穂見山 〜ピンクの駅舎から列車に乗って〜


- GPS
- 05:59
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 729m
- 下り
- 795m
コースタイム
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 5:53
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はありません。林道を歩くところが一部ありますが、基本は杉林の斜面をジグザグに上るか尾根を探して歩きます。落ち葉や枯れ枝が積もっていて傾斜のきついところもありますので、足を滑らせないように注意が必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
靴
サブザック(19L)
昼食(カップラーメン+レトルトハンバーグ)
ケトル
シングルバーナー+OD缶(110mL)
割り箸
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶600mL+水900mL)
地図(コース図・地形図)
スマホ(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
サブバッテリー
ドローン(MavicMini)
腕時計
手拭い
|
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感想
鳥取市から智頭へ向かうとき、国道53号線から真正面にそびえる山が見える。登山ガイドなどには載っていないが、風格のある山容は、ずっと「登ってみたい」と思わせるものだった。地図で調べるとその山の名は穂見山(ほのみせん)、登山記録をググってみると、いくつかの記録がヒットする。ただ、その登山ルートは様々で、やはり登山道は無く、登山者は登れそうなルートをそれぞれ探して登っているらしいということが分かった。できれば周回ルートをとりたいが、歩行距離は10km以内に収めたい。道が無いのならルートが予測しやすい尾根を辿りたい。そんなことを考えながら地図を眺め、山行記録を読みながら閃いた。この山の東側の縁を巻いている智頭急行を利用すれば、上りと下りで違った尾根を辿る周回ルートをつくることができる。山行にどれぐらい時間がかかるか予想が難しく、列車の本数も少ないので、列車は最初に利用することにした。恋山形駅10時2分発の列車に乗って、次の山郷駅に10時6分に到着、そこから登山開始して下山は恋山形駅近くの尾根へ下りることにした。
恋山形駅は無人駅だが、その駅名にあやかって恋人の聖地にしようと派手なピンクとハート模様で思いっきり装飾されていた。山村の無人駅がその地に似つかわしくない色に塗られているのはある意味シュールで、ある意味涙ぐましい。知名度は上がるだろうが、それで利用者が増えるかと言われれば疑問符が付くだろう。まあ町おこし、村おこしなんてのは大なり小なりそういったものなのだが。
穂見山の山腹や尾根は下草の薮がほとんど無く、傾斜はそれなりにあるものの思っていたより歩き易かった。尾根に上がるまでの杉林の斜面はなかなかの勾配だったが、目標を定めてジグザグに登ることで何とか攻略、尾根に出たらペースを上げすぎないように足を踏みしめながら登る。斜面の崩れたところや崖に出くわすことはなく、いくつかのピークを経て山頂へ到達することができた。
山頂は木が伐り払われて明るい広場になっており、二等三角点の標石があった。そこでお湯を沸かしてカップラーメンを食べ、ドローンを飛ばして空撮を行った。周囲には国道や鉄道が走り、川沿いには集落や農地も続くので、周りに山しか見られない山奥の山頂とは一味違った風景を見ることができた。
下りは北へ向かう尾根を進んだ。ここも道ではないのだが下草のない尾根で軽快に歩けた。そしてしばらく進むと広い林道に入った。アンテナ基地がいくつかあって、道にはケーブルも埋設されているらしい。広くて歩き易い道だ。車の通れる道は傾斜が緩いのでどうしても距離は長めになってしまうが、下りの急斜面を下りるのは危険なので、道を外れずに麓まで下りた。そして朝列車に乗り込んだピンクの恋山形駅でトイレを借りた後、車に乗り込んだ。
穂見山は登山道が無いので、今回はヤブコギも覚悟していた。確かに登山道は無かった。けれども、山の斜面や尾根には下草は無く、方向を間違えさえしなければどこを歩いても山頂にはたどり着けそうだった。ま、そうはいってもやはり尾根を辿るのが定石ではあるのだが。また、ドローンで上から眺めると、このたび歩いた尾根以外にも展望のよさそうな尾根がいくつかあった。一方で崩れた斜面もあり、あまり甘く見てもいけないとは思う。ただ、独立峰であるし、麓には国道が走っているし、GPSで位置さえ把握していれば迷うような山ではなさそうだった。これから夏になって下草がどれぐらい茂ってくるのかはわからないが、茨や枝の張った低木は無さそうなので、恐れずに今度はまた別ルートで登ってみたい。
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