尾鈴山
- GPS
- 10:17
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,701m
- 下り
- 1,700m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 10:07
○足が遅いうえに、尾鈴山手前は足が攣るのを避けるため牛歩戦術をとったので余計に時間がかかっている。
天候 | 快晴。無風のち午後微風あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
GW中だったが7時到着で数台しかとまっていなかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖場や岩場はなかった。 お助けロープが数カ所あったが危険はない。 遊歩道は石や岩が多いし、登山道も石が多く、照葉樹の落葉が積もっているところは滑り易かった。 歩き易いところは矢筈岳〜尾鈴山の縦走路ぐらいか。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
2022年05月04日(水)【尾鈴山】
転勤で東京から宮崎に引っ越してからはや1月。少し仕事にも慣れてきたので、GWから山歩きを再開することにした。九州に住むのは初めてだが、下関に4年ほど住んでいたときに、祖母・傾、九重、阿蘇、霧島にはよく足を運んでいた。しかし、大崩山や尾鈴山にはなぜか行きそびれていたので、GWの連休を活用してコースタイムは長くなるが、長年の憧れだった尾鈴山に登ることにした。
宮崎市内から下道わずか1時間ほどで尾鈴山登山口の駐車場に着いてしまった。GWだというのに東京では考えられないアプローチの良さだ。家を出たのが遅くなり、7時の到着となったが、車は数台止まっているだけだ。
天気は快晴、無風。駐車場から少し舗装路を歩き、尾鈴山キャンプ場とは逆に斜め後方に続く遊歩道に入った。左手(南側)遙か下方からの欅谷の大きな沢音と野鳥のさかんな囀りを聴きながら、深い森に包まれた幅の広い遊歩道を進んだ。遊歩道といっても落石が多いのか、進むにつれて大小様々な岩や石が転がっている場所が多くなって歩きにくかった。
かなり進むとようやく対岸にいくつか滝が現れたが樹々が邪魔をしてよく見えなかった。トロッコ用と思われるトンネルを抜けるとさぎりの滝の上部に出たのか、川面が遊歩道の側に来たので、川辺に降りてみた。滑のような川の様子はとてもきれいで気持ち良かった。
はがくれの滝の上で滑床の白滝谷を渡渉し、白滝谷に沿って遊歩道を進むと白滝谷との分岐に出た。白滝を眺めるべく、か細い山道を登っていくと、谷の奥に落差75mの白滝が現れた。すだれのように流れ落ちていく様はとても感じが良くて、近くから見上げるような角度で眺める様と相まって圧巻だった。
白滝の分岐まで戻って登山道に入った。短い急登を終えると白滝展望台があり、白滝を横から見ることができた。正面から見上げるのと違って、それほどの角度はなくて段々と流れおちていく様がよく見えた。
下草の多い短調な杉の植林帯をだらだらと登っていくと荒れた矢筈林道に出た。しばらく矢筈林道に並行した?荒れた幅の広い林道を進むと突然林道は終わって登山道に変わった。
植林帯を抜けて自然林の中を登ると矢筈岳近くに達した。登山道は山頂を踏まないようだが、赤布を頼りに少し分かりにくい踏み跡をたどると矢筈岳の山頂に着いた。南側の眺めがわずかにあったが、もやっているのか遠望はまったく効かなかった。
小腹を満たし、写真だけ撮って、登山道に戻った。鞍部まで下って林道登山口からのルートとの分岐がある無名のピークに登り返すときに足が攣り始めた。痛む足を引き釣りながらなんとか分岐にたどり着いた。
7時半に歩き始めて既に13時前。普通ならここで遅いお昼を食べて即下山に移る時間だが、今日は終日晴れだし、陽も長いし、明日も休日なので、時間の問題はない。ただ攣り始めた足が心配なので、尾鈴山までの縦走途中にある次の長崎尾と言うピークまで進んで様子を見ることにした。
分岐から鞍部まで下り、長崎尾へ登り返したが、幸いにも足を大きく上げる段差がなかったので、足が攣ることなく長崎尾に着いた。尾鈴山まではさらに1時間ほど主稜線を縦走する必要があったが、地図を見る限り大きなアップダウンはなさそうなので、そのまま進むことにした。
快晴の空の下、陽光にあふれた針葉樹、明るい落葉広葉樹や下草の織りなす緑の稜線は少々暑いけれどとても気持ちが良かった。尾鈴山の手前の鞍部までの下りは、思っていた以上に高度を下げたが、登り返しの段差の大きい急登部分は短くて足への負担は少なくて済んだ。急登が終わっても歩幅を狭くして、牛歩戦術で進んだので、足は攣ることなく、また高度差をそれほど感じることもなく山頂まで登り切ることができた。
山頂は東西に長く広々としていた。樹林に囲まれて展望はないが、北側の緩やかな斜面に広がる森の感じが好ましかった。時刻は既に14時15分だが、下りは早いし、あとは林道歩きなので、お湯を沸かしてカップ麺を食べた。山頂でいただく暖かいものは何物にも代えがたい。15時過ぎに山頂を後にした。山頂部の一角にビューポイントという標識を見つけたので立ち寄ってみた。祖母・傾が見えるというがもやっていて遠望は効かず、隣り?のピークが見えるだけだった。
尾鈴山からの下りは森の中の尾根道の一本道だった。杉の植林帯は尾根の北側に5合目を過ぎたあたりから現れたが、登山口まで尾根上に杉林は現れなかった。尾根上は北側斜面が杉林のため光が入らず、午後とはいえ暗かったのが興味深かった。
照葉樹の落葉や石コロに足をとられないように注意して下っていたら、樹脂製の丸木の階段に滑って転んでしまった。落葉でも乗っていたのだろうか。それでも山頂から1時間とちょっとで林道に降り立つことができた。
久しぶりの山歩きとロングコースを歩ききった充足感を味わいながら、駐車場までの長い林道を歩いた。途中、甘茶本谷にかかる滝も素晴らしかった。17時半頃に駐車場に着いたが、車は私のほかには1台しか残っていなかった。
おしまい。
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