平湯キャンプ場から乗鞍岳（剣ヶ峰）テントの山旅 〜エアライズ2号 山デビュー

2022年05月28日(土) 〜 2022年05月29日(日)

• GPS: 17:53
• 距離: 26.9km
• 登り: 2,330m
• 下り: 2,318m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:48
• 休憩: 1:03
• 合計: 5:51

8:54 平湯大滝公園駐車場
9:00 9:07 平湯乗鞍登山道 登山口
10:30 11:01 スキー場最上部
11:41 11:42 白猿ヶ池1910ｍ
12:56 13:20 水場 2174m
14:45 乗鞍権現社

2日目

• 山行: 10:32
• 休憩: 2:16
• 合計: 12:48

4:12 乗鞍権現社
5:44 5:51 硫黄岳
6:35 6:36 平湯十石山登山口
7:42 7:43 剣ヶ峰口
8:31 8:50 乗鞍岳
10:16 10:24 平湯十石山登山口
10:54 11:00 硫黄岳
11:52 12:40 乗鞍権現社
14:25 14:39 水場
15:40 16:07 スキー場最上部
16:50 16:55 平湯乗鞍登山道 登山口
17:00 平湯大滝公園駐車場

2日目　乗鞍権現社〜水場はルートファインディングおよびルートロストで1時間ほど死の彷徨で、時間ロスしています。

天候

28日曇天・強風　29日快晴・風止む

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場は平湯大滝公園駐車場
駐車場状況は自分の車以外駐車車両なし、トイレなし、自販機なし

コース状況／危険箇所等

登山ポスト・・・食事処あんき屋南側
ルート不明瞭箇所・・・金山尾根、乗鞍権現社手前は残雪時不明瞭、テープ少なし
水場・・・残雪時、埋まっているため、沢まで掘り当てるしかない

その他周辺情報

ひらゆの森温泉

写真

5/28 8:50

平湯大滝公園駐車場
他に駐車車両はなし
トイレなし、自販機なし、無料

5/28 8:53

5/28 8:53

右を行けば徒歩10分ほどで平湯大滝

5/28 8:54

一旦、登山届提出のため、登山口のBOXへ

5/28 8:56

平湯峠の平湯トンネル方面

5/28 9:02

食事処　あんき屋南側にありました

5/28 9:21

スキー場ゲレンデを登ってゆきます
午前9時すぎ、とても涼しい気温11℃

5/28 9:21

ゲレンデのド急登、リフトが見えます

5/28 9:25

既に乗鞍岳の最北面が望めます、四ツ岳でしょうか？

5/28 10:15

少し登りきると、大きな広場に出ました
飛騨の名峰がお迎え【笠ヶ岳】です。

5/28 10:18

5/28 10:28

リフトの終点は気持ちの良い芝の大平原
ハイジ小屋【廃屋】の横に、笠ヶ岳とアカンダナ山
ここでホットサンド休憩

5/28 10:28

5/28 10:28

さらに急登を行きます

5/28 11:06

笠ヶ岳アップ

5/28 11:12

スキー場最上部
本当の登山口です

5/28 11:12

「桔梗ヶ原6.6km、平湯温泉3.0km」の道標

5/28 11:12

5/28 11:31

岳沢と前穂の吊尾根

5/28 11:40

白猿ヶ池
ルートから少し奥まってひっそりと。

5/28 12:14

1900mを超えると残雪が出てきました、

5/28 12:25

上高地方面が眩しいです
焼岳に穂高岳の残雪が高揚感を掻き立てます

5/28 12:25

奥穂が雲間ですが、槍ヶ岳が見えます

5/28 12:55

水場です、夏場は涸れるそうですが（エアリアにそうある）、果たして本日は！？これがないとテント泊の私は食当ができません！

5/28 13:08

耳を澄まし、下に沢が流れていることを確信し、掘り起こすこと数分、見事に雪解け沢水が出てきやがった！感謝！！

5/28 13:31

結構な急登を行きます、トラロープなど出てきます

5/28 14:13

この辺り、残雪時は本当に分かりにくいです。特に下山時。そして、明日本当にルートを外し、沢をいったん下る羽目になりました、猛省猛省。

5/28 14:13

気休めで、軽アイゼンを装着、4本歯です。

5/28 14:32

中央の岩にペンキ印あり

5/28 14:43

遂に乗鞍岳の大全容が現れました

5/28 14:50

本日はここまで
明日行く硫黄岳のルートや乗鞍スカイラインががバッチリ望めます
写真ではわかりにくいですが、乗鞍山頂周辺はものすごい強風です、風速17m/h

5/28 14:50

乗鞍権現社

5/28 17:15

テント内から乗鞍が望める

5/28 17:18

赤から鍋

5/28 17:18

5/29 4:36

午前4時すぎに撤発したにもかかわらず、残雪斜面を降りきったところで、昼食・行動食をそっくりテントに忘れ戻る羽目に、30分ほどロスト。

5/29 4:36

朝一は流石に凍っているので軽アイゼンで。

5/29 4:40

忘れ物のためここを登り返す羽目に。

5/29 4:58

本日は快晴、未だ風が強そうで少し心配

5/29 4:58

硫黄岳方面

5/29 5:02

振り返って、金山岩方面

5/29 5:17

四ッ岳

5/29 5:17

きれいな円錐形はどうやら【丸山】みたいです

5/29 5:17

四ッ岳

5/29 5:37

奥に気象観測所のある摩利支天も見えます

5/29 5:37

剣が峰まで見えました

5/29 6:03

姫ヶ原分岐

5/29 6:17

振り返って、丸山・硫黄岳など歩いてきたルートが一望

5/29 6:29

この雪原をトラバースすれば、いよいよ乗鞍スカイラインに取り付けそうです

5/29 6:34

急に舗装路が現れ奇妙な感じ
目印のピンクリボンが憎らしい

5/29 6:34

ここまでの軌跡

5/29 6:37

現在午前6：35
いまだ始発のバスが畳平に来ていないので、無人の荒野を行くがごとし

5/29 6:37

ロードバイクの聖地も、この時間帯は麓から這い上がってきたワシの独占地帯

5/29 6:53

雪原にシュプールが描かれているところを見ると、夏スキーのゲレンデかな？

5/29 6:53

ポケットに手を突っ込んで、とぼとぼ歩いてると管理者のパトロールカーに職務質問されましたが、平湯スキー場から登ってきたと話したら、納得して去っていきました。ご苦労様です汗

5/29 7:02

立山アルペンルートの室堂までとはいきませんが雪の壁【約2m】というところでしょうか。

5/29 7:19

サンダーバード、雄発見

5/29 7:19

つがいか？メスも発見

5/29 7:20

5/29 7:26

意外と剣が峰が遠い・・・

5/29 7:29

長野県松本側のエコーライン
ここを何度もヒルクライムして・・・

5/29 7:29

自転車1台もいないエコーライン

5/29 7:29

所々強風ですが、昨日に比べればそよ風？！

5/29 7:33

肩ノ小屋

5/29 8:15

権現池も残雪の中

5/29 8:18

北アルプス

5/29 8:19

頂上の社が見えます

5/29 8:20

5/29 8:30

頂上からの【御嶽】

5/29 8:30

御嶽本当に近いですね、手が届きそう

5/29 8:31

大日岳・奥の院方面

5/29 8:31

権現池

5/29 8:31

北を見れば眼下に乗鞍の峰々が

5/29 8:31

乗鞍本宮奥宮

5/29 8:31

エビのシッポ

5/29 8:32

頂上写真

5/29 8:34

風が強いんですよ、本当に。

5/29 8:34

エビのシッポ祭り

5/29 9:51

下山時にはバスで上がってこられた方々が、夏スキーに興じられておりました。

5/29 9:51

滑っては登りを繰り返すのでしょうか、それはそれで大変な労力ですな

5/29 11:08

さあ、テントまで戻らねば

5/29 11:08

幟を立てています、権現社のお祭りでしょうか？
ここでペグを1本踏まれ、使用不能にされました。悲しいです。

5/29 11:08

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

感想

chu-nama

ヤマレコの記録で、この時期のこのコースの記録が見当たらないため、なるべく詳細に記載する。
初めての平湯〜乗鞍岳
朝3：00起床自宅3：30出発、大滝公園駐車場まで下道休憩ありで5時間のドライブ。駐車場は無料、他に駐車車両は無し。午前8：30で気温は11℃。登山届を提出し出発。ゲレンデ直登。噂の電気柵等はなく未だ放牧が始まっていないためか。いずれにせよ、柵などないので直登。登山客ゼロ。とにかくド急登。ゆっくり登る。ひたすら。汗をかかないようゆっくり。笠ヶ岳が美しい。
　登山口からのルートは整備され登り易し。しかし、1800m辺りから残雪現る。水場よりいよいよ残雪踏み抜きに悩まされる。ここでピッケル登場。ブラックダイヤモンド持ってきて本当に良かった。
　水場は夏場は涸れるとあり、季節的に心配はしていなかった。しかし、沢は雪に埋もれ、水を得るに掘り起こさねばならず、ここでもピッケル登場。なんとか、2Lゲット、少し焦りました。
　2300m付近、いよいよ残雪多し。雪も腐っており踏み抜き踏み抜き苦戦する。軽アイゼンを装着するも、あまり用をなさず役に立たない。やはりキックステップで登るのが確実。下山が心配である。乗鞍権現社は見晴らし最高。テント場としては申し分ない。風はほぼ防がれているが最初の設営は風に持っていかれないよう注意が必要。ピストンが終わるまで張りっぱなしでいる。15時テント内は日差しが良いため20℃。日が沈むとテント内は6℃まで下がったが、厳冬期用ダウンのシュラフであれば汗ばむくらいで寒さは感じなかった。消灯19：00、翌起床2：30
　翌日は強風もある程度おさまり、昼には微風に。剣が峰には小屋泊りか？ただ一人先行く剣が峰口から剣が峰に登る男性を発見。剣が峰は社を背にすれば、風をやり過ごせ極めて快適なり。展望は360度の大パノラマ。現下山時には始発バスの登山客がワラワラと現れ一気に、いつもの乗鞍観光地に。しかたなし。
　下山時に痛恨のミス。
　金山尾根、権現社からの下りに水場までの尾根道をロスト。確信的に沢を降りて取り返しがつかなくなる直前まで下る。お陰で、意を決し壁のような尾根のとりつきを2回、残雪のトラバースを1回し、ルート上と思われる尾根を登り返し、ルートに復帰。原因は早く帰りたいため、わざわざルートファインディングしたのにルートを見つけず、見切り発進で沢を下ったこと。自分でしたことに腹が立つ。肝に銘じます。
　できれば、金山尾根は残雪時に迷いやすいポイントとしてマークやリボンを増やしてもらいたいと感じました。しかし、読図して冷静に自分の位置が常に把握できたので、これ以上はヤバイと思ったときに、ルート復帰までの道筋がはっきりわかっていたのが大きかった。（後からなんで何とでも言えますが。）
　最後に、日差しに照らされながらのスキーゲレンデの急坂下りは膝がやられること間違いなし。スマホでクイーンを聞きながら自らを鼓舞していたので耐えられましたが・・・