ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4352414
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

三国山稜に巨樹を訪ねる(バリルートあり)

2022年06月01日(水) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:47
距離
13.1km
登り
586m
下り
681m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:09
休憩
0:39
合計
4:48
距離 13.1km 登り 586m 下り 709m
9:24
4
9:48
9:51
26
天狗ブナ
10:17
10:20
4
二本のブナの大木
10:24
10:38
30
須走立山展望台
11:08
6
11:14
11:15
41
11:56
11:57
4
角取神社奥ノ院
12:01
12:02
25
12:27
12:28
11
12:39
12:40
11
石標「118」
12:51
12:55
3
巨大ブナ
12:58
13:05
26
大ミズナラ
13:31
13:32
39
14:12
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き JR御殿場駅から籠坂峠バス停(スタート)
帰り 山中湖旭日丘バス停(ゴール)
コース状況/
危険箇所等
【主な参考本、ガイド本】
1.『ブナの山旅』(坪田和人著)の「角取山から三国山」(P224〜P225)
2.『続続丹沢夜話』(ハンス・シュトルテ著)
3.『新バリエーションハイキング』(松浦隆康著)の「三国山稜」(P151〜P155)

【危険個所等】
1.角取神社奥ノ院への下りは、一か所でロープが張られていますが、足元のスリップに要注意です。
2.石標「118」から巨大ブナ、大ミズナラへはバリルートで、上記『松浦本』を参考にしました。

それ以外に危険箇所はなしです。
『続続丹沢夜話』(ハンス・シュトルテ著)の中で「天狗ブナ」と紹介されており、三国山稜を代表するブナの名木です。
2022年06月01日 09:49撮影 by  SO-01L, Sony
1
6/1 9:49
『続続丹沢夜話』(ハンス・シュトルテ著)の中で「天狗ブナ」と紹介されており、三国山稜を代表するブナの名木です。
『ブナ林からの贈り物』(石橋睦美著)で紹介され、坪田氏が探し求めた「ひときわ大きな二本並んだブナの大木」です。
2022年06月01日 10:20撮影 by  SO-01L, Sony
1
6/1 10:20
『ブナ林からの贈り物』(石橋睦美著)で紹介され、坪田氏が探し求めた「ひときわ大きな二本並んだブナの大木」です。
暗緑色の厚い苔が、毛氈のように老木を覆っています。
2022年06月01日 10:18撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
6/1 10:18
暗緑色の厚い苔が、毛氈のように老木を覆っています。
立山三角点と御料局境界点
2022年06月01日 10:33撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 10:33
立山三角点と御料局境界点
須走立山展望台から富士の大観を期待しましたが、山頂付近は雲に隠れていました。到着が30分早ければと、ちょっと悔やまれました。
2022年06月01日 10:34撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 10:34
須走立山展望台から富士の大観を期待しましたが、山頂付近は雲に隠れていました。到着が30分早ければと、ちょっと悔やまれました。
『続続丹沢夜話』には「(畑尾山は)天狗の隠れ山ともいえる。野生の豊かな自然が脈打つこぢんまりとした楽園である」のとおり、あちこちに巨樹が点在していました。
2022年06月01日 10:56撮影 by  SO-01L, Sony
2
6/1 10:56
『続続丹沢夜話』には「(畑尾山は)天狗の隠れ山ともいえる。野生の豊かな自然が脈打つこぢんまりとした楽園である」のとおり、あちこちに巨樹が点在していました。
どれも粒ぞろいの大樹です。青葉が光っています。
2022年06月01日 11:52撮影 by  SO-01L, Sony
1
6/1 11:52
どれも粒ぞろいの大樹です。青葉が光っています。
若葉がびっしり纏いついています。
2022年06月01日 11:51撮影 by  SO-01L, Sony
1
6/1 11:51
若葉がびっしり纏いついています。
角取神社奥ノ院は、大岩の下に二つの石祠が鎮座していました。
2022年06月01日 11:57撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 11:57
角取神社奥ノ院は、大岩の下に二つの石祠が鎮座していました。
緑のアーケードが続きます。
2022年06月01日 12:01撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 12:01
緑のアーケードが続きます。
これからがいよいよ本番、松浦本を頼りに「118」の石標から地図読みで下ります。
2022年06月01日 12:39撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 12:39
これからがいよいよ本番、松浦本を頼りに「118」の石標から地図読みで下ります。
スリバチ形の窪地を左に見ながら尾根をたどります。下草もなく、足ざわりの柔らかな土を踏みつつ、地図読みも快調です。
2022年06月01日 12:47撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 12:47
スリバチ形の窪地を左に見ながら尾根をたどります。下草もなく、足ざわりの柔らかな土を踏みつつ、地図読みも快調です。
立ち木に赤テープが付けられていました。
2022年06月01日 12:51撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 12:51
立ち木に赤テープが付けられていました。
辺りの木々を圧する〈巨大ブナ〉が眼前に全容を現しました。ずば抜けた風格です。
2022年06月01日 12:56撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
6/1 12:56
辺りの木々を圧する〈巨大ブナ〉が眼前に全容を現しました。ずば抜けた風格です。
周囲を圧倒する力感があり、端正ではないが、剛健です。
2022年06月01日 12:52撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 12:52
周囲を圧倒する力感があり、端正ではないが、剛健です。
形は武骨、幹の立ち上がりの強さが目を見張ります。
2022年06月01日 12:54撮影 by  SO-01L, Sony
1
6/1 12:54
形は武骨、幹の立ち上がりの強さが目を見張ります。
踏み跡をたどりますと、〈大ミズナラ〉がどっしりと構えていました。見る角度によって、木の印象がガラリと変わる、不思議な巨樹です。
2022年06月01日 12:59撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
6/1 12:59
踏み跡をたどりますと、〈大ミズナラ〉がどっしりと構えていました。見る角度によって、木の印象がガラリと変わる、不思議な巨樹です。
角度を変えると、大きな洞(うろ)が目立ちます。
2022年06月01日 13:05撮影 by  SO-01L, Sony
2
6/1 13:05
角度を変えると、大きな洞(うろ)が目立ちます。
しばらく孤高の巨樹に見惚れていました。この上なく、うれしい贈り物をいただきました。
2022年06月01日 13:02撮影 by  SO-01L, Sony
1
6/1 13:02
しばらく孤高の巨樹に見惚れていました。この上なく、うれしい贈り物をいただきました。
下からたどる際には、これが入口の標識になります。
2022年06月01日 13:12撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 13:12
下からたどる際には、これが入口の標識になります。
山中湖畔からの富士ですが、空模様は曇りがちで、すっきりした姿は見ることができませんでした。
2022年06月01日 13:32撮影 by  Canon IXY 650, Canon
6/1 13:32
山中湖畔からの富士ですが、空模様は曇りがちで、すっきりした姿は見ることができませんでした。
旭日丘湖畔緑地公園の遊歩道で、山中湖平野バス停に出ました。
2022年06月01日 14:03撮影 by  SO-01L, Sony
6/1 14:03
旭日丘湖畔緑地公園の遊歩道で、山中湖平野バス停に出ました。
撮影機器:

感想

私はブナの巨樹が大好きですが、そのきっかけとなったのが『ブナの山旅』(坪田和人著)との出会いでした。そこには、全国120のブナ林を紹介した〈ブナの山旅MAP〉が掲載されており、訪れたブナ林に赤印を入れるのも楽しみでした。ランキングAで合計得点が25点という最高位の「和賀岳」、「浅草岳・沼ノ平」を訪れた際には、極上のブナ林に接することができたと、大きな感動を素直に喜びました。
※合計得点は、規模、品格、原始性、静けさ、個性の各項目が5点満点(合計25点満点)で評価されています。
『ブナの山旅』には「角取山から三国山」も紹介しており、ランキングはC、合計得点12点で〈盆栽のような樹形の太平洋型のブナが林立〉とコメントされています。私も一度、訪れたことがありますが、再訪を決めましたのは『新バリエーションハイキング』(松浦隆康著)の中で、私がまだお目にかかったことのない、楢木山の北東斜面の巨大ブナ(1205m)と大ミズナラ(1175m)が紹介されていたからでした。
巨樹のもつ生命力を体感したいと、これからも山歩きの楽しみのひとつに巨樹探訪を計画したいと思っています。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:491人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 丹沢 [日帰り]
富士箱根トレイル 須走 紅富台から三国山経由山中湖
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら