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Yamareco

記録ID: 428886
全員に公開
山滑走
朝日・出羽三山

月山〜肘折温泉(日本一長い日帰りコースに挑戦!)

2014年04月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
mimimaru その他6人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:45
距離
23.3km
登り
1,373m
下り
2,225m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:30姥沢P〜8:00月山リフト乗り場〜8:15リフト終点歩き出し〜10:25月山山頂〜11:00滑走開始〜11:00千本桜〜12:00立谷沢横断点〜13:00念仏平避難小屋あたり〜14:50小岳先のコル〜16:00猫又沢渡る〜17:15大森山山頂〜17:45林道〜18:15除雪最終地点=宿へ
天候 晴れ(強風)
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
コース状況/
危険箇所等
■月山スキー場:今年は本日4/12〜オープン!
リフト始発は8:00〜
1回券¥580、7回券¥3,700←今回7人だったのでちょうど良かった。  
http://www.gassan-info.com/

■宿泊:肘折温泉 大友屋旅館
約1200年の歴史のある肘折温泉。
リラックス効果の高いメタケイ酸の数値が高く、薄い緑色のお湯。

今回 下山口までのお迎えと、翌日月山スキー場までの送迎をしていただけて
大変ありがたかった。
http://www.bb-town.jp/ootomoya/index.html

■立ち寄り湯:肘折温泉 上の湯
宿から歩いてすぐのところにある共同浴場。(宿泊者は無料)
こちらは透明のお湯でした。
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/hijiori_kaminoyu/hijiori_kaminoyu.htm

■食事:大越蕎麦
知っていなければ通り過ぎてしまいそうな立地にあるが
名物・板そば とても美味しかったです。優しいお姉さんの接客も◎♪
http://www.mapple.net/spots/G00601102803.htm

湯殿山
2014年04月12日 07:06撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 7:06
湯殿山
駐車場からリフト乗り場までもちょっと距離があるのでシールで。
2014年04月12日 07:29撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 7:29
駐車場からリフト乗り場までもちょっと距離があるのでシールで。
始発のリフトに乗る。シール付の板は持って乗るように係員に指示された。乗り降りがちょっと緊張〜。
2014年04月12日 07:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 7:40
始発のリフトに乗る。シール付の板は持って乗るように係員に指示された。乗り降りがちょっと緊張〜。
いよいよ長いツアーのはじまり〜
2014年04月12日 08:07撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 8:07
いよいよ長いツアーのはじまり〜
最初からクトーをつけて
2014年04月12日 08:15撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 8:15
最初からクトーをつけて
サクサクと快適に登れます。
2014年04月12日 08:38撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 8:38
サクサクと快適に登れます。
2014年04月12日 08:49撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 8:49
2014年04月12日 09:01撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 9:01
斜度がキツくなっていたので歩行アイゼンに履き替え。風が強くて斜面の途中での着脱がなかなか苦労する。カリカリ斜面なので油断するとザックや板を流してしまいそう・・・。
2014年04月12日 09:35撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 9:35
斜度がキツくなっていたので歩行アイゼンに履き替え。風が強くて斜面の途中での着脱がなかなか苦労する。カリカリ斜面なので油断するとザックや板を流してしまいそう・・・。
担いで山頂を目指すも、ものすごい強風。風が渦を巻き、ちょっと体が浮きました!(怖)
2014年04月12日 09:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 9:41
担いで山頂を目指すも、ものすごい強風。風が渦を巻き、ちょっと体が浮きました!(怖)
ここが山頂!でもピークを踏みに行く余裕がないのでちょっと巻き、風を避けられる所に避難。
2014年04月12日 10:28撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 10:28
ここが山頂!でもピークを踏みに行く余裕がないのでちょっと巻き、風を避けられる所に避難。
ルートを確認。滑走準備。ツルツルの凍結斜面なのでTLTがなかなか履けなくて苦労してしまった・・・。
2014年04月12日 10:33撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 10:33
ルートを確認。滑走準備。ツルツルの凍結斜面なのでTLTがなかなか履けなくて苦労してしまった・・・。
立谷沢へ〜GO!素敵な大斜面!
2014年04月12日 11:10撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 11:10
立谷沢へ〜GO!素敵な大斜面!
千本桜。この先は崖マークなので注意が必要。
2014年04月12日 11:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 11:14
千本桜。この先は崖マークなので注意が必要。
滑り降りた斜面
2014年04月12日 11:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 11:14
滑り降りた斜面
2014年04月12日 11:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 11:14
目指す念仏が原が遥か遠くに見える。でもゴールはさらにずっと先・・・。
2014年04月12日 11:34撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 11:34
目指す念仏が原が遥か遠くに見える。でもゴールはさらにずっと先・・・。
2014年04月12日 11:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 11:36
標高差1000メートルの大滑走。
2014年04月12日 11:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 11:41
標高差1000メートルの大滑走。
2014年04月12日 11:49撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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2014年04月12日 11:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 11:50
最後は細くなっている。急斜面!
2014年04月12日 11:53撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 11:53
最後は細くなっている。急斜面!
口をあけている立谷沢。橋は埋まっているようで見当たらなかった
2014年04月12日 11:58撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 11:58
口をあけている立谷沢。橋は埋まっているようで見当たらなかった
また登って・・・
2014年04月12日 11:58撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 11:58
また登って・・・
念仏ヶ原。ずーっと平な歩き
2014年04月12日 12:42撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 12:42
念仏ヶ原。ずーっと平な歩き
このあたりに避難小屋があるはずなのだが・・・完全に埋まっている
2014年04月12日 13:09撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 13:09
このあたりに避難小屋があるはずなのだが・・・完全に埋まっている
2014年04月12日 13:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 13:40
小岳へ登る
2014年04月12日 14:24撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 14:24
小岳へ登る
2014年04月12日 14:28撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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2014年04月12日 14:52撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 14:52
やっとここまできた・・・
2014年04月12日 14:53撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 14:53
やっとここまできた・・・
2014年04月12日 15:16撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 15:16
急斜面はツボで登る。ひたすら登る・・・。
2014年04月12日 16:04撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 16:04
急斜面はツボで登る。ひたすら登る・・・。
汗だくで大森山のピーク。もう空が赤く染まって・・・日暮れ近し。急がねば!
2014年04月12日 17:17撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 17:17
汗だくで大森山のピーク。もう空が赤く染まって・・・日暮れ近し。急がねば!
2014年04月12日 17:17撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 17:17
やっと林道がみえました。この林道がまた曲者で、漕がねば進まずに苦戦。腕にきちゃいました・・・。
2014年04月12日 17:44撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/12 17:44
やっと林道がみえました。この林道がまた曲者で、漕がねば進まずに苦戦。腕にきちゃいました・・・。
ギリギリ明るいうちに下山。
なんと宿の車が心配して待っていてくれた!感激。
2014年04月12日 18:11撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/12 18:11
ギリギリ明るいうちに下山。
なんと宿の車が心配して待っていてくれた!感激。
宿の朝ごはん〜
2014年04月13日 07:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/13 7:43
宿の朝ごはん〜
大友屋旅館の源泉。ここで温泉卵がつくれる。
2014年04月13日 09:13撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/13 9:13
大友屋旅館の源泉。ここで温泉卵がつくれる。
宿から2時間かかって月山スキー場まで戻る。
2014年04月13日 11:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/13 11:43
宿から2時間かかって月山スキー場まで戻る。
手打ちの板そばで〆。すごく量が多くて食べ応えあり。美味でした。
2014年04月13日 12:19撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/13 12:19
手打ちの板そばで〆。すごく量が多くて食べ応えあり。美味でした。

感想

1日で抜けるルートとしては日本最長といわれるこのコース。 
途中エスケープもないので、自分がまざっても本当に良いのかギリギリまで迷っていたが「行きたい!」気持ちのほうが勝り、参加させていただくことにした。

ガイド本にはグレード★★★、ツアー時間11時間、ツアー距離21キロとある。
うーむ、ハイレベルである。

月山スキー場は今日からオープン。待ちかねた山スキーヤーが続々山を登っているが、肘折温泉コースに入ったのは我々だけのようだった。最後まで誰にも会わず、貸切の山であった。

最初はクトーをつけて歩き出し。カチカチの凍った斜面にクトーがよくきいてサクサク登っていける。
山頂直下の急斜面で歩行アイゼンに履きかえ、板を背負う。
このあたりから風がもの凄く強くなり歩行が困難に。体がちょっと浮き上がるほどの強風・・・耐風姿勢で固まる。
「あと10メートルだからガンバレ!」というリーダーの言葉によろけながら必死で進み右側にちょっと周りこむと風がいくらか弱まった。
山頂がすぐ先にみえていたけれど、とても寄り道する余裕がなくそのまま高度を落として一息。
滑走準備する。この辺も風が強くて準備に時間がかかる・・・シールがバタバタ、油断すると色々なものを流してしまいそう。。。
私はカリカリの斜面で板が動いてしまいTLTがうまくハマらず時間がかかり、皆さまをお待たせしてしまう・・・。
軽量化優先でスキーブレーキを付けていないので、やはりこういう場面で苦労することになる。
お楽しみの立谷沢への滑走は、最初のうちは凍結斜面でガリガリ、ザザザザ〜といった感じで楽しくなかったが
高度が下がるにつれていい感じのザラメになり滑りやすくなってきた。
斜度もちょうどいい感じの大斜面〜楽しかった〜。
(途中は崖になっているので視界がないと危険そう・・・)
立谷沢もまだ雪がたっぷりあり、念仏ヶ原の避難小屋は屋根くらいは出ているかと思ったが全く姿形も見えなかった。
そしてそこから先は長い長い道のはじまり。
登り下り、登り下りさらにまた登り・・・何度シールを張り替えたことか。。。最後のほうはかなり急斜面を板を背負って登りまた下り・・・そして最後にトドメの大森山への登りかえし〜(泣)
でもこの山を超えなければ帰れないので「登るしかない!」
もちろんトレースもないので、先頭の方がラッセル!ステップを切りながらの登りであった。(感謝)
大森山山頂で最後の滑走準備をする。
夕暮れも近づいてきて気持ちが焦るが、怪我したりしたら大迷惑をかけてしまうので焦りつつも慎重に!絶対コケないように気をつけて降りた。
林道に出てからも板が滑らず漕がなくてはならない場面が多くて苦労したが、なんどかヘッデンのお世話にならないで下山することができた。
除雪最終地点では宿の送迎の車が既に待っていてくれて、ヘロヘロの一同感激・・・。
長靴まで用意していただき、本当にありがたかった。

長くて大変なスキーでしたが、終わってみれば達成感、充実感でいっぱいの1日でした。
私は付いていくだけで精一杯でしたが、貴重な経験をさせていただきスキルアップできました。
これもリーダーの的確なルートファインディングと参加者の皆さまのフォローのおかげですね。
ビバークせずに下山できて本当によかった。
ありがとうございました。

※大森山の手前でGPSデータが切れていたので、後半部分はつないて作成したものです。
後半の標高データは入っていません。

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コメント

mimimaruさん、はじめまして
記録を拝見して、昨年の月山〜肘折温泉ツアーを思い出しました。
やはり、強風で小屋から山頂まではどうしても進めせんでした。ちょっとした隙にダウンジャケットが風て飛ばされてしまいました(涙)。
昨年はは連休前半でも滑ることができましたが、例年と比べて今年の雪の量はどうなんでしょう?
2014/4/16 8:33
Neuronさん、はじめまして
記録を読んでくださり、ありがとうございました。
ダウンジャケット・・・それはそれは残念でしたね・・・(涙)

私は初めての月山スキーでしたので、例年と比べてどうかはちょっとわからないのですが
念仏ヶ原の避難小屋が完全に埋まっていましたし、沢もまだしばらくは大丈夫なように見えました。 
もし連休に行かれるのでしたら、どうぞお気をつけて!
2014/4/16 14:22
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