阿蘇谷から三国岳〜烏帽子岳周回【渓流、石楠花、そして新緑】
- GPS
- 08:27
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,018m
- 下り
- 1,011m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 8:34
天候 | 快晴 爽やかな一日 【気温】 阿蘇橋:11℃ ワサビ田:9℃ 三国岳最高点:13℃ 西北尾根登山口:15℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
牧田川に沿って西進→時山養魚場入口の赤い橋「清内橋」を過ぎ、 一つ先の白い橋「阿蘇橋」の少し先の路肩に駐車。( 5台程のスペース) |
コース状況/ 危険箇所等 |
阿蘇谷は比較的緩やかな谷で、三点確保の技術で突破するような場所は ありませんでしたが、「橋が有ったらな〜」と感じる徒渉に苦労した 場所は二度ほど有りました。 《注意点》 感想にも書きましたがNo,240/No,241鉄塔の分岐は、橋を渡らず 左岸を直進するのが正解です。 |
写真
感想
今年の春は少し遅れてやってきた感じだが、ここ数日は気温の高い日が
続き、そろそろ石楠花が気になる季節だ。
今年も三国岳〜烏帽子岳へ花見の山行へ出かけよう。
少し肌寒さを感じるが爽やかな季節だ。
この気温ならヒルを警戒しなくてもいいだろう。ならば、
荒れていると言われて避けてきた阿蘇(あんぞ)谷コースだが、今年は
一度歩いてみよう。そして初めての三国岳三角点にも立ってこよう。
渓流、石楠花、日に日に濃くなる新緑。それらが一段と映える青空。
楽しい一日になりそうな予感を胸に獣除けフェンスをくぐり、
阿蘇谷の左岸高みに付けられた道で上流へ向かう。
石が散乱する荒れた高捲き道が次第に谷底に近づき、突き当たった
阿蘇谷本流を橋で右岸へ渡るといよいよ阿蘇谷コースの始まりだ。
関電の鉄塔巡視路にもなっているので、徒渉用の橋が整備されて
いるのだろう。
薄いながらも踏み跡が続き、立派な橋で左岸へ渡った後は、左岸を
辿って行くと立派な橋が架かるNo,240/NO,241の分岐に出る。
左岸は行き詰ったように感じ、ついNo,240に向かう橋に誘われて
右岸へ渡りそうになるが、No,240は少し上流で合流する左股の白倉谷を
辿る事になるので、ここは左岸の縁を上がって直進する。
時々ドボンを覚悟の徒渉を迫られるが、概ね左岸を辿ると
やがてウエルカムアーチをくぐる二股に出て、右股にワサビ田跡が
現れた。そうすると右股の谷がダイラを横切るワサビ谷だろう。
想像していたよりも規模が大きく、かなり上流まで続くワサビ田を
見ながら鉄はしごで尾根に上がり、廻り込むように乗越すと
(本流)左股に出て、橋を右岸へ渡るといよいよ上流らしい様相を
呈してくる。幅が狭まり、やや険しさを見せる谷を左岸、右岸の
徒渉を繰り返しながら遡るとやがてゆったりとした二股になる。
ここでいよいよ阿蘇谷と別れ、窪地のような右股を選ぶとダイラの
南口に到着して、支谷左岸の急斜面を攀じるように上がると、
やがて薄いながらも踏み跡も現れ、県境稜線の鞍部に出る。
此処で初めてしっかりと休憩をとり、次の目的となる三国岳の
三角点へ向かう。
稜線に建つ鉄塔No,244を過ぎた最初のピークが三角点峰で、
尾根下からUターンするように、三角点を確認するためにだけ急尾根を
往復し、ダイラの頭、鍋尻山、そして霊仙山とその前衛峰となる
谷山〜ソノド、そして北尾根を従えた伊吹山、眼下には送電線が走る
阿蘇谷と、眩しいような新緑の山々を一望しながら三国岳山頂を越え
最高点に向かう。
そして残る目的、石楠花のシーズン開幕を確認するために
最高点の東側から南谷の尾根を下ってみると、途切れることなく
あちこちで花を咲かせた石楠花を見る事が出来た。
もう少し下ってみたかったが、藪がひどいので引き返すことにするが
もうこれだけで満足だ。最高点へ戻った後は、付け足しのように
展望と石楠花を楽しみながら烏帽子岳まで縦走し、
遅めの昼食を摂ってから、北西尾根をのんびりと下る事にしよう。
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