高尾山でラッセル体験
- GPS
- 05:58
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 583m
- 下り
- 533m
コースタイム
天候 | 快晴。午後から風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・落合登山口→金比羅神社間 トレースあり、圧雪も十分なされている ・金比羅神社→展望塔間 除雪がなされておりアスファルトの上を歩く ・展望塔から大見晴台までは、概ねツボ足で歩行 ・大見晴台の飲食施設は全て休業 ・やまびこ茶屋手前の大きなトイレは閉鎖されていた(ただしビジターセンター脇のトイレは使用可能) ・大見晴台→富士見台緑地まではトレースがあったが、そこから先はラッセル必要 (ただし、今はトレースがバッチリついていると思われる) |
写真
感想
この日は学生時代の山仲間と一緒に川苔山に行く予定だったが、
2週連続で関東を襲った記録的な豪雪のお陰で交通機関はマヒ状態。
山へ向かう路線は言わずもがなで、青梅線は青梅以降、中央線は高尾以降が不通となり運転再開の目処も立たず。
ならば丹沢か・・・と思ったものの、大倉までのバスも運休しているとの事。
そればかりでなく、群馬県北部に帰省していた山仲間が大雪のため群馬県から出られないという事態に。
という訳で、先日高水三山を一緒に登った後輩に声を掛け、辛うじて鉄道でアプローチ可能な高尾山に登ることにした。
後輩は夕方から都内で用事があるとの事で、あまり山に長居はできないとの事。
まぁどれだけ時間がかかったとしても城山までは行けるだろう・・・と思っていたが、その予想はあっさり裏切られることに。
7時過ぎに高尾駅到着。
駅前のバス停の屋根が雪の重みで折れ曲がっている光景が目が飛び込んできた。
今回の雪害の深刻さを思い知らされる。
1週間前に訪れたときよりも明らかに雪が増えてはいたものの、大見晴台までは概ね踏み固められており特段歩行に支障はなく、これは城山どころか景信山まで引き返しても十分帰れそうだな・・・と思っていたが、
大見晴台を過ぎてから急に雪が増え、またトレースもなくなり城山を目指す登山客総出でラッセルすることに。
最初、トップに立ちラッセルをしていたが、あまりのキツさに10分ほどで音を上げる始末・・・
この調子では景信山どころか城山までも到達できるか危うい、という話になり、
時間の制約もあることから泣く泣く途中で引き返すことに。
大見晴台で暖かい昼食を摂り、元気を取り戻したところで下山。
昼前から登り始めたと思われる登山客で、六号路は渋滞するほどの活況だった。
今回の山行では、本格的なラッセルを経験できたことが大きな収穫だった。
山岳小説などでラッセルの大変さは頭では理解していたものの、
実際にやってみるといかに体力を消耗する作業であるかを思い知らされた。
新田次郎の『孤高の人』に、加藤文太郎が「ラッセルドロボウ」呼ばわりされるシーンがあったが、
確かにそのような心ない言葉も吐きたくなるほど辛い作業であることがよく解った。
いずれにせよ、もっと体力つけないとな・・・
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