チャオ御岳→継子岳→摩利支天山→剣ヶ峰
- GPS
- 08:24
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,651m
コースタイム
天候 | 晴れのみ曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前夜22時入りで最前列 当日の朝7時には離れた駐車場に。かなり賑わってました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
チャオから登頂を目指す場合は、ヘルメット着用が絶対条件になります。 運悪く滑落した場合に、間違いなく溶岩石に頭を打ってお陀仏になります。 樹林帯は結構な密度ですので、スキーコントロールに不安のある方はおんたけ2240かマイアからの登頂を考えてください。 ※チャオのスキーシーズン中は、ゴンドラ片道切符は発売されていません。 |
写真
感想
先週に続いて御嶽山縦走に行ってきました。
前日は安全登山啓発運動、遭難対策委員会の研修会がありましたので、そのままチャオ御岳に直行。長島のあたりで渋滞にひっかかってチャオに着いたのが22時過ぎでした。もともと眠たかったので車の後部座席にエアーマットを敷いてシュラフに包まって熟睡できました。
朝は薄明るくなってきた4:30に起きて、準備をして出発。ゲレンデベース5:09発です。
もちろんゴンドラは動いてません。チャオはゴンドラ片道券のようなものがないので、どっちにしても歩くつもりでしたが、誰もいない圧雪まっさらなゲレンデをスキーで登行すること1時間弱、ゲレンデトップ近くに到着。ここから夏道登山道をベースにしてスキーのまま継子岳に登るのが目標です。
ゲレンデは日が昇る前だったのでカチカチだったのですが、森林限界を超えた頃には日照が雪を緩ませ始めてました。緩いとクトーの効きが悪いので、微妙なところ。できるだけ斜度の緩い場所を探しながら歩き、ベースから4時間で継子岳に着きました。
早い時間なので誰もいないのは当然として、今日のメインは摩利支天山なので、休憩もそこそこに次を目指します。今回は飛騨山頂への稜線を歩きます。
ちょうど山小屋開きの準備をされていて、話をしていると今年は雪が多いらしいです。4月に入ってから積もった分が多かったのでしょうか。
さて摩利支天乗越をパスして直接山頂に行こうとしましたが、途中のルンゼ地帯に阻まれて、結局まずは乗越に行きました。さてここからどうするか?まずは稜線沿いからルンゼ地帯を偵察します。
すると何とかスキーで下りれるところがありましたので、クトーを効かせながら慎重にルンゼ帯に下り、そこから稜線上に戻りました。雪が硬かったので助かりました。
稜線上はそれほど大きな問題もなく、摩利支天山に到着しました。やっぱり狭い山頂、何か下手に物を置いたらそのまま転がってどこまでも落ちてしまいそうで、シールを剥がしてスキーを履くのにも苦労します。
さて何とかスキーを履いて、どこから滑って下りるか偵察してたのですが、やはり入口はかなりの急斜面(70〜80度)となっています。何とか行けそうな感じではありましたが、やはり上から見ると怖い怖い。しかも偵察のために方向転換すると横を向いた瞬間にスキーがそのまま滑って賽の河原か濁河側の谷底に転落しそうで、これはもう岩に座って方向転換するしかありませんでした。
何とか、これなら・・・というルートを見つけて、思い切ってドロップイン!うまくそのまま下の斜面に入ってターンすることができました。緊張と感動で雄叫びの連続です(笑)
そのまま一気に賽の河原のボトムまで滑って、まだ時間も早いのでそのまま剣ヶ峰を目指すことにしました。
今日は前回の高地トレーニングの続きということもあって、疲労感は少なく、剣ヶ峰へも最短ルートで登り上げました。ここでは休憩もそこそこにまた継子岳に向けて二ノ池方向に滑ります。この斜面は残念ながら雨氷でガリガリでした。
途中で登ってこられる登山者の方と情報交換。しっかり摩利支天山頂からのドロップインを見られてたとのこと。雄叫びも周りを見てやらないといけません(笑)
剣ヶ峰から継子岳へは標高が下がる方向なのでまだ楽なほう、賽の河原と四ノ池のところでシールを貼っただけで済みました。
継子岳に戻ればもうシールは不要、あとは広い急斜面を滑るだけです。こちら側は入山者も少ないので斜面もほとんど荒れていなく、気持ちよく滑ることができます。ウヒョウヒョ叫びながら滑ります。
森林限界からは難易度が上がり、丁寧なスキーコントロールで樹木にぶつからないように滑ると、チャオのゲレンデに出てきます。もうゲレンデを滑るのは楽チン、あまりターンをしないでかなりのスピードで滑り降りました。5分でした(笑)
御嶽山へは、おんたけ2240、マイア、チャオ、濁河温泉からのルートが考えられますが、チャオルートは一番難易度が高く、できれば登りはアイゼン+ピッケルで確実に登ったほうがいいでしょう。
チャオ自身が(冬季の)登山客の迎え入れを積極的にやっていないのは、その辺りが理由ではないかと思います。
コメント
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すんごいなぁ〜 ヘルメットは????? イエロー
また行きました
そして、もう一度。未踏の継母岳を狙いたいところですが
摩利支天山からの滑走お見事でした。(๑≧౪≦)
あの急傾斜から滑られるんですもん…ヽ(・∀・)ノ滑落されたのかと思いましたよ(笑)
2週連続で登られてるとは。。。ビックリしました。。。(^_^;)
私はスキーの技術がゲレンデで限界なので、摩利支天からの滑走、カッコ良かったです。(。・ ω<)ゞ
コメントありがとうございます
あの急斜面、さすがに怖かったです
アドレナリン大放出、誰もいないと思い込み叫びまくってたら…聴こえてましたか
今度から周りを確認してから叫ぶようにします
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