白毛門
- GPS
- 05:49
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 1,105m
- 下り
- 1,108m
コースタイム
天候 | 雨〜雪〜曇り〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
天気予報がイマイチだったので気が進まなかったが、会山行なので行く事にした。行きの車で話すと他のメンバーも気が進まなかったが来たとの事。なあんだ、止めれば良かったじゃん、なんて この時は思っていた。
ロープウェイの駐車場で前泊。皆さんがしこたまツマミを持ってきていていて、呑まないわけにいきませんね。ビール、日本酒、ワイン、ブランデー等々。気持ちよく呑ませていただきました。
翌朝は4時に起床。ささっと支度、ささっと朝食摂って5時に登山口駐車場へ。しかし雪がまだたくさんで進入不可。駐車場入り口の邪魔になりそうにない所へ駐車。なんやかんやで5時半頃出発。何も見えずにドン曇り。登り始めると雪が無くなってきた。そんで予想通りの急登。暑くてなって長袖のアンダーと半袖のTシャツで登る。途中にイワカガミに似たイワウチワが綺麗に咲いていた。葉っぱが丸くて団扇の様になっている。さすがオバちゃん達は花に詳しい。
これでもかという位に急登が続く。そして小雨が降りだした。テンションが落ちてきた。もう引き返してもいいよって感じになってきた。でも誰もそんな事は言うはずもなく登ってゆく。次第に雨が雪に変わってきた。ここで薄〜い上着を着る。大きな雪庇が現れる。今にも崩れ落ちそうな亀裂があちこちにある。緊張しながら登っていく。それでも2週連続での訓練のせいか思ったほど苦しくはなかった。yukkoさんが先頭から2番目に居てトップが先に進んでもペースを調整する形になっていたように見えた。このペースはオバちゃん達も居るので正解だったと思う。
松ノ木沢ノ頭についても何も見えない。本当はここから白毛門の全容が見えるはずなのに。少し休憩して少し食べた。山頂まで230mほど。仕切りなおして山頂を目指す。相変わらずの急登を登っていて振り向くと、うっすらと谷川岳方面が雲の上に顔を出してきた。かと思うとまた雲の中に入ってしまった。
やっと山頂に着いた。ここでも先程と同じように谷川岳は雲から出たり入ったり。問題はここからの下り。危険箇所ではザイルを張りプルージックで降りる事になった。一歩一歩しっかり降りればザイルは必要ないような気がしたが、リーダーとしては何かあったらいけないと思ったのでしょう。慎重な人なので、この人について行けばどこへでも行ける様な気がしてくる。11人も居ると待ち時間が多くて結構なロスになったが、クレパスを渡る時のザイルは安心感があって良かった。
松ノ木沢ノ頭に戻って来る頃には雲がほとんど無くなってピーカンになってきた。白毛門はもちろん谷川岳方面もばっちり見る事が出来た。ここからはサングラスを出し日焼け止めを塗った。この後はひたすら急登を下り下り、久々に太股が痛くなってきた。登山口に戻って来るとリーダーは一人一人と握手をして健闘を讃えた。いい瞬間だ。達成感のある山行だった。
地図も印刷して、前日にヤマレコで直近の状態を把握して何度も天気をチェックした。
駐車場で地べたにシートを敷いての宴会
ブランデーの日本酒割を呑む人は始めてみた ムチャクチャすぎて超ウケた。
「谷川小唄」を歌ってくれた。合いの手はズンドコ ズンドコであった。
管理人が帰ってから入れば1000円タダだったのにと誰かが言っていた。
トイレが暖房が利いていて快適だった。
朝4時に起床、早々に撤収して、まるで自衛隊のようだ。
5時30分登り始め
昨晩は雨で雪がうっすら積もった様。
私は志願してリーダーの後ろを歩かせて頂く。
急登りを行くのだが、「歩き方を外またに。お嬢さん歩きだと足を引っ掛けて危ない」とアドバイスを受ける。
アイゼンで川を渡ろうとしたら水がつくと雪が付きやすくなると注意された。
カジタックス?のリーダーのアイゼンは団子がいっぱいついていた。
モンベルのワンタッチアイゼンの人は何度も外れて、六角レンチで締め直していた。
気温は高かったが雪が降っていたのでカッパを着た。
岩うちわが咲いていた。
エビの尻尾をエビせんべいといい、氷柱をガリガリ君だといい、食べた。
美味しかった。
大きい雪屁が現れ、慎重に登った。
クレバスも数か所あり気を使った。
頂上付近では雪が絞まっていてアイゼンが良く効き雪の感触を楽しみながら登った。
頂上で少しだけ谷川岳が見れて嬉しかった。
急な下りでヤバい所にザイルをプルージックで結んで進む事になった。
ザイルは岩で使うので、アイゼンで絶対踏まないでと言われた。
今回もカラビナをレンタルして簡易ハーネスをつけて私のザイルワーク2戦目だったが
前回の呼子岳の成果が生かせた。
皆のハーネスはケンスイ下降用で上も下も付いていたが 下がズルズルして腰パンみたいで歩きにくそうだった。
ザイルも3度くらい出してくれて安心感があったが、
たより過ぎるのもよくないと思い、手すりの様に軽〜く持って降りた。
踏み抜きは先週何度も経験したのでビビることはなく度胸はついた。
一人ひとり降りるので時間がかかる
待っていて寒かったので急斜面だったがザックと自分を確保して上着を着た。
救助隊の人だけ正しくピッケルを使って滑落防止の見本をみせてくれた。
ある人は滑落防止の訓練でピッケルで肋骨を骨折したと言ってた。
他の人は滑ってもピッケルを使えていなかった。バンザイの括弧で落ちてきて手や足で止めようとしていた。
カッパはつるつる滑って危ない。
救助隊の人にアイゼンのついた足は上げるようにアドバイスされた。足で無理に止めようとすると
ひっかけて足を捻挫するらしい。
三人組の若者はザイルで体をつないで我々と同じ時間に出発したのに笠まで行ったたらしい。
アイゼンは付けずに、三人ともスコップを持って登っていた。
ザイルでクレバスを渡っているとき下から犬を連れたカップルが登ってきたが引き返して行った。
午後は晴れて谷川がみれた。「マチガ沢、一の倉、幽の沢」「一の倉で滑落事故が昔あってねザイルで宙つりになったのを自衛隊が3000発くらい銃で打ってザイルを切ったんだ」とリーダーが教えてくれた。
午後は雪が溶けてくさってアイゼンが効かない シャリシャリシャーベットで砂漠みたい。
短い距離の急斜面で私が滑って尻もちをついていたら、すぐ後ろの人も滑ってきてアイゼンが私のモモに
ズボンとスパッツを付き抜けて刺さってしまった。
さっさと除けない私がイケなかったのだ。ひっかき傷程度ですんだが、大けがをしたらお互い気まずいので
KYしよう保険に入ろうと思った。
帰りにリーダーが「携帯失くした 今日の楽しさは半減だ 明日はドコモショップだ」と言っていたら
胸のポケットに入ってて爆笑だった。
帰りはお風呂で湯あがりに師匠が飲んでいたコーラの缶を貰ってこっそり氷結をコーラ缶に移し替えて飲んだが
ばれなかった。
師匠が車に忘れ物をしていて、やっぱり私が付いてないとだめね〜と思った。
自分はまだまだ経験不足で技量もないのだが
サポート無しで自力で登って降りて来れる山じゃないと行っちゃいけない気がした。
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