トレースの消えた硫黄岳へ（夏沢鉱泉からピストン）

2014年02月09日(日) 〜 2014年02月11日(火)

• GPS: 56:00
• 距離: 7.5km
• 登り: 772m
• 下り: 755m

コースタイム

2月9日（日）
16：15唐沢鉱泉分岐⇒17：30夏沢鉱泉

2月10日（月）快晴　午前6時　-17℃
夏沢鉱泉07：20⇒08：21オーレン小屋⇒09：00夏沢峠⇒11：08硫黄岳11：20⇒12：19夏沢峠⇒12：44オーレン小屋⇒13：30夏沢鉱泉

2月11日（日）快晴　午前6時　-17℃
夏沢鉱泉07：30⇒08：25唐沢分岐

天候

2月9日（日）快晴
2月10日（月）快晴、微風
2月11日（日）快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

唐沢鉱泉分岐にて、夏沢鉱泉の雪上車で送迎を利用
駐車10台可

無雪時は、桜平まで車で入れますが積雪時は、一般車両は唐沢鉱泉分岐までとなっています。

夏沢鉱泉まで徒歩の場合約2時間30分程かかりますが、雪上車の送迎を希望すれば（夏沢鉱泉宿泊者は無料）は、1時間弱で到着。
また、茅野駅からの送迎も宿泊者に限り、無料で行っています。

コース状況／危険箇所等

全コースにおいて危険個所はありません。

★夏沢鉱泉〜夏沢峠
トレース、しっかりあります。
鉱泉から、スノーシューで行きましたが、雪も硬く、ツボあしでも大丈夫でした。

★夏沢峠〜硫黄岳
当日（2/10）は、夏沢峠から樹林帯に入り、数メートルいったところでトレースが消えていました。
夏沢鉱泉のスタッフの方から事前に、聞いていたので覚悟はしていましたが、ズボズボ、硫黄岳山頂直下まで、深い雪に足をとられながら登りました、深いところで太腿まで。
前日、一緒に鉱泉に宿泊された3人パーティと一緒に、交代しながら、トレースをつけてなんとか無事頂上まで行くことができました。
8日に降雪した雪がたっぷり山肌を覆い、樹林帯を抜けたところで、スノーシューからアイゼンに履き替えましたが、結局、最後までスノーシューの方が登りやすかったでしょう。

写真

2/9 14:58

唐沢鉱泉分岐で迎えの雪上車（16：15）を待ちます

2/10 13:32

この雪上車で夏沢鉱泉へ向かいます
当日は、私たちを含め4名だけでした。
所要時間約1時間

2/10 13:32

2/9 16:55

夜の夏沢鉱泉
通年営業（この数年、1〜2回はお世話になっています）

2/9 19:39

陽気で明るく、サービス精神旺盛の夏沢鉱泉スタッフの皆様

2/9 16:26

「横岳」
タオル、歯磨きセット、湯たんぽあり
厳冬期に旅館並みのサービスを提供しています。
ここに泊まったら、もう冬のテントは考えられません・・・

2/9 17:08

名物の猪鍋

2/9 16:58

そしてたくさんのお料理
お野菜は、オーナー自ら作っているお野菜です

2/9 17:35

デザートのリンゴ

2/10 7:32

たっぷり睡眠をとり、翌日7時20分過ぎに夏沢鉱泉を出発

2/10 7:47

たっぷりの雪です

2/10 7:50

毎回撮影する木
無雪時は、この曲がった木の下を通りますが、積雪時は、右側にコースをとります

2/10 8:21

オーレン小屋

2/10 8:23

冬季小屋の扉は、2/3以上、雪で覆われていました
（昨年2月に、お世話になった時も、この扉から出入りできず、南側の窓から出入りしました、スコップ要）

2/10 8:42

オーレン小屋から、箕冠山〜天狗岳方面へのトレースはありません。
今日は、硫黄岳の登山道へ進みます
トレースはあるので、ツボ足でも歩けるコースでした。

2/10 8:59

夏沢峠

2/10 9:01

ヒュッテ夏沢の屋根まで降雪があります

2/10 9:16

夏沢峠を超え、迂回路を経てしばらくすると

2/10 9:21

この程度の潜り具合は、まだまだ可愛いほうでした

2/10 9:21

トレースが消えていました

2/10 9:39

ラッセルまでいきませんが、ズボズボ雪にはまりながら登ります

2/10 9:39

途中、後からいらし3名のパーティの方と前後しながら、なんとか樹林帯を抜けることが出来ました！

2/10 9:42

が、まだまだトレースがなく、太腿あたりまで踏み抜く雪と5名で戦いながら・・・

2/10 9:56

途中でスノーシューからアイゼンに履き替えましたが、頂上までスノーシューの方が歩きやすかったですね。

2/10 9:56

目視でも雪が硬そうに見えますが、膝上までズボッと行きます。

2/10 9:56

トレース完全に消えています

2/10 10:27

後ろを振り返れば、西天狗・東天狗がくっきり

2/10 10:27

ケルンも見えてきたので、頂上まであともう少し
ズボズボはまりながら頂上へ

2/10 10:27

アイゼン要りません、途中でデポしたスノーシューを思い浮かべながら頂上へ向かいました・・・

2/10 10:33

ズボズボです
この時期の硫黄岳は、過去に数回登っていますがアイゼンが全く必要なかったと感じた事は、今回初めてでした

2/10 10:39

頂上までもう少し！！

2/10 10:39

2/10 10:45

これは、まだ可愛い程度

2/10 10:45

2/10 10:57

時々、岩が出没していてズポズポから解放されました

2/10 11:04

頂上直下の雪、かなり積雪が多いです

2/10 11:08

やっと到着！！！

2/10 11:09

そして、360℃の眺望を堪能

赤岳、阿弥陀岳

2/10 11:09

横岳方面

2/10 11:09

雪はついていません
微風、気温は-7℃

2/10 11:10

2/10 11:10

頂上は、10名程の登山客がいらっしゃいました

2/10 11:10

快晴です

2/10 11:11

2/10 11:11

浅間山

2/10 11:15

2/10 11:15

2/10 11:16

赤岳をズーム

2/10 11:16

しばらく眺望を楽しみ、下山開始

2/10 11:24

下ります！

2/10 11:28

2/10 11:36

2/10 11:46

デポしたスノーシュー
風で飛ばされないように石を重しに

2/10 11:52

これから下りる「ヒュッテ夏沢」が眼下にみえます
ここで、アイゼンからスノーシューに。

2/10 11:53

2006年購入TSRのスノーシュー

2/10 11:53

ki-chan、スノーシューに履き替え中

2/10 11:53

スノーシューが不要？？と思うでしょうが、実はズボズボ行く斜面です

2/10 11:56

スノーシューで下るki-chan

2/10 12:04

トレースの無かったこの登りは辛かったです

2/10 12:04

下ってきた道
また降雪があったら、このトレースも消えるのでしょう

2/10 12:05

ふっかふっかの雪

2/10 12:19

ヒュッテ夏沢（夏沢峠）

2/10 12:44

ここから30分で夏沢鉱泉との標示板

2/10 12:44

2/10 12:53

甲板が半分以上、雪に埋まっています

2/10 13:03

オーレン小屋から夏沢鉱泉までは、快適なコース

2/10 13:21

2/10 13:21

しっかりトレースあります

2/10 13:31

一緒にトレースをつけた3名のパーティの方々
本当にありがうございましたm(__)m

2/10 14:41

夏沢鉱泉内部
ストープが暖かい〜

2/10 14:50

1泊のつもりで来たので、2泊目の夕食用にワインをキープ

2/10 17:39

2目の夜の夕食

2/10 17:41

スタッフの方が、夕食の前にご挨拶とお料理の説明

明るくて、可愛らしい女性です♪

2/11 6:14

アンカ、とても暖かいですね。
翌朝、このお湯を使って洗顔できます。

2/11 6:14

夏沢鉱泉2階の宿泊棟

2/11 6:45

11日朝
夏沢鉱泉から臨む北アルプス

2/11 6:48

2/11 7:27

帰りは、この車両で

2/11 7:27

タイヤも特別です

2/11 8:35

唐沢鉱泉分岐に駐車したマイカーに乗り換え

2/11 8:36

縄文の湯で、汗を流し帰宅しました

撮影機器：

PENTAX Optio WG-2 PENTAX

感想

stefanie

2月8日（土）
午前6時30分過ぎに自宅を出発
長坂インターでおり（大泉でスノーシューをピップアップするため）ましたが、中央道が通行止めとなり、その後下の道を延々と走り、私の実家の上田に到着したのは午後3時過ぎを回っていました。

2月9日（日）
午後3時半過ぎに唐沢鉱泉分岐
夏沢鉱泉の雪上車に乗り、午後5時15分に小屋に到着。

2月10日（月）
夏沢鉱泉〜オーレン小屋〜夏沢峠は、トレースもあり危険個所はありません。

夏沢峠を越えた先でトレースが消え、二人でズボズボしながら登っていきました。

場所によると太腿の上まで雪にはまっていたところ、昨夜一緒に夏沢鉱泉に宿泊していた3名のパーティが追いつき、お互い、前後しながらトレースをつけ、頂上まで登ることができました。
大変、助かりました、有難うございました。

前日、明日、硫黄岳に登るなら、トレースがないため、お互いに交代してラッセルしましょうとお話ししていたことが現実となりました。

快晴、風もなく快適な日でしたが、2人だけだと、きっと途中で心が折れていたかと思います。
楽しい山行を共有できました。
夏沢鉱泉に午後1時半過ぎにつき、夏沢鉱泉午後2時発の雪上車に間に合ったのですが、ゆっくりお風呂に入りゆっくりしたいため、再度小屋泊としました。

とても贅沢な2泊3日となりました。

一緒にトレースを付けて頂いた3名の方に、またどこかの山域でお会いするのをとても楽しみにしております♪

補足：
夏沢鉱泉のスタッフの方々へ
また、遊びに行きます〜〜〜明るい笑顔と、暖かいサービスをいつも有難うございます♪
某青年へ：雪上車の運転のさらなる向上を期待しております〜〜雪上車、乗車のプロより（笑）

コメント

ponchan

おつかれさまでした♪
クラストして締まっているのかと思いきや
ズボズボでしたか〜、おつかれさまでした
でもお天気も良く 夏沢鉱泉でも
ゆっくりできて良かったですね
（厨房写真の奥はかわもとさんでしょうか？）

昨日朝に中央道が開通したのを知って急遽
北横岳にチラッとと行ってきました。
時間もなかったのであっという間のピストン
でしたが、人も少なめで気分転換になりました

stefanie

Re: おつかれさまでした♪
ponchanさん、こんにちわ！

そうです、写真の奥の女性の方！！
とっても感じがよい方でした、夏沢鉱泉さんは、いつも良いスタッフ達に恵まれていると思います
オーナーの浦野さんの人徳もあるかと思います
暫く、ズボズボ登山はしたくないです

北横岳に行かれたんですか？
レコ、楽しみにしています♪

このちん

いいなぁ〜
stefanieさん、こんばんは

夏沢鉱泉に2泊なんて、羨ましすぎる〜
天気も良くて！
私もズボズボしたい！(｀◇´)ﾉ

丁度、stefanieさんが登った日、
インフルエンザを発症し、くたばってました(;´ρ`)ハァ〜

早いこと仕事片づけて
山に行きたいよ〜

konotin

stefanie

konotinさん、こんにちわ！
インフルエンザになりましたか・・・
それはそれは、大変でしたね

めったに山小屋2泊なんて、出来ません

とっても贅沢な山行となりました


2週続けての大雪、山に行けなくてストレスがたまりますねぇ〜。