桑崎山〜116/ぎふ百(くわさきやま)
- GPS
- 08:18
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 796m
- 下り
- 787m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 8:19
天候 | 晴れ微風のポカポカ陽気 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・全コースでスノーシュー着用 ・林道は途中までスノーモービルトレースあり、そこからは足首ラッセル ・入山すると脛ラッセル、急登部は膝ラッセル ・雪質はまだ新しく柔らかいので、登りは辛いですが下りはスノーシュー天国 ・山頂積雪深は2.5mでした |
その他周辺情報 | ・山之村へは飛越高原天の夕顔の道が奥飛騨温泉郷側からは通れないのでスリリングな県道484号線からアクセス ・県道484号線は大半が山道でカーブが多くアイスバーンや積雪路なので20km/hが限度 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
スノーシュー
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
冬の飛騨遠征第1弾、2日目に選んだのは飛騨市と高山市の行政界に位置する桑崎山。
ヤフーナビで検索すると、宿泊先の高山駅前からは奥飛騨温泉郷経由で飛越高原天の夕顔の道からアクセスする最短ルートを表示するんだけど、積雪期は通行止め、下調べしといて良かった。
ってことで、神岡の街から山之村へ行く冬季唯一のルートである岐阜県道484号線へ。
この道は、くねくね山道で、しかも積雪たっぷりの今シーズン大丈夫なのか?
いくら生活道路で除雪されてる「はず」とはいえ、土曜の早朝出発で無事に辿り着けるのかスタッドレスジムニーでも不安が募ります。
すぐに所々にアイスバーンが出だして、早々に4WDに切り替えると、散布薬剤が効いてるのか、滑る気配はありません。
伊西トンネルを抜けると一気に積雪量が増えて、そこからはずっと積雪路。
だんだん両側の積雪が壁のようになってきて、まるでミニ立山黒部アルペンルートのよう。
突然、カーブで対向車があって、急ブレーキを踏むと、お尻フリフリ、いやーん。
なので、最高スピードを20km程度に抑えて、とくかく安全運転。
これが生活道路って、村民の方々は超人過ぎです。除雪車が無かった頃は、冬季は休村だったのかな?
やっとのことで、山之村の町へ着いて、飛越高原天の夕顔の道へ。
すぐに「冬季通行止め」の看板が出てきますが、車が入ったトレースがあるので、行けるとこまで進んでみます。
看板から2kmほどで、トレースが無くなると、そこはスノーモービル基地のようで、空いてるスペースに駐車させていただきます。
あー、無事に到着してやれやれ、ここまでが今回の核心だったかも (^-^;
用意を済ませてスタートすると、道の上にスノーモービルのトレースが何本もあって、ありがたく利用させてもらいます。
1.5kmほど進むと、スノーモービルトレースは右にUターンしており、そこからは、いよいよソロラッセル。
正面から朝陽を浴びると、純白無垢な雪面がキラキラ輝いて、とても美しい。
今回は、距離は短いので、ラッセルに時間を取られなければ、天蓋山への周回もありかと計画していました、っが、そのログデータをGPSに入れ忘れてた (^-^;
https://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-1968791.html
ってことで、山吹峠へ向かいます。
途中からのラッセルに時間を取られ、3kmを1.5時間も掛かって、典型的U&V形峠の山吹峠に到着します。
天蓋山へのルートも積雪具合、取付き共に問題なさそうですが、時間が残るかは微妙です。
適当に桑崎方面への斜面に取り付くと、尾根に乗り上げる手前で思わぬ苦戦をして時間を浪費してしまいます。
やっとのことで尾根に乗ると、そこは自然林で視界のとおる正にスノーシューパラダイス。
途中、GPSで地形を確認すると、行政界尾根より一つ北側の尾根の方が急斜面が少ないように思えたので、谷を越えて乗り換えようとしますが、尾根に取付くまでが激登りで、ここでも時間を浪費し作戦は失敗 ((+_+))
山頂まで3km程度と山道の距離は短いのですが、まだ柔らかい深雪のため、延長テールを付けて浮力を最大にしたスノーシューでもラッセルに苦労し、傾斜がキツイところではMSRでも毎回足がズリ下がってスピードが全然あがりません。
標高1,500mに近づいて後ろを振り返ると、昨日オゾウゾ山頂で2時間待っても拝めなかった白山が、ドドーン (^^♪
まだお昼前でしたが、お腹も空いてきたので、白山さまを愛でながらランチにします。
白山さまの写真を撮りまくって満足してから出発し、標高1,600mを過ぎて行政界尾根に合流すると、緩斜面南端は樹木も無くなって、北ア、乗鞍、御嶽、白山の大展望が始まります。
そこから最後の標高100mを登りきると、ようやく桑崎山頂に到着。
ここまで駐車場から6km、標高を750m上げるのに5時間20分も掛かりました。
天蓋周回を諦めたからには、この桑崎山の大展望をじっくり堪能することにします。
どこかいい展望テラスとなる場所がないかウロウロしてみると、南東に開けた尾根があって、その降り口が素晴らしい眺望です。
気温が5℃もあって、風もなく寒くも無いので、どれだけでも居られます。
そこで山座を同定して、写真を撮りまくって、おやつを食べて、積雪深さを計測して、過ごすこと1時間半。
アクセス車路がスリリングで、時間がかかることで人気がないようですが、この桑崎山は、ホントに素晴らしい雪山ですね。
特に、黒部五郎〜笠ヶ岳の裏展望は、桑崎山の右に出る山はないんじゃないかと思うくらいの眺望です。
下りは、今日のコンディションなら、崖の無い尾根ならどこでも問題なく降りられそうなので、登りの時に良さそうに見えた一つ北側の尾根をチョイス。
途中で間違いに気づいて少し登り返したのはご愛敬、って結局予習不足で反省です。
このルートは急勾配部分がそれほど多くなく、登りでも使えそうです。
実際、途中に20m間隔くらいで赤テープがある部分もあったので、先人もいるようでした。
快適に林道に着地し、行きには無かったスノーモービルトレースが延長されて、そこを利用してスムーズに駐車地に帰ってこれました。
家に帰ってから今回のルートを振り返ると、山頂から北側のなだらかな尾根を伝い、△1,568から林道へ降りるルートも面白そうだと思いました。
この桑崎山は、もちろんリピートリスト入り決定なので、直前に職場クラスターの濃厚接触者になっちゃってドタキャンとなった相棒のために、早速次回ルートを作成してみました。
https://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-1990190.html
その時は、今回はっきり見えなかった剣岳を是非とも一緒に観てみたいなぁ !(^^)!
おしまい ( ^^) _U~~
コメント
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ぎふ百山あと少しですね??
頑張ってください?
ぎふ百も終盤戦になると、同じ目標の方や歴代の達成者さん達と、繋がりをたくさん持てるようになってきました。
中でも、続ぎふ百と2冠を達成しているsyousanは、未完の僕たちからすると大先生なのです。
そんな方から応援メッセージを頂けて嬉しい限りです。
春先までには1冠取りたいと思ってます。これからも過去レコでお世話になりますので、よろしくお願いします。
スノーモービルのトレースが入って良かったですね。
スノーモービルのトレースが入ったら行こうかと思ってました。
昨年は、駐車場所までもノートレースで、スノーモービルのトレースもなく2日がかりだったので(笑)
山頂から南東に開けた尾根からの眺めが最高だね
昨年のレコにあった「スノーモービル」って、現地に行ってその意味が分かりました。
林道の奥に向かって走行跡が延びてるので、こりゃ山吹峠まで線路が出来上がってるかな、って希望は半分くらいしか叶いませんでしたが、それでも相当な楽をさせていただきました。
帰りは少し手前から林道に着地しましたが、行きには無かった走行跡が延びてたので、もしかしたら峠まで開通してくれたのかも知れません。
でも、明日からの寒波で埋まってしまいそうでリセットしちゃいそうですが...
スノーモービル主さんと少しお話ししたところ、名古屋から愛好者仲間で来ているそうで、何でも、親の世代から山之村牧場を遊び場にしているブルジョワさん達でした。
基地での駐車も快く問題ないですよ、っと言って貰えて良かったです。
それにしても、この秘境に2日連続でチャレンジするgraさんって、凄い!
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