悦楽の稜線漫歩♪南ア茶臼岳&上河内岳


- GPS
- 50:17
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,979m
- 下り
- 2,981m
コースタイム
4:00 起床
4:30 安倍ごころ出発
8:00 沼平
8:45 畑薙大吊橋
9:25 ヤレヤレ峠
11:00 ウソッコ沢小屋
12:05 中の段
12:50 横窪峠
14:30 横窪沢小屋 冬季小屋泊
3/22(土)
3:00 起床 4:10出発
7:30 茶臼小屋上部の尾根
7:45 県境の尾根に到達
9:25 上河内岳 9:35
10:40 県境尾根上のコルで昼食
11:50 茶臼岳
12:20 茶臼小屋
15:05 横窪沢小屋 冬季小屋泊
3/23(日)
4:00 起床 5:30出発
6:00 横窪峠
7:10 ウソッコ沢小屋
8:50 ヤレヤレ峠
9:25 畑薙大吊橋
10:05 沼平
天候 | 3/21(金) 天気予報では3連休ずっといいはずだったけど、標高1600mぐらいのところであられ→雪 3/22(日) 早朝より快晴&無風。信じられないぐらいの好天!! 3/23(月) 22日に引き続き好天♪ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今回は新東名新静岡IC下車後、安倍街道を10分ほど北上したところにある賤機都市山村交流センター「安倍ごころ」という施設の駐車場で車中泊しました。 自動販売機、夜間使用可能なトイレあり。 新静岡ICから畑薙ダムまでコンビニは新静岡IC近くのローソンとサークルK2軒のみ。 前回は三ツ峰落合線から井川に至りましたが、今回は口坂本温泉経由で井川に向かいました。(三ツ峰落合線は通行止めだったようです) 新静岡ICから畑薙第一ダムをちょっと過ぎたところの、一般車が入れる限界の沼平までは少なくとも2時間かかります。 沼平にゲート、登山指導所があります。 20台ほど駐車可能。 大雪のせいか路上の落石がひどく、1回車から降りて石をどけました。 帰路、白樺荘近くで「ゴーンゴーン」という音がするので何かと思ったら、頭上の落石防護鉄板に岩が落ちて当たってる音でした。 やばい、とおもい、停車すると10mぐらい先を人の頭大の岩が落ちていきました。。。 完全に雪が溶けるまで落石には最大限注意です。 夜間通行止め地帯もあるようなので、事前に確認が必要かと思います。 http://ikawa.ooi-alps.jp/main.asp |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況 前回、正月に訪れたときとかなり状況が変わって(悪化して)ました。 写真コメント、感想に詳しく書いたのでここではあまり書きませんが、 今回の核心部は横窪沢小屋に到るまででした。 過剰なくらいに慎重に、装備は十分に、が合言葉です。 入山してみないと雪の状態は読めないと思っていたほうがよいと思います。 ☆登山ポスト ゲートがある沼平に登山指導所があり、登山届、下山届が提出可能です。 ☆温泉&食事 畑薙ダムから車で10分のところにある白樺荘で温泉&食事しました。 kameが目ざとく気づいたのですが、食堂のメニューにない「焼肉定食」が存在 するようです。興味ある方はトライトライ。 |
写真
必死でピッケルでカッティングして進むも、もし落ちたら2、30m真っ逆さま。。。
一旦横窪峠に引き返して作戦練り直しです。
頑張れば日没前に茶臼小屋にたどり着けるかもしれませんが、天気も悪い、雪の状況もわからないので行動を打ち切ることにし、明日の天候回復に賭けることにしました。
嫌って尾根を歩いていたら、茶臼小屋よりだいぶ上にきてしまいました。
地図を見る限り、今いる尾根が上河内岳へと続く県境尾根に乗り上げるので、このまま小屋に寄らずに尾根を登ることにしました。
装備
個人装備 |
ワカン 2
ピッケル 2
ストック 2
アイゼン 2
ヘッデン 2
サングラス 2
ゴーグル 2
シュラフ 2
シュラフカバー 2
マット 2
バラクラバ 2
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共同装備 |
ツェルト 1
コンロ 1
ガス缶 2
電池予備単3 6
電池予備単4 6
ラジオ 1
水筒 4
|
感想
南アルプス南部冬季小屋めぐりの旅となった年末年始のkamehiba山行。
hibaはやはり雪のある時に茶臼岳&上河内岳へ行きたかったみたい。
久しぶりの3連休3/21-23に再トライを計画しました。
木曜の夜、都内を出発して新静岡IC近くで車中泊。
日の出前に登山口の畑薙ダムへ向かいます。
通行止めの多いこのアプローチ、静岡市のHPなどで調べて2月の大雪の後の通行止めは解除され、
一部まだ通行止めのルートはあるものの登山口へ車で行ける事を確認したはずでしたが。。
出発すると数箇所の分岐で「沼平〜八木尾又間 夜間通行止」の標識が!
「えぇっ」と動揺してスマホで調べるもその情報が出てこない。
「夜間って何時まで??」「八木尾又ってどこ?」と不安になりながらもhibaが「大丈夫なはず」と車を走らす。
結局、登山口まで無事辿り着けたのですが夜間通行止めの区間は不明のまま。
ネットでチェックするだけでなく直前に電話で問い合わせもするべきでした。大反省。
そして登山口に着いてびっくり。
大晦日にここへ来た時は車が10台以上駐車されていて驚きましたが今回はなんとゼロ台!
好天予報の3連休だから混むかもねぇ、な〜んて予想していたらなんと我々のみという驚き。
まぁ「ふたりきり」の多いkamehiba隊の山行なので「今週末はどこも天気がよさそうだからね〜」
などと暢気にスタート。
名物の吊橋までの林道は前回以上に落石が酷いです。雪が溶けきるまではしばらくこんな状態が続くかもしれません。
ひしゃげたり、すっかりなくなったりしたガードレールや巨大な岩がゴロゴロしているところをちょっとビビリながら通過します。
3ヶ月ぶりの吊橋はやっぱり長いですね〜
この橋は「こっちの世界」と「あっちの世界」の境目みたいだとhibaは言いました。
吊橋を渡ってすぐは雪もなく、トラバースが始まると少しずつ雪が出始めます。
「この辺りは前回と同じだねぇ」な〜んて話していると、第二のびっくりが現れました。
ちょっとした谷を跨ぐようにトラバースが続くのですが上部からの土砂でスタンスが流されてトラバース道が寸断されています。
ヤレヤレ峠までは差した登りもなくトラバースをポクポク行くつもりでいたので「あれ〜こんなところあったっけ〜」
と谷を見下ろすと10メートル位下にひしゃげた鉄の橋が無残に落ちていました。
足元を見直すとすぐ下に折れ曲がった橋の支柱だったであろうパイプもありました。
正月にはあった足場用の橋が流されてしまったようです。
「うへぇまだスタートして1時間も経たないのに敗退か?!?」と思いましたが土砂を足で軽く踏みながらスタンスをつけ
斜面の木の根をつかんでどうにか通過できそう。
ザックが重いのでバランスを崩さないように慎重に一人ずつ「そ〜っと」歩きました。
無事通過してほっとしましたが帰りは下山の最後の最後にこの難所があるのかと思うとちょっと憂鬱になりました。
ヤレヤレ峠にまさにヤレヤレと到着。今回は正月の経験からいくつかの難所を想定していましたがまさかヤレヤレ峠の
手前で難所に出くわすとはちと想定外でした。
ヤレヤレ峠からウソッコ小屋までも想定外が続きました。
しばらくトラバースを進み、ウソッコ沢へ下り沢沿いをしばらく進むのですがこの沢沿いが酷く荒れています。
沢沿いの斜面で小さな雪崩や土砂崩れがあったようで、下へ押し流された雪や倒木、土砂で沢沿いの登山道が
何箇所も塞がれていて歩きづらくルートが非常に判りづらいです。
跡の感じから1週間くらい前のものでしょうか、たまに現れるトレースとお正月の記憶を頼りに進みます。
沢に渡してある橋は無事だったのは幸いでした。
この吊橋〜ヤレヤレ峠〜ウソッコ小屋は思いがけない悪路で予定以上の時間がかかりました。
ウソッコ小屋はもちろん無人。ここで休憩をして先を急ぎます。
前回は行きも帰りもポカポカ陽気だったこの場所ですが天気はすぐれません。
予報では初日から悪くないはずでしたが山の上の方を見上げると白い風が舞っています。
ウソッコ小屋からはルートはほとんど雪で覆われてかえって歩きやすくなり、ようやく最初の遅れを取り戻せるなぁと
思いながら進みます。
横窪峠への急斜面辺りからチラチラを降っていた雪が本降りになってきました。
横窪峠に辿り着き、沢の向こう岸に横窪小屋が見えました。
「はぁ、どうにか茶臼小屋へ向かえるくらいに横窪小屋に着けそうだ」と思いながら前回通ったルートを思い出しながら
斜面の中ほどをトラバースして進み始めました。
なかなかの急斜面でスタンスも雪で消えているのでつぼ足でスタンスを作り、斜面の木などを掴みながら進みましたが、
中程で斜面の上からの雪崩で雪や木が沢のほうへ流されて雪がほとんどついてない岩と氷の斜面になってしまいました。
ストックをピッケルに替えてスタンスを作ろうとしましたが歯が立たず。。
kameに交代してhibaもトライしましたがどうにもこのままトラバースはできそうもないので一度峠へ登り返して仕切り直しです。
風も雪も強くなり、hibaと最悪ウソッコ小屋へ戻ることも話ました。
出来る限り頑張ろうと話して、ピッケル&アイゼンを装備して壁の弱点をさぐります。
正月の時は斜面の中ほどを左へしばらくトラバースして、沢に渡された小屋への橋の辺りで下降したのですがこのルートは通れそうもありません。
峠からすぐ下降すれば傾斜もまだ緩く立ち木もあるのでそちらを沢のすぐ手前まで下り、沢沿いを橋まで進むことにしました。
まず、木を掴んだりピッケルを使って慎重に沢手前に下り、沢沿いのトラバースを始めましたが斜面からの雪が見事に
沢のほうへ落ちてきているようで雪が深く、踏み抜く、踏み抜く。
その上、沢が近いので踏み抜いた拍子に沢に落ちないか冷や冷やしました。
ようやく橋に辿り着き、対岸の横窪小屋に着きました。
最初から装備を整えなかったのが悪かったのですがここの通過だけで1時間以上掛かりました。
全身真っ白になって小屋に着き、hibaとこの先茶臼小屋へ進むのはやめようと話しました。
登山口へのアプローチでヒヤヒヤして、橋の崩壊、ルートの崩壊、すっかりダメダメ弱気モードのkameでしたが
こういう時、hibaはなぜかやる気満々なんですよね〜、不思議。
「こういうアクシデントとかがあるからかえって楽しいよね」と言うhiba。
外はまだ風と雪ですが快適な冬季小屋で落ち着くと元気復活。
こうなると2日目の行程が長くなるので晩ご飯をたっぷり食べて早寝して、明日に備えよう♪と食いしん坊も復活。
まずビールで乾杯して、晩ご飯は豚肉キムチチゲ豆腐&玉子ネギ入りです!
新大久保で買ったチゲの素はなかなか本格的で辛く、お腹からポカポカになり美味しかったぁ。
日が落ちても風も雪もおさまりませんでしたが明日の好天を信じて寝袋に入りました。
翌朝は3時に起床。外に出ると満点の星空で雲ひとつなく風も全くありません!
軽く朝ご飯を食べて、4時過ぎにヘッデンで急坂の続く茶臼小屋への道を行きます。
まだ日も上がっていないので雪はよくしまっていて歩きやすいです。
汗をかかないようなペースでラッセルはいつ始まるかとドキドキしながら進みます。
出発して1時間過ぎると木々の間から見える空が明るくなってきました。
横窪小屋から茶臼小屋まで標高差800メートル弱。辺りがすっかり明るくなり半分以上登っても雪はよく締まっています。
そろそろ小屋が見えるかな、と思うころに少し雪が深くなり踏み抜くと膝上のこともありますが
それもほんとうに少しだけ。あれだけ懸念していた踏み抜き地獄も早出のお陰で全くの杞憂でした。
茶臼小屋が眼下に見える辺りに来た時に茶臼小屋に寄ると一旦少し下って上り返すことになるけれど、
上河内岳へ先に行くのならば茶臼小屋に寄らず進めるのではないかとhibaと話ました。
地形図やGPSで確認するとそのまま緩やかに登ると県境稜線に合流することがわかりました。
800メートルの登りの雪の状態が予想以上によかったことと、この上河内岳へ続く県境稜線へショートカットで合流できたことで
かなり時間を短縮できたお陰で上河内岳〜茶臼岳の素晴らしい稜線を時間を心配することなく満喫することができました。
会社への行き帰りにボーッとですが地形図を眺めていたのが少しは役にたったかなぁと思いました。
樹林帯を出ると真っ青な空と白い峰々が目の前に広がります!風もほとんどありません!
お正月の暴風の吹雪の向こうにはこんな絶景が隠れていたのですね、感激!
県境稜線はまさにビクトリーロード。
上河内岳は右手にそびえる富士山にも負けないかっこいい白銀の峰です。
まだ300メートルほど登りがありますがこれ以上ない好天で自然と足が前に前に進みます。
うろこ状でクラストした雪面に基本のフラットフットでアイゼンをきかせながら登ります。
途中岩の出た急斜面も少しありますがあせらず進めば大丈夫。
上河内岳山頂は聖岳への稜線を右にはずれます。
最後の約15分の登りは「下りは怖そうだなぁ」と思うくらいの傾斜ですが山頂からの景色への期待で全く気にならず。
登りきった山頂からの景色はもう本当に感無量!
隣の山の聖岳は巨大で随分遠くに感じます。よく南アルプス南部はひとつひとつの山がでっかいと聞きますが
目の前の風景を見て納得。そして富士山が近い!
南アルプス南部のほんの入口の一山に登っただけですがこの山域に魅了される人が多いのもよくわかる気がしました。
雲ひとつない空と360℃の大展望をhibaとふたりで満喫します。
次は茶臼岳への白い白い稜線漫歩です!
途中、富士山を目の前に霧氷をまとった木々のある平らな場所でのんびりパンとチャイでランチをしました。
無風、青い空、富士山、南アルプスの山々に太陽がキラキラ光る楽園です。
ここにテントを張って日が落ちるまでこの絶景に浸っていたい!と心の底から願いました。
茶臼岳も遠そうに見えてさほど遠くありません。気がつけば茶臼小屋への分岐、そして山頂までの登りもあっという間。
実はkameは上河内岳ですっかり満足して茶臼岳は行っても行かなくてもいいやぁな〜んてヘタレなことを
考えておりましたが、これは大間違えでした!
茶臼岳山頂からの景色は上河内岳からとはまた違った絶景が待っていました。
そして上河内岳は標高のせいかさすがに気温も低く風も若干ありましたが茶臼岳山頂は無風でぽかぽか、まさに昼寝ができそうな感じでした。
いつまでもこの白い絶景を堪能したかったのですが横窪小屋への下りが待っていますのでこの辺でお別れです。
美しくも厳しい南アルプスの山々に別れを告げ、「また来るよぉ〜」と言いながら茶臼小屋へ降ります。
茶臼小屋の階段辺りでティータイム♪
お正月のあの真っ白で暴風の場所と同じ場所にいるとはにわかに信じられません。
なごり惜しいのにも程がありますが、横窪小屋へ下ります。
茶臼小屋から少し登り返して確実に行きのトレースと合流して下山します。
行きよりも緩くなった雪質に少し苦労しながら下山ですがトレースがしっかりしているので
お正月のあの猛ラッセルの下りよりはずっと楽チンです。
「行きはさほど感じなかったけどやっぱりここの登りは急だねぇ」と話ながら慎重に下ります。
無風の好天で雪はどんどん緩んで行き、hibaの踏み抜きもどんどん増え始めます。
「いやぁねぇ」なんて思いながら降っていくと残り1/3位でなんと雪が消え始めました。
今朝出発した時はあんなに真っ白なルートだったのに残り1時間のところから土の見える道の方が
多くなってきました。
やはり春は倍速で雪解けが進むのかな。ちょっと寂しく思いながら雪と土の斜面を下りました。
横窪小屋に着くと小屋の周りのトイレへの道などは雪が半分消えていました。
ここで久しぶりに登山者と遭遇です。ソロの男性で小屋の前で今夜はテント泊のようです。
横窪小屋にたどりつくのが遅くなってしまったのでここで停滞し、我々と同じように2日目に茶臼・上河内岳を
目指すそうです。
ラッセルを想定して下山は5時過ぎくらいになると想定していましたが好天と雪質のよさで3時には
小屋へ戻ってくる事ができました。
焼酎で無事登頂を祝って、kamehiba隊定番のマーボー春雨&中華ふかひれスープです!
素晴らしい稜線歩きで二人とも興奮して降りてきてもず〜っと上河内岳〜茶臼岳の話をしていました。
食後のデザート&コーヒーも堪能して就寝。
心も体も疲れていたためか二人ともこの夜はなかなか寝付けませんでした。
ビビリのkameはその上、下山のガレ場歩きが心配だったせいもあったのだと思います。
翌朝も快晴!
テント泊のソロさんは夜明け前に出発されたようです。
2晩お世話になった小屋をきれいにして「お世話になりました」とご挨拶して出発です。
まずは初日に悪戦苦闘した横窪峠への登りです。
早朝で雪が締まっていたこと、行きと逆に登りだったこと、自分達のトレースがしっかり残っていたこともあり、
さほど苦もなく峠に到着しました。
先行はもちろんhiba。こういう時はhibaの踏み跡はステップが大きくってしっかりしているので階段みたいでグーです。
初日はほとんど雪道だった横窪小屋〜ウソッコ小屋間も雪が残っている所のほうが少ないくらいなのでアイゼンを
早速はずして進みます。
階段と吊橋を渡ったらウソッコ小屋です。ここまでは峠の難所以外はのんびり歩けます。
ウソッコ小屋から沢沿いのルートに下りるとガレ場歩きです。
倒木をまたぎながら進んでいるとソロの男性と出会いました。この日は茶臼小屋まで行かれる予定だそうです。
「道が悪いですねぇ」などと話し、この先のルートの状況などを我々の知っている範囲で少しお話しました。
ウソッコ沢を離れ、中途半端に雪がついて嫌らしいトラバースを終えるとヤレヤレ峠です。
ウソッコ沢からここまで登り返すので「ヤレヤレ」なんですが今回はこの後に橋が落ちてしまったガレ場の通過が
あるので「ヤレヤレ」はあとちょっとお預けです。
おやつを食べてもう一頑張りです。
ガレ場はどうにかスタンスもとれ、つかまる所も多少あるので通過できますがスタンスが非常に緩いので
多くの人が通るともっと歩きづらくなるかもしれません。
難所を過ぎ、どんどん降りていくと大吊橋が眼下に見えました。
「あっちの世界」へ戻る時間です。
橋の真ん中で後ろの空をもう一度見返します。雲もなく青い青い空です。
「うん、今日もいい天気だ!」と独り言を言って林道を歩き始めました。
ポクポク歩いて登山口に辿り着くと車は3台。
こんなに良い天気の3連休でしたがこのルートにいたのは私達も含めてたった4人!
いつもは業突張りで「山頂二人締め〜」などと喜んでいますが今回はあまりの好条件と絶景に
「こんなに凄い景色なのにもったいな〜〜い!」と思ってしまいました。
帰りはもちろん白樺荘でお風呂に入り、白い茶臼岳を湯船から見ながら「あ〜昨日はあそこにいたんだなぁ」
と余韻に浸りました。
最高の3日間、お山にhibaにお会いした方達に感謝。
ダラダラと長いレコをお読みいただきありがとうございます。
皆様、よい山行を!
県境稜線からの眺望
こんにちは。倒木帯の辺りでお会いしたpetercatと申します。横窪峠からのトラバースの状況を教えていただきとても助かりました。
上河内岳、茶臼岳登頂おめでとうございます!山頂からの光景はやはりいいですね!
上河内岳、僕はあとちょっとの所で怖くなり撤退してしまいましたが、またチャレンジしたいと思っています。
しかしこの3日間、奇跡のように晴れ渡っていましたね。
またどこかでお会いできたら嬉しいです。
petercatさん、こんにちは!そしてヤマレコ上では初めまして
私達こそ、年末年始に茶臼・上河内岳を目指した時からpetercatさんのレコを参考にさせていただいておりました。
直接お礼を言うチャンスを逃しました
静かな山域は大好きですが今回のような情報の少ない山にいる時は情報交換ができる方々に
出会い、ご挨拶して歩けるとホッとしますね。
あの倒木帯でpetercatさんにお会いして、その先のガレ場も我々でも気を付ければ歩けると思い少し安心しました。
我々は好条件が揃って茶臼と上河内岳に登頂することができました。
petercatさんのように体力があれば何度でもチャレンジできますね!
次は是非ピークを踏んでください
そしてまたいつかどこかのお山でお会いできると私達も嬉しいです
こんばんは!
南アルプスのでかさと「見知らぬ土地」感に緊張しながら拝見していました
私には完全にアウェーな世界ですが、お二人にとってはもうホームの一部なんですね
山の迫力がなんだか違うように感じます。
とんがって重なって、といった北アルプスの印象とは違いますね。
ここの冬を堪能できる実力はまだないけど、でかい景色に囲まれてみたいものです
monsieurさん、こんばんは!
南アルプス、本当にでっかいです!
聖岳なぞ、隣のお山なのに独立峰みたいな迫力でした
「ホームの一部」では決してないです
南アルプス南部の本当に玄関先にお邪魔させていただいたというのが我々の実感です。
ギザギザ北アルプスとはまた違った、懐の深い山域です。
素晴らしい山山がありますのでmonsieurさんも是非歩いてみてください
もうレコ読んでてドキドキしっぱなしでした
まぁレコがあるってことは大丈夫なんですけどね(笑)
しかし凄いところ登ってますね
自分じゃまだまだだなぁ、勉強になります!
仲の良いお二人だからこそ苦労も楽しくなるんでしょうね
写真でですが絶景堪能させていただきました
Ponsukeさん、こんにちは!
私達もドキドキでした
色々想定しながら想定以上のことが起こるのが雪山の楽しいところかもしれません
期待以上の好天で夢のような景色を堪能しました。
私達のへたっぴな写真で満足せずponsukeさんご自身の目でいつか見てみてください
横窪沢小屋へのトラバース、かつて私たちが行った時は、1月の中旬でもあり、kamehibaさんのレコほど困難ではなかったのですが、うちの奥が「泣き」でした。
南南アは、年末年始からGWの間は、ほとんど一般入山者がいない(とんでもない力を持った方達を除き)と考えて良いでしょうね。
貴重な記録、ありがとうございました。
ricalojpさん、こんにちは!
あぁ、またしても後手に回りました。。
今回も正月山行の前もricalojpさん達のレコを穴が開くほど読ませていただきました。
大変助かりました。ありがとうございました
しかし、お二人のレコを見ておきながら横窪小屋へのトラバースに我々も「泣き」ました
お正月の時も十分難所だったのに、注意していたのに、我々の想像を軽く上回りました。
山は自然は本当に凄いなぁと、そして自分達は本当に甘いなぁと、実感した場面でした。
こちらこそ、つたないレコにコメントありがとうございました!
こんばんは、kame姉さん、hiba軍曹様!
当分強制的に自宅に引きこもる予定のカマセンでございます(^^)v
いや〜リベンジ成功おめでとうございます
前回の正月の山行もドラマティックでしたが、無念の撤退でしたもんね
今回はばっちりこの前の無念を張らせたのでは
どこも天気が良かったみたいですけど、kamehiba家にも天気も味方したよう何よりです
時期は違いますけど、我が家も今年のお盆休みはこの辺りを歩こうと思っているんですよ
南アルプス南部は全く歩いたことがないエリアなので、とても楽しみです
間近に見る聖岳、おっしゃる通りスゴい迫力(゜ロ゜)
南部はデカイ山が多いですね
そして、丸ごとネギの外付け、とても参考になりました(^^)v
p.s.
あ、丹沢行けなくなってしまいました
乗鞍岳のこともいろいろお話しようと思っていただけにとても無念なり〜(>_<)
また次の機会に宜しくお願いしますm(__)m
カマちゃん、こんにちは!
本当に今回は好天に助けられ素晴らしい山行となりました
あんまり「リベンジ」という言葉は好きじゃないんですが今回ばかりは言わせて頂きます。
まさにSweet Revengeだったよ〜〜〜
我々もまだまだ南アルプス南部
D-chanと是非是非歩いてみてください
ps
丹沢のこと読みました〜
うちも話したい事、聞きたい事、たっくさんあったので本当に残念です
でもD-chanのショックもよくわかります。たっぷり、たっぷりやさしくしてあげてね。
マイカー登山もいいけど、電車やバスの山行も悪くないですよ!
伊吹山弾丸バスツアー、おすすめです
冬のこのエリアって行けるんですね〜〜〜
考えたことも無いから驚きです。
すごいな〜〜〜
去年は南アコレクターになってしまった私。
今年の夏もガンガン行きたいと思っています。
でも、畑薙まで一人で運転していくのはもうイヤだ〜〜〜
超遠かったです・・・・
tekuさん、こんばんは〜
去年はtekuさんの数々の南アルプスレコを指をくわえて見ていたkamehibaです
今回は最高の条件で無事登頂できました
ここより奥は我々にはまだ厳しいですね〜
でも美しい稜線が続いて目の毒でした
ネギ、大活躍でしたよ
お豆腐も!山での鍋は最高ですね
kameちゃん、hiba軍曹、おはようございます〜
人が遠くで呑んだくれてる内にまたチャレンジ精神いっぱいの山行を
いや〜、真っ白な聖、素敵過ぎます
また今度ゆっくりお聞きしますね〜(笑)
フレさん、おはよ〜ございます。
kameがネギしょってkameネギです
今回は本当に絶景尽くしの山行でしたよ
でも「遠くで呑んだくれ」も十分うらやましかぁ〜
私達も聞きたいこた山盛り
ふふふ
一時は自分もこの山域にお邪魔していたのですが、最近はごぶさたしているので上河内岳からの景観がみれてよかったです。
やはり、南アの雪をかぶった山容は雄大で好きです。
横窪沢小屋に峠からおりるところは夏道でも足場が小さかった印象ですが、大変なんですね。
茶臼小屋までの急登は問題にならなかったですか。
また折をみて雪景色をみにいきたいと思いわされるレコでした。
お疲れ様でしたー
メタさん、こんばんは〜
メタさんの南アルプス南部の渋いレコもちろん既読でございます
樺段あたりからは雪たっぷりというか雪に覆われていないところがないくらいの積雪でした
本当に素晴らしい景色で夢じゃないかとほっぺをつねりたくなりました。
難所はkamehiba基準ですので。参考にされた方々に「な〜んだ大したことないね」って思っていただけるくらいがいいかなと
茶臼小屋までの急登は正月はダムから一気に登ったのできつかったですが今回は朝一で体力十分&
よく締まった雪質だったのが幸いしてヘタレkamehibaでも問題なく登れました。
あっ、雪景色を見に行かれるなら冬季聖岳東尾根をリクエストします
硫黄尾根に続く、来世に行きたいところリストに入っています
kamehibaさん、お疲れ様でーす♪
3日も山ごもりですか。。
恐れ入ります。。
こうも、頻繁に(夏も、冬も関係なく)山泊まり。。、
さすが、ハイグレードでスキルの高いお二人さんです。
最高&最強のパートナーで、素敵です♪
これ以上にない、経験を詰まれていて、タッグ組んだら、コワいモンなしな印象です。
増水のサイレン。。。
看板は、よく見かけたりしますが、突然なったりすると、心の準備が出来てないので、慌てふためきそうです。。
>橋が近そうで遠い!!
なんだか、お気持ちわかる気がします。
>木の根元は踏み抜くとわかっていながら通らねばならない辛さ
うーん。辛い。
>100mもないギャップを降りるのに1時間半
うはーっ。おっ、おつかれさまでしたーっ。
通行距離に対する所要時間にて、その難易度は計れちゃったりしますよね。。あふ。。
高低差、2000mかぁ。夢のようだね。。
P.S.ネギは凍りませんでしたか?
ヤマメ丼って、ワイルドですね。。
わたしもこんだけ歩き倒したら、きっとカツどんに手を出しそうな。。
naminoriさん、こんにちは〜
凄いのは南アルプスの山々でkamehibaではない、ない
崖、急登、凍結した斜面、重い荷物、まんじゅう、kamehiba隊は怖いものだらけですよ
高低差、茶臼岳までで黒戸越え、上河内で+200メートルだとどなたかのレコにありました。
黒戸尾根日帰りのnaminoriさんだったら行ける、行ける!
ネギは緑のところはちょっと元気なかったけど大丈夫でしたよ
そういえば最近ガスバーナーの試運転中なんですよね〜
naminoriさんも是非ネギを担いで山ご飯をお試しくださいませ
いや、いつも凄いのですが、今回は見ていてもドキドキしましたよ。
だからご無事の帰還は何よりでした。
でも、美しい山の景色にも感動
良いもの見せてくれてありがとう
ご馳走様
山ごはんの、チゲ丼や麻婆丼も美味しそうだったなぁ〜
この、トウガラシ系で温まろうっていう発想は良いですね。
何よりザックのサイドポケットのネギが良かった
最後のヤマメ丼もかつ丼も…って、どんぶり三昧ですね
ヤマレコなのに何故か食べるものに目が行ってしまう…、
食いしん坊は、お互い様ですね
heheさん、こんにちは!
ふふふ、前のコメントにも書きましたが、凄いのはkamehibaでなく南アルプスのでっかい山々でした
難所はいろんな皆様が目にする記録なので少し大袈裟なくらいになってます。
私達がビビリってこともありますが
それにしても本当に絶景でした
寒い山の中では辛いものはお腹からポカポカになっていいですね
お皿もたくさんないのでどうしても丼物になります
美しい景色、自然、美味しいもの、だから山はやめられません
茶臼岳・上河内岳冬期踏破おめでとうございます。
ijikemusiさん、こんにちは!
お正月は吹雪と暴風に「おととい来やがれ」と追い返された山々に今回は「ちょっとお入り」と
玄関先まで入れてもらったかな。
上河内岳〜茶臼岳は本当に夢のような絶景でijikemusiさんのご想像通りテンション上がりまくりでした
レコをアップした時に無性にijikemusiさんにこの景色の写真を見ていただきたくてメッセージしちゃおうかと
思っていたのですが気恥ずかしくて止めてしまいました
なので、コメントいただいて本当にうれしいです!
またどこかのお山でお会いできればうれしいです
kamehibaさん、こんにちわ。
ご無事のご帰還、リベンジ達成、大変お疲れ様でしたヽ( ´ー)ノ
いやいや、この時期の南アルプスとはすごいですね。
以前リカロご夫妻のレコを拝見して、当方は一生行けない
雪山だと思っていたものでした。
躍動している青マックパックのkameさんを拝見してると
昔のpentarouを思い起こさせます、現状は( ´)Д(`)に
なっとりますが(ノД`)シクシク
今年こそは茶臼岳〜上河内岳にお邪魔しようかと、
もちろん夏山ですが(;^ω^)
良いレコを見させてもらいました、大変お疲れ様でした。
Horumonさん、こんばんは!
なかなか厳しい山域ですが、本当に天候と雪のコンデションに助けられ無事登頂しました
この辺りの評判はたくさんの方のレコで知っていたのですが自分達の目で見て素晴らしい山々だなぁと実感しました。
Horumonさん達も是非歩いてみてください。お花の季節もとってもいいみたいです
お仕事もそろそろ落ち着くとのこと、お二人の次のレコ楽しみにしてますよ
コメントありがとうございました
kamehibaさん おはようございます。
南アルプス南部、上河内岳と茶臼岳いい山ですね。
やっぱり山に悦楽を求めると「こっちの世界」と「あっちの世界」は表裏一体ですな
どっちにも転びかねない
さすがにこのアプ−チでは人を連れて行くことは不可能です
無事下山なによりです。
しかしカツ丼好きですね
tenさん、こんにちは〜
遅コメ大歓迎ですよ〜
南アルプス南部、上河内岳と茶臼岳、ほんとうにいい山でした
アプローチの林道は本当に危険極まりないのですがこれも人間がそんな所に無理やり
道をつけたせいか。。と思うと自分達のやっていることの矛盾を感じちゃったりして
自然と人間って難しいですねぇ。。
ふふふ、カツ丼レコ、しつこいですよねぇ。
ほ〜んと、hibaの体はカツ・カレー・ラーメン、そしてチョコで出来ていると言っても過言ではありませんっ。きっぱり
なんだかバタバタですっかり遅コメになってしまいました
お正月のリベンジで早速再訪されるとは凄いです!
今回は素晴らしいお天気でしたね~
3連休でも人はいなかったのにはやはり理由があったんですね!
自分たちはこの時期にはとてもそこへは行けないと思いますが、冬と春の端境期の南アの景色、堪能させて頂きました。
そしてやはり、最後のカツ丼!!
自分も白樺荘行った時に全く同じコレを食べましたよ
やっぱりhibaさんと嗜好が似てますね~。
Penさん、こんにちは!
お忙しそうですね。コメントありがとうございます
本当に素晴らしい好天で、春の天気で冬の景色を堪能できラッキーでした
昨年はPenさん、Tekuさん、keroさん、皆様の南アルプスの素晴らしいレコに釘付けだったので
自分達もお邪魔できてうれしさ倍増でした
白樺荘のカツ丼定食、ボリュームがあって美味しいのですが
写真のコメントに書いたとおり、前回、今回とどうも裏メニュー「焼肉(しょうが焼き?)定食」とやらが
あることに気が付いてしまったのです
それがなかなか美味しそうだったので次回があれば是非試したいです
乞うご期待
南アルプス南部、ボクにとっては子供の頃から歩きなれた山域であり、何度歩いても魅力的な山域でもあります。
中でも上河内岳は大好きな山。カミコウチって言ったら上高地じゃなく上河内が浮かぶぐらいです(笑)
多いときは年に何度も足を運びますが、積雪期は何度登ってもなかなかお天気に恵まれず吹雪の中の登頂でスカッと晴れないことが多いのでこんなに良いお天気が羨ましい
写真の数々シビれました
何とか時間作って近々行こうかな〜
横窪峠の通過の仕方も他の尾根からの登り方もある程度勝手は分っていますが、夏山がスタートするまでは入山者が少なく荒れる登山道ですので崩落地等ルートの情報詳しく記していただけて参考になります。
素晴らしいレコありがとうございます。
横窪沢の下りはやっぱり緊張しますね
mamepyonさん、こんにちは&はじめまして!
我々もmamepyonさんの昨年のレコを参考にさせていただきました。
こちらこそ、ありがとうございました!
アプローチの林道、登山道共に結構荒れていました。
横窪沢の下りはかなり緊張しました。mamepyonさんやricalojpさんのレコを拝見していたのに我々の学習能力の低さを露呈いたしました
南アルプス南部が歩きなれた山域とは羨ましい限りです。
今回は本当に好天に恵まれ素晴らしい山行になりました
mamepyonさんも次回は
お祈りしております
レコがアップされること、楽しみにしてますね
コメントありがとうございました
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