八経ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,110m
- 下り
- 1,091m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:30
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれた登山道。 |
その他周辺情報 | 洞川温泉。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
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感想
紀伊半島中央部の山々は深い深い森林におおわれた秘境と子供のころからオフクロに聞かされて憧れていた。しかし、子供だった自分は訪れる術も知らぬまま、関西の地を去った。そして50余年の後、西国へ戻ってきた今、何としても行かねば、の想いは募る。調べてみると、阪神間から意外に「近い」ようなのだ。山中に高速道路こそないものの、国道の幹線は整備が進んでトンネルが新たについ明かされてスピードアップにつながったと見える。一方、幹線から逸れた山中に走る道は酷道と呼ばれて林道と大差ない。今回は、最も一般的な洞川温泉側の行者還トンネル西口から八経ヶ岳を目指してみた。数多くのハイカーに紛れて登るが、さしたる苦労もなく稜線の奥駆道に出る。「出合」と呼ばれる地点である。この辺りは今、シロヤシオが満開で、初夏を迎えたすがすがしい山の空気と相まって気分を高揚させてくれる。傾斜の緩い稜線を進めば、ちょっと奥秩父とも似た山深い雰囲気が増してくる。そうさせるのはたぶん、シラビソが目立つ林と岩、そして高度ある眺望のせいだろう。やがて小屋の建つ広々としたところに出る。多くの人たちが昼食をとっている。弥山に到達したのだ。一応、山頂を踏んで神社にお参りし、さっそく八経ヶ岳へと向かう。オオヤマレンゲを保護するための囲いに沿って登る。夏に再訪すればこの花に出会えるだろうか。一登りで四方に眺望の開ける八経ヶ岳山頂に出る。山頂には錫杖が天に向かって立っている。こうして、初めての大峯の一点に足を踏み入れたのだが、奥駆道の踏破とはいかに困難なことだろうか、と決して実行することのない大峯行脚を想像をしてみるのだった。
下山後は洞川温泉に泊まる。温泉自体は特徴のないものだが、夜の温泉街は大峯参拝の歴史をそのまま今に伝える独特の風情に満ちており、感動ものだ。東北で言えば、肘折、銀山に匹敵する魅力がある。
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