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Yamareco

記録ID: 42788
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

火打山

2009年07月16日(木) [日帰り]
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kijitoga その他30人
GPS
04:15
距離
8.4km
登り
1,208m
下り
40m

コースタイム

6:03笹ヶ峰キャンプ場-6:07体操6:19-6:21入山口-7:10黒沢橋7:22-7:48十二曲り-7:59休憩地8:08-8:34富士見平分岐-9:06高谷池ヒュッテ9:31-9:51天狗の庭-10:11主稜線-10:35火打山頂11:02-11:20主稜線末端-11:39天狗の庭-11:59高谷池ヒュッテ12:15-12:45富士見平分岐-13:10休憩地13:19-13:26十二曲り-13:47黒沢橋14:03-14:38入山口-14:44笹ヶ峰キャンプ場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
木道の危険性:
駐車場から黒沢橋までの間に木道が設置されて居る。
ほとんどの木道にはゴムの滑り止めが付けられていたが、一部ないものがあり雨に濡れた木道でのスリップ事故の危険を感じた。
残る木道にゴムの滑り止めを設置して欲しいものです。

あるいは、木道の完全撤去が望ましい。
歩きにくく、かつ自然との一体感を損ねます。

感想

前々から予告していた火打山登山の日がいよいよやって来ました。
初めての学校登山ガイドです。
総勢60人、と言っても皆さんは日頃スポーツで鍛えているアスリート。
スキー、剣道、バレー等と種目は違っても日頃の練習はそれ相当にこなしている筈。

昨日、列車の中から遠望された妙高山の上空は不安定な大気の状態を良く表現しています。
笹ヶ峰に着いて間もなく小雨が降り始め、それも1時間で止みましたが変に生暖かい風が吹いています。

その生暖かさも17時を過ぎる頃から気温が下がり始め、さすが1300mの笹ヶ峰だと話合いました。
そして、1時間ほど山の話をしてくださいと頼まれて18時30分ごろから一席。
自分が先頭で皆さんを連れての登山では、後ろから突き上げられるのが怖い(^_^;)
と言うことで、最近練習中の遅足登山の話をしました。
会話のできる速度で山の雰囲気を感じ取り、体内の各臓器に無酸素の部分を作らない。
暫く話していると筆記具を落とす音がして・・・、あれ、あの子は目が閉じてる。
そんなこんなで1時間が過ぎ、冷や汗だらだら、しっかり疲れました。

と言うことがあって、翌朝6時20分準備体操の後スタート。
天気は望んでいた以上の晴天、雲ひとつありません。
最初の1ピッチが肝心と、心してゆっくり木道を進みます。
いやー元気なこと、話しながらは勿論、歌声がそしてクイズが飛び交います。
構いません、そのような声を聞きながらゆっくりと進みます。

今日は写真を撮る暇なく休んだときの風景はありますが、それでご勘弁ください。

黒沢橋に7時10分につき、最初の休憩を10分とりました。
ここからいよいよ十二曲りの急登が始まります。

K先生がお目付け役で私のすぐ後ろを歩いてくれています。
何度かこの火打山には登ったとのこと。
もうお一人、T先生は今日は登るのを止める積りであったと聞きましたが、初見の私が心配だったのか付いて来ていただきました。
残りの3先生は最後尾に一人と列の途中に二人が入り込んでの道中です。

やけに暑く虫が飛び交う急登を40分弱登り、十二曲りの少し上部で第二回目の休憩を10分取りました。まだまだ皆さん元気です。息切れずに歌声高らかに、弱音を吐く人も無く。
この調子です。

富士見平の分岐を7時34分通過。
ここまでに数名の登山者と出くわしましたが、皆さん機嫌よく我われ集団を先行させて下さいます。
感謝と同時にここでお礼申し上げます。有難うございました。

高谷池ヒュッテにはトイレ休憩を含めて25分滞在。先頭と最後尾とは5分の時間差がありました。
日向に出ていると汗ばむほどの暑さでも、日陰ではかいた汗がひんやり寒く感じるほどの涼しさです。
小屋の寒暖計は18℃を指していました。
小屋から高谷池を挟んで望む火打山が少し出始めた薄雲のベールをバックにくっきりと姿を見せています。

さて、ここまではハイキングで遅足一辺倒でしたが、ここからは登山の領域と考えて少し速度を速めました。といっても集団での行動です。コースタイムどおりの速度と言えます。
池を巡り一段高みを越えると天狗の庭に出ます。
ここから望む山頂は至近の距離で、すぐにも登れそうな近さです。

9時51分天狗の庭の末端に着き、いよいよ登りに掛かります。
速度は変えず、山頂から続く主稜線まで20分で登りました。
ここでT先生が足の不調を訴えられて下山されることになりました。
10日前の下見では、ここまでに数箇所雪上を歩きましたが、その雪はまったく消えています。

T先生と分かれて見上げる山頂まで30分と踏み、休むことなく一気呵成に登ることにしました。
やはり暑いとか、まだですかとか言う声を後に聞き流しながら、息の上がらない最高速度で登ります。
予測より5分短く10時35分に山頂へ飛び出ました。
真っ赤に上気した生徒たちが、途切れることなく次々に到着します。
みな、感動した面持ちで歓声を上げます。
先に到着されていたご年配の登山者の方たちも、皆にこやかな顔つきで見守って下さっています。
私も思わず肩の荷が軽くなり、ほっぺたが緩みました。

東には妙高山に続く山並みが、西には噴煙噴出す焼山から金山、原山が、そしてその先に後立山の連山が連なり見えます。

山頂は北西からのかなり強い風が吹いていて、汗を掻いた身体には遮るものの無い中での滞在は危険です。
下界から立ち上ってきた白雲が徐々に濃度と高さを増していきます。
当初予定していた1時間を半分以下にした食事タイムを取って、早々に下山に掛かりました。

食べるものも食べ終わるとザックの中身は着替え位の軽装です。
足元が運動靴というのが気になるところですが、日頃鍛えている諸君のことです、少々の速度は何のことも無いハズ・・・。
というのがまったくの経験不足でした。

下り始めてすぐ、それほどの速さではないと思っていたところが、後続がずっと遅れ始めます。
天狗の庭に下りるまでに2回、高谷池までに一回、各1分程度、立ち止まって後続を待つことになりました。

ヒュッテで20分のトイレ休憩をして、12時15分に再出発します。
富士見平の分岐を12時45分通過。
いよいよ急降下です。
朝6時からの長丁場に歌声も少なくなり、隊列は長く伸び。
ときどき後に合わせて立ち止まりながらの下山となりました。

登りに休んだ十二曲りの上部休憩地で13時10分から10分間の休憩。
黒沢橋に13時47分、降り立ちました。
ここで全員の員数確認をして、15分休憩後グループごとの自由下山としました。
一番疲れていると思われたグループが先頭になり、あっという間に見えなくなったそうです。
というのも、先生方と最後尾をスイープして歩いたからです。

全員無事、笹ヶ峰のテント場に14時44分帰着しました。

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