ニリンソウ群落の南高尾・入沢川からヤマブキソウとユキモチソウの城山かたくりの里へ
- GPS
- 06:10
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 392m
- 下り
- 432m
コースタイム
天候 | 曇時々晴時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
今日は午後から雨の予報だったため近場に今花の時季を迎えているヤマブキソウを見に行くことにした。
2年前に片倉城跡でヤマブキソウを見たのだが↓さすがにそこでは歩き足りないので去年ヤマブキソウを見た入沢川から南高尾山稜を歩くことにした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2315817.html
高尾山口駅の駅舎は7年前に隈研吾氏のデザインで改修されたが、もう白木部分が傷んできている。
屋外部分に白木を多用するデザインってどうなのだろうか。
こんな天気なのにこの時期の高尾山は人気でたくさんの人が向かっていく。
我々は入沢川に行くために国道20号を歩いていくがこちらには人は来ない。
周囲の山がこの時期ならではの柔らかい萌黄色に包まれていて、こんな幹線道路沿いを歩いているだけでも気持ちがいい。
入沢川・中沢川の入口から少し入った蛇塚のところのクマガイソウはもしかしたら咲いているかなとちょっと期待していたのだが、ここ数日寒い日が続いていたこともあり事前に調べていたとおりまだ蕾のままだった。
去年見に来た時は遅すぎて全部終わっていたのでなかなかうまくタイミングが合わない。
入沢川沿いを登り始めると意外にも人が増え始め、もしかしたらヤマブキソウが見頃なのかなと思ったのだが、ヤマブキソウではなくニリンソウだった。
ただこれだけの規模のニリンソウの群落は初めて見た。
ニリンソウはちょうど見頃だったが、人が多めなので足早に通り過ぎてしまいちょっともったいなかったかもしれない。
南高尾山稜の稜線に上がる。
いつもはトレランの人も多いのだが、今日は天気も天気なので思ったよりは人が多くない。
西山峠で朝食を摂っていると津久井湖側から少し陽が射してきた。
ニリンソウは堪能したのだが今日はヤマブキソウが見たかったので気分は少々消化不足。
調べてみると3週間前にカタクリを見に行った「城山かたくりの里」でヤマブキソウが見られるようなので、この足で向かうことにした。
三沢峠までは高尾山口駅方面から草戸山経由で歩いて来た人も多かったが、城山湖へ向かうと、今日は天気が悪いので城山湖観光の人は少ないようでとたんに人が少なくなった。
城山湖の駐車場やテニスコートなどは「地権者からの返還の申し出」により閉鎖との看板が立っていて軒並み閉鎖されている。
駐車場やテニスコートなどは封鎖されているだけで特段有効活用されているわけでもない。
地権者が公共団体に有償で貸していたのか無償で貸していたのか分からないが、仮に無償であったとしても固定資産税の減免など何かしらメリットがあるわけで、それが単に利用されずに閉鎖されているということは何かトラブルがあったのだろうか。
陽は時折射すが、小雨がパラついてきたので小松城址を通る小松トレイルは歩かずにそのまま車道を下っていくことにした。
「城山かたくりの里」の小山にはアンテナが建っているので遠くからでもそれと分かるようになった。
城山湖からは案外近いものだ。
3週間前のカタクリ全盛期の時は駐車場に交通整理の人が出るほどの賑わいだったのだが、今日は駐車場も落ち着いている。
入口の看板によるとなんと「城山かたくりの里」の本年度の開園は今日が最終日とのこと。
これはちょうどうまいタイミングで訪問したものだ。
入場すると、すぐにヤマブキソウの群落。
入沢川の入口では蕾だったクマガイソウも咲いていてヤマブキソウとの共演。
こんな近い距離なのに微妙に気温が違うのだろう。
そして、いちばんのサプライズがユキモチソウだった。
3週間前に来た時に「雪餅草(ユキモチソウ)」の立札のある所を探したのに見つからず、帰りがけに出入口にあるパネルを見たらユキモチソウのところの写真がアオマムシグサになっていて、これは施設の管理者がアオマムシグサをユキモチソウと勘違いしているのだなと思ったのだ。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4117056.html
それが今日その場所へ行ってみたら、本当のユキモチソウが咲いているではないか。
自然に生えているものではないが、鉢植え以外で初めてユキモチソウを見られて感動した。
肉穂花序のところが丸餅のようで、何回見ても不思議なかわいい花である。
来春には出入口のパネルの写真はアオマムシグサからユキモチソウに直っているだろうか。
入沢川から三沢峠の南高尾山稜だけでは物足りなかった花をたくさん見ることができ、「城山かたくりの里」に足を延ばしたことで大満足の春の花散歩となった。
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