美しすぎる北アルプスが牙を剥く唐松岳・白馬八方尾根
- GPS
- 03:25
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 616m
- 下り
- 609m
コースタイム
八方山ケルン8:45
八方ケルン 9:00
丸山ケルン 10:39 撤退
八方池山荘 11:50
天候 | 八方池山荘−5℃微風 丸山ケルン−15℃ 20m |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
中央道安曇野IC及び上信越道長野ICより約1時間 ゴンドラリフトアダム 往復1600円、15kg以上は荷物料かかります。 始発7:30(連休時間で1時間早い) アルペンクワッド 300円片道 グラートクワッド 300円片道 ※曜日、休日により始発と最終が違うので注意。 http://www.happo-one.jp/gelande/lift.html リフト始発最終時間を確認できます。平日・週末は違う。 http://www.happo-one.jp/news/ 登山開始前に最終時間をチェックしてください。 白馬八方温泉 みみずくの湯 http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日に雪が降ったので、やや雪の量は多くなっていました。 トレースはありコースは問題無く解ります。 ただし、前日の雪で先頭でスタートした場合はラッセルが必要かと 思われます。丸山ケルンまでは12本アイゼンで問題無く行けます。 ワカンやスノーシューは、あれば便利かも知れませんが、私的には お荷物なので、車に置いていきました。 毎年同じですが、丸山ケルンより先は風が強く、今回は20メートルを 越えている事と、ガスが下がり急激な気温低下もあって撤退しました。 一件穏やかな八方尾根ですが、やはり北アルプスなのでの稜線なので ご注意ください。 |
写真
感想
3連休でも雑務や親戚関係の観光案内とかいろいろあって、1日だけ山に行ける事となりました。
里の天気は良いですが、山域の天気は昼過ぎから回復傾向であり、
北関東の山域は午前NG。長野県は良さそう・・・
八ヶ岳はこの時期は避けたい。
西穂は風が強い予測があり、危険すぎる感じ。
白馬方面は天気が良く回復する時間も早いな〜
てな事で、今回で3回目になる白馬八方尾根を登り唐松岳より
岩フェチの総本山、剱岳を見に行く事に。
八方尾根は開放感と景観も抜群であり、雪崩のリスクもほどんど無いので
丸山ケルンまで雪山ハイキングする方も多いですね。
最近は尖った山に行ってないし、暴れたい気分たったので
唐松はベストな選択でした。
体調もベストな状態でしたから、スタートからややハイペースで
歩き、唐松岳までノンストップで3時間を目標に歩きました。
八方尾根は気温もやや高く、快晴。快調に進み約2時間で丸山ケルン手前まで
到着、これなら3時間で唐松に行けるペースだと思いきや・・
猛烈な風が横に吹き抜ける。
春の気候がたった数分歩いただけで、風速は15メートルを超えている。
瞬間は20メートル以上だった。
体温がどんどん低下して、急いでグローブを付けたり、フリースを着込み、
コーグルを付けて、悪天候の雪山フル装備となる。
手袋からグローブに交換するにも、どんどん手が冷たく痛くなり
体温が低下するのが解り、ある意味恐ろしさを感じる。
ジャケットを着替えるにしても、一瞬でも手を離せば飛んで行く・・・
飛んで行けば、命が危険な感じさえする風の強さでした。
冷静に装備を付けて、再スタート。丸山ケルンまで登っていく。
途中で、山岳カイドの方と会話。
なぜか私に話しかけてくれた・・・・
あの稜線の雲を良く観察してください。あれが降りてくれば危険です。
−20℃以上になり、ホワイトアウトで遭難の危険にさらされるので・・・
と、アドバイスされました。
自分でも厳しいと考えていた矢先にアドバイスを頂いてから
丸山ケルンまで登ると、さらに強い風とブリザード。
測定すると瞬間25メートルを超えた。
あと山頂まで、普通の天候なら1時間で行けるだろうけど・・・・
素直に撤退を決めました。自己評価で7割危険と感じたら帰ろうと
いつも決めてるので、帰る事としました。
もしかしたら晴れるかも、少し時間が経過したら風が収まるかも・・・
ちっと考えましたが、死にたくないので帰ろうと思いました。
丸山ケルンから撤退して、5分程度も歩けば小春日和の雪山で
風もなく・・・何事も無かった感じです。
何か損した感もありましたが、無事に帰ればまた山に登れると思い
に入り、早く家に帰ろう〜
次回は完全燃焼できる登山がしたい〜
carolさんこんばんは。
山に向かう途中の道から目的の山やアルプスの山並みが見えるとテンションが上がりますよね。
八方尾根も行ってみたいですが、こういう天候の変化があると私の技術では湖に時期は無理そうなので、まずは雪が無くなった夏山シーズンに行ってみようと思います。
ニューアイテムも手に入れたので
Chilica さん
森林限界を超える雪山登山はリスクがありますね。どこで撤退するかがポイントで安全登山ができるかだと思います。もちろん経験や技量も必要かと・・・
八方尾根は雪が無ければ、危険な場所は、ほぼ無いですし北アルプスの絶景を楽しめるので、是非行ってみてください。初夏なら唐松、燕岳、常念岳はオススメです。
おつかれさん。
暴れ不足でしたかね〜〜〜
でも、暴風でも青空なだけいいじゃ〜〜ん。
私は暴風+まっしろしろすけだったよ〜〜ん
teku姉さん
八方尾根だと丸山ケルンまではハイキングコースで
沢山行く方が多いし、そこまで行けたし・・自分の真上は快晴ですから〜
マシな方ですね。 剱を見られないのは無念でしたが・・・・
下山でわざとコースを外してラッセルしながら、体力消化していました。
暴風で真っ白とは・・・谷川ですかね〜たぶん。
ちっ、読まれてる・・・・
当日同じ山に登っていて、丸山ケルンで稜線ガスの情報を教えて頂いた者です。
あの時は親切に教えて頂き、本当にありがとうございました。
あの後しばらく様子を見ていましたが、回復の見込みも無く私も撤退しました。
またチャンスを待ってチャレンジしようと思います。
情報本当に有難うございました。また主様のレコを楽しみにしています。
丸山ケルンの下から風が凄かったですね〜
私もあの雲が無ければ、まだ前進したと思いますが、
丸山ケルンであの強さだと稜線は25メートル以上だと思います。
雲の流れで強風とガスの危険を感じて山頂目指すにはリスキー
でしたので、撤退しました。
何人かの方に情報提供しましたが、
生死にかかわる状況でしたので・・・少しでも役立てばと思いました。
tais0903さんも安全登山を続けて、これから来る夏山を楽しんでください
見事な晴天&突然の暴風、やはり雪山は「怖い」場所なんだなぁ〜と改めて実感するレコですね。きっちりリスクマネジメントが出来るcarolさん、お見事!!!
Penさん こんにちは。
穏やかでキレイな尾根を登って、今回も剱岳が見られる〜
楽しいな〜と思い、絶景の八方尾根を気持ち良く登っていました。
ガスがでる前に山頂を踏みたいと思い急ぎましたが・・・
あの天候でした。多少、稜線の強風は北アですから覚悟をして
いましたが、撤退条件が見事に揃ったので、迷わず撤退でしたね。
ペンさんの言われる通り、怖いとも思いましたね。
また不完全燃焼だったのが残念でした。
こんにちは。
見えていましたよ、北アルプスの、特に後立山の峰々。八ヶ岳の稜線から、大展望の中に、特に目立ったのは、鹿島槍の周辺でしたね。素晴らしい光景でした。
本当に屏風みたいでした。
でも、境界のはっきりしない、強風の渦巻く雲は、恐ろしいですよね。
見事なご判断でした。
一時的にも、展望は堪能されたのではないでしょうか。でも、速攻日帰りとは、もったいないですね。
お休みがもっととれるよう、や天気に恵まれますようお祈りしています。
devilmanさん こんにちは。
八ヶ岳から見る、北アルプスや南アルプスは素晴らしいですね〜
鹿島槍や白馬は見えると思いますが、五竜や唐松は見えないかも知れません
山頂は踏めませんが、八方尾根からの眺望は最高でした。
家の事情もあり速攻日帰りでしたが、夏から秋は泊まりが多くなるため
控えめにしています〜
devilmanさんも良い山行を
キャロさん 何時ものように亀コメです^^;
四季を通じて山に足を向けられると
このような天候に出会うこともありますよね
それでも青空が眩しくて、Blue&Whiteの世界が綺麗です
私も以前にWhite outを経験して、「死…」 を意識たのが北海道の御山でした
痛い思いは出来ればしたくないですからね
キャロさんみたいに経験豊富な「余裕の判断」が素敵です
次回の「ガッツリレコ」楽しみにしています
naotosasさん いつもコメありがとうございます。
自然は美しいですが、時として牙を見せるので怖いです。
私の場合は小心者なので、怖い・・・から早い判断が
結果的にでるようです〜
完全なWhite out経験が無いですが、あれは精神的にも危険ですね。
なかなか不安定な時期はガッツリ山行ができないのが辛いです。
暑がりなので、低山でやると逆効果に・・・・・
naotosasさんのレコも期待しています〜
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