北ノ俣岳周遊BC


- GPS
- 37:25
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,362m
- 下り
- 2,447m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 7:46
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 9:52
天候 | 5月2日晴れのち荒天、5月3日晴れ、5月4日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年は念願のオートルートの一部を実施するつもりだった。ただ穂高方面は雪が本当に少なそうなので北ノ俣付近にベースキャンプを設けて薬師岳と黒部五郎を狙うことにした。昨年の雪倉メンバーと同じ、W氏とA氏との山行です。
(day1)
飛越トンネルを出発。完全に雪がない。3泊分の装備とスキーを担いで歩き出す。馬力のない僕にはボッカは辛い。
以外に早く雪が出てきて一安心。それでも避難小屋までは長かったです。避難小屋で水を補給し上を見る。朝方晴れていたが天候は下り坂、北ノ俣稜線に着くころにはホワイトアウトと強風でどうにもならないことになっていた。山頂近くはハイマツが完全に露出していて苦労して乗り上げた。風を避け、太郎平方面に少し下ったカール状底にテントを設営した。初日で相当消耗してしまった。少し不安を感じながら水作りを済ませて早めに就寝。
(day2)
テントのすぐ横で鳴くライチョウの声で目覚めた。カエルみたいで可愛い感じです。準備をしていたらガスも晴れ快晴、前夜の悪天でパウダー天国になっていた。これはThe Dayだぞ、、と喜んで出発。
薬師方面に向かうべく太郎平に向かって滑り込む。この時期としては最高のパウダーだった!板がよく走る。日差しですぐに雪は死ぬかもしれない、作戦会議するまでもなくおバカな我々の行動は決まってました。薬師岳に向かわず何故か西に向かう尾根に滑り込み登り返して今度は少し北寄りの樹林を落とす。
途中ビンディングに雪が詰まり、ウォークモードで固定する際のロックレバーを強引に操作したらレバー先端のラチェット部が外れてどこか消えた。これで厳しい登りは出来なくなった、もとより前日の行程が過酷すぎて体調も良くなく、山に登る気は無くなっていた。
昼過ぎに北ノ俣に戻る。朝方にはなかった黒部五郎ウマ沢には気持ちよさげなシュプールが付いている。また、薬師沢にもシュプールが付いている。北ノ俣を通らない滑走重視の新オートルートだろうか。我々のテントが眼下に見える。最高のお宿だ。
北ノ俣山頂で記念撮影、テントに戻る前に薬師沢に向かって落とす。まだ雪は生きていてこれもまた良かったです。
(day3)
本来黒部五郎岳をピクる日だったがW氏の体調不良、私のビンディング破損もあって無理せず下山することにしました。早い時間に下山開始したため、避難小屋上部の狭いところなどシュプールギトギト斜面はカチコチで緊張した。その下の樹林帯はシール滑走で降りたいところだがロックできないので最初から担いだ。
長い長い下山路でした。トレースも適当で2度ほど間違えた。ヘトヘトになって12時過ぎに下山。完全燃焼系の山行になりました。
下山後は最も近い?割石温泉で汗を流し、ネットで評判のよさそうな蕎麦屋「お休み所 弥助」に行った。蕎麦売り切れで閉店になっていたがうどんは出来ますとのことで強引にイン。お話好きのお母さんの自家製野菜の漬物が美味い。無理言って入店したにもかかわらず、ご飯あるだけおにぎりを作ってくれ(コメも自家製)、草餅(餅も朝突いたとのこと)に蕎麦団子もサービス。まかない食の残りという漬物ステーキにネギみそまで出してくれて、すべてが美味かった!次は絶対蕎麦を食べねば!結果、満腹大満足で店を出ました。
(反省点その他)
・天候は良かったが体力的に厳しかった。
・いつもながら食料は半分近く余ってまだ軽量化余地あり。
・美味しいものをもっていかないと食べる気が出ない、結果元気になれない。
・3泊するならガス缶はロングをもっていかないと心もとない。
・古いBDのシールワックスは塗っても塗っても雪団子が酷かった。買い換えよう。
・残雪期はビンディングに雪が固く詰まりやすいが強引な操作は禁物。
以上、結局初心者チックな反省点ばかりです。心地よい疲労感を完全に越えて疲労困憊状態です。基本ができてません。目標の2座ピーク両方ともトライすらしてません。いい感じで滑れたし満足ですが来年はちゃんとやろうと思いました。
【DYNAFITのその後の対応】
ドイツのDYNAFIT本社に補修パーツ購入の問い合わせを行ったところ、日本の代理店(現在はレクザム)とやりとりするように言われ、ダメ元でレクザムに、購入から取り付けの経緯、使用方法や破損状況を説明したところ、無償で補修パーツを郵送して頂けることになりました。元が海外通販で購入、自らで取り付けたものであり、保証は到底受けられると思っていませんでした。
素晴らしい対応ですっかりファンになりました。今後は高くても日本の代理店を通してちゃんと買おうかなと思いました。(海外通販の場合、保証は購入業者通して相談するのがスジだと思いますが、実際購入は出来てもアフターに関しては今回のように日本の代理店を通してくださいと言われてしまうので、ある意味相談先がないのが実情です。)
神戸山スキークラブでは一緒に楽しめる仲間を募集しています。雪が無い期間には登山や沢登り、サイクリングなどオールラウンドな活動を行っています。「まず安全、仲間と楽しく」興味のある方は →
http://kobeyamaski.sakura.ne.jp/kainosyoukai.html
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