蝶ヶ岳と常念岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 1,896m
- 下り
- 2,514m
天候 | 晴一時曇 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備された登山道。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
結婚して間も無い頃、kinuasaに北アルプスの美しさを知ってもらいたくて、新表銀座の南端に位置する蝶ヶ岳と常念岳に行った。ここは、安全かつ楽に稜線に達することができ、花と眺望、共に素晴らしいところだからだ。東京から上高地に入り、そこから北アルプスに登る場合、多くの人ができる限り奥まで行こうと槍穂なら横尾山荘、蝶常念なら蝶ヶ岳ヒュッテを初日の泊地として行程を設定する。そのため、この二つの小屋は大混雑だ。それにひきかえ、一歩手前の徳沢の小屋はいつもガラガラだし、徳沢園あたりの落ち着いた雰囲気が好きなので、asakinuはいつも徳沢ロッジを最初の泊地としていた。当時、蝶ヶ岳ヒュッテなどは頭、脚、頭、脚というように、泊まり客を交互に逆向きに寝かせて、なんとか登山者を収容するのが常態化していた。山小屋が予約制になって以降は、きっと状況は全く違ったものになっているのだろう(もう、何十年も訪れていないので・・・)。
この時も徳沢でのんびり過ごした後、翌朝、元気一杯の状態で長塀尾根を登った。蝶ヶ岳のお花畑はいつ来ても素晴らしい。なだらかな主稜線に乗ると、槍穂を中心に見事な眺望が広がる。快調に歩を進めて無事、常念に達した。しかし、ここで例によって積乱雲が暴れ出し、雷鳴が轟いた。Asakinuは金属のついたベルトなどを外して身を伏せるように指示したのだが、初めてで驚いたkinuasaは脱兎のごとく小屋を目掛けて走り始めた。慌ててasakinuはあとを追ったが、この時の全力疾走がアダとなって、二人とも以来、慢性的な膝痛に悩まされることとなった。その夜は常念小屋泊り。予想に違わず、ここは混雑知らずだ。食事も評判が良い小屋。ゆっくりと休む。
翌日は一の沢コースで下山する。コースの上部は高いところをトラバースしてゆくので、ちょっと高度感を感じるが、kinuasaも特段怖がることもなく無事に通過し、充実の山行を終えたのだった。
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