尾瀬沼・尾瀬ヶ原・三条の滝・至仏山・カミナリ!!
- GPS
- 56:00
- 距離
- 30.5km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,279m
コースタイム
(2日目)長蔵小屋ー浅湖湿原ー沼尻平ー見晴ー三条の滝ー見晴ー竜宮十字路ー山ノ鼻小屋(泊)
(3日目)山ノ鼻小屋ー至仏山ー小至仏山ーオヤマ沢田代ー鳩待峠
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(下山)鳩待峠からシャトルで戸倉 高速バスで池袋 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三条の滝を往復するときは赤田代付近の休憩所が無料で荷物を預かってもらえます。三条の滝の登り降りは急な斜面ですのでタイム以上に負担がかかります。戸倉はお土産屋さんが廃業されお土産が買えませんでした。戸倉で尾瀬ぷらり館で温泉に入りました。 |
写真
感想
4度目の尾瀬。若いころに来たときは平坦で面白みを感じていませんでしたが、齢を重ねるうちに大好きな場所になりました。初日は沼山峠から入り初日は尾瀬沼東岸までです。今回はヒザの回復具合がまだ不安なので小屋を2泊予約、最初は有名な長蔵小屋にお世話になりました。年配の方がたくさんいらしてました。明日に備えごはんをおかわり!
翌日は少々ロングトレイルです。パートナーと朝モヤのなか、クマよけ鈴を鳴らしながら歩きます。坂では濡れた木道に気を使います。平日のせいか、あまり人とすれ違いません。ケモノ臭いエリアでは二人とも緊張します。実は過去にクマと至近距離で出くわしたことがあるのでとても恐怖感があります。沼尻平あたりでは小雨になり、少々気が滅入ります。見晴を三条の滝方向に入るころになるとモヤ・雲がどこかに行ってしまいました。一転暑い夏の日差しです。平坦なルートでパートナーが後ろの私のほうを振り返ろうとした瞬間、ストンと木道から落ちてしまいました、( ゜o゜)!!湿地植物さん、ごめんなさい。幸いにも木道に強く体をぶつけることなく復帰できました。途中の休憩所で荷物を預け、三条の滝をピストンします。結構の距離・斜度・高低差でしたが、大きく落差のある滝は期待以上でした、感激!!!
休憩所に戻り、長蔵小屋のおにぎり弁当を頂きます。水分も補給し、日差しが強まる中、山ノ鼻までまだまだ歩きます。湿原は同じ風景ではなくその場その場でたくさんの顔を見せてくれ私たちを楽しませてくれます。正面には明日登る至仏山、振り返ると過去に2回登った燧ケ岳がその山容を見せてくれています、いいですねぇ。ところが牛首のあたりでパートナーに異変が。どうもバテたようです。ザックのおろしを手伝うと自分とは比べものにならないほどの重量感。先ほどの落下の精神的影響と日差しがより体力を奪ったようです。で、荷物にはドライヤーはじめエトセトラ・・・、そりゃ重いわな(--;) でも、同じ行程・スピードを過ごしてきた私は敗北感すら感じてしまいました。
ロングトレイルで疲れた体を今晩お世話になる山ノ鼻小屋のアイス・かき氷で復活させます。晩御飯はもちろんおかわり!明日に備えます。窓を開けたまま二人は寝てしまい、夜中に凍えて目が覚めましたと同時に若干頭痛が。低気圧の予告だったかもしれません。翌朝はどんより重い曇り空、天気予報では午後に雨になりそうです。至仏山頂まで3時間で登りきれれば雨も回避できるかもしれません。そうすれば滑るといわれている蛇紋岩にも苦しまずに鳩待まで行けそうです。朝食をとるとすぐに出発です。ほぼ同時スタートの単独山ガールがあっという間に私たちを置いていきます。早い、かなり早いぞ、彼女は。パートナーは昨日の影響は一切ないと頼もしくグイグイと登ります。1時間ほど登るとさらに雲行きが怪しくなり、ポツリと雨が。ああぁ、やっぱり山の天気です、8時には完全な雨になりました。雨具をつけ、風も出てきた中、ズルズルと滑る岩を踏みしめ、あと山の半分登らなくてはなりません。長年のブランクで体力だけでなく天気の読みも弱っておりました。山頂に着いた頃にはバチバチとした大雨になってしまいました。休憩などとっている場合ではありません。遠くでカミナリがなります、っと思ったらバリバリバッシーン!!!これから行こうとしている尾根に落ちました、ひえー。パートナーが恐ろしく早いスピードに加速し尾根を進みます。右手の平ヶ岳の尾根にバンバンとカミナリが落ちています。稜線から早く逃げなくては!
原見石を越えたあたりで林間に入り、恐怖感は減りましたが、二人は駆けおります。カミナリもほとんど聞こえなくなりました。と前方からかわいい柄のポンチョを着た山ガールが一人登ってきます。この先は荒天、カミナリなので戻ったほうがいいと二度、三度諭しましたが、どうしても一目至仏が見たいと彼女は登っていきました。その後ニュースにはならなかったので無事であったかと思います。
そのまま、二人は走り切り、びしょびしょの体で鳩待峠に到着。ざっくりと着替え、シャトルで戸倉へ。公共の温泉にゆっくりとつかり、生き返りました。あっ、そうそう山ノ鼻小屋のお弁当は温泉の入浴後にようやく頂けました。小屋は違えど、お弁当はおにぎり二個ときゅうりのQちゃんでした。
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