記録ID: 4089739
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山滑走
北陸
浅草岳BC/ムジナ沢
2022年03月16日(水) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,392m
- 下り
- 1,397m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤジマナ沢左岸尾根 … 部分的に雪庇が割れたり、クラックが入り始めています。 ムジナ沢 … 源頭部の大斜面は爽快。ムジナ沢は沢床の割れやデブリ複数、滝1箇所あり。 下流の沢脱出から浅草山荘までルートファインディング必要。 浅草山荘周辺の車道は高い壁で下りることができません。浅草山荘前の1箇所だけ出入口あり。 |
その他周辺情報 | 旧大自然館、浅草山荘付近、スマホは完全に圏外となっており、 大白川駅前まで車を走らせてから下山通知を発信しました。 この山域は余裕を持った下山予定時刻を設定しておくと、下山通知を焦らずに済みます。 登山口のだいぶ手前に道の駅いりひろせがあり、良い休憩スポットになります。 今回は残念ながら温泉に寄らず直帰しました。 |
写真
4:34 旧大自然館・除雪終了点(490m)出発
雪の壁の高さが相変わらずすごい。
麓付近の雪質は前日までの降雨で程好く緩んだ雪でした。
昼間はザラメ雪となりそう。
ヤジマナ沢の橋手前の林道へ入ってすぐにクトーを装着。
林道の雪は固いところもあり、トラバース区間も長いので、シール登行だと厳しいと判断しました。
5:45 林道終点(660m) ※当写真
クトーの威力で順調に林道終点に到達。一休みしてから小尾根に取り付きます。
ヤジマナ沢左岸尾根ルートは複数のトレースやシュプールはあるものの、
やはり降雨で緩んだ雪でスキーは沈みます。
中盤までは微妙にラッセルっぽい登りを強いられました。
雪の壁の高さが相変わらずすごい。
麓付近の雪質は前日までの降雨で程好く緩んだ雪でした。
昼間はザラメ雪となりそう。
ヤジマナ沢の橋手前の林道へ入ってすぐにクトーを装着。
林道の雪は固いところもあり、トラバース区間も長いので、シール登行だと厳しいと判断しました。
5:45 林道終点(660m) ※当写真
クトーの威力で順調に林道終点に到達。一休みしてから小尾根に取り付きます。
ヤジマナ沢左岸尾根ルートは複数のトレースやシュプールはあるものの、
やはり降雨で緩んだ雪でスキーは沈みます。
中盤までは微妙にラッセルっぽい登りを強いられました。
直前のスキーヤーの方のトレースをなぞって通過。
雪面も程好く柔らかくて難なく通過できました。
嘉平与ボッチを通過すると、滑降予定のムジナ沢源頭部を観察しつつ進みます。
今日は雪質も雪面状況も良好なようです!
雪面も程好く柔らかくて難なく通過できました。
嘉平与ボッチを通過すると、滑降予定のムジナ沢源頭部を観察しつつ進みます。
今日は雪質も雪面状況も良好なようです!
昨冬に続いて連続して浅草岳に到達したあおいとひなた
#ヤマノススメ
天気は良いものの山頂はなかなかの強風で長居できません。
手早く撮影を済ませて前岳へ引き返します。
10:33 浅草岳山頂出発
山頂でクトーを外して、シール滑降で出発しました。
直下のコルで風を避けつつ、実家へ定時連絡。
#ヤマノススメ
天気は良いものの山頂はなかなかの強風で長居できません。
手早く撮影を済ませて前岳へ引き返します。
10:33 浅草岳山頂出発
山頂でクトーを外して、シール滑降で出発しました。
直下のコルで風を避けつつ、実家へ定時連絡。
11:10 ムジナ沢源頭部ドロップポイント(1,520m)にて1回目の滑降開始!
ようやく待望の滑降へ!
やや湿り気のある新雪で、微妙に雪面が波打っていますが許容範囲。
今回も大回りで一気に落としました!
ようやく待望の滑降へ!
やや湿り気のある新雪で、微妙に雪面が波打っていますが許容範囲。
今回も大回りで一気に落としました!
途中から1回目のシュプールとフォールラインが重なってますが、気持ち良く滑降できました!
ムジナ沢源頭部での素晴らしい春スキーのひと時でした。
昨年は源頭部を1回滑降後に早坂尾根へ向かいましたが、
今回は初めてムジナ沢を下流まで滑降します!
ムジナ沢源頭部での素晴らしい春スキーのひと時でした。
昨年は源頭部を1回滑降後に早坂尾根へ向かいましたが、
今回は初めてムジナ沢を下流まで滑降します!
ムジナ沢の攻略法どおりに進んだつもりでしたが、正味10〜20mくらい登り返しが待っていました。
地形図に記載のある下方の実線道の手前、標高600m主系曲線のフック型の小尾根を乗り越えなくてはいけませんでした。
周辺に散らばっていたシュプールが次第に小尾根へ向けて収束してくるのを見ながら、立ちはだかる小尾根へと進みます。
地形図に記載のある下方の実線道の手前、標高600m主系曲線のフック型の小尾根を乗り越えなくてはいけませんでした。
周辺に散らばっていたシュプールが次第に小尾根へ向けて収束してくるのを見ながら、立ちはだかる小尾根へと進みます。
浅草山荘へ向けて短いけど最後の滑降!
すっかりザラメ雪となって、源頭部と同じくらい気持ち良かった!
浅草山荘周辺の道路は高い雪壁となっており、下手に下方へ滑っていくと行き詰ります。
見受けられるトレースを参考にしてどこから下りるべきか観察。
建物正面前に道路へ下りる出口を見出しました。
すっかりザラメ雪となって、源頭部と同じくらい気持ち良かった!
浅草山荘周辺の道路は高い雪壁となっており、下手に下方へ滑っていくと行き詰ります。
見受けられるトレースを参考にしてどこから下りるべきか観察。
建物正面前に道路へ下りる出口を見出しました。
14:21 浅草山荘(500m)到着!!
無事に浅草山荘へ降り立ちました!
初めてのムジナ沢滑降。滑りを楽しめる場面は少なかったけど、順調に踏破できた達成感は充分でした。
ここからは雪の大谷っぽい車道をひたすら歩きます。
無事に浅草山荘へ降り立ちました!
初めてのムジナ沢滑降。滑りを楽しめる場面は少なかったけど、順調に踏破できた達成感は充分でした。
ここからは雪の大谷っぽい車道をひたすら歩きます。
14:49 旧大自然館・除雪終了点(490m)到着!!
浅草山荘から約30分の車道歩きを経て、待望の旧大自然館前に到着!
除雪終了点には自分のを含めて7,8台の車が停まっていました。
いつもは最優先で済ませるスキー道具の水洗い等の用事は後回し。
実家への下山通知発信を済ませるため、靴だけ履き替えて大白川駅まで移動しました。
浅草山荘から約30分の車道歩きを経て、待望の旧大自然館前に到着!
除雪終了点には自分のを含めて7,8台の車が停まっていました。
いつもは最優先で済ませるスキー道具の水洗い等の用事は後回し。
実家への下山通知発信を済ませるため、靴だけ履き替えて大白川駅まで移動しました。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
シール
スキーアイゼン
マムート・アバランチビーコン Barryvox
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
ロープ
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
山と高原地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線従事者免許証
無線局免許状
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
前岳直下から浅草山荘付近へ下るムジナ沢。
昨冬3月にも源頭部までは滑降しており、沢の行方を見てみたかったです。
積雪の安定した今冬がムジナ沢滑降の好機とみて決行しました。
前日まで麓は雨、上方では薄っすら積雪と、まさにこの時期らしいコンディション。
消えかけたトレースやシュプールを各所で追いつつ、春の守門・浅草の光景を満喫しました。
ムジナ沢源頭部は浅草岳で最も好きな斜面で今回も最高!
登り返してきっちりおかわりしてからムジナ沢滑降へ。
ムジナ沢自体は滑降を楽しむというより、むしろツアースキーといった趣。
穴や窪地、デブリ、そして滝身横の突破まで付いてきました。
浅草山荘へ降り立った時の達成感、充実感、そして安堵感は、
沢登りで遡行を終えた時と通じるものがありました。
深雪苦手で春雪が最も好きな自分にとって、正しく今がハイシーズン。
機会があれば守門岳も2年連続で滑ってみたいです。
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コメント
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守門岳近くの 浅草岳を登り、
滑られたのですね。(⌒∇⌒)
雪がまだまだ たっぷりあるそうで
楽しみですね。
こちらは 桜がほころびだしました。
2,3日で 沢山咲くでしょう。
750をすして 守門岳が見えてきて
モノトーンが美しいですね。
浅草岳の 西から登られるので
東に登る朝日に向かって登って行く となりますが、
朝日が 斜面の雪に反射して 何とも美しいです。
朝日を浴びて くとーをつけて登って行かれる
こと 5時間40分で 浅草岳山頂部 1585.4Mへ。
なかなか 大変な 行程ですね。
前岳にもどられ いよいよダウンヒルですね。
遠くで滑降のルーンさんなど
沢山 お写真を 写してくださり、
ありがとうございます。
雪景色を堪能できます。
今回は はじめてムジナ沢を滑降されたのですね。
滝の直上にでられ 苦労されたようでした。
白い雪原で このあたりに滝があると
確認するのは なかなか難しいですね。
無事滑り下られ 雪の大谷を車へと、、。
無雪期には めずみもち駐車場から登られ 雲海をたのしまれましたね。
その後 雪のシーズンには 今回とは違う入り方で登られ、
今回のぼられた尾根をすべられたよう。
いろいろな 道があり
いろいろな楽しみ方ができる山のようです。
無雪期には サンカヨウ 笹ユリなど
楽しめるようですね。
レポ お疲れさまでした。
ありがとうございました。
(⌒∇⌒)
さっそくご覧いただき、そしてコメントをいただきまして、ありがとうございました。
長野市街では今日も雪がちらついて寒いです。桜が咲くまではまだしばらくかかるでしょうね。
浅草岳は会越国境の山で、東側はもう福島県です。車道は冬季閉鎖となるので、
福島県側から登ろうとすると、アクセスがかなりの長丁場になるのです。
もちろんいろんなルートを辿ってみたいので、そのうち遠征することもあるかもしれません。
3月も下旬に差し掛かり、日が長くなってきて行動しやすくなっています。
今回もヘッデンを付けてるのは1時間程度ですね。
ヤジマナ沢左岸尾根はちょうど朝日に向かって登っていくシチュエーションとなります。
この日はあいにく黄砂が飛んでたようで、天気は良かったですが空が白っぽくなってしまいました。
前半の緩んだ雪、そしてクトー付けっぱなしの登行で、今回は予想より時間がかかりました。
ムジナ沢源頭部は昨年も滑ったんですが、本当に春の雪は気持ち良いです。
そしてやはりムジナ沢の続きは気になっていました。
実際に滑ってみると、楽しい場面は殆どありませんでした。
でも踏破の達成感はやはりありますね。
途中で滝の直上に出てしまいましたが、雪の多さにも助けられたといえます。
次回があるとすれば事前に高巻きしてトラバースでしょうね。
浅草岳に初めて訪れた時は秋でした。
まだ夏に行ったことがありませんが、花がたくさん咲くようです。
無雪期の浅草岳は初回の1回のみで、今では山スキー定番の山の一つに。
浅草岳も隣の守門岳もたくさんルートがあって、何度も楽しめる山ですよ。
長野からだと3時間弱なので行きやすい山です。
ここにきてしつこい寒の戻りです。新潟の山は好天を掴むのが難しいんですよね。
自分は雪質は二の次で、とにかく好天であることを優先します。
3月に山に行けそうなのはあと1回程度。なんとか好天に合わせたいものです。
今回もご覧いただきまして、ありがとうございました!
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