北横岳[寒くぬるい 厳しくゆるい]
- GPS
- 02:11
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 271m
- 下り
- 269m
コースタイム
9:35 坪庭
10:03 三ツ岳分岐
10:09 七ツ池
10:22 北横岳(南峰)
10:25 北横岳
10:46 北横岳ヒュッテ
11:36 山頂駅
天候 | 霧のちおよそ曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
9時発ロープウェイにて山頂駅まで移動 道中の高速道路は車線規制や凍結もあるので注意が必要です。 SAやPAの入り口も除雪の雪で狭くなってるので、最徐行での進入が望ましい。 (下りの談合坂は狭かったです。) 一般道路も主要道路は除雪されています。 路肩の雪で車線が狭くなっている箇所では、すれ違いに注意が必要です。 地元の方や高速道路整備の方に感謝です。ありがとうございます。(g) |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈道の状況〉 坪庭・・赤印のついている竿に沿って進む。 坪庭~ヒュッテ・・トレースはしっかりとあります。 外れると踏み抜きありました。 ヒュッテ~北横岳・・やや傾斜のキツい登り。トレースあります。 大半の方が、ヒュッテでスノーシューから、アイゼンに履き替え。 〈下山後の温泉〉 縄文の湯 入浴券400円で安いです。 お湯自体もいいお湯でした。 |
写真
感想
ようやくだよ、ようやく。
昨年、雪山というものがよく分からず軽アイゼンで挑み、〜それはそれで踏抜き山行を楽しんだのだが〜 周囲のハイカーが揃いも揃って楽しんでいたのを羨ましく思い来年こそはと誓ったモノ。
月初に購入したスノーシューを使って念願の山歩きを敢行してきた。
今年は関東甲信地方で想定外の記録的大雪により交通機関が麻痺、ようやく開通しだした主要道路も未だに除雪作業に追われるという状況が続く。この状況下で北八ヶ岳の積雪はどうなっているのか、当然初めての冬季北八ヶ岳なので判断はつかず手持ちの登山グッズで挑む。
山頂駅へ静かに上昇してゆくロープウェイの中で既に足先がキンキンに冷えて痛みを感じる。下り立った雪上で四苦八苦しながら装着するスノーシュー。器用に出来ない自分の手先にまどろっこしさを感じ、手袋を外しようやく装着するが、おかげでがビリビリ痛むほど冷える。むき出しの顔を覆うようにウェアを首元までしっかり閉め、目元は昨年購入していたおしゃれ感ななめ上のダサいサングラス、通称ダサングラスで風をシャット。それでも隠し切れない頬・鼻が歩いて10分持たずに痛むほど寒い。
展望は天気予報通り、なのか?サイトごと微妙に違う天気予報に信憑性ってなんなんだ、と首をかしげるがかしげた首を周囲に広がる雪を纏った景色に向ければ、ガスった上に風で飛び交う小雪に、それはそれは冬の厳しさを絵に現した銀世界。私のダサングラス越しに見た景色はグレーの世界だったが。
スノーシューは雪道に沈むことなく、順調に歩を進めることが出来た。自分らの作るトレースがいつも見慣れないものなのでトレースを見ては「へ〜」と、先行する友人の足運びを見ては「へ〜」と、自分の足捌きの下手さでシュー同士がかみ合わさってうまく歩けなくなると「ぐわっ」っと、周りの景色より初めてのスノーシューというものに興味が注がれていた。
途中の分岐点でヒールリフターを上げ、更に歩き方の違いに興味を持っていかれ、周りの景色を見忘れそうになる。目を上げれば相変わらずのグレー世界なので曇天神と自称する自分としては俺ってやるなあ、と自分を慰めてみる。
傾斜段差がややきつくなってくると足運びにも難しさを感じ、途中でシューのかかと部分のベルトが緩んで外れそうになるのでそれを締め直し、歩き方も考えつつ進む。
北横岳ヒュッテで下山してきたハイカーさんに風の様子をきくと樹林帯を超えると結構吹いてる、とのことなので気を引き締める。そこからの傾斜は更にきつくなるのでなかなか歩きづらい。
吹きさらしとはこういうことだと言わんばかりの山頂付近で風に洗礼を受け、気が緩めばよろめき倒れそうになるような中で山頂へ到達。ロープウェイの始発で登った組では一番乗りだったので我らのみの山頂なのだがお約束の無展望。
ガクガク震えそうな寒さを予感し、震える前に気持ちを震わせ下山する。
北横岳ヒュッテでこれから登るハイカーさんとコミュニケーションをとりつつ徐々に回復傾向の空を羨ましく思い、気がつけば坪庭に。坪庭を周回するようなコースで周りこむように山頂駅まで歩いたところでハイク終了。随分ぬるいハイクだと思われるであろうが、寒さと自分等の装備を照らし合わせ縞枯山などは次回に持ち越した。
下山後の風呂で疲れきった私は露天風呂でうたた寝。すっかり湯冷めしてぬるいからだになってしまう。
そして帰り道のサービスエリアで、
失ったカロリーの倍以上を食べて、お腹に厳しく財布が寒い状態となったスノーシュー初戦を終えた次第である。
本日は、火曜登山部のスノーシューのデビュー戦でした。
掲載の写真はほぼbo-tyu-zaiさんの撮影。
自分のカメラは先日の山行で少し壊れてしまい、ただいま入院中…。
北横岳は、去年は軽アイゼンのデビュー戦の場として来てるので、冬は二回戦目。
夏を含むと5回目くらいだと記憶する。
八ヶ岳や南アルプス、さらには北や中央アルプスの展望が望める好きな山の1つ。
しかし、今日は残念ながら無展望。
それでもエビの尻尾や、坪庭のキレイなシェカブラに大満足♪
大切な山、車山も見れて癒やされました。
山にあるあるの、下山後に晴れるパターンとなったがそれもまた良し!
縄文の湯に向かう途中、八ヶ岳が編笠山から天狗岳までキレイに見えて、私は悶絶寸前。
bo-tyu-zaiさんの、「甲斐駒も見えるよ。」の声に
私は「オレの山だ!」と、もう意味不明な言葉を発して、昇天してしまいました(笑)
そしてボルタリングでの3日も続く筋肉痛を縄文の湯で揉みほぐすのでした。
おしまい。
追記
まだまだ高速道路や料金所、市街地も除雪をして頂いております。
感謝の言葉しかありません。ありがとうございます。
昨日、北横岳山頂への登り途中でお会いした者です!(緑と水色のジャケットグループの緑の方になります!)
山頂では、始めガスっていましたが、少しずつ晴れ間が見えてきました!
北横岳の後に、三ツ岳に向かいロープウェイ山頂駅に着いた頃には、すっかり良い天気になってしました!下山すると天気が良くなる・・・これも日頃の行いかな・・・
また、どこかの山でお会い出来ることを楽しみにしています!
kimi1さん、コメント有難うございます
晴れるかどうかは日頃の行いと、私達の日頃はいかに素行不良か身を持って知る事となった北横岳でしたが、そうですか、少しだけ山頂で晴れ間が見れたのですね。どうぞ気にしないでください、ちょうどその頃坪庭辺りで今頃登ってる人は青空が見えてるんだろうなあと羨み、悔しみ、ねたんでいましたから
三ッ岳経由で楽しまれたようでこれも羨ましいです。我々は装備不足で軽アイゼンしか持ちあわせておらずスノーシューで歩ける範囲というものを身を持って知ることとなった北八ヶ岳でした。
下山すると快晴、登山あるあるですよね〜 我々は露天風呂で入浴してる頃に気がつけば快晴だったので人が日を見て行動出来るのではなく日が人を見て行動制限するんだなと自然の偉大さを身を持って知ることとなった八ヶ岳界隈でした。
お互い安全第一で登山を続けましょう。きっとどこかの山でお会いすることもあると思います、出会いも日頃の行い次第でしょうね
kimi1さん、コメントありがとうございます!
私は、カエルの方です。
北横岳山頂におけるちょっとのぞけた青空、ロープウェイ山頂駅での青空。
我々は、縄文の湯に行く道中で見ました。
まさに下山あるあるパターン(笑)
日々の行いはまずまずなんだけどなぁ…。と、自分で言うあたりがダメですね。
まだ3月も雪山に出没する予定です。
ぜひ、カエルを見かけたら声をかけてくださいね〜!
bo-tyu-zaiさん、garnet0823さん、こんばんは!
いや〜寒そうですね北横岳
しかし雪山を堪能されたようで羨ましいです。
私はワカンは有るのですがスノーシューという物が未体験なので興味心身です。浮力があって良さそうな感じですね
なかなか山に行けない私ですが頸椎破損・・・はしてないですが頸椎がズレてしまい療養中です
子供と遊んでいてツイツイ頸椎・・・
Johnnny さん、おはようございます。
頚椎のズレ、お辛いでしょう。療養にどれほどの期間が必要なのかわかりかねますが骨折して同じく山を控えて療養していた身としてはいろいろ辛い思いもしました。
どうかうまくガス抜きして下さい。のちのち痛みや不具合が残らぬようしっかり治してくださいね。
さて、ガス抜き、といえば私の山行、ガス抜きでは語れないものでありまして、今回も真っ白というよりグレートーンの世界を徘徊してきました。スノーシューは基本、平地で利用することが好まれると思います。息が上がるほどのアップ・ダウンには歩きづらさのほうが際立つ気がしました。
是非完治するように重ねてお祈りしつつ、いずれご一緒に山行できることを楽しみに待っています
Johnnnyさん、おはようございます。
レコがあがらないので、仕事が忙しいのかと思ってたら、頚椎だったとは…。
しっかりと療養して来るべき夏山に備えましょう!
北横岳、やはりというか当たり前というか冬の2500m付近は寒い!
そして私が北横岳に行く時は大概強風…
ロープウェイ駅で安けりゃ良しで買った帽子は、アウターと同色でカエルになってしまいました。
スノーシュー、踏み抜きはもちろんあるわけないのですが、いまいち浮力感がわからずでした。
(踏み抜いてないのだから、浮力があるわけなんですが)
ではお大事にしてくださいませ。
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