【谷川岳-白毛門】まだ冬だった谷川馬蹄形

2022年03月10日(木) [日帰り]

• GPS: 16:58
• 距離: 24.0km
• 登り: 2,749m
• 下り: 2,746m

コースタイム

日帰り

• 山行: 14:44
• 休憩: 1:16
• 合計: 16:00

22:28 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
22:33 22:34 西黒尾根登山口
23:49 23:49 日付変更(泊ってません)
0:42 0:42 ラクダの背(ラクダのコブ)
0:45 0:51 ラクダのコル
1:53 1:58 ザンゲ岩
2:14 2:15 トマノ耳
2:32 2:33 谷川岳
2:35 2:36 富士浅間神社奥の院
3:03 3:04 ノゾキ
3:25 3:25 一ノ倉岳
3:48 3:48 茂倉岳
5:25 5:26 笹平
6:10 6:11 武能岳
6:53 6:54 蓬峠
7:08 7:08 1544ｍ地点分岐
8:06 8:08 七ツ小屋山
8:36 8:37 冬路ノ頭
8:47 8:51 清水峠
8:53 9:12 清水峠白崩避難小屋
11:04 11:06 ジャンクションピーク
11:28 11:28 朝日岳
12:29 12:29 笠ヶ岳避難小屋
12:33 12:33 笠ヶ岳
13:11 13:39 白毛門
14:04 14:04 松ノ木沢の頭
15:01 15:02 東黒沢
15:08 15:08 白毛門登山口駐車場
15:13 15:13 新道入口１
15:21 15:21 谷川岳山岳資料館
15:21 ゴール地点

MAX18kg

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

谷川岳RWに駐車　1日500円

コース状況／危険箇所等

■西黒尾根
クラックが相当増えている。
日中は相当雪が緩むので早出早帰りが望ましい。

■谷川岳-茂倉岳
薄くトレースはあった。ガスだと一ノ倉岳近辺は進行方向がわからなくなり危険。
避難小屋は存在が確認できないほど埋まっている

■茂倉岳-武能岳
雪質を見る限り風が強いことが多いようだ。
ヒドゥンクラックが多い。エビの尻尾が多い個所で綺麗な雪質が続いていたり
破断面に沿った箇所は相当離れて歩かないと大変危険。

■武能岳-七ツ小屋山
平坦で広い尾根。濃霧時危険。要RF

■七ツ小屋山-清水峠
時計回りだと下り始める。峠の避難小屋は雪を出せば入れるかもしれない。
途中大変深いクラックがあったので気をつけねばならない。

■清水峠-朝日岳
登り。雪質が柔らかめでスノーシューでも苦労する(単純に時間帯かもしれない)
登り切った稜線は風が強いようで、風雪で磨かれた雪の造形は大変美しかった。

■朝日岳-笠ヶ岳
この区間も人があまり入った形跡はない。
一部地面が露出していた。

■笠ヶ岳-白毛門
トレース多い。問題なし

■白毛門-谷川岳RW
登山道沿いに大きなクラックを通過する箇所がいくつかある。
あとから破断した可能性もあり、出来上がったトレースのみを考えずに辿るのは危険。安全と思うルートを自分で考え進むのがよい。
日中日が当たるので相当踏み抜く。午後以降下る場合、下部はワカンやスノーシューがないと厳しいかもしれない。

その他周辺情報

ラーメン香華　レベル高い
https://tabelog.com/gunma/A1003/A100302/10003074/

写真

3/9 22:21

夜でも灯りがついている。

3/10 0:35

稜線に出たあたり

3/10 0:43

カッコいい稜線です。

3/10 1:11

破断しまくりである

3/10 1:50

スキー場ありまくりで星は厳しいコンディション

3/10 2:11

トマ耳。撮影しながらだとやはり4時間近くかかる

3/10 2:25

こちらはオキ耳。ガスが酷いのと風にずっと曝されていて寒い

3/10 3:11

一ノ倉岳付近から撮るとガス多いのがわかる。天の川ちょっとだけ。

3/10 4:23

武能へ下る。雪に覆われ尾根が広くガスで夜だと本当進む方向がわからないのです。

3/10 4:31

自撮りっぽいけどこまめに長時間露光して現在地と進行方向を確認している状態です。

3/10 5:01

武能、かっこいい。少し明るくなってきた

3/10 5:24

振り返る、真っ白

3/10 5:30

アイゼンはもう限界なのでここでスノーシューに換装する、以降白毛門までスノーシュー通し

3/10 5:52

武能山頂付近、えぐいナイフリッジ

3/10 6:04

山頂

3/10 6:01

真っ白な稜線が太陽で赤く染まる…を期待したがまさかのガスw

3/10 6:03

手前ならガスなかったので待っていたらよかったかも、最大の後悔。

3/10 6:19

モサモサが地面のいたる場所にある

3/10 6:23

3/10 6:32

先が見えんw

3/10 6:42

蓬峠

3/10 6:49

小屋は埋まっていないみたい

3/10 7:21

気を抜くとすぐハマる。これはまだいいほうで普通に体全部埋まるので致命傷になりかねない。

3/10 7:31

見切れている自撮り

3/10 7:36

白昼夢

3/10 7:46

ガスが抜けてきたかもしれない

3/10 7:57

太源田山。途中ヤバい雪庇が見える

3/10 7:58

来た道を振り返る

3/10 7:58

山頂だ

3/10 8:00

七ツ小屋山。謎のオブジェ

3/10 8:05

分岐の看板もアーティティック

3/10 8:09

太源田山惚れる

3/10 8:09

ひたすらに白い平原を進みます

3/10 8:13

ちゃんと編集したやつ

3/10 8:21

どこからかスキーのトレースがありました。これ登っているのか下っているのかよくわからない

3/10 8:23

落ちたらヤバいやつ

3/10 8:32

清水峠見えてきた。

3/10 8:36

もこもこがついている

3/10 8:40

鉄塔

3/10 8:41

頑張れば入れるんじゃないかな

3/10 9:14

やっぱ白い世界に人工物は余計だな

3/10 10:17

ガス抜けてきた

3/10 10:18

規則正しい自分のトレース。疲れないようにするにはリズムが必要

3/10 10:50

動物は活発みたいだ、美しい尾根

3/10 11:03

登り切った！

3/10 11:04

造形が凄いね、常に風が吹いているのだろう

3/10 11:08

朝日岳の山頂はすぐ

3/10 11:17

到着

3/10 11:19

気づくとすぐガス

3/10 11:24

あと少しだ、頑張ろう

3/10 11:44

トレースが逆に盛り上がるやつ

3/10 11:52

完全に晴れた。もっと早ければなぁ…

3/10 12:00

振り返り

3/10 12:01

笠ヶ岳見えてきた。谷川は相変わらずガスの中

3/10 12:09

最後のピーク白毛門が見える

3/10 12:16

きれいな三角錐

3/10 12:22

これは掘り出すとかいうレベルとは違いますね

3/10 12:24

到着！笠ヶ岳！

3/10 12:27

谷川もガス抜けそう

3/10 12:36

降りていきます

3/10 12:39

とろとろやのー

3/10 12:56

少しの登り返しを経て

3/10 13:08

最後のピーク、白毛門へ到着

3/10 13:10

疲れましたね…

3/10 13:37

白毛門登頂と同時に谷川も晴れ完全に雲が消えました

3/10 13:40

ここからトレース明瞭なのでアイゼンに換装し進みます

3/10 13:56

さらば白毛門

3/10 14:57

地獄の踏み抜きを経て無事下山！お疲れさまでした

撮影機器：

α7R IV ILCE-7RM4 ボディ SONY

装備

個人装備

長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 靴 ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 水筒（保温性） ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト カメラ

感想

also

本当は厳冬期に行きたかった谷川馬蹄形縦走。
モチベーションがいまいち高まらずこの時期になってしまった。
しかしながら今回は-10度を下回るコンディションで夜から昼前まで延々と風に曝され続ける状況でした。ほぼ厳冬期と変わらない厳しさであった。

全体的にクラックが多く、一撃で致命傷になりかねないという恐怖の中歩いてきました。アルプスでは味わえない雪景色は何とも忘れられないものになりました。

残念ながら星空と朝焼けはガスに阻まれてしまったので来年こそは厳冬期にお邪魔しよう。

コメント

hirotieee

はじめまして。昨年2月に馬蹄を回り今年はどんな状況かなと気になっていたのですが、雪の量が段違いですね。オブジェも立派でクラックも深い！これが本来の姿なのかもですが。
人があまり入らないので埋まらずに何よりでした！厳冬期の写真期待しています。

also

hirotieeeさん
こんにちは。実は過去の山行記録を参考にさせていただきました。
非常に強い方なので同じくらいの速さでは歩けませんでしたが、山行時間の目安ができて無事歩きることができました。この場を借りてお礼申し上げます。

ガス多めで残念ではあったのですがその分幻想的な写真を撮れたので割と満足です。
3月となって1週間くらいしか経ってませんがやはり2月とは山の装いも違うのかなぁと思います。
クラックに関しては観察眼が必要ではありますが半分これはロシアンルーレットだなって諦めました...
しかし人もいなくて極上のルートですね。
最高でした！

hirotieee

記録が役に立ったのなら幸いです！
自分もalsoさんのハードで美しい記録を楽しみに見ています。

極上のルートになるか地獄の一丁目になるかの要因は天候7割、雪3割かなぁと思っています。厳冬期は一日通しで穏やかな日をなかなか引けないですからね。
清水峠あたりでホワイトアウトだと進むも地獄、戻るも地獄で泣きたくなります（笑）
お疲れ様でした！

Inoshishimanbo

こんにちは。とても興味深く読ませていただきました。近日中に反時計回りで馬蹄形行こうかと思っているのですがスノーシューかワカンか迷っています。スノーシューで行かれたとのことですがワカンでも行けそうでしょうか。

also

Inoshishimanboさん
こんにちは、返事が遅れて申し訳ありません。もう行かれましたかね？

もう今なら自分が行ってる時と全く状況が異なっていると思うのでワカンで十分とは思います。
しかしながら直近の情報ではクラックが相当酷く落ちたら戻れない場所もかなりあったらしいので個人的にはお勧めしません。
もし行かれるならそちらの対策を十分にされた方が良いかと思います

Inoshishimanbo

alsoさん
こんにちは。コメントバックできておらず大変失礼いたしました。昨年は結局天候等を見合わせて実現せず今シーズン狙っています。スノーシューマストですね。もう暖かくなってしまったのでクラック等状況見て慎重に行きたいと思います！