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Yamareco

記録ID: 41059
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

清八山-三ツ峠(御巣鷹山)-北口

2009年06月14日(日) [日帰り]
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GPS
06:40
距離
13.2km
登り
1,374m
下り
1,280m

コースタイム

笹子駅8:40→追分(国道左折点)9:00→発電所9:35→11:20清八峠→11:25清八山11:35→12:00大幡山→12:10茶臼山12:35→13:15御巣鷹山13:25→14:05七福の滝(標高1300m付近)14:10→14:20渡渉→15:00林道出合い→15:20宝鉱山バス停16:00〜16:20都留市駅
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
 笹子から三ツ峠北口登山道へ。登り口は地図では判別しづらいが、国道20号を行くと親切な案内板があるので心配ない。広大な伐採地で林道が終わり、登山道が現れるが、いきなり急勾配となって清八峠まで続く。
 清八山から御巣鷹山までの縦走は、最後の御巣鷹山登り返しを除くと、それほどきつくはない。電波中継施設に頂上を占拠された御巣鷹山からは、人跡少ない北口登山道に入る。地元「あすなろ登山会」とかが看板整備に精を出してくれたようだが、途中からかなり分かりにくくなり、また傾斜もきつい。ルートを探しながら歩くと思ったより時間を食う。梅雨時だが渡渉地点の流れはわずかで問題なかった。
 宝鉱山発の富士急山梨バスは同社サイトの時刻表が古いままで、正しくは16:00発(HPでは15:40発)。この改正のせいで都留市駅の大月方面接続が悪くなってしまった。
 
国道20号を左折。当分この案内板に従う
国道20号を左折。当分この案内板に従う
林道終点。行く手は右側のピーク
林道終点。行く手は右側のピーク
作業道と別れる。登山ポストあり
作業道と別れる。登山ポストあり
清八山山頂。晴れていれば…
清八山山頂。晴れていれば…
御巣鷹山頂から100mで分岐
御巣鷹山頂から100mで分岐
七福の滝で水を補給
七福の滝で水を補給
渡渉して見返す梯子とロープ。流れは狭い所なら幅1mもない
渡渉して見返す梯子とロープ。流れは狭い所なら幅1mもない
終点の2,3分手前、石垣のある所で振り返る。真ん中の木の左が辿ってきたルート
終点の2,3分手前、石垣のある所で振り返る。真ん中の木の左が辿ってきたルート
終点の登山口

感想

【独り言】
 笹子駅で降りたのはハイカー中心に10人ほど。スイカが使えるので便利だ。鶴ヶ鳥屋山へ行くという人に三つ峠方面に行くと言うと、「それは大変ですね」と驚いていた。準備して、独り国道20号を西へ辿る。ボロボロ(失礼)の「大衆食堂しらかば」前を通り、追分バス停を過ぎた先の分かれ道に小さい案内板があるのを見つけた。時折現れるそのタイプの案内板に従い、トンネルをくぐって舗装路を登り続ける。標高600mの駅から標高差で300mほども登った所に忽然と大規模な発電・変電設備が現れ、その先で舗装路は尽きて林道になった。
 トライアル用バイクを持参したライダー3人に挨拶し、林道を詰めていくと、視界が開けて伐採現場に出た。悪路なのに、どこかの山の会がチャーターした四輪駆動のマイクロバスが待機している。さらにブルが登るような泥道を少し進むと、左に登山道が分かれた。登山ポストが立っている。それにしても暑い。太陽が雲に隠れているからいいものの、晴天だったら大変だっただろう。
 ただ、その後は森に入ったとはいえ、清八峠までは標高差500m近い急勾配の道。タオルの汗を絞りながら1時間半苦闘し、やっとの思いで乗り切った。そのまま休まず清八山へ至ったが、さしもの眺望を誇る山頂もガスで台無し。長居は無用とすぐ出発した。林道がつながる大幡八丁峠まで一気に100m以上下る。もったいないが仕方ない。ひとつ小ピークを越えた先の大幡山で初めて登山客2人に会った。三つ峠の登山口駐車場に車を置いてきたとのこと。食事中の2人と別れて先を急ぎ、さらに2ピーク目、茶臼山と思しきピークで昼にした。
 次はいよいよ御巣鷹山。ここで300mの登り返しはきつく、午後に1本しかないバス時刻にしばられる身としては時間切れも迫ってきて、当初考えた三ツ峠山主峰(開運山)の登頂は断念した。電波塔に頂上を占拠された御巣鷹山を辞し、100mほど下ると「北口下山道」分岐の看板。たちまち踏み跡が淡くなり、「あすなろ山の会」という団体が付けた「登山道」という案内板を頼りに急斜面をひたすら降りた。ところどころ踏み跡が怪しくなり、標高1500m付近にある大岩の前では途方に暮れかけたが、ここは岩伝いに左へ回るのが正解。道は尾根から右(南)側の谷へ斜面をジグザグに下り出したが、なかなか沢には達しない。各所で倒木が道をふさぎ、時に先のルートが分かりにくくなる。40分ほどの苦闘の末、ようやく七福の滝に到着。冷たい水で喉を潤した。ここで「登山道」の標識が登りを念頭に矢印を添えているのを忘れ、滝から川床伝いに行くのかと勘違いしかけて、危うく次のナメ滝に誘い込まれるところだった。
 荒れた斜面の道をさらに急角度で下り、梯子とロープにすがって川床に降りた所で左岸から右岸へ渡渉する。上にナメ滝があり、二日前には雨も降ったはずだが、このポイントの水量はわずかで流れも弱く、靴も濡らさず難なく渡れた。渡った先では鎖の助けを借りて左へそのまま沢沿いを辿る。テープの目印ひとつない大小の岩や流木の詰まった川床を恐る恐る進むと、再び踏み跡が現れた。新しいワイヤーが張られたトラバースなどもあり、整備が行われていないわけではないが、とかく道形は薄れがちで神経を使う。
 暑さが増し、汗が流れ、いよいよ疲れてきたなと思ったころ、道形は不明瞭ながら森の中に堰堤の一部のような石垣が現れてホッとした。標高約900m、林道が見えて北口登山口に無事到着。バス停にもほぼ予定の時間通りに着いたが、15:40発のはずのバスが16:00発に変わっており、力が抜けた。時間があるので、のんびり汗みずくの服を着替えていたらブヨにたかられ、あわてて虫除けをスプレーするも後の祭り。4か所しっかり食われてしまった。
 さて、バスで都留市駅へ着いてみると、ダイヤ変更のせいで予定のホリデー快速は5分前に出たところ。40分以上待って大月行きに乗り、そこから奮発して八王子まで横浜行き特急に乗ったが、ホーム階段を登ったところでなんと「中央線は人身事故でストップ」のアナウンス。必死に頭を回転させて今降りた特急に駆け戻り、橋本から京王線経由で帰ったのだが、帰宅はホリデー快速利用より1時間以上遅くなってしまった。おまけに大雨で、街でゴアテックスの靴とレインコートの性能を試すはめになってしまった。

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