見える景色が違う。そして今回は雲海が雪の白色をアシストしている。「来てよかった」と心から感じた大満足の山行となった。
雲海に浮かぶ金時山と富士山の眺めが良いですね。
塔ノ岳の人出は多かったですか。
木曜日が雪予報のため金曜は初の「雪の塔ノ岳」へ登ろうかと考えていましたが、木が雨だったため、本当に雪があるのかと迷いが生じ、出遅れてしまいました、
結果、短時間で登れる大山に行き、塔ノ岳は雲の中という眺めでした。
コメントありがとうございます。塔ノ岳の人出ですが、山頂はハイシーズンに比べればそれほど多くありません。ただ一面雪に覆われていますので、歩く道と座る場所は限られていました。積雪が多いためか、時間的に厳しいのか、表尾根から登ってくる人は見なかった気がします。ほとんどの人が大倉尾根から登ってくるので下山時のすれ違いでは気を使いました。
私も途中まで雪があるか心配でしたが、小田急線の伊勢原あたりで山が白くなっていたので安心しました。下山途中の10時半くらいから雲が上がってきていたので大山から隠れてしまったのかもしれませんね。
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