【北横岳】北八ヶ岳スノーハイク
- GPS
- 03:53
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 254m
- 下り
- 253m
コースタイム
04:33 JR国分寺駅
05:13 JR高尾駅 05:14
05:50 JR大月駅 05:53
06:41 JR甲府駅 06:46
07:46 JR茅野駅 07:55 (バス)
08:47 山麓駅 09:10
09:30 山頂駅
ロープウェイ山頂駅 9:40
10:00 北横岳分岐(坪庭)
10:30 三ッ岳分岐
10:40 北横岳ヒュッテ
11:00 北横岳南峰
11:05 北横岳北峰 11:10
11:15 北横岳南峰
11:25 北横岳ヒュッテ
11:50 北横岳分岐(坪庭)
12:00 坪庭南口分岐
12:05 縞枯山荘 12:30
12:40 雨池峠 12:45
12:55 縞枯山荘 13:00
13:20 ロープウェイ山頂駅 13:50
14:00 ロープウェイ山麓駅
<復路>
14:00 山麓駅 15:05(バス)
16:00 JR茅野駅 16:20 (あずさ)
18:09 JR立川駅
天候 | 晴れー薄曇りー強風ー曇ー薄曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
割引 http://www.pilatus.jp/pdf/10su_w.pdf 北横岳ロープウェイ バス時刻 http://www.alpico.co.jp/access/suwa/pdf/kitayatsugatake2013.pdf 蓼科高原ラウンドパス http://www.alpico.co.jp/access/ticket/round_bus.html JR茅野駅時刻表 http://www.jreast-timetable.jp/timetable/list0988.html ※JR茅野駅は未だsuicaの利用は不可です。(2015年4月開始予定) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【山頂駅〜北横岳分岐】 ・坪庭を時計回りに進む ・歩道を示す杭の頭が雪面に辛うじて出ている ・歩道は踏み込まれているのでアイゼン不要 ・一段丘を登ったところに第一休憩所と「坪庭」の標識 ・坪庭の周回コース上に北横岳への分岐点 【北横岳分岐〜北横岳ヒュッテ】 ・登山道に沿って一度下る ・樹林の中の橋を渡ると登りが始まる ・登山道は充分に踏まれているが細い ・登山道を脇に外すと膝上くらいまで踏み抜く 【北横岳ヒュッテ〜北横岳南峰〜北横岳北峰】 ・距離は長くは無いが山頂手前のコースが細くやや急登のため ノンアイゼンの方が難儀し、すれ違い時に渋滞 ・南峰、北峰とも風が強くとても寒く感じるため カメラのシャッターがブレる 【北横岳分岐(坪庭)〜坪庭南口分岐】 ・坪庭の周回路 ・南口分岐点に降りる所がやや斜度がある 【坪庭南口分岐〜縞枯山荘】 ・樹林帯の中の平坦なコース ・樹林帯がきれたところで縞枯山荘が見える 【縞枯山荘〜雨池峠】 ・広い雪原でコースも広がる ・雨池峠は縞枯山、雨池山、双子池への分岐点 ・四辻となっている分岐点は風の通り道で雪面のあちこちに風紋 【坪庭南口分岐〜山頂駅】 ・樹林帯の平坦なコース ・樹林帯が切れると直ぐにロープウェー山頂駅 ※今回はロープウェー山頂駅からのスタート時点より12爪アイゼン装着 ※縞枯山荘まえの雪原よりアイゼンにスノーポンを合体して装着 ※終始スノーバスケット装着ダブルストックを利用 |
写真
装備
個人装備 |
スノーポン
12爪アイゼン
ゴーグル
オーバージャケット
オーバーパンツ
ニット帽
ネックゲーター
防寒手袋
手袋
ロングスパッツ
タオル
テッシュ
ファーストエイド
ストック スノー
防寒着
行動食 チョコ
保温水筒1 500ml コーヒー
保温水筒2 500ml 熱湯
飲料水 500ml
スキットル バーボン
ミックスナッツ 1
調理パン・菓子パン 2
ベビーチーズ
魚肉ソーセージ
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感想
紺碧の空と白銀のコントラストの世界に
魅せられて以来、ズッと計画していた冬の八ヶ岳。
今回は厳しい寒さを覚悟して【北横岳】へ、
毎年この地の訪れているkeith-kさんのレコを参考に計画。
家からは電車を3度乗り継いで
JR茅野駅前7時55分発のバスに乗る必要がある。
しかし、自宅近くの最寄り駅の始発では間に合わない。
交渉の結果、
家族に近くの中央線の駅まで送って貰えることになった。
あとはいつ決行するかである。
仕事予定と週間天気予報を何度も確認する。
今週末、1月26日(日)は低気圧の影響で全国的に悪天候、
前日の25日の長野県の茅野方面のピンポイント予報では
午前中より15時くらいまでは晴れとなっている。
ということで1月25日(土)に決定。
楽天のマー君もニューヨークヤンキースに決まったということで、
ファミリースキーに良く行っていた10数年度前に息子達に
お揃いで買ってやったMBL公認ライセンスのNYマーク入りの
エンジ色のニット帽を引っ張り出し、準備万端、
張り切ってのソロの雪山ハイク。
結果的には、電車の乗り継ぎも順調、
設定コースタイムもほぼ予定通り、
天神平の雪山講習の成果もあり、アイゼンワークも決まって
極めて快適のはず・・・だったが、
肝心のお天気がイマイチだった。
早朝からあまり寒く無く、むしろ気温は穏やかくらいであった。
山の天気は予報より早く低気圧の影響が出てしまったようだ。
ロープウェー山頂駅に着いた9時半ころは、
青空の部分も多く、未だ晴天の気配が残っていた。
身支度を済ませ、歩き始めるころは快適であった。
坪庭の周回コースから樹林の登山コースを登り始めると、
木々の間から見える景色が段々と曇ってくる気配となった。
風も強くなり、樹林帯の木々に被っていた雪もドサドサ落ちる。
北横岳ヒュッテ付近の木々も全く雪が着いていない。
北横岳山頂付近は風も強くとても寒い。
北峰の強風の当たる箇所には雪は全く着いて居なく
地面が剥き出しになっている。
山頂からの眺望は薄曇りではあるが周囲の山々の
冬山の様相が見渡せて素晴らしい。
しかし、強風と寒さとで長居することは出来ない。
5分ほどの滞在で降りることにする。
戻りの北横岳ヒュッテ前のベンチで
ランチタイムにする予定であったが、
団体さんでごった返していたのでスルー。
軽快なアイゼンワークで一気に
坪庭の周回コースまで戻ると人影は少なくなっていた。
時計回りに周回コースを辿り、南口分岐までは
すれ違いも無く、全くの一人旅。
南口分岐から左折すると、縞枯山荘までは
傾らかな樹林コースで風も然程感じない。
陽だまりの縞枯山荘前で風を避けながら、
ホットコーヒーとコーンポタージュスープ、
調理パンのランチを大急ぎで済ませる。
山荘の風力発電のプロペラが音を立てて勢いよく回っている。
この頃からくしゃみと鼻水が出始める。
雨池峠に差し掛かったところで、
風が更に強く吹き、暗い雲に覆われ始めた。
くしゃみと鼻水が止まらくなった。
こんなことは今までには無かったことである。
急に風邪気味になったのかと思ったが、
気温も高いところに来て強風となったので、
花粉が飛散し始めたのかも知れないと思った。
くしゃみが出るたびに力が抜ける。
縞枯山登山口付近のモンスターの雪も
ドサドサと音を立てて落ちている。
縞枯山から見晴らしに出て戻るコースを予定してが、
暗い雲に覆われ、眺望も得られないと判断して、
残念であるが雨池峠で引き返すことにした。
出来れば晴天の時に再訪してみたい。
予定より早くの下山となり、
15時の帰りのバスまで一時間以上の待ち時間、
普段は滅多に買わない土産物を買ったりして時間を潰した。
早朝の車出しを頼んだのだから「土産の一つでも」である。
バスを待ちながら今回のスノーハイクでの教訓を幾つか。
・写真撮影時、寒さで手の感覚が無くなりシャッターがブレ、
撮影が雑に成がちになるのでホカロンなどの必要性を感じる。
次回は必ず持参しよう。
・北横岳からの下山時のアイゼンワーク、
講習会で習った通りに、踵荷重ではなく、
全部の爪でグリップする感覚で
「雪面に垂直に爪を立てる」を心掛けて降りたら、
実に安定した歩行で快適であった。
自己流では気が付かなかったことかと思う。
・雪山ではガスコンロでの湯沸しは不向きということで
「山専ボトル」で熱湯を家から持参したのだが、
10時間近く経ってもインスタントのポタージュスープを
温かく飲めたのは驚異的であった。
いいですねぇ。
存分に楽しまれたのではないでしょうか。
朝の電車はいつも小生が利用しているのと同じです。
ほぼ1時間づつ乗り換える面倒と結構途中の車内が寒かったりしますよね。
樹に雪がついていないところを見ると直前or当日は相当風が強かったようですね。
気に雪がまとわりついているモンスターでなかったのが残念でしたが、
天気は行ってみないと判らないですよねぇ。
小生もいつも天気予報とにらめっこしてますが、
最後は運と回数での確率稼ぎと思ってます。
keith-kさんのレコ、大変参考になりました。
始発バス時刻に合わせた電車の乗継情報、助かりました。
ラウンドパス、ロープウェー割引情報で得しちゃいました。
雪がちょっと少なく、モンスターやエビの尻尾を見られずに
ちょっと残念でしたが、山頂からの冬山風景を満喫できました。
昨年の秋に双子池からガスガスの中で辿り着いた山頂は
視界が無く、位置方向が全く解らなかったのが、
今回、周囲の様相や雰囲気がよく解りました。
北八ヶ岳の雰囲気いいですね。
また機会をみて行きたいと思います。
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