ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5675223
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

月山;肘折口〜湯殿山口

2023年07月01日(土) 〜 2023年07月02日(日)
 - 拍手
blues55 その他3人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:32
距離
22.0km
登り
2,002m
下り
1,608m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:59
休憩
0:54
合計
8:53
8:28
37
9:05
9:07
33
9:40
9:40
8
9:48
9:54
34
10:28
10:29
14
10:43
10:55
51
11:46
11:50
10
12:00
12:00
30
12:30
12:30
30
13:00
13:23
29
13:52
13:52
17
14:09
14:09
116
16:05
16:11
70
2日目
山行
3:23
休憩
1:11
合計
4:34
6:54
12
7:06
7:21
5
7:26
7:27
18
7:45
7:46
28
8:14
8:15
12
8:27
8:27
8
8:35
8:35
43
9:18
9:38
56
10:34
11:03
3
11:06
11:10
18
11:28
11:28
0
11:28
ゴール地点
天候 1日目;曇り
2日目;快晴
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日;13:20自宅〜(山形市内;酒調達)〜15:45湯殿山神社〜17:15肘折温泉
※帰路 12:10湯殿山神社〜13:10(昼食;羽黒山_いしいそば)13:40〜15:00肘折登山口〜15:20肘折温泉15:50〜18:10自宅
コース状況/
危険箇所等
古道だけあって地元の方の協力もあり,しっかり整備されています
しかしながら,修験道の道です それなりに難所はあります
<注意区間>
①大森山〜猫又沢;トラバースが続きます 特に大森山西鞍部を超えてから猫又沢までの右に落ちるトラバースはキツめです
②小岳〜三ヶ月池湿原;雪渓を100mくらいトラバースする区間があります 上部の雪渓の境目を辿りましたが,登山道に戻る際の下りに注意です
③清川橋〜千本桜;清川橋から200mほどの登りは所々道が崩壊しており,ルートロス&足場の確保を慎重に(足元が草で見えません)したうえで進んだ方がいいと思います
④山頂直下300m付近;山頂手前200mほどの登りは,雪渓となります ツボ足で登りましたが,グリップロスが多く単純に疲れます チェーンスパイク推奨
⑤装束場〜湯殿山神社;いわゆる月光坂の下りです 通常も急な沢を下る感じですが,残雪期は雪解け水も加わり,難易度が上がります 沢靴でない限り,グリップは効かないと思って下った方がいいです 割り切って裸足で下るというのもありかも!?(滑った際に負傷は免れませんが)
その他周辺情報 湯殿山神社宿坊;800円(沸かし湯と少し離れて温泉があります)
羽黒山そば_いしい;麦切りとそばのあいもり;1,100円(このあたりのそばは手打ちであればどこもおいしいです)
歴史ある登山道と言うより参拝道
2023年07月01日 08:28撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/1 8:28
歴史ある登山道と言うより参拝道
念仏ケ原はワタスゲとニッコウキスゲが咲いていました
2023年07月01日 13:27撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/1 13:27
念仏ケ原はワタスゲとニッコウキスゲが咲いていました
このコースならではの構図
2023年07月01日 13:29撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
7/1 13:29
このコースならではの構図
いい湿原です
2023年07月01日 13:41撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/1 13:41
いい湿原です
清川橋まで降りてきました
2023年07月01日 14:09撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/1 14:09
清川橋まで降りてきました
急登を越えて、千本桜へ
このあたりは、ニッコウキスゲはまだつぼみ
チングルマが咲いていました
2023年07月01日 16:22撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/1 16:22
急登を越えて、千本桜へ
このあたりは、ニッコウキスゲはまだつぼみ
チングルマが咲いていました
パッチワークのようだ
2023年07月01日 16:23撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/1 16:23
パッチワークのようだ
山頂直下の雪渓を前に振り返ると葉山が大きく広がっていました
2023年07月01日 16:49撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/1 16:49
山頂直下の雪渓を前に振り返ると葉山が大きく広がっていました
雪渓を乗り越え、山頂到着🛬
2023年07月01日 17:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/1 17:20
雪渓を乗り越え、山頂到着🛬
月山頂上小屋
食事のレベル高いなぁ
右奥の小鉢、ウドアザミのお浸しがおいしかった
2023年07月01日 18:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
7/1 18:17
月山頂上小屋
食事のレベル高いなぁ
右奥の小鉢、ウドアザミのお浸しがおいしかった
根曲り竹の素焼き
翌日の収穫を決意
2023年07月01日 18:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
7/1 18:17
根曲り竹の素焼き
翌日の収穫を決意
マジックアワー到来
2023年07月01日 19:08撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
5
7/1 19:08
マジックアワー到来
鳥海山も覗く
2023年07月01日 19:09撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
7/1 19:09
鳥海山も覗く
夕陽に照らされる花々
暖かい光
2023年07月01日 19:10撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
7/1 19:10
夕陽に照らされる花々
暖かい光
風でブレた
2023年07月01日 19:11撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
7/1 19:11
風でブレた
さようなら また、明日
完全に沈んだ時に、自然とみんなで拍手してました
2023年07月01日 19:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
7/1 19:14
さようなら また、明日
完全に沈んだ時に、自然とみんなで拍手してました
おはよう大朝日
2023年07月02日 04:18撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 4:18
おはよう大朝日
おはよう鳥海
2023年07月02日 04:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
7/2 4:19
おはよう鳥海
おはよう葉山
2023年07月02日 04:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 4:25
おはよう葉山
雲海に沈む鳥海山
2023年07月02日 04:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
7/2 4:26
雲海に沈む鳥海山
海のようだ
2023年07月02日 04:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 4:26
海のようだ
2023年07月02日 04:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 4:31
雲海に浮かぶ鳥海山
2023年07月02日 04:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 4:31
雲海に浮かぶ鳥海山
2023年07月02日 04:39撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 4:39
2023年07月02日 04:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 4:46
2023年07月02日 04:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 4:46
映える鳥海山
2023年07月02日 04:56撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
7/2 4:56
映える鳥海山
鳥海山と月山山頂神社
2023年07月02日 04:57撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
7/2 4:57
鳥海山と月山山頂神社
チングルマ、鳥海山、月山山頂神社
2023年07月02日 05:01撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
7/2 5:01
チングルマ、鳥海山、月山山頂神社
大朝日連峰
2023年07月02日 07:36撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
7/2 7:36
大朝日連峰
以東岳とその下に広がる赤見堂山
2023年07月02日 07:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 7:37
以東岳とその下に広がる赤見堂山
何度も見てしまう大朝日連峰の勇壮
2023年07月02日 07:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 7:50
何度も見てしまう大朝日連峰の勇壮
湯殿山
2023年07月02日 09:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 9:04
湯殿山
湯殿山と大朝日連峰
2023年07月02日 09:16撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
7/2 9:16
湯殿山と大朝日連峰
戦利品;根曲り竹
2023年07月02日 20:30撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
7/2 20:30
戦利品;根曲り竹
瓶詰めに、鮮度が命
2023年07月02日 21:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
7/2 21:59
瓶詰めに、鮮度が命

装備

個人装備
ザック(Gregory;Zule32L) 靴(スカルパ) キャップ 長袖シャツ(夏用) 長パンツ コンプレッションタイツ 靴下 雨具 グローブ タオル 飲料(麦茶600mm/アクエリアス900mm/ビール/ワンカツプ焼酎) 行動食(薄皮パン/トレイルミックス/SOYJOY) 昼食(カップラ) サーモス 着替え(長タイツ/肌着/パンツ/靴下/メリノウール長袖/ダウンジャケット/ネックウォーマー) オープンシェラフ AppleWatch iPhone GoPro_HERO7 モバイルバッテリー ヘッドランプ 予備眼鏡 サングラス

感想

昨年、晩秋の頃に歩いた肘折から月山へのルートですが、改めて腰を据えて、泊まりで月山まで登ってみることにしました。
泊まりとは言え、宿泊することにした月山頂上小屋までは15km超のロングルートですから、早めに出発したい。併せて、せっかくなので、2日目はピストンではなく、湯殿山に下ることに。となると、車をデポする時間も必要になるので、前泊することしました。
金曜日の午後から休みを取って、まずは下山口となる湯殿山神社へ。有料道路ゲートのおじさんに説明し、車を置かせてもらうことに。何かあったときに、心配なのでと、下山予定日時を聞かれました。確かに、伝えておいた方がこちらも安心ですね。
湯殿山神社経由で肘折温泉には、17時半到着。都合4時間ほどかかりました。月山の裾野をぐるっと回ったようなもんですから、それはかかります。
半年以上ぶりの肘折温泉ですが、やはり雰囲気がある。お気に入りの上の湯は100円値上がっていましたが、まぁ仕方ないですね。ここ半年、どこもかしこも値上がりです。
夕食は、湯治用の料理であっさりしたものでしたが、一升瓶を持ち込んでいたので、予定どおりぐだぐだと時間ばかりが過ぎ、23時過ぎに就寝。お風呂は、いきなり入ると軽いやけどになるくらい熱いです。ゆっくり徐々に入るのがお作法。すごくいいお風呂です。
翌朝、朝食は7時半と宿から釘を刺され、朝市をまわったりして、かなりのんびり。まぁ湯治場ですから。朝食を済ませて、宿を出発できたのが、結局8時、当日朝に出発しても変わらなかったな。あ、でもデポする時間はなかったか。
宿を出るときに、若旦那から、昔はここが月山への一番の登山口であったこと。月山に登って、湯殿山に下りる、まさに私たちが辿ろうとしているルートが、メインの参拝道であったことなどを教えてもらい、歴史あるルートを歩けることに期待感が高まりました。確かに、温泉の紹介の看板には、記録では江戸時代には2ヶ月で12,000人くらいの方がここを通ったとありました。開湯1,200年だそうです。すごいや肘折温泉。ちなみに、若旦那は宿の言い伝えで理由は分からないけれども、月山に登ることを禁じられているらしく、登ったことがないとのこと。いろいろなしきたりがあるんですね。
登山口まで林道を走って、8時半に登山開始。心配していた天候は、曇り空ではあるものの、もちそう。前回登ったのは、秋でしたが、今回は新緑。”わらび”や”みず”など山菜もあって、緑豊かな山というのがよく分かります。にしても、すごい湿気だ。汗が止まらない。これだけ汗をかくのは初めてかもしれない。
猫又沢で顔を洗って、クールダウン。でも、また汗が噴き出てくる。赤砂沢で、水分補給。さらに汗が噴き出ると言う循環を繰り返し、3時間ほどで小岳へ。
このあたりから、暑さも落ち着き、ようやく、月山が姿を現します。でかい。これを登るのかというイメージはしないようにして、どんどん進みます。
午後1時に念仏ヶ原避難小屋に到着し、昼食。近くの水場の水はすごくおいしかった。念仏ヶ原の湿原は、ワタスゲとニッコウキスゲが咲いていて、秘密の花園のようでした。
ルンルン気分もここまで。ここから200mほど下り、清川の橋を渡ると、いよいよ月山への直登が始まります。はじめの200mほどは、崩れている箇所があったりして、難儀しました。
2時間ほどで千本桜という湿原に到着。ここは、念仏ヶ原で散っていたチングルマがきれいに咲いていました。
勾配も落ち着き、雪渓から流れる沢のような道を進むと、最後の急登が現れました。しかも、雪がべったり残っています。チェーンスパイクくらい持ってくればよかったなぁと思いながら、気合いでキックステップを刻み、ガシガシ格闘すること20分。
17時20分にようやく山頂小屋に到着しました。都合9時間、やっぱりかかりますね。
山頂小屋は思いのほか、入っていましたが、個室を案内してもらえました。夕食・朝食ともに、山菜を中心とした評判どおりの料理。とてもおいしかったです。
そうそう、日の入りもとてもきれいでした。地平線に沈む夕日は本当に神々しかった。誰ともなく、眺めていた全員で、自然と拍手していました。
翌朝は、日の出を見ようと4時に起床。太陽は、あいにく雲に隠れていましたが、見事な雲海で、その上に浮かぶ、大朝日連峰や鳥海山もきれいに望むことができました。
小屋に戻って、また一眠り。出発は、月山山頂神社が開く7時になっていました。
神社にお参りして、湯殿山に下山開始。
天気は、前日と違って、どんどん晴れてきて、快晴に。風もなく、ゆっくりと眺めを堪能しながら、下山することができました。
ただ、月光坂は傾斜がキツい上に、もともと沢を下るようなルートだったところに雪渓の水が加わって、かなりの水量を下ることになり、最後の最後で難儀しました。
湯殿山にお参りして、午前11時半に無事、下山。
総距離22km、高低差2,000m稼ぎました。昔の人は、こうして参拝したのかと思うと、本当に大変だったと思います。
ただ、湿原や雪渓、急登と様々に変化する道の様子は、歩いていて飽きることがありませんでした。いいルートでした。山頂小屋の料理、また食べたくなったら、登りに来ます。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:471人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら