大丸ー茶臼岳ー朝日岳ー中の大倉尾根ー北温泉ー大丸
福島県
栃木県
ganbaruken
体力度について
- GPS
- 09:05
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,183m
- 下り
- 1,195m
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| 天候 | 曇り〜小雪〜曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
朝日岳のトラバースは雪が腐りかかっているので要注意。リスクを考えれば稜線通りを選択すべきでしょう。 中の大倉尾根の下りはスキーがベターだが、その前後はスノーシューorワカンが良い。雪が腐りかけているため坪足はつらい。 スキー場上から北温泉はトレースが不明瞭な上、坪足だとかなり潜る。（登りはかなりしんどいのではないか） |
写真
天気のせいか駐車場もがらがらでした。
上部になると、雪がありません。改めて、那須の風の強さを実感といったとこですが、今日は微風です。天気が良いと突風だと聞きましたが、風が強くてもやはり晴天が良い方がいいです。
茶臼頂上からの下り。雪がだいぶ腐っていた事もあるのですが、アイゼンが必要な場所は最後の一登りだけで、後はない方が歩きやす岩場でした。
雪がだいぶ腐っていた事もあるのですが、アイゼンが必要な場所は最後の一登りだけで、後はない方が歩きやす岩場でした。
朝日岳へのトラバース。先行トレースが有ったのでその後に続きましたが、これ以上雪が腐ると、雪崩の危険もありますが、アイゼンも利きにくくなり稜線超えが無難でしょう。
わたしも、当初は稜線超えで考えてました。
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先行トレースが有ったのでその後に続きましたが、これ以上雪が腐ると、雪崩の危険もありますが、アイゼンも利きにくくなり稜線超えが無難でしょう。
わたしも、当初は稜線超えで考えてました。
快適なスキー、スノーシューの踏み跡をしばらく坪足で進みました。
中の大倉尾根の下り。
北湯方面に進んだつもりだったのですが、トーレースはスキー場方面に導いてくれました。
ここから再びラッセル地帯に突入します。
ここからら膝、場所によっては又下までのラッセルに難儀しました。トレースがあるのですが、雪が腐っているため、ずぼずぼもぐります。下りなので、まだ楽ですが、登って来た方はかなりの難儀だったでしょう。
トレースがあるのですが、雪が腐っているため、ずぼずぼもぐります。下りなので、まだ楽ですが、登って来た方はかなりの難儀だったでしょう。
トレースが突然谷に向かって下りだしたところで、場所を確認すると北温泉をちょうど真下にする地点だったので、そのトレース通り進むと、北温泉が見てきました。
登山道から露天風呂に入っている客が良く見えます。
感想
浦和から電車・バス・タクシーの乗継or水戸の家に戻りそこから車を利用するか思案したのですが、時間・お金の事を考えて、水戸の家に金曜日に戻ることにしました。私の場合は、那須、日光、会津の山は水戸から車で行くのがベターです。
2月の大雪の影響は那須ではさほどではなかったのか、道路mの駐車場の大丸付近もまったく雪による問題は有りませんでした。歴史的に積雪を記録した奥多摩・秩父の山に登る方がよほど難儀するのではないでしょうか。
天気はほとんど期待しておらず、ほぼ予想通りでしたが、突風で有名な那須にしては驚くほどの穏やかな微風模様の一日となりました。期待していなかった視界も、下りの中の大倉尾根あたりからは若干晴れてきました。
峰の茶屋に近づくに従い、突風のためほとんど積雪らしいものはなくなり岩がごろごろの赤茶けた道が続き、登りは茶臼頂上付近でアイゼンが必要となる程度です。但し、下りはやはり用心のため装着した方がいいのかもしれません。霧の中の茶臼岳のお鉢一周でしたので、まさしくリングワンでリングで元の分岐路に戻ってくると方向がない感覚が実感できます。
峰の茶屋避難小屋は微風とはいえ、降りてきて避難小屋に立ち寄ると、天気が悪くともさすが昼食時でしたので、暖をとる方で結構にぎわっておりましたが、一人でしたのでスペースは労せず確保でき、ここで今回初めてガスを使用せずにサーモスの山専テルモスのお湯でカップめん、コーヒー、スープを試したのですが、これが驚くほどの保温性能でした。1lボトルですから、2人までの日帰りの場合は、ガスは今後は不要だなと感じました。（ビバークを考えればには用意した方が良い思いますが）重量的にはガスの方が軽量かもしれませんが、手軽さを考えれば断然利用価値大です。今回は一応ガスは用意していたのですが、全く不要でした。
朝日岳までは、冬季は通常は稜線沿いのコースらしいので、そのつもりでいたのですが、先行トレースと雪の状況から私もトラバース道を進みましたが、いざ進むと結構雪が腐っており、何度か踏み抜く箇所がありました。これからの時期は雪崩の危険も高まるので、やはり稜線沿いでしょう。
朝日岳までは鎖がフィックスされた岩場の道が続き、一部高度感のある場所もありましたが、今日は視界が利かない事もありほとんど緊張感もなく朝日の肩に到着します。視界が利かないのですが、折角ですので頂上まで往復してきました。
清水平に近づくにつれて次第に岩場が減り、積雪が多くなり時々ずぼっと潜る場所が増えてきますが、雪が風で飛ばされ締まってますのでまだこのあたりではワカンは不要です。北温泉分岐ですでに2時を経過していたため、今日は三本槍岳をパスし、中の大倉尾根へと急ぎ下り始めると、徐々に視界が利きだし赤面山の全貌、朝日岳がわずかながら望める程になりだしたのですが、やがてアイゼンが邪魔になり脱ぎ、次に徐々につぼ足では苦しくなりわかんを装着する事となりました。尾根上には比較的新しいスノーシューとスキーの軽やかなトレースがあり、多分北温泉まで楽勝と思いスキー場上部に到達したのですが、ここから先が悪戦苦闘でした。スキー場から北温泉まではトレースはあるものの北斜面の上かなり雪が腐っているため、つぼ足では厄介です。そこで、スキー場上部で外したわかんを再び装着しようと思ったのですが、わかんバンドの一部を途中で紛失しおり、修理もできたのですが面倒なので坪足で強引に降りる事としてのですが、下りにもかかわらず思わぬ体力を最後に必要としました。トレースはあるものの北斜面の腐積雪では膝から股下までのラッセルは疲れました。最後はよくこんなところを登ったと感心する急坂のトレースを北温泉宿を目指して下ると、やがて露天風呂の親子の会話が楽しそうに聞こえる場所に到達し、橋を渡り温泉宿前に無事到着しました。
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