甲斐駒ケ岳 黒戸尾根
- GPS
- 09:13
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,505m
- 下り
- 2,526m
コースタイム
10:00山頂発−10:24八合御来光迎場−10:41七丈小屋−11:26五合目小屋跡− 11:52刃渡−12:13刀利天狗− 12:54笹の平−13:49駐車場着
登り5:29、下り3:49、合計9:18
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
この時期は気象条件、時間帯によって大きく異なると思いますので、一応のご参考。 登山届はネットで提出。下山予定時刻は18:00と記載。 笹の平の上からトレイルに雪が出はじめますが、雪の谷側端が凍っているので注意が必要、それ以上にトレイルが融雪でたっぷり水を含んでおり、足下の泥ごと滑ります。下りで1回転倒、オットット数回。八丁登りが本格化すると間もなく全線積雪になり、日中は踏み抜き地獄、朝は特に黒戸山巻道でスリップ注意。五合目から七丈小屋までの梯子場、鎖場は凍っています。七丈小屋〜九合目までは朝は柔雪、九合目から上は締まった雪。 登りは五合目から、下りは刃渡りの上までアイゼンを装着しました。滑らない安全と安心を考えると、早め・長め装着がいいと思います。八合目から七丈小屋までの下りは、腐り雪でアイゼン効かないので、外した方が楽に降りられます。12本爪持って行きましたが、下ではチェーンスパイクなどの方がいいかもしれません。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
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写真
装備
個人装備 |
バックパック 1 カリマーDale28
ハイドレーション 1 プラティパス2L(ポカリスエット1.5L)
インナー 1 SKINS A200ロングスリーブ
アウター 1 TNFプロシェル(アイシクルジャケット)
ロングタイツ 1 CW-Xスタビライクス
アウターパンツ 1 TNFプロシェル(キチャトナ)
ソックス 1 スマートウール
シューズ 1 シリオ611
ヘルメット 1 Blackdiamondベイパー
バイザー 1 モンベル
グローブ 1 Blackdiamondソロイスト
ピッケル 1 Blackdiamondレイブンプロ
ポール 1組 LEKIマイクロスティック
ポカリスエット 1.5
食料 SOLLEONEパスタ、SHOTS、クリーム玄米ブラン×4
塩熱サプリ 1
カメラ 1 ソニーDSC-HX30V
ロガー 1 iPhone5+Runmeter
アイゼン 1 グリベル エアーテック ニュークラシック
水筒 1 サーモス山専ボトル0.9(お湯0.5)
クッカー、バーナー プリムス、エバニューチタン
ツェルト 1 ファイントラックFAG0104
シュラフカバー 1 ISKAウルトラライトゴア
携帯トイレ、携帯カイロ 各4
ヘッドランプ 1 Petzlティカ2
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感想
UTMF、STY出場の皆さん、完走された方も完走できなかった方もお疲れ様でした。レース出ない、ロング走れない私には遠い世界ですが、せめて同じ日に何かアクティビティを、と今年最初、通算9回目の甲斐駒ケ岳。
大体登り3時間半下り2時間半で往復しているコースですが、往復22KMはトレランには若干短いので、北沢峠まで降りて登り返したり、尾白川峡谷回ったり、八丁尾根から登ったり(かなりマイナーなルートなのに同じ日に同じルートを歩いたkaha4242さんのレポートがあがっている奇跡)とバリエーションをつけて走ることが多く、普通のピストンは3回目。また徒歩も3回目ですが、今回は積雪期登頂に初挑戦。
大雪と「面倒くさい病」で1月に箱根を走った後はスキー3回とロードラン40KMくらいとすっかり鈍った体と昨年4月の夜叉神峠〜観音岳以来の雪山を考慮し、昭文社標準コースタイムより若干早い程度で歩いても日没までに下山できる3時スタートを目標に現着、仮眠の後ヘッデン着けて真っ先にコースイン。
泥〜雪、氷のスリッピーなトレイルに神経を使い、また装備の入替でしょっちゅう立ち止まりましたが、所要時間5時間半、思ったより早い9時前に本日1番乗りで登頂。
霞んで遠景はイマイチでしたが、南アルプスの各山々は素晴らしくよく見えました。
私の到着後間もなく北沢峠から若いカップル登頂。前日25日に伊那側からのバスが開通したそうです。
晴天の山頂は暖かく、景色と初山メシを楽しみながら延々1時間程滞在してから下山開始。
このお二人も私とほぼ同時に下山開始。翌日は仙丈に登られるとのこと。北沢峠には6張り程のテントがあったそうですが、結局この間誰も登って来ずずっと3人でした。お邪魔してごめんなさい。
九合目から下はすっかり雪質が変わり、滑って歩き難いなか下山していると、八合目直下で黒戸ルートの後続と初めて会いました。私と同じくピストン、3時間程後方ですが、時間が厳しくなってきているので引き返すか迷っているとのことでした。無事登頂されましたか?
因みに八合目から上には夏道と違うルートにトレースが着いている箇所が複数ありますが、素直にトレース辿って冬道を選んだ方がいいです。夏道は滑ったり雪の壁をよじ登ったりのアスレチックルートになってます。
そ結局すれ違った登山者は7組10人。全員男性。「漢」道ですね、やっぱり。
雪山初心者の私には核心部の急登降もスリリングでしたが、一番うんざりしたのは八丁登りの泥。上から沁み込む雨と違ってトレイル深くまで泥なので、滑ります。尻餅ついたのは1回きりですが、何度転びそうになったことか。
トレランシューズ持ってこなかったことを後悔しながら長い長い下りを降りきって駐車場に到着したのは下山開始から4時間弱後。結局14時前と、明るいどころか暑いうちに下山しました。
残念ながら雷鳥には巡り会いませんでしたが、山頂ではツバメが飛び交ってました。まさに南から飛来したというところでしょうか、というかわざわざまだ雪のあるところに来なくてもいいのに。
甲府は夏日の予報で、山頂も晴天が見込まれましたが、ウェアは敢えてハードシェルにしました。脱げないソフトシェルで暑い思いするよりも、ベンチレーション活用が有利と判断。実際、脇の下、太ももサイドのファスナーは全開。夏用トレッキンググローブ忘れた手だけは厳しかったですが。
下山後は、箱根に泊まる予定だったので、定番の尾白の湯「べるが」はスルー。その代わり、金精軒の生信玄餅を初めて買って帰りました。おいしゅうございました。
あとは至仏山行って、去年下見しておいた池山吊り尾根ルートから北岳行って、、、とまだ雪山やるつもりです。
残念ながら登頂には時間が足りませんでした。
ABi-Rさんに情報いただいたとおり、途中腐れ雪でした。
2500m地点で1時間ぐらい昼食をとって下山しました。
お疲れ様でした。
bakubonさん
今月も末くらいになると、先月末にはあった種々の障害がなくなって、登頂もし易くなりますね。私は雪が消えて走れるコンディションになるまで甲斐駒はお休み。
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