月山〜肘折温泉(日本一長い日帰りコースに挑戦!)
- GPS
- 08:45
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,373m
- 下り
- 2,225m
コースタイム
天候 | 晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■月山スキー場:今年は本日4/12〜オープン! リフト始発は8:00〜 1回券¥580、7回券¥3,700←今回7人だったのでちょうど良かった。 http://www.gassan-info.com/ ■宿泊:肘折温泉 大友屋旅館 約1200年の歴史のある肘折温泉。 リラックス効果の高いメタケイ酸の数値が高く、薄い緑色のお湯。 今回 下山口までのお迎えと、翌日月山スキー場までの送迎をしていただけて 大変ありがたかった。 http://www.bb-town.jp/ootomoya/index.html ■立ち寄り湯:肘折温泉 上の湯 宿から歩いてすぐのところにある共同浴場。(宿泊者は無料) こちらは透明のお湯でした。 http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/hijiori_kaminoyu/hijiori_kaminoyu.htm ■食事:大越蕎麦 知っていなければ通り過ぎてしまいそうな立地にあるが 名物・板そば とても美味しかったです。優しいお姉さんの接客も◎♪ http://www.mapple.net/spots/G00601102803.htm |
写真
感想
1日で抜けるルートとしては日本最長といわれるこのコース。
途中エスケープもないので、自分がまざっても本当に良いのかギリギリまで迷っていたが「行きたい!」気持ちのほうが勝り、参加させていただくことにした。
ガイド本にはグレード★★★、ツアー時間11時間、ツアー距離21キロとある。
うーむ、ハイレベルである。
月山スキー場は今日からオープン。待ちかねた山スキーヤーが続々山を登っているが、肘折温泉コースに入ったのは我々だけのようだった。最後まで誰にも会わず、貸切の山であった。
最初はクトーをつけて歩き出し。カチカチの凍った斜面にクトーがよくきいてサクサク登っていける。
山頂直下の急斜面で歩行アイゼンに履きかえ、板を背負う。
このあたりから風がもの凄く強くなり歩行が困難に。体がちょっと浮き上がるほどの強風・・・耐風姿勢で固まる。
「あと10メートルだからガンバレ!」というリーダーの言葉によろけながら必死で進み右側にちょっと周りこむと風がいくらか弱まった。
山頂がすぐ先にみえていたけれど、とても寄り道する余裕がなくそのまま高度を落として一息。
滑走準備する。この辺も風が強くて準備に時間がかかる・・・シールがバタバタ、油断すると色々なものを流してしまいそう。。。
私はカリカリの斜面で板が動いてしまいTLTがうまくハマらず時間がかかり、皆さまをお待たせしてしまう・・・。
軽量化優先でスキーブレーキを付けていないので、やはりこういう場面で苦労することになる。
お楽しみの立谷沢への滑走は、最初のうちは凍結斜面でガリガリ、ザザザザ〜といった感じで楽しくなかったが
高度が下がるにつれていい感じのザラメになり滑りやすくなってきた。
斜度もちょうどいい感じの大斜面〜楽しかった〜。
(途中は崖になっているので視界がないと危険そう・・・)
立谷沢もまだ雪がたっぷりあり、念仏ヶ原の避難小屋は屋根くらいは出ているかと思ったが全く姿形も見えなかった。
そしてそこから先は長い長い道のはじまり。
登り下り、登り下りさらにまた登り・・・何度シールを張り替えたことか。。。最後のほうはかなり急斜面を板を背負って登りまた下り・・・そして最後にトドメの大森山への登りかえし〜(泣)
でもこの山を超えなければ帰れないので「登るしかない!」
もちろんトレースもないので、先頭の方がラッセル!ステップを切りながらの登りであった。(感謝)
大森山山頂で最後の滑走準備をする。
夕暮れも近づいてきて気持ちが焦るが、怪我したりしたら大迷惑をかけてしまうので焦りつつも慎重に!絶対コケないように気をつけて降りた。
林道に出てからも板が滑らず漕がなくてはならない場面が多くて苦労したが、なんどかヘッデンのお世話にならないで下山することができた。
除雪最終地点では宿の送迎の車が既に待っていてくれて、ヘロヘロの一同感激・・・。
長靴まで用意していただき、本当にありがたかった。
長くて大変なスキーでしたが、終わってみれば達成感、充実感でいっぱいの1日でした。
私は付いていくだけで精一杯でしたが、貴重な経験をさせていただきスキルアップできました。
これもリーダーの的確なルートファインディングと参加者の皆さまのフォローのおかげですね。
ビバークせずに下山できて本当によかった。
ありがとうございました。
※大森山の手前でGPSデータが切れていたので、後半部分はつないて作成したものです。
後半の標高データは入っていません。
コメント
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記録を拝見して、昨年の月山〜肘折温泉ツアーを思い出しました。
やはり、強風で小屋から山頂まではどうしても進めせんでした。ちょっとした隙にダウンジャケットが風て飛ばされてしまいました(涙)。
昨年はは連休前半でも滑ることができましたが、例年と比べて今年の雪の量はどうなんでしょう?
記録を読んでくださり、ありがとうございました。
ダウンジャケット・・・それはそれは残念でしたね・・・(涙)
私は初めての月山スキーでしたので、例年と比べてどうかはちょっとわからないのですが
念仏ヶ原の避難小屋が完全に埋まっていましたし、沢もまだしばらくは大丈夫なように見えました。
もし連休に行かれるのでしたら、どうぞお気をつけて!
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