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Yamareco

記録ID: 41083
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

伊吹山 (笹又コース)

2009年06月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
02:51
距離
7.4km
登り
747m
下り
745m

コースタイム

4:21駐車スペース−05:08北尾根コース分岐点−5:27山頂駐車場−5:40伊吹山頂(休憩、山頂散策31分)−
6:11下山開始−7:12駐車スペース
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2009年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
今回の遠征は関西の百名山のピークハントが目的。
昨日の大峰山 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-41079.html
大台ヶ原 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-41081.html
に続いて、本日は伊吹山。
本当は前日夕方に車で伊吹山ドライブウエイで山頂まで登って手軽に山頂を踏んでから、そのまま帰京する予定であった。

伊吹山ドライブウエイは20時まで開いているが、入場は18時過ぎで終了する。
大台ヶ原の駐車場を出たのが昼12:30頃。カーナビの予定では16時過ぎにドライブウエイゲートに到着予定であった。しかし、南阪奈自動車道から東大阪あたりで睡魔に襲われ、名神高速の桂川PAで少し仮眠をすることにした。
徹夜には強い方だが、さすがに2山で疲れたらしく、車中で泥のように眠り、起きたら19時を過ぎていた。
ドライブウエイの営業時間は既に終了。しかし、明日の朝8時から車で上がっては遅すぎる。
ということで、ドライブウエイを利用した計画はあっさり頓挫し、翌早朝に自力で登る以外に無くなった。

伊吹山へ登るには、楽?な順番で、
1.ドライブウエイ利用(3,000円 8:00-20:00)
2.ゴンドラで3合目まで(往復1,500円+駐車料料金 当日運休)
3.笹又コース
4.ゴンドラを利用せず1合目から(駐車料金)
5.国見峠からの縦走
であり、必然的に3.の笹又コースになる。
(ちなみに、進入禁止の林道をゴンドラ駅の3合目まで入ることも考えられるが、私個人のルールとして、車両進入禁止の道で車両を使った場合は百名山登頂にカウントしないことにしているので、例えゴンドラ利用と同じであっても、これはNG。)
笹又コースはゴンドラやドライブウエイの料金無しで楽に登りたい方にはお勧めである。

PAトイレの洗面所で頭だけ洗い、車中で濡れタオルで体を拭いて、そのまま車中泊で翌朝に備えた。

笹又コースへのアプローチは、大垣市内を北に進み、春日村の県道32号線から257号線を経由して、さざれ石公園を目指すのが良い。
春日村を経由しないで関ヶ原駅近くから県道257号線を直接北上するルートもあるが、すれ違い困難な峠越えの悪路が続くため、時間的には大垣経由の方が早く、お勧めしない。

登山道はさざれ石公園(405m)から始まっているが、途中の登山道は草も多いため、公園右手の林道を終点まで進み、公園上部の駐車スペース(665m)から歩き始める方が良いと思う。
さざれ石公園までの県道は、集落で幅員が狭くなっている部分もごく一部あるが、大部分が2車線の快適な道。
公園から上の林道も、駐車スペース(5台程度駐車可)を含めて舗装されており、すれ違いスペースも多くレイアウトされていることからアプローチは極めて良好である。

駐車スペースからの登山道は下草が刈られて歩きやすくなっており、ゆっくり歩いても山頂まで2時間はかからない。

しかし、このコースの最大の問題はドライブウエイの車道を2キロ弱歩くことである。
古い登山ガイドにも、昭文社の最新の山と高原地図にも登山ルートとしてこの車道歩きが紹介されているが、歩道のないつづら折れの車道歩きはドライブウエイ営業時間内は非常に危険である。
一部路側帯やガードレールの外側に歩行可能な部分もあるが、谷底に切れ落ちている部分も多く、車道以外を歩行することは現実的ではない。
下の写真の通り、道路運営会社は道路内の歩行を禁止している。
看板はまだ新しいので、車道を我が物顔で歩く登山者に対して、最近禁止措置が取られたのではないかと推測する。
まあ、お金を一円も落とさない登山者は私企業にとっては単に邪魔者でしかないことも理解できる。
いずれにしても、このルートを歩く場合、車道歩きを午前8時前には終了した方が良い。
駐車スペースよりさらに奥もコンクリートで舗装されているが、ここから先は車両進入禁止。 無理に進入しても林道はすぐに終わり2、3分しか変わらないので、意味はないが。
駐車スペースよりさらに奥もコンクリートで舗装されているが、ここから先は車両進入禁止。 無理に進入しても林道はすぐに終わり2、3分しか変わらないので、意味はないが。
林道から登山道への分岐点各所には、この様な標識が設置されている。 また、登山道は下草が刈られて歩きやすい。 登山道を整備されている方に感謝して歩く。 踏み後もしっかりしていて、道迷いの心配はない。 (下山時撮影)
林道から登山道への分岐点各所には、この様な標識が設置されている。 また、登山道は下草が刈られて歩きやすい。 登山道を整備されている方に感謝して歩く。 踏み後もしっかりしていて、道迷いの心配はない。 (下山時撮影)
写真はドライブウエイ直下でトラバース道とそのまま尾根を登ってドライブウエイに上がる旧道の分岐から右側のトラバース方向を撮影。 この場所だけ赤テープが先に見える。   この少し手前一帯にイタチ臭が立ち込めていた。 もしかして私が驚かせた?
写真はドライブウエイ直下でトラバース道とそのまま尾根を登ってドライブウエイに上がる旧道の分岐から右側のトラバース方向を撮影。 この場所だけ赤テープが先に見える。   この少し手前一帯にイタチ臭が立ち込めていた。 もしかして私が驚かせた?
トラバース道の上部にはドライブウエイが走る。 営業時間前なので通行無し。 トラバース道は右側に深い谷が切れ落ちており、見晴らしがよい。
トラバース道の上部にはドライブウエイが走る。 営業時間前なので通行無し。 トラバース道は右側に深い谷が切れ落ちており、見晴らしがよい。
国見峠からの縦走路を右から合わす。 このあたりは鹿が多数。 分岐の標識は腐って下に落ちていた。 この上部でドライブウエイに出る。
国見峠からの縦走路を右から合わす。 このあたりは鹿が多数。 分岐の標識は腐って下に落ちていた。 この上部でドライブウエイに出る。
ドライブウエイの路側帯から縦走路の1149峰を振り返る。 ガードレールの切れ間から登山道になる。 縦走路は県境になっており、左側が滋賀県で右側が岐阜県。
ドライブウエイの路側帯から縦走路の1149峰を振り返る。 ガードレールの切れ間から登山道になる。 縦走路は県境になっており、左側が滋賀県で右側が岐阜県。
ドライブウエイの車道を2キロ弱歩く。 営業時間前なので車の通行はない。 カッコウ、ウグイスなどの鳥の鳴き声しか聞こえない気持ちの良い静寂の中をテクテクと歩く。
ドライブウエイの車道を2キロ弱歩く。 営業時間前なので車の通行はない。 カッコウ、ウグイスなどの鳥の鳴き声しか聞こえない気持ちの良い静寂の中をテクテクと歩く。
しかし、標識には「歩行禁止」と書いてある。 登山地図には車道歩きが案内されており、ここまでやってきて歩行禁止といわれても困る。 歩道が無いため、確かに危険だ。 自動車専用道路をドライブしている人にとって、歩行者は予測できないだろう。 この車道歩きはドライブウエイ営業時間外に限定して計画した方が良いと思う。 もし時間内に歩く場合でも、自動車専用道路を歩いていること自覚すべきである。
しかし、標識には「歩行禁止」と書いてある。 登山地図には車道歩きが案内されており、ここまでやってきて歩行禁止といわれても困る。 歩道が無いため、確かに危険だ。 自動車専用道路をドライブしている人にとって、歩行者は予測できないだろう。 この車道歩きはドライブウエイ営業時間外に限定して計画した方が良いと思う。 もし時間内に歩く場合でも、自動車専用道路を歩いていること自覚すべきである。
広大なドライブウエイ山頂駐車場に到着。 車両は見あたらない。
広大なドライブウエイ山頂駐車場に到着。 車両は見あたらない。
伊吹山頂の日本武尊の像。 山頂部に人の気配は無い。 広い山頂を散策するが、本日は残念ながら見晴らし無し。
伊吹山頂の日本武尊の像。 山頂部に人の気配は無い。 広い山頂を散策するが、本日は残念ながら見晴らし無し。
西側からの登山道方向。 天気が良ければこの先琵琶湖が眼下に広がるはずだが、今日は雲の下。
西側からの登山道方向。 天気が良ければこの先琵琶湖が眼下に広がるはずだが、今日は雲の下。
明治18年設置の一等三角点。 ちなみに、劒岳(点の記)は明治39年なので、それより21年も前である。
明治18年設置の一等三角点。 ちなみに、劒岳(点の記)は明治39年なので、それより21年も前である。
花1。時期が遅いのか、花は少ない。
花1。時期が遅いのか、花は少ない。
林道の終点。 一般車両はここまでの進入は禁止だが、それでも入ってきてしまう人間がいるのだろう、左側の畑の前に「駐車禁止」の立て看板がある。 まあ、山中でのマナーにうるさくても、日常生活で非常識な人間は私の周りにも多いので理解はできる。
林道の終点。 一般車両はここまでの進入は禁止だが、それでも入ってきてしまう人間がいるのだろう、左側の畑の前に「駐車禁止」の立て看板がある。 まあ、山中でのマナーにうるさくても、日常生活で非常識な人間は私の周りにも多いので理解はできる。
駐車スペースを上から見下ろす。 こんな感じ。
駐車スペースを上から見下ろす。 こんな感じ。

感想

百名山の中で登山開始から下山完了まで、誰一人として会わなかったのは初めてである。日曜日にしては非常に静かな山歩きであった。

下山時間が早いため、かすがモリモリ村での入浴には未だ早い(10:00-21:00)。午後に用事があったのでそのまま帰京すべく、誰もいない駐車スペースで素っ裸になり、頭から水をかぶり、タオルでごしごしとやった。
(これも常識的ではないが、だれにも迷惑を掛けていないのでご容赦を 笑 草薙君は捕まったが)
途中、公園上の林道で登ってくるオフロード車とすれ違ったので、ぎりぎりセーフであった。

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