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Yamareco

記録ID: 435568
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

快晴の宝永山 かと思ったら、ガスガス小雪が舞い、下山は霰、霙、雨に追われる

2014年04月25日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:44
距離
12.8km
登り
1,436m
下り
1,416m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

太郎坊洞門7:28-7:52御殿場口新五合目-8:04大石茶屋(装備準備)8:16-9:08新五合目五勺9:16-9:51(2150m付近でアイゼン装着)9:58-11:37宝永山(昼食休憩)12:21-12:51(2130m付近でアイゼン取外し)12:58-13:24大石茶屋(雨宿り)13:47-14:12太郎坊洞門
天候 スタート時は快晴で富士山頂まで見えたけど、どんどん悪化して小雪、霰、霙、雨と気象現象のオンパレード、下山すると普通の曇天
標高2200mあたりから上はガスガスで時折周囲が見渡せる晴れ間が出るも、ガスガスと雪面で白色に包まれると視界は20mほどに。
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ゲート閉鎖のため太郎坊洞門脇の路肩に駐車しました(この日の11時に御殿場口へのゲートが撤去されたようで、下山してくると御殿場口駐車場には車がチラホラ)。
御殿場口駐車場までの道中に雪は無いのでノーマルタイヤで問題なし。
コース状況/
危険箇所等
●御殿場口新五合目〜新五合目五勺
雪は完全に無くなって一直線の夏道(砂走)になっていました。砂がまるでザラメ雪みたいな感じで下りも膝にかかる負担は減らせましたが、下山後は細かい黒砂が装備にビッシリ付着してました。

●新五合目五勺〜宝永山
ところどころに雪が残っていて、2100mあたりから全面雪道になっていました。
御殿場ルート上は、夏道同様にコース沿いに長い棒が立っているので、視界さえあれば迷うことはありませんが、宝永山へのルートは特に目印になるものが無いので、その方向への踏み跡とGPSを頼りに登りました。
あいにくのガスガスで視界の効かないコンディション、そして周囲はすべて白色だったため、踏み跡とGPSが無かったら、分岐して目指すのをためらったかもしれません。
宝永山(外輪山)の稜線に出る最後の部分が小さな雪庇になっていました。稜線に出ると宝永山火口側は雪が飛ばされて黒い岩が、外輪側は雪庇となっていたので、火口側に近い雪面を歩き下って宝永山頂へ向かいました(なぜか山頂が外輪側で一番低い部分なのです)。
御殿場口の登山口には鳥居があるんですね
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御殿場口の登山口には鳥居があるんですね
今日は正面に見える宝永山まで
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今日は正面に見える宝永山まで
富士山頂も朝は見えてましたが...
富士山頂も朝は見えてましたが...
この砂地が残雪期のザラメ雪みたいな感じ
この砂地が残雪期のザラメ雪みたいな感じ
振り返って あの四角いのは御殿場口の駐車場です
振り返って あの四角いのは御殿場口の駐車場です
砂地から雪面になるあたりから天気も悪化
砂地から雪面になるあたりから天気も悪化
富士山も見えなくなって
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富士山も見えなくなって
振り返ってもガスガス
振り返ってもガスガス
単調だけどずっと雪面登り
単調だけどずっと雪面登り
あの岩稜が宝永山かな?
あの岩稜が宝永山かな?
時々ガスがとれて視界を確認できます。宝永山の外輪山らしきものも見えてきた
時々ガスがとれて視界を確認できます。宝永山の外輪山らしきものも見えてきた
お〜っ、ガスがとれて青空が出てきた(^o^)/
お〜っ、ガスがとれて青空が出てきた(^o^)/
富士山頂も見えてきた〜
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富士山頂も見えてきた〜
雲海の上に出たってことかぁ?
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雲海の上に出たってことかぁ?
富士山頂、宝永山の外輪山、今日一番クッキリ見れたひととき
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富士山頂、宝永山の外輪山、今日一番クッキリ見れたひととき
それにしても広大な雪面だ
それにしても広大な雪面だ
宝永山の外輪山稜線をここではじめて確認できました(よく見ると小さな雪庇が)
この踏み跡を追って、あの雪庇まで
宝永山の外輪山稜線をここではじめて確認できました(よく見ると小さな雪庇が)
この踏み跡を追って、あの雪庇まで
宝永山頂はたぶんこの方向(稜線に出てからちょっと下る)
宝永山頂はたぶんこの方向(稜線に出てからちょっと下る)
この時はこれで晴天が続くと思ってたのに...
この時はこれで晴天が続くと思ってたのに...
その後、ガスガスに包まれて雪庇の稜線上に
その後、ガスガスに包まれて雪庇の稜線上に
この稜線をちょっと下ると宝永山頂です
(右側の斜面は火口部です)
この稜線をちょっと下ると宝永山頂です
(右側の斜面は火口部です)
宝永山頂
ガスガスで下界は時折ウッスラ
ガスガスで下界は時折ウッスラ
視界があれば宝永火口壁と富士山をここから撮れると期待してたのに...
視界があれば宝永火口壁と富士山をここから撮れると期待してたのに...
下山開始で歩き始めたら、またガスが一瞬切れて、巨大な火口壁が目の前にド〜ン
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下山開始で歩き始めたら、またガスが一瞬切れて、巨大な火口壁が目の前にド〜ン
火口部にはデブリもありますね
火口部にはデブリもありますね
あっち側は富士宮口からのルート
あっち側は富士宮口からのルート
晴れ間は一瞬で終了〜
晴れ間は一瞬で終了〜
稜線から降りるところからはもう視界20mも無い。仕方なく登ってきた時の踏み跡を目印に忠実にピストン
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稜線から降りるところからはもう視界20mも無い。仕方なく登ってきた時の踏み跡を目印に忠実にピストン
ウッスラ下界も見えてきた
ウッスラ下界も見えてきた
雪が舞っているの、解りますかね?
雪が舞っているの、解りますかね?
濃いガスガスからは抜け出せました
濃いガスガスからは抜け出せました
向こうにウッスラ山中湖
向こうにウッスラ山中湖
あれは愛鷹山ですかね
あれは愛鷹山ですかね
サクサク大砂走り
サクサク大砂走り
双子山が近づいてきた
双子山が近づいてきた
いきなりの強風とともに霙、やがて雨で装備グショグショ
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いきなりの強風とともに霙、やがて雨で装備グショグショ
大石茶屋で雨宿りしてたら、ようやく雨もあがって、宝永山が見えてきた
大石茶屋で雨宿りしてたら、ようやく雨もあがって、宝永山が見えてきた
朝の出発時にはここにゲートがあって道路閉鎖されてましたが、本日からゲートオープンしたみたいですね
朝の出発時にはここにゲートがあって道路閉鎖されてましたが、本日からゲートオープンしたみたいですね

感想

昨秋、晴天期待で登った久々の富士宮ルートでの富士山。結局予想を裏切る雨天でマッタリすることもなく下山したんですが、その際に途中から御殿場ルートに出て、宝永山を経由したんですが、ガスガスで巨大火口壁をクリアに望めずだったんです。
ということで、今回、日帰りで雪山歩きできる候補地選定時にその時のことを思い出し、そのリベンジとまだ未経験の御殿場ルートを見ておこうというのも含めて、宝永山に登ってきました。

朝は富士山頂も見えるし、晴天予報だしで、心配してたのは暑すぎてバテるかもってことぐらいでしたが、出だしこそ日差しが強くて暑かったのが、高度をあげるほどに天候は悪化、そしてGW前なのに小雪が舞ったり、あげくは下山時に雪から、霰、霙、そして雨に降られることになるとはビックリでした。

標高2000mより上の雪面エリアでは、時折青空が見えることはあっても終始ガスガス。ルートを示す長い棒とGPSが無ければ、広大な雪面でどっちに登るのか判らなくなってたかも。それぐらい凹凸のない巨大な雪面が拡がる富士山。
特に宝永山からの下りは視界がぜんぜん無くなり、自分の登り跡を忠実に辿って下るしか出来ませんでした。

もう少し視界があれば、外輪山を辿って、もう少し富士山方向に登ってみようかと思っていたのに残念。
そしてマッタリ休憩する気が無くなるくらいの悪天に追われて、速攻下山してしまったのが勿体無かった。せっかくの雪山、もう少しジックリ満喫したかったなあ。

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コメント

GPS心強いですね〜
kazさんお疲れ様です。
宝永山もこの時期登ってみたい場所ですがなかなかチャンスがありません。まだまだたっぷり雪があるようで、今年こそ5月富士山登りたいと思ってます。その時は記録参考にさせていただきますね
GPS使い始めて私もその便利さに若干高いながらも奮発して購入した甲斐がありました。本当に心強い装備のひとつですね。冬・沢では重宝しますねー。最近はトラックルートをレコで拝借して使わせていただいてます。
最近は土日より平日が多いようですが、結構仕事忙しくて振休とかなんですか?
2014/4/29 0:26
Re: GPS心強いですね〜
YAMA555さん、こんばんは。コメントありがとうございます
残雪期の富士エリアは東京から近い雪堪能エリアとして重宝なところですね。ぜひ。
今回のような視界が無い時は本当にGPSが威力を発揮しますね。無かったら、たぶん宝永山に登れなかったと思います。そんなこと言いながら、まだまだGPSを使いこなせていないんですが...

2月に部署異動で、それまでとは全く違う職種・職務・勤務形態に変わり、生活リズムが全然異なってしまい、登山も単独平日ばかりになっています。
ほぼ土日祝日は出勤で、その振替で平日休みってところなんです。
もちろん、GWはすべて出勤です。その代りにGW明けに4連休を入れて静かな涸沢を満喫してこようと思ってるんですが、果たして天気はどうでしょうかねえ。

静かな山、良いんですが、たまには仲間とワイワイ登ったり、泊まって語りたいなあ...
2014/4/29 23:54
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