GW遠征第3弾＠那須岳（茶臼岳〜三本槍岳〜朝日岳）秘湯！三斗小屋温泉泊

2014年05月02日(金) 〜 2014年05月03日(土)

• GPS: 10:59
• 距離: 16.6km
• 登り: 1,271m
• 下り: 1,592m

コースタイム

1日目：
11：10山頂駅‐（鉢巻き道）‐11：50牛ヶ首‐（外輪道）‐12：55茶臼岳山頂‐（外輪道）‐13：35峰の茶屋跡避難小屋‐14：00那須岳避難小屋‐14：40沼原分岐‐15：00三斗小屋温泉

2日目：
7：25三斗小屋温泉‐8：40隠居倉‐9：20熊見曽根東端‐9：50清水平‐10：00北温泉分岐‐10：40三本槍岳山頂（ランチ休憩）10：55‐12：25朝日岳分岐‐12：35朝日岳山頂‐12：50朝日岳分岐‐13：40峰の茶屋跡避難小屋‐14：30山麓駅

天候

1日目：晴れちょっと雲あり（茶臼岳周辺は名物の強風）
2日目：晴天！（稜線でもあまり風なし）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路：8:50那須塩原駅9:10-（東野バス）-10:10那須ロープウェイ山麓駅11:00-山頂駅
復路：那須ロープウェイ山麓駅15：30-（東野バス）-黒磯駅17:15（渋滞で1時間遅れ！！）
東野バスは「那須高原フリーパス券」2,600円（2日間有効）で200円お安くなります

コース状況／危険箇所等

■危険個所
・有名な雪渓トラバース3か所（内1箇所は危険ではない）
・朝日岳分岐からの下山は岩稜帯（であってる？）で随所に鎖状の手すりあり、
　谷側は落ちているのですれ違い時要注意（高度感あります）
・三斗小屋温泉〜隠居倉が特に残雪たっぷりで、ずっぽり踏み抜く個所もあり
　ただもう雪は緩んでいるので軽アイゼンは不要です
　道も若干わかりずらい、テープもわかりずらい、地図と方角を確認しながら進みました　

■登山ポスト
・山麓駅（チケット購入時に「登山カード書いてね〜」と言われます）と
　峰の茶屋駐車場付近にあり

写真

5/2 8:00

約3時間かけて在来線でGO！新幹線なんて使わない、使わない・・・

5/2 8:28

途中の駅に立派なツツジ！！これが在来線の良いところ

5/2 8:52

那須塩原駅に到着、駅からこんなに山が見えるとは！（この日はここまでは見えなかった）

5/2 9:00

乗車するのは手前の猫バスではありません、ご注意を

5/2 9:04

フリーパス券を利用、平日のためガラガラだった（車内も道路も）

5/2 10:09

定刻通り山麓駅に到着、すでに風が強く肌寒い〜

5/2 10:12

登山カードを記入、随所に「熊出没注意」のポスターがあり不安

5/2 10:20

山麓駅構内はこんな感じ、トイレも売店もあります

5/2 10:24

早いけどお昼ごはんをすます、美味しかった〜

5/2 10:36

片道チケット！

5/2 10:38

だいたい20分おきに運行しています

5/2 10:51

なかなか寒そう

5/2 10:56

さすが111人乗り、広々〜

5/2 11:04

こんな熊なら、ね

5/2 11:16

1,684mからスタートできちゃう！

5/2 11:22

ところどころに残雪が見えますが、登山道にはまったくありません（今のところ）

5/2 11:30

紅葉の時期はキレイだろうな〜

5/2 11:47

雲が左から右へすごい早さで流れている！

5/2 11:48

牛ヶ首からの眺め、雲がかかっています

5/2 11:50

姥ヶ平ではすぐ近くで噴気口が見られます、すごい硫黄臭〜〜〜

5/2 11:51

蛍光イエロー！

5/2 11:57

無間地獄からも迫力の噴気口！長居は危険です

5/2 11:59

トラバースの練習〜、と言ってもここは全然怖くない

5/2 12:01

噴気口から「ゴボゴボッ」と音が聞こえる！迫力〜

5/2 12:04

かなり強風ですが、歩きやすい道なので良かった

5/2 12:55

山頂に到着！

5/2 12:55

少し雲がありますが、なかなかの景色！

5/2 13:04

明日登る朝日岳（右の雪がない山）！

5/2 13:07

お鉢巡り〜、お釜の中は水たまりでした

5/2 13:35

下山して避難小屋へ、みんなここで風をしのいでいました

5/2 13:39

さて、三斗小屋を目指します〜

5/2 13:52

少し下りるとけっこう雪が残ってました

5/2 14:01

那須岳避難小屋、ここらへんはすでに無風

5/2 14:07

宿泊者のみ味わえる秘湯・・・

5/2 14:29

延命水おいしかったです（スッパリ切られた木、以前はもっと長くてベンチのようになっていたそう）

5/2 15:01

疲れを忘れさせてくれるような青空！

5/2 15:01

小屋までずっと雪ですが、踏み抜きの心配もほぼなく、歩きやすかったです

5/2 15:03

お〜、楽しみ♪

5/2 15:04

小屋が見えてきた！

5/2 15:04

テント泊している方もいます

5/2 15:05

急に温泉街（言い過ぎ？）が出てきた〜！宿は二つあります

5/2 15:05

今夜お世話になる「大黒屋」さん

5/2 15:44

ドキドキ〜

5/2 15:37

入るとすぐコタツがあり、従業員さん達がくつろいでいました

5/2 15:40

外は雪なので、下駄は履けませんでした

5/2 15:37

ワッペンもあります

5/2 15:14

部屋は2階でした、完全予約の個室なのでくつろげそう〜、お茶も部屋にあるし、まさに旅館ですね！

5/2 15:15

館内スリッパもかわいい

5/2 15:30

ランプが趣あります

5/2 15:31

トイレは水洗できれい、木の香りがする〜

5/2 15:34

温泉は2個あります、こちらは「岩風呂」、かなりぬるかったので入りませんでした

5/2 15:35

「大風呂」逆にこちらはけっこう熱い、でも山々を見ながら入る温泉は最高〜！！

5/2 15:34

男女入れ替え制です（煙草屋さんは混浴）

5/2 15:43

周辺を散策、ふきのとうだ〜

5/2 15:55

4月までは外廊下の屋根まですっぽり雪に埋まっていたそうです

5/2 15:46

もう一つの宿「煙草屋旅館」、こちらも良さそう

5/2 15:46

緑色の川？と思ったら源泉が流れていました！湯気が立ってる〜

5/2 16:59

17時半ころに夕飯、食事は部屋出しです！鮭フライ・うどの酢のもの・なにか（ホウレンソウではない）のおひたし・牛肉と大根の甘辛煮（美味！！）

5/2 17:00

もちろん、ごほうビール♪♪（500円）

5/2 17:28

部屋からの景色

5/3 6:07

朝は熱いお茶を出していただける！寒いのでうれし〜

5/3 6:12

朝ごはんは6時頃、温泉卵は黄身が濃くて美味しかった〜、もちろんご飯おかわり！

5/3 7:25

さて、出発です！まずは隠居倉を目指します

5/3 7:29

温泉神社にトラバースを無事通過できるように祈る・・・

5/3 7:33

残雪はありますが、今日も軽アイゼンは不要です

5/3 7:39

「ゴポゴポ」と聞こえるので見てみたら、温泉が土から染み出てた！

5/3 7:51

三斗小屋の源泉！かなり硫黄臭がキツイ！！急いで通過します

5/3 7:59

急坂だし、枝が邪魔でかなり歩きずらい！夏はどうなっているんだろう〜

5/3 8:05

道もテープもわからないので（私達もウロウロしました）、後からくる人のために矢印つけてみました

5/3 8:41

隠居倉に到着〜

5/3 8:43

絶景〜〜〜！！

5/3 9:01

風の通り道がわかります

5/3 9:07

歩いてきた道を振り返る

5/3 9:07

やはり尾根歩きは気持ちいですね

5/3 9:14

今日はそこまで風も強くありません

5/3 9:21

熊見曽根の分岐、清水平を目指します

5/3 9:30

ここは本当に気持ち良く歩けました！

5/3 9:36

せっかく稜線にいるのに50mくらい下がる・・・

5/3 9:46

湿地帯の木道

5/3 9:48

清水平、ベンチがあるので一休み

5/3 9:54

一人分しかない狭い道幅に、頭を下げないと通れないほどの木々・・・これがしばらく続く（羽虫多し）

5/3 10:00

北温泉の分岐、ここから山頂まで60mくらい登ります、けっこうキツかった〜

5/3 10:39

三本槍岳の山頂に到着〜！！

5/3 10:40

ふむふむ、今はまだシャクナゲは咲いていません〜

5/3 10:43

360度の眺望〜！！会津方面までうっすら見えました

5/3 10:44

山頂は広くて平らなので、みなさん食事休憩していました

5/3 10:48

○×ゲームの戦利品♪

5/3 11:04

ウグイスがたくさんいて、こんな間近で見る事ができます

5/3 11:16

来た時よりも悪路になっている・・・雪解けで随所で泥沼化

5/3 11:46

また熊見曽根まで登るのか〜

5/3 11:59

けっこう急だし歩きずらい

5/3 12:14

なんとか登り切り、朝日岳を目指します

5/3 12:24

朝日岳の直前、こちらもベンチがあるので休憩しやすいです

5/3 12:24

登頂後にまた戻ってくるので、ここでザックを置き身軽になる

5/3 12:37

岩岩の道を登り到着〜！

5/3 12:38

茶臼岳が目の前に

5/3 12:38

今回最後のピークハントとなり、ちょっと寂しい

5/3 13:00

なんて言ってる場合ではなかった！足運びが難しい岩岩を下り、、、

5/3 13:01

わかりずらいですが右側が落ちています！立派な鎖状の手すりを握りしめ進みます、、、（向かってくる男性は普通に歩いていますけどね）

5/3 13:19

は〜は〜（怖くて息が上がる）、写真撮れない位怖かった！とりあえず振り返って1枚だけでも！（※私だけです、こんな怖がっているの）

5/3 13:27

ぎゃー出た―！！通過した女性に聞いたところ軽アイゼン不要とのことなので、装着せず慎重に慎重に慎重に通過！！

5/3 13:45

まさか2か所もあったとは、、、遠目からの写真のほうが恐怖が伝わりますかね

5/3 13:41

下山はロープウェイを使わず、3つ目のトラバース（とは言わないかな？）ここは両足を置くスペースがあるので怖くありません、子供も歩けるほど

5/3 13:45

ここを越えたら歩きやすい道

5/3 13:47

左側に朝日岳方面を見ながら下りていく、あんなところにいたんだな〜と感慨にふける

5/3 13:47

ファミリーもいるくらい歩きやすい道

5/3 14:03

と思ったら、けっこう雪あるなぁ、道も若干わかりずらいし

5/3 14:03

しばらく下りると緑もいっぱい

5/3 14:16

山の神様、無事下山ありがとうござーます！

5/3 14:17

狛犬が毛糸の帽子？かぶってる、寒いもんね

5/3 14:18

下山しちゃいました〜、厳冬期はこの鳥居がすっぽり雪におおわれているんですよね、すごい

5/3 14:21

途中の茶屋にて山バッチゲット〜

5/3 15:00

山麓駅まで戻ってきて、着替えをしたらごほうビール！最高〜！！（やっぱスーパードライだぜ）

5/3 15:12

本数が少ないので要注意

5/3 15:51

三斗小屋温泉の記念

5/3 15:52

ちゃんと3つピークハントしましたよ！

5/4 10:17

大黒屋の女将？にいただきました

撮影機器：

Optio WG-2 ペンタックス

感想

bashimi

今回は登山道を歩いてしかたどりつけない秘湯・三斗小屋温泉を目的に、
縦走して那須岳を満喫しようと思いました。
本当は5月1日の予定でしたが天気が悪そうなので2日に延期、これが成功でした。
2日間とも天気がよく、絶景を望むことが出来ました♪

三斗小屋温泉は山小屋ではなく旅館なので、
食事は部屋出しだし、個室なのでくつろげました。
ちなみに支払いも最後です。
夕暮れの山々を見ながら入る温泉は本当に最高で、疲れもふっとびます。
私は2回入りましたが、ツレは朝6時からの回も入ったので通算3回も堪能していました。
大風呂では「6年前から毎年来ている」というお姉さんに話を聞けたり、
星空を見ながら宿の方と話をしたりと、楽しい思い出になりました。
また、食事も質素ながら品数もあり美味しく、
日によって変わるようなのでまた訪れたいと思います。

翌朝、昨日よりも天気がよく雪焼けが心配なくらい。
隠居倉まではたっぷりの残雪で、道がわかりずらく少々ウロウロ。
どんどん標高をかせぎ細い稜線をすぎた熊見曽根からは、三本槍岳⇔朝日岳へ続くメイン登山道で
かつ土曜ということもあり人もぐっと増えてきます。

午後になると羽虫が増えてきて、写真では写っていませんが熊見曽根〜朝日の肩までは
ず〜っと羽虫の大群に突っ込んでいるような状態・・・服やザックにつくわ、
鼻や口に入りそうになるわ、景色どころじゃなーい！！ほんとイライラします。

朝日岳から下りてきて、いよいよ今回の最難関・雪渓トラバースへ向かうのか！
と思っていたら、なんとその前に岩、岩、岩の恐怖の連続！
道幅も細く、歩きずらい岩、そして落ちている谷側・・・。
高所恐怖症の方はあの高度感は怖いと思います！
（ツレはスタスタ進んでいたので、大丈夫な人にはたいしたことない個所ですがね。）

そしてあっという間にトラバースへ到着！
女性が言っていた通り、確かに土も混ざり、トレースもくっきりしている。
ストックを山側だけにさしてバランスをとりながら、絶対に谷側は見ずに進む進む！
・・・1つ目は無事クリア！そしてすぐに2つ目が！
2つ目は最初少し滑りお尻をつきヒヤリ・・・でもなんとか渡り切りました！
なんだかすごい疲れた・・・。
でも遠目でトラバースを見たとき、あれを渡ったんだという達成感がありました！

軽アイゼンは使いませんでしたが、この時期はお守りとして携行したほうが良いですね。
また、ストックも雪の状態（踏み抜き等）の確認にも使えたし、
トラバースでバランスとったりと、こちらは必携だと思います。

強風や残雪、岩稜帯やトラバースと、
GW遠征の締めくくりとしては良い縦走山行になったと思います。