鹿島槍ヶ岳 爺ヶ岳 爺ヶ岳東尾根

2014年04月22日(火) 〜 2014年04月23日(水)

• GPS: 30:01
• 距離: 19.7km
• 登り: 2,624m
• 下り: 2,619m

コースタイム

4月22日
鹿島山荘12:30 - 幕営地15:37 (ジャンクションピークの少し先）

行動時間　3時間7分

4月23日　
幕営地4:55 - (P3) 5:27 -（P2) 6:15 -（P1) 6:58 - 爺ヶ岳中峰7:46 -
8:59冷池山荘9:20 - 11:08鹿島槍ヶ岳南峰11:25 - 12:30冷池山荘12:45 -
爺ヶ岳中峰14:29 - 16:16幕営地・撤収16:56 - 鹿島山荘18:31　

行動時間　13時間36分（休憩含む）

天候

4月22日　高曇り、微風
鹿島山荘　13℃
　　　　 幕営地　 　 5℃（到着時）
　　　　　　　　 　　3℃（就寝時）
4月23日　晴れ、風速5〜10mくらい
　　　　　幕営地　　−4℃
　　　　　鹿島槍南峰−5℃
　

アクセス

利用交通機関：

自家用車

4月21日〜22日
町田 → 高尾山IC → 談合坂SA(仮眠) → 双葉SA(朝ご飯) → 安曇野IC → 鹿島山荘　
4月23日
鹿島山荘 → 薬師の湯 → 安曇野IC → 中央道・原PA(仮眠) → 高尾山IC → 町田
※高速料金
　高尾山〜安曇野　3150円×2＝6300円（深夜割30％）

コース状況／危険箇所等

★爺ヶ岳東尾根
　トレースあり、踏み抜き頻発
　下部は雪が消えて藪漕ぎ
　赤布、赤テープが豊富なので迷うことはない
　P2とP1は急斜面の登高
　P2からのナイフリッジは気温の上がる午後の通過は要注意。
　幕営ポイントはJP〜P3で数箇所

★爺ヶ岳中峰〜冷池山荘
　常時、風に晒され、目出帽を使用
　トレースほぼなし、樹林帯に一部残っていた　
　夏道のトラバースは避けて中峰〜北峰は稜線伝いに行った
　冷乗越付近は雪が解けて地面が露出
　気温が上がる午後は踏み抜きが酷い
　冷池山荘のGW営業は4月29日〜5月6日迄の予定

★冷池山荘〜鹿島槍南峰
　トレース残るもやがて消える
　広大な雪田を行く
　信州側の雪屁に注意が必要
　布引山〜鹿島槍は夏道を登下降する
　　　　
★温泉
　大町温泉郷　薬師の湯　入浴料600円

写真

4/22 12:32

鹿島山荘前の駐車スペース

4/22 12:33

鹿島山荘
昔は狩野家の方が
岳人の世話をされたそうだ
現在は無人

4/22 12:34

ここからスタート

4/22 12:35

鹿島山荘の裏手
オババの碑

4/22 12:44

では行くか
急斜面に取付く

4/22 13:17

赤テープ、赤布の類は豊富だ

4/22 13:29

4/22 13:57

雪がグズグズ状態

4/22 14:04

藪漕ぎ

4/22 14:24

クマザサがうるさい

4/22 14:38

藪漕ぎが終わって
雪面を行く

4/22 14:46

4/22 15:01

トレースは残っていた

4/22 15:11

幕営ポイント
ジャンクションピーク直下
整地は必要だが
風の影響は少なそう

4/22 15:14

ジャンクションピーク
爺ヶ岳をバックに

4/22 15:16

爺ヶ岳
中峰と北峰
双耳峰みたい

4/22 15:17

布引山と鹿島槍
明日はあの頂へ

4/22 15:17

こっちは
白沢天狗尾根
P1で東尾根と合流する

4/22 15:18

東尾根の眺望
手前からP3〜P2〜P1

4/22 15:36

お、いいとこみっけ
今日はここで幕営だ

4/22 16:25

ちょっと整地して
出来あがり
もちろん
エアライズ2さ！

4/22 16:26

こんな感じ
ここ気に入ったよ
ほぼ無風だった

4/22 16:26

今日のお天気は高曇り
夕方になって
一瞬、日が出た

4/22 17:18

あ〜鹿島槍が隠れちゃった

4/22 18:40

日が暮れる前の
鹿島槍

4/22 18:41

同じく
爺ヶ岳と鹿島槍

4/22 19:31

質素な晩ご飯
肉じゃがとハンバーグ

4/22 20:01

少し物足りないので
マルタイのラーメンも食す

4/23 4:56

4月23日
今日はいいお天気かな
さあ、いざ鹿島槍へ

4/23 4:56

鹿島槍

4/23 5:10

もうすぐ日の出

4/23 5:10

一日がはじまる
どんな日になるのか

4/23 5:11

幕営ポイント
P3手前のピークで

4/23 5:13

爺ヶ岳
朝焼け

4/23 5:13

鹿島槍
あの双耳峰のもとへ

4/23 5:13

P3まで
あとちょっと

4/23 5:14

東尾根に陽光差す

4/23 5:27

P3

4/23 5:27

なかなか雲がとれないね

4/23 5:40

次はP2だ

4/23 6:04

P2
急斜面の登り
トレース明瞭

4/23 6:04

P3を振り返る

4/23 6:06

P2まで来ると
展望がひろがる
北ア南部
右は槍かな

4/23 6:08

あそこが
P2のピーク

4/23 6:09

雪が解けて
ハイマツのなかを行く

4/23 6:14

P2
狭い山頂部

4/23 6:16

爺が近づいてきた

4/23 6:16

相変わらず
雲がとれない
鹿島槍

4/23 6:17

P2から先は
ナイフリッジの連続

4/23 6:20

これぐらいは
たいしたことない

4/23 6:20

広い台地状の
P1を望む

4/23 6:23

4/23 6:25

お〜これぞ
まさにナイフリッジ
左右が切れ落ちている
ここが一番緊張するところかな

4/23 6:27

渡り終えて振り返る
今にも雪が崩れそう
この時間はまだ
雪が締まっていたので
よかったが
下山時は・・・

4/23 6:30

噂に違わぬ
ナイフリッジだった

4/23 6:48

P1の登り
なかなかの急斜面

4/23 6:58

そして
P1、矢沢ノ頭に出た
道標がある

4/23 6:58

蓮華〜針ノ木〜スバリの
稜線と
手前は爺の南尾根

4/23 6:59

槍

4/23 6:59

北ア南部の眺望がいい

4/23 7:03

P2を振り返る

4/23 7:16

爺の中峰を目指して
広大な斜面を登っていく

4/23 7:24

クラスト気味の斜面
快適に登高を続ける

4/23 7:37

ハイマツ帯を抜けると
山頂

4/23 7:46

到着！
爺ヶ岳中峰
東尾根完登！
風が強い
ここまで3時間きった
いい調子だ

4/23 7:47

こっちは南峰

4/23 7:48

ゴタテの稜線と南峰

4/23 7:59

中峰から先は
トラバースを避けて
なるべく
稜線伝いにいく

4/23 8:15

北峰
トラバース
ちょっと嫌だね
トレースないし

4/23 8:35

赤岩ノ頭〜冷乗越〜鹿島槍

4/23 8:35

冷池山荘
まだ埋もれているね

4/23 8:42

冷乗越
この付近の夏道は
雪が解けて露出している
ところもある

4/23 8:45

赤岩尾根
トラバースルート
トレースあり

4/23 8:45

赤岩尾根
ここを下りた方が
早いんだけどね

4/23 8:47

4/23 8:52

今後
雪屁はどんどん
崩壊していくんだろうね

4/23 8:59

冷池山荘
まだ小屋の人は
入っていないのかな
GW営業するんだよね
しばし休憩する

4/23 9:02

冬期小屋
実際はもっと暗い

4/23 9:25

では鹿島槍へ
布引山まで
広大な雪田をいく
トレースは残っていた

4/23 9:30

なぜかテン場だけ
雪が解けていた

4/23 9:35

布引山
広大な雪田がよくわかるね
布引山は
夏道を登る

4/23 9:52

立山

4/23 9:52

剱
結局、雲に隠れたままだった

4/23 9:52

信州側に
大きな雪屁が出来る

4/23 9:52

21日の降雪で
うっすら積もったようだ

4/23 9:55

お〜割れてる

4/23 10:10

布引山の登り
トレースは
21日の降雪で
埋まっちゃったんだね

4/23 10:20

布引山山頂

4/23 10:20

さあ
いよいよ
鹿島槍南峰への登りだ

4/23 10:24

これ
気になってたんだけど
動物の足跡
たぶん鳥かな

4/23 10:39

夏道を登る

4/23 10:50

あともうちょい
最後の踏ん張りどころ

4/23 11:08

やったぜ！
鹿島槍南峰に到着

4/23 11:14

セルフで
時期は遅くなったけど
爺ヶ岳東尾根からの
登頂は素直に嬉しい
今冬の目標だったからね

4/23 11:15

鹿島槍北峰
時間がないのでパス

4/23 11:15

五竜と八峰キレット
ここの積雪期縦走は
相当厳しいだろうな

4/23 11:16

標柱が埋まってなくて
よかった
登頂の証だから

4/23 11:17

定番の風景
無雪期もいいけど
積雪期は格別な眺め
3つのピークをもつ
爺ヶ岳が個性を放つ

4/23 11:18

蓮華から岩小屋沢まで
ゴタテの稜線

4/23 11:18

立山と剱

4/23 11:18

左から
猫又山と毛勝山
右奥は
僧ヶ岳だろうか

4/23 11:19

爺ヶ岳

4/23 11:21

五竜の奥
唐松から白馬、小蓮華の眺望

4/23 11:21

奥が東尾根
ひとつ挟んで
手前が赤岩尾根
左下が西俣出合か

4/23 11:28

巨大な雪屁

4/23 11:31

名残り惜しく
山頂をあとにする
次に来るのは夏だね

4/23 11:38

自分だけの踏み跡

4/23 11:40

4/23 11:46

左の雪屁に
気をつけて

4/23 11:51

雪屁の割れ目

4/23 12:30

冷池山荘に
戻ってきた
ここから
爺ヶ岳への
登り返しが
とてもキツイ

4/23 12:50

樹林帯で

4/23 13:08

冷乗越付近で
一歩進むたびに
踏み抜きまくる

4/23 13:26

突然ヘリの爆音が
聞こえてきたと思ったら
こんなに冷池山荘に接近してた

4/23 13:31

4/23 13:41

爺の北峰への登り
午前中はそれほどではなかったが
踏み抜きが酷い

4/23 13:46

人が何人か見えるね
あのヘリはどうやら
小屋のスタッフを
下ろしていたようだ
今日入山なんだね

4/23 13:54

爺ヶ岳北峰

4/23 13:55

帰りも
トラバースせずに
稜線伝いにいく

4/23 13:58

また雲が・・・

4/23 13:58

4/23 14:09

あっ、真っ白な
ライチョウさんだ
かわいいね
まだ冬毛です
爺はライチョウが
多いんだよね

4/23 14:15

4/23 14:29

やっと爺ヶ岳中峰に到着
あとは東尾根を
下るだけ

4/23 14:30

結局、立山も剱も
ずっと雲に隠れたままだった

4/23 14:31

南峰に何人かいるね

4/23 14:33

ハイマツ帯を下降

4/23 14:39

P1へ向かって下降
雪がグズグズ
時々踏み抜く

4/23 14:46

振り返って

4/23 14:56

P1
左へ急下降する
真っ直ぐは白沢天狗尾根

4/23 14:58

なかなかの急斜面を下る

4/23 15:16

さあ
ナイフリッジ
一番の難所
ちょっと心配
無事に通過できるか？

4/23 15:19

何とか
まさに薄氷を踏む思いで通過
雪に衝撃を与えたら
すぐにでも崩れそうだった
危なかったなぁ

4/23 15:26

爺ヶ岳

4/23 15:26

P2の手前で
2人組みと出会う
整地してた

4/23 15:38

P2の下り
ここも結構、急斜面

4/23 15:46

P3

4/23 15:58

鹿島槍

4/23 16:15

帰ってきた
さあ、急げ急げ
撤収だ
日が暮れる前に
下山せねば

4/23 16:55

撤収完了
いい場所だった

4/23 17:27

藪漕ぎ

4/23 18:15

4/23 18:31

帰還
まだ明るいうちに
下りられてよかった

4/23 18:31

この時期は
もういいや
来年は3月に
来よう

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-620 オリンパス

感想

sirius

遅ればせながら、やっと鹿島槍。
本当は3月に来たかったけど。
時期を逸してしまった。
でも念願の爺ヶ岳東尾根から登頂出来て大満足。
自分としては価値のある山行だったと思う。

それにしても、めちゃくちゃ疲れたなぁ。
久しぶりの長時間歩行もだけど、踏み抜きの頻発が
徐々に体力を奪っていった。
最後はもうヘロヘロだった。

東尾根の核心は何といってもナイフリッジ。
雪が締まっている朝方はいいけど、午後は雪がグズグズでやばい状態。
緊張を強いられたけど無事に通過出来てよかった。

もうこの遅い時期には来たくない。
来年は3月に来よう。

※東尾根からの鹿島槍は通常、2泊3日の行程。
　下山は赤岩尾根の方が早く下れる。
　しかし、無雪期も含めて赤岩尾根の登下降の経験がなかったので
　今回ははじめから考えず、東尾根のピストンとした。