大石富川〜猪背山〜矢筈ヶ岳〜笹間ヶ岳
- GPS
- 07:07
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 884m
- 下り
- 896m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
GWの喧騒を避けて、誰もいそうにない山へ。
生き返りの渋滞も嫌なので、自宅の近所限定で歩くことに。
湖南アルプスへの南からのアプローチルート設定できそうなので歩いてみる。
地形図に道の表示のない尾根筋は登りに、表示のある谷筋を下りにして周回ルートを設定、一応コンパスに登山届を送信して出発。
途中コンビニで食糧を仕入れても、登山口まで20分という手軽さ。
山里の路肩で車を降りて猪背山の登山口へ。
十二支の山として干支の年には注目される山だ。
それ以外にも人は歩いているようで、登山道もそれなりにしっかりしている。
山頂から北東へ下り、富川の里に下りる。
川を渡ると畑の先は急な斜面が始まっている。
ここから登山道の表示はないので登れるところから無理矢理登る。
幸い地面が見えているような斜面なのでなんとかなりそうだ。
雨の翌日で斜面の土は滑りやすい。
岩の表面も乾いてはいない。
木を手掛かりになんとか足を踏ん張りながら次の木まで移動し、その先の動きを見極める。
一人で動いていても、テンションの上がるシーンだ。
標高差100mほどの斜面を登り切って尾根に出た。
矢筈ヶ岳の山頂までは尾根伝いでわかりやすい。
登山道がない分、地形の変化を五感で感じながら歩いているのが楽しい。
花が少ないのはちょっとさびしいが、このルート自体がアトラクションのように歩ける。
昼近くの矢筈ヶ岳山頂は誰もいなかった。
食事は笹間ヶ岳でと決めて先に進む。
ここからは湖南アルプスの一般ルートになる。
沢に下って登り返し、池の傍を通って笹間ヶ岳へ。
山頂の岩の上で食事の後は地形図を眺めながら下りのルートを確認する。
点線表示はついているが、谷筋の道で不安を感じる地形ではある。
この山の地形はかなり複雑で、等高線を見ても尾根と谷が入り組んで判別つかないところが多い。
GPSに頼らずに歩きたいが、この等高線を見る限り自信はない。
林道からあたりを付けて斜面に分け入る。
いきなり地形を読み違えたりもあって、ルート復帰を狙ってヤブこぎ。
予定の谷筋に復帰したが、不安的中で道の痕跡すら判別できない。
谷の沢は岩の段差を落ちるところもあって、そのままではとても辿ることができない。
地形図からこの谷の先の様子は想像がついているので、なんとか目の前の状況を突破することに集中する。
斜面を高く巻くか、岩場の手掛かりを探すか、尾根に登り返すか・・・
集中して次々現れる地形のパズルを解いていくのが楽しい。
知識や技術、経験や想像力次第で対処できる範囲は変わるだろうし、面白いと感じるツボも変わるんだろう。
だから次にもしこのルートを歩くときには印象は変わるのが当然で、だから何度来ても別の楽しさが味わえる。
下山すると、笹間ヶ岳登山口の表示が(しかも新しいのが)立っていた。
???
道はなかったぞ・・・
実はあるのか?
ここから登り返してみたくなった。
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