高坪山と朴坂山 県北の里山を1日2座縦走 (新潟県村上市 関川村)


- GPS
- 07:59
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,323m
- 下り
- 1,285m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 7:59
天候 | くもり☁️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
花立集落から貝附山は、花立の近くにある静山荘花見山公園かねま駐車場にクルマを置いてください。10台くらい。 嶽薬師はクルマじゃないと行きにくいです。国道113号線から荒川取水堰の橋を渡って小岩井集落へ。駐車場は登山口の階段下に10台。 朴坂山はクルマだと国道290号線で朴坂集落へ。朴坂橋を渡ってすぐのところに小さい駐車場があります。駐車可能台数はいいとこ5〜6台でしょうか。バスは米坂線の越後下関駅から朴坂行き。もしくは越後下関駅から村上行きに乗って農協スタンド前下車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルートで注意すべきところは4か所 【虚空蔵峰〜貝附山】 滑りやすい急斜面の下りがあります。お助けロープが設置されているものの、この日は雨降り後で余計に滑りやすく尻餅つくこともしばしば。逆ルートでここに登るときも苦労しそうです。 【花立集落〜荒川取水堰】 途中で米坂線の線路が行く手を阻みます。国道113号線に出られるところまで大きく迂回しなければなりません。踏切以外で線路に立ち入らないように🆖 【嶽薬師〜ミクラ山〜朴坂山の縦走路】 嶽薬師〜ミクラ山間は笹が濃く、踏み跡が見づらい場所が多いです。ヤマレコの「みんなの足跡」が役に立ちますので、しっかり確認しながら進んでください。基本稜線をしっかり辿ればいいかと思います。 ミクラ山〜朴坂山は間に鞍部があり、大きく下って登り返します。この下り上りがとにかく急で、しかも滑りやすい。お助けロープも無く、だいぶ苦労して進みました。ある程度山に慣れた人じゃないと厳しいかもしれません。 【朴坂山からの下山】 稜線から朴坂地区に向かう途中、お助けロープが設置された急斜面を次々と下る箇所があります。尻餅ついての転倒に注意が必要。ここも上りはつらそう。 |
写真
そういえばこないだようやくアニメ「ヤマノススメ」をイッキ見したのですが、あの4人は花を撮影するっていう描写が出てこないな。4人以外でほのかちゃんは谷川岳でニッコウキスゲを撮ってたけど
ちなみに「ヤマノススメ」は、登山家視点ではツッコミ処満載ですが(笑)、あおいとひなたが思い出の谷川岳で日の出を迎えるシーンには、不覚にもうるっとしてしまいました(苦笑)。今秋にも4期が始まるそうなので、今からちょっと楽しみ
感想
いきなり話は脱線しますが、こないだワクチン3回目接種してぐったりしているときに、登山アニメの代表格ともいうべき存在の「ヤマノススメ」を視ました。「なんか……突っ込み処満載なアニメだなあ」という感想を持ちながらもどういうわけかツボに嵌まってしまい、3期の最後までイッキ視するハメに。数年前、西武ドームの試合で「井口」という声優が何度も始球式に来てたのはこれだったのかと納得(登場人物は西武線沿線の飯能在住という設定)。当時は「何で西武で井口なん?ロッテならともかく」と思ったものですがwww今秋にも第4期が始まるそうで、今から楽しみです。
さて話を本題に戻しますと、前回の西蒲三山縦走につづき今回もまた近場の里山めぐり。県北村上市と関川村の高坪山、朴坂山に行ってきました。高坪山は7年ぶり、朴坂山ははじめて訪れます。この日は前日までの雨が残り午前中はどんよりした曇り。時間が経つにつれて天候は回復していくようですが、さてどうなりますか。
まず白新線で新発田へ。新発田で酒田行きに乗り換えて坂町下車。この酒田行きは村上に通学する高校生でかなり混むので2両編成だとちょっと足りないかな……(村上から先はアレですが)。坂町駅からは高坪山の登山口まで約5kmの徒歩です。この時点で高坪山は雲に覆われて、山頂付近はまったく見えません。荒川総合運動公園から登山口への舗装路上りが地味にキツイ💦💦
登山口に着いたらしばらく林道歩き、虚空蔵平の分岐で右手の蔵王コースへ。ここは急登が続きますが、手っ取り早く山頂に到達できます。マイペースで登って1時間弱で高坪山(570.4m)山頂。山頂は雲で真っ白。景色を楽しめないので、ちょっと休憩してすぐに出発します。
稜線づたいに歩いて虚空蔵峰へ。ここからは貝附山に進んでいきます。ここは一部滑りやすい急斜面があり、お助けロープ設置されているにもかかわらず尻餅つくこともしばしば。今の時期はイワウチワがたくさん咲いており、なかなかの見ごたえ。貝附山(254m)山頂はかつての山城趾。そして麓の花立集落に下ります。これで高坪山からは下山。
つづいて荒川を挟んで対岸の朴坂山をめざします。雨で増水した荒川を眺めながら取水堰に設けられた橋を渡り、小岩井集落へ。まずはここから嶽薬師に登ります。嶽薬師の登山口へは集落内に案内の標柱があるのでわかりやすいですよ。登山口にあるお堂の脇から歩きやすい登山道に入り、途中で樹齢850年の大木「姥杉」を眺めつつ登ると1時間ほどで嶽薬師(386m)山頂です。ここは樹林に覆われ開けている場所がかなり少なく、景色を楽しめる感じではないので早々に朴坂山へ歩みを進めます。
嶽薬師から少し下って朴坂山への縦走路。ここがかなり笹が濃くて踏み跡を探すのもひと苦労。途中のピーク「ミクラ山」までは基本的に稜線の最上部を辿ればまず間違いないのですが、道中はヤマレコの「みんなの足跡」がとても役立ちました。ミクラ山(399m)から先は笹の稜線をしばらく進むと途中で左手に踏み跡が現れ、そこを朴坂山との鞍部へと下ります。この下り上りが非常に急峻で、足場は狭く滑りやすく、お助けロープもなくてとても厳しい区間でした(標高差100m強?)。新潟の岳人には「鷲ヶ巣山よりもしんどい」といえばイメージしやすいでしょうか。ある程度山に慣れた人じゃないとちょっと無理かも。破線ルートにしてもいいくらいの区間です。
がんばって下って上ったら、ようやく待望の朴坂山(438m)山頂です。ここは山頂から40m離れたところに展望スポットがあり、そこでしばらく景色を楽しみました。これがもし400m離れてたらたぶん行かなかったですが(笑)山頂からは関川村の平地部分、そして遠くには光兎山や鷲ヶ巣山が見えてて良い展望でしたよ。空気がすっきり澄んでたら朝日連峰も見えたかもしれません。
山頂からの風景を存分に楽しんだら、いよいよ下山です。朴坂集落からのバスに間に合わせるために足早に進みますが、稜線を外れてすぐのところにある急な下りの連続。ここでお助けロープがあるにもかかわらず滑りまくりの尻餅つきまくりで大変でした。下りはもちろん、上るのにもけっこう苦戦しそうなところです。泥まみれになりながら林道まで下り、沢で泥だらけのズボンを洗濯。まさか「昔話のおばあさん」みたいなことを実際にやるとは(笑)でも洗って泥を落とさないとバスで座席に座れないしなあ。
林道を進んで朴坂集落に下山。ふぅ〜、朴坂山は急峻で厳しい山でした。嶽薬師はともかく、朴坂山はそれなりの気合いを入れないと登れない感じがします。朴坂集落に着いたら、事前に調べたバスまであまり時間が無いのですぐにバス停を求めて集落内をさまよいます。そして集落の外れにあるバス停を見つけたときには既にバスが来ていて折り返しのために転回中。うむ、ジャストタイミングだぜ。この便に乗って関川村の中心地へ向かいました。これを逃しても1時間待てば次の便が来るのですが、まあ逃してたら歩いたかな(約7km)。
関川村役場の前で下車し、温泉に入っていきます。道の駅関川に併設されている「桂の関温泉ゆ〜む」(大人700円)。天然温泉で露天風呂サウナ水風呂あり。のんびりできる良い施設です。ここで汗を流して2時間ほどゆっくり過ごし、越後下関駅から米坂線に乗って坂町で乗り換え帰宅しました。
昼からは晴れ予報が出ていたにもかかわらず終始ぱっとしない空模様の中の山行でしたが、温泉にも入れたし良い山歩きができたと思います。筋肉痛も無かったですし(鍛えられてきた?)。ただこの次の日は雲ひとつない快晴だったんですよねえ。ぜいたく言えばキリがないですが、翌日に行きたかったです。
さあ、暖かくなって積雪も減ってきたので、次は標高1000mクラスをめざそうかな。大型連休明けに粟ヶ岳、二王子岳、1000mには少し足りないですが五頭山あたりを視野に入れて検討してみます。
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