蔵王山。スノモンまだ健在でした（澄川スノーパークから）

2022年03月10日(木) [日帰り]

• GPS: 06:42
• 距離: 14.3km
• 登り: 846m
• 下り: 840m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:12
• 休憩: 0:30
• 合計: 6:42

距離 14.3km 登り 848m 下り 850m

7:02 スタート地点
9:32 9:33 剣ヶ峯展望所
9:44 9:47 刈田岳避難小屋
9:55 9:58 刈田岳
10:00 10:01 蔵王レストハウス内避難小屋
10:17 馬の背
10:28 10:29 馬の背分岐
10:35 10:36 熊野岳避難小屋
10:44 11:01 蔵王山
11:13 11:14 馬の背分岐
11:24 馬の背
11:40 蔵王レストハウス内避難小屋
11:45 11:47 刈田岳
11:50 刈田岳避難小屋
13:44 ゴール地点

天候

晴れ時々ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

すみかわスノーパークの登山者用Pを利用（無料）
蔵王エコーラインは現在、すみかわスノーパークで行き止まり
除雪はされているが、早朝は道路に雪があったり、凍結個所があるので要注意

コース状況／危険箇所等

登山ポストには気が付かなかった（私はコンパスでWEB提出）

12本爪アイゼンとワカンをザックに入れていったが、結局使わずに終始ツボ足で通した（ピッケル、スノーシューは車に置いていった）。雪は柔らかく、足首上くらいまで沈んだが、踏み抜きはなかった。今後は一気に気温が上昇して雪が腐り、踏み抜きも多くなると思われる。最新の情報で装備を準備されたし

駐車場からあとみゲレンデトップ：
登山者用Pから林間コースへ上がる（駐車場の一番スキー場寄りの土手から上がる）
コースの端を歩くこと（圧雪の後に登山靴で穴を掘られるのを嫌がっている）。
林間コースへの取り付きが分からず、私はスキー場のゲレンデを進んだ。一番上のあとみゲレンデは、2つあるリフトの下は急斜面なので、向かって右側から尾根を回り込むように進むと、刈田岳方面への分岐がある

ゲレンデトップから刈田岳：
最初は比較的緩やかに登る。大黒天から先は尾根伝いに進むが、最後は急登

刈田岳から熊野岳：
一旦下って、右下に御釜を見ながら進む。ガスがよくかかるので、一定間隔で立っている道標に沿って進むと、熊野岳避難小屋に向かう。避難小屋から山頂へはほとんど水平移動。GPSなどで確認して進む

スノーモンスターは、刈田岳へ登る途中の左手に見られる。すみかわスノーパークの雪上車による樹氷ツアーがあり、刈田岳の山頂近くまで進む。大黒天から尾根伝いに進む登山道とは途中2回クロスする。その後は大きく迂回するように登山道と離れる。こちらの樹氷原に足を延ばす手もある

その他周辺情報

前泊：
アクティブリゾーツ 宮城蔵王ホテルを利用。前日にAgodaで見つけたのが、素泊まり４２８０円（税サ＋入湯税込み）。入浴後にホテル内の居酒屋で夕食を取った。朝食はコンビニで調達したサンドイッチ

コンビニ：
白石ICを下りて遠刈田温泉へ向かう途中にメジャーなコンビニ多数
最後は遠刈田温泉の温泉街にあるセブンイレブン

日帰り温泉：
①アクティブリゾーツ 宮城蔵王(旧:宮城蔵王ロイヤルホテル)
蔵王エコーラインを下ってきて最初にあるホテル。蔵王大権現の大鳥居を抜けて、４５７号線との信号交差点をまっすぐ進んだところにある。１２−１８時。１０００円
TEL [phone]。露天のかけ流し温泉がおすすめ
https://www.daiwaresort.jp/zaou/hotsprings/index.html

②遠刈田温泉　神の湯（営業時間が変則的なので要注意）
温泉街にある。10:00〜13:30(受付終了),15:00〜19:30(受付終了)。３３０円。
TEL [phone]。石鹸・シャンプーの常設無し、一部シャワー有り
http://toogattaspa.jp/kaminoyu.html

③遠刈田温泉　壽の湯（営業時間が変則的なので要注意）
温泉街にある。6:00〜9:30(受付終了),16:00〜19:30(受付終了)。３３０円。
TEL [phone]。石鹸・シャンプーの常設無し、一部シャワー有り
http://toogattaspa.jp/kotobukinoyu.html

④旅館三治郎
温泉街にある。神の湯のすぐ横。10:00 〜 20:00。９００円。
TEL [phone]。
http://www.sanjirou.co.jp/spa/

その他の旅館でも日帰り温泉あり

写真

3/10 7:14

登山者用Pからの取り付きが分からず、スキー場へ向かってリフト横のゲレンデを進んだ

3/10 7:44

リフト2本分を登り、あとみゲレンデのリフトまで来た。上部は急斜面なので、ここではなく少し右手方向に迂回して斜度の緩やかなゲレンデの端を進んだ

3/10 7:47

無料休憩所の小屋があるところからあとみゲレンデを上がった。小屋にはトイレや自販機がある

3/10 7:47

このゲレンデの右端を進み、上部の平らになったところから右手方向に刈田岳への登山道に入る

3/10 8:08

こんな感じの樹間を緩やかに登る

3/10 8:19

左端に刈田岳、真ん中右に熊野岳が見えてくる

3/10 8:46

雪上車の樹氷ツアーコース。2回クロスした

3/10 9:06

刈田岳へは、大黒天から続く尾根沿いに上がっていく

3/10 9:06

刈田岳の左肩に亀裂発生中。BCの方はお気をつけて

3/10 9:06

刈田岳へ向かう左手側にスノモン登場

3/10 9:07

コートなのか鎧なのか体毛なのか、面白い出で立ち

3/10 9:15

スノモンの大きさが分かるでしょうか

3/10 9:17

ここですっかり道草。ふと気づくと、ここで抜かしていったボーダーの方が、山頂に到着するところだった（笑）

3/10 9:17

いつまででも見ていられる

3/10 9:37

登りを再開すると、斜面には磯辺の岩にくっついている亀の手のような雪の造形物

3/10 9:37

右手方向に御釜が見える

3/10 9:54

山頂に着いた。刈田嶺神社の奥宮。強力な磁石に砂鉄がこんもりくっついたように雪がついている

3/10 9:54

鳥居は分厚い雪のコーティングでもこもこ

3/10 9:54

2月末か3月頭に、写真右側の雪が落ちたようだ

3/10 9:58

山頂に居合わせた方に撮ってもらった。大きさが分かると思う

3/10 10:01

刈田岳山頂標。背後は主峰の熊野岳。右下に御釜

3/10 10:02

何だか、前足の毛を刈られた羊みたい

3/10 10:02

県警のヘリが頭上を2−3回ぐるぐる回って飛び去った

3/10 10:04

刈田岳山頂から下るとレストハウス

3/10 10:32

レストハウスから先は、等間隔に並ぶ棒を道しるべとして進む。風が吹いてくる山形県側に向かって、みんな立派なエビの尻尾を付けている

3/10 10:40

熊野岳避難小屋。10年位前に来た時は、横殴りの冷たい小雨に凍え、この中で昼食を取ったが、この日は外で食べることができた

3/10 10:55

熊野岳山頂標で自撮り

3/10 11:00

地蔵岳方面。蔵王スキー場のロープウェイで上がってきた多くの登山者たち

3/10 11:02

蔵王山神社の社も何が何だか・・。お参りするのを忘れてしまった

3/10 11:12

頭上は晴れているのだが、稜線辺りに雲がかかって、飯豊も朝日も月山も見えない

3/10 11:22

刈田岳へ戻る途中。亀の手が一杯

3/10 11:22

亀の手とエビの尻尾

3/10 11:32

御釜を見下ろす。10年位前の秋に来たときは、ガスガスですぐ真下に見えるはずの御釜が見えなかった

3/10 11:53

刈田岳から下山開始。これは何だ？登りでは気が付かなかった

3/10 11:55

回り込むと刈田岳の避難小屋だった

3/10 12:06

おっかねぇー。下山もスノモンで遊ぶ

3/10 12:09

助けてぇー。よく見るとこのスノモン、鼻水を垂らしてるな（笑）

3/10 12:34

スノモンの斜面から登り返して登山道に復帰

3/10 12:34

朝より亀裂が心なしか大きくなったような・・

3/10 12:38

少し標高を下げると、スノモンも正体を現し始めている

3/10 13:00

刈田岳から熊野岳の稜線の見納め

3/10 13:13

あとみゲレンデを下りてきた。左が休憩所。休憩所の手前を左手方向に進む

3/10 13:24

帰りは間違わずに林間コースを進む

3/10 13:33

登山者用Pに到着。写真真ん中辺りの土手を上がって右手方向に進み、林間コースを上がっていくのが正解

3/10 13:41

除雪中で通行止めの蔵王エコーラインは4月22日に開通する予定

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

感想

野風

スノモンもどきのようなのではなく、本物のスノーモンスターを一度見てみたかった。というわけで、日本三大樹氷の中で一番近い蔵王に出かけた（三大樹氷は、青森の八甲田、秋田の森吉、山形／宮城の蔵王）

近いと言っても、自宅から片道370キロくらい。車で5時間弱かかる。最初は日帰りで計画していたが、よく考えれば尾張の実家とほとんど同じ距離。日帰りで実家に往復して、かつ里山どころかそこそこの山登りをすることになる。どう考えても年寄りには無理

というわけで、予定していた日の天気予報が曇り予報になったことをいいことに、この日はお昼ごろ出発して移動だけとし、遠刈田温泉に前泊することにした。2日目に山に登り、自宅へ戻ることにした

やってみれば、これでも結構きつい。片道5時間近い運転が苦痛の極み。隠居の身としては時間だけはたっぷりあるので、現役時代のような弾丸登山は卒業し、できるだけ無理をしないようにしたい

今回は久しぶりに雪山らしい雪山を歩き、とても気持ちよかった。スノーモンスターも、もう遅いかと心配したが、上部にはしっかりと残っていた。今シーズンあと1−2回雪の上を歩けたら嬉しいのだが。出来ればもう少し近場で・・

コメント

eurekapapa

久々の雪山登山、お疲れさまでした。
蔵王の樹氷、いいですよね。
西吾妻山の樹氷もいいですが、蔵王のほうが圧倒的に1本1本のサイズが大きいように思います。
温泉も含めて、また行きたい山です。

ただ、おっしゃるように移動がしんどいですよね。
私は東北や北アルプスに日帰りで行くのが無理になってしまったのではないかと最近思っています。
何かいい解決法があるといいのですが。。。

野風

eurekapapaさん、前回は厳冬期にご家族でお出かけでしたね。ぜひ再訪してください

日帰りの遠出がしんどいとのこと、日帰りをやめて（頻度を減らして）1泊2日で出かけてください
・行きと帰りの移動が分散されて楽になります
・日帰り頻度が減れば、苦痛の移動回数が減ります
・移動回数が減れば、ガソリン高騰対策になります
・1泊2日なら山行頻度を半分にしても山行日数は同じです
・山中で泊まることでモルゲンやアーベント、星空を楽しめます
・ピークハントだけでなく稜線歩きも満喫できます

コロナ禍で小屋泊はためらわれますが、テン泊が達者なeurekapapaさんなら山中泊は心配なしなので悩む必要はないかと・・・

総山行日数を現状レベルに抑えれば、1泊2日山行に対するご家族の理解も得やすいのでは？

懸念は、土日に１泊2日で出かけると、翌週がつらいという現役世代の悩みでしょうか・・・

tomhig

お茶目な自撮りに笑ってしまいました、はしゃぐ気持ち解ります。
レコで風に触れてませんでしたが3月になると天候安定するんですか？
私は雪山、南アルプスや八ヶ岳くらいしか知らないんですがいやはや凄い世界ですね。

野風

tomhigさん、年も顧みずはしゃぎました
この日の風は蔵王としては弱く、お昼ごろからはほとんど無かったです
おかげで、春山のように雪の上に座ってのんびりと昼ご飯を食べられました

蔵王に行くなら、比較的アクセスする人が少ないすみかわスノーパークからがお薦めですね
10年位前は会社の同期４人で秋に新幹線を利用して訪れ、大黒天からスタートして刈田岳、熊野岳、地蔵岳への稜線を横殴りの小雨の中を進み、ロープウェイで蔵王温泉に下りて、温泉旅館で一泊して大宴会でした

ガスの通り道みたいな尾根なので、天気予報で天候や風速などをチェックして行かれるとよいと思います