喧騒な乾徳山と静寂な黒金山
- GPS
- 09:19
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 1,763m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場は6時前であったが徳和の駐車場もほぼ満杯、上の駐車場は6台停まっていたがあと5台程度は可能であった。帰りには上の駐車場も路肩駐車が2台ほど見られた。 ・登山口〜乾徳山 特に問題は無いが頂上直下の鎖場では混んでいて7分ほど待たされた。 慣れていない人が鎖に何人も取り付き、振られて身体を岩にぶつける人もいて、見ていて怖くなった。 ・乾徳山〜黒金山 最初は雪も少ないが黒金山に近づくに従い、雪が多くなる。アイゼンを着けるほどではないが時々、膝まで潜るのでスパッツは必携。 黒金山からの下りは急で簡易アイゼンがほしい感じであったが私は着けなかった。 ・黒金山〜大ダオ 大ダオへの分岐から先が非常に判り難い。所々に膝まで潜った跡があり、それにつられて下って行ったが、どう見てもおかしいので戻ることにした。広い尾根の広い林間の雪の斜面では地形図を広げても目安になるものが無く、自分の居る場所を特定することができなかった。雪は膝まで潜る頻度も多く、時には踏み抜いて腰まで潜ることも10回以上で体力を消耗した。 正規ルートの道標を発見してからは、トレースは無いものの迷うことは無かった。雪が無くなったあとは注意して歩けば踏み跡が割としっかりしているので問題は無い。 ・大ダオ〜駐車場 大ダオからは笹原を下るが踏み跡はしっかりしているものの笹で足元が見えなく、下に浮石もあるので注意が必要。 沢に着いてからは部分的にルートが判り難い個所も多い。渡渉するか真っ直ぐ下るか判断に迷うことが多かったが周りを良く観察すれば目立たないがテープなどのマーキングあるのでそれに従う。渡渉自体は小さな沢なので飛び石もあり問題は無い。 最初の堰堤は古いロープに従って高巻きし、下りた所が林道終点。 駐車場まで徳和渓谷沿いに歩く遊歩道もあるが距離的には短い。 |
写真
感想
去年、鶏冠山から西沢渓谷を歩き、黒金山登山口を見て、いつかは登ろうと考えていた。
連休で家の者が誰も居なくなったので気兼ねすることなく山に行けるため黒金山を計画する。最初は西沢渓谷からか牛首のタルから登ろうと地形図を見ていると、乾徳山は山梨百名山の標柱が立っている2031mの岩ピークでなく地図上では2016mのピークとなっていることに気が付いた。
そうする乾徳山の本当のピークは踏んでいないことになり、それならば乾徳山経由で黒金山に登り大ダオから下る周回りコースと決めた。
乾徳山は10年ぶりであるがその時の記録よりも今回の方が20分以上も短縮しており、体力的に落ちていないことに一安心であった。岩ピークの乾徳山頂は人で溢れていたのでシャイな私はそのままスルーして地図上の乾徳山で休憩する。こちらは展望も無くありふれたピークで面白味もない。近くの岩ピークを乾徳山とすることになったのも仕方ないことであろう。
10年前の時は富士山も南アルプスも見えなかったが、今日は朝の内は霞むことも無くバッチリであった。黒金山からは遠く浅間山もはっきりと見ることが出来てここまでは万々歳であった。
大ダオの分岐あたりで単独行者が黒金山への取り付きが分からずルート探しをしている。
私のトレースを勧めたが黒金山周辺で出会ったのはこの一人だけであった。喧騒とした乾徳山に比較して静寂な黒金山である。
しかし落とし穴が待っていた。分岐から大ダオに向かうが雪のある時は非常にルートが判り難いと評判のコースである。下って行くと所々に膝まで潜りこんだ跡が見られ自信を持ちながら歩いていくが、そのうちにどう考えても方向が違う。これはまずいと少し焦りながら元の尾根に戻ることにした。広い尾根の広い斜面では歩いてきたコースもはっきりしない。とにかく尾根に戻るがだだ広い林間の尾根では縦走路のトレースを探すのも大変でさ迷い歩く。家に帰りGPSログを見ると見当違いの所を歩いており、まだまだ自分の未熟さを再認識させられる。運よく大ダオ・黒金山の道標を発見することが出来た。1時間程度のロスで済んだことは本当にただただ運が良かっただけである。
これ以降はトレースが無いものの迷うことも無く大ダオに着くことが出来た。大ダオからの下山路も沢沿いになると不明瞭な箇所が多くなる。渡渉しようか真っ直ぐ下ろうか迷うことが多かったが、そんなときに回りを良く見ると何らかのマーキングを探すことが出来、ルートを外すことなく林道に到着。後は徳和渓谷を見ながらのんびりと駐車場に。帰りはゴールデンウィークの混雑で来た時の2倍以上の時間をかけて家にたどり着いた。
コメント
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乾徳山、良い山ですね。黒金山は渋いけど。
ワタシは久しぶりに昨年歩きました。
スピードが落ちるのは当然のこと、気にしないで歩くことにしましょう。
toshi-17さんも相変わらず活発な山行、頭が下がります。
私はどちらかというと静かな山が好みですので黒金山は好きになりました。
しかし大ダオルートを外し、広い林間斜面で地形図を見ても自分のいる位置も特定できず未熟さを思い知らされました。歳とともに思い込みもひどくなり。やはり文明の利器のGPSが必要かなと痛感させられました。
私もこの日15:00位に雁坂道を通り帰路についたのですが精進湖から富士宮まで凄い道混んでいましたよね!?予想はしていましたが・・・
3日の日に乾徳山行こうかとも思っていたのでちょっとビックリしました。自信がないので私は乾徳山ピストンだったとは思いますが
Johnnnyさん、先ずは山への復帰、おめでとうございます。
国道139号線は逆方向の方が混雑がひどかったですが富士宮方面も相当な混雑でしたネ。途中で裏道に抜けようとも考えましたがそのうちに流れるだろうと考え、そのまま走行しましたが甘かったです。
時々レコを拝見しておりました
自分の歩いた後を、追いかけるように歩かれていたんですね
自分が乾徳山に到着したときにはお一人しかいませんでしたが・・・まあ自分も途中で9人ぐらいパスさせて頂きましたので
自分的にはこの奥秩父の山域、結構好きになりそうです
daishohさん、ありがとう御座います。
私も帰ってきてからヤマレコを開いたらdaishohさんが先を歩かれていることを知りビックリしました。
私は迂闊にも大ダオルートを外して苦労しましたがdaishohさんはさすがですネ。
最後の花はハシリドコロだと思います。
確か、毒草故の名前だったかと、、
ittaさんも茶臼・上河内岳お疲れ様でした。
天気も最高で羨ましい限りです。昔5月連休に茶臼、光岳に行ったときは途中から雨で何も見えませんでした。というか南アルプスは相性が悪く私はガスばかりです。
花の名前、ありがとうございます。確かにハシリドコロでした。これからも花の名前を教えて下さい。
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