谷川岳西黒尾根雪洞泊


- GPS
- 27:31
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 517m
- 下り
- 446m
コースタイム
2/22(土)8:00土合駅発-8:30谷川岳登山指導センター-10:00鉄塔-雪洞掘り
14:00さらに上に向かって登る-16:00雪洞に戻る
2/23(日)雪洞発8:50-10:30谷川岳登山指導センター
天候 | 雪ときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山後温泉に寄りました。 仏岩温泉 鈴森の湯 http://www6.wind.ne.jp/suzumori/ |
写真
感想
今回は新人2人を含む計6人による雪洞訓練です。
・1日目2/21(金)
移動 川崎から土合駅。
土合駅にて仮眠。
・2日目2/22(土)
谷川岳指導センターのところでワカンを装着しここから登山道に入りました。新人2人にとっては初めてのラッセルです。雪は膝ぐらいまでで、それほど深くはないのですが、坂が急でなかなか前へ進めず苦労しました。20分くらいでラッセルを交代しながら登って行きましたが、いくら体力があっても足りない感じです。
鉄塔付近のところで雪洞を掘ることにしました。ゾンデ棒を雪に刺し深さを確認し場所を決めます。入口の位置を決めたら最初は1人で掘っていきます。入口は風が入らないように人1人が通れるくらいの大きさにし、少し奥に進んだあとは2,3人で掘っていきました。中で堀った雪はブルーシートに載せ、ある程度たまったらシートを引っ張り出し雪を外へ出します。交代しながらこれを繰り返していきます。6人が寝る広さを確保するにはけっこう時間がかかりました。最後に床をできるだけ平らに、後で滴が垂れないように天井は滑らかにしました。寝てからのことを考えると、床は極力平らにしておいたほうがよさそうです。床が少し斜めだったため寝ている間にずれて移動してしまいました。
雪洞を掘った後はみんなで2時間ほど登りました。ワカンもアイゼン同様、外れないように靴としっかり合わせておくべきでした。途中でバンドが緩くなったり、一本バンドが外れたりと、ワカンがワカンの役目を果たしていなかったです。
夕食はnameneko先輩による鍋をおいしくいただきました。ご馳走様でした。それとお酒も。
食事の後はshironekoリーダーによる講習会です。日本雪崩ネットワークのホームページにある資料を使わせていただき、雪崩の種類(面発生表層雪崩、点発生表層雪崩)、雪崩のおきる条件について勉強しました。それと簡易ハーネス作成の実習を行いました(チェストハーネス、シットハーネス)。しっかりお酒を飲んだ新人loloは半分寝てました。すみません。
・3日目2/23(日)
朝食後荷物を片付けて撤収です。下山の途中2か所で実習を行いました。
1つ目は積雪の弱層テストです。シャベル、スノーソーを使い、雪を凹型に掘っていきます。掘るというか、雪を削って雪の柱を残します。金属加工で言ったら削りだしの感じです。そして柱のてっぺんにシャベルを載せ、手でシャベルをたたきながら力を加えていき、簡単に崩れるかどうか、この柱がどの位置で崩れるか確認します(シャベルテスト)。固い層と柔らかい層の接面で比較的簡単に崩れました。もう一つ、簡単に調べられる「ハンドテスト」による確認も行いました。
2つ目はビーコンとゾンデ棒による雪崩埋没者の捜索訓練です。まずはビーコンの使い方の説明を受けました。そして捜索訓練です。1人がビーコン1個を発信状態のままパックに入れ雪の中に隠します(足跡ですぐにわからないように)。他の人はビーコンを受信状態にし、埋めたビーコンを探します。最初は各自適当に行動し探したのですが、これでは効率が悪かったです。そこで、次はakashoubin先輩の指導の下で複数人による捜索の仕方を学びました。5人が横に等間隔に並び、埋没者がいると思われる方向へ進みます。受信感度の強い人のほうへ集まり、場所を絞っていきます。ビーコンの電波の特徴を理解し練習をしておかないと、実際に捜索するのは難しいと感じました。
以上で実習は終了です。
下山後、温泉入って、昼食食べて帰りました。
企画してくださったshironeko先輩、いろいろと指導してくださったakashoubin先輩、ありがとうございました。
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