記録ID: 4408898
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床
斜里岳。清岳旧道ルートは面白い
2022年06月18日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:47
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 999m
- 下り
- 982m
コースタイム
天候 | ほぼ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは清岳荘の前にあり。私はコンパスでネット提出 北海道警察へもネット提出できる: https://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/consult/yama-mail/tozan_mail.html 以下のURLの斜里岳登山案内が、時間見積もりや渡渉の要領などの参考になる https://www.kiyosatokankou.com/sharidake/ 清岳荘から登山口: 一旦尾根から下って林道に出る。林道の終点に登山口 登山口から下二股: ・しばらく進むと沢沿いに出て渡渉が始まる。右へ左へ17回の渡渉を繰り返す。渡渉ポイントには赤リボンが両岸にあるが、リボンの代わりに岩に赤の矢印もある。3か所には何も目印がなかった ・スノーブリッジの通過が3か所ある。沢からの上り下りに難儀する。ピッケルが大活躍 ・渡渉ではなく、沢沿いに岩の頭を跨いで通過する箇所もあり(9回目の渡渉後だったと記憶) ・全体的に水量はそこそこあり、岩の頭を何とか跨いで通過した(ドボンなし) 下二股から上二股: ・下二股までと同じような渡渉を20回以上繰り返す。この間には多くの滝が現れ、変化に富んでいて楽しい(以下の渡渉回数は、下二股からのカウント。下二股までの17回を含まない) ・万丈の滝のところの渡渉(10回目の渡渉と記憶)が分かりづらい ・千乗の滝の手前の岩場はお助けロープあり。左岸(向かって右)に登山道が続くように見える箇所があるが、トラロープで塞いである。ここで対岸へ渡渉(11回目と記憶)するが、目印が分からなかった。渡渉後も沢沿いを進むが、道は不明瞭でリボンもペンキもしばらくなく不安になる。 ・手掛かり、足掛かりの少ない岩の通過もあるので慎重に ・七重の滝だと思うが、長いナメタキの右岸(向かって左)を登っていき、上部で左岸(向かって右)へ渡渉する。実に楽しい部分 ・以降は沢が細くなっていき、右へ左へと何度も渡渉する(簡単)。時には沢の中央を進む(水量がなく濡れない) 上二股から鞍部: 雪渓に出るが長くはない。途中で左手方向の夏道へと逸れ、胸突き八丁を進む。胸突き八丁を登っていくと鞍部直下の雪渓に出る。シャーベット状で滑りやすい。滑り止めなしの方は、向かって右側の灌木の枝を掴んで上り下りしていた 鞍部から斜里岳山頂: 爽快な夏道のビクトリーロード。やや急なので、落石させないこと |
その他周辺情報 | コンビニ: 斜里の街中にある 日帰り温泉: いくつかあるようだが、斜里駅近くの宿へ直行したので不明 |
写真
感想
今回の「北の国からシリーズ」第一弾は、斜里岳が最後。三井登山口からのルートを使うつもりでいたが、レコなどを拝見すると、清岳荘からの旧道ルートが沢沿いに進み面白そう。ということで、当日の朝に登山届を入れ替えてコンパスで再申請した
渡渉だけでも十分面白いが、この時期はスノーブリッジの通過もあり、ヒヤヒヤドキドキ、難儀しながらも楽しい。下二股までの渡渉で不安になり、そこから新道へ向かう方もいるが、ここまで来られれば、そのまま上二股まで沢沿いに行けると思う(※個人の感想です)
上部はナメタキのような沢を歩いて進むが、ドボンの危険性は格段に減る。何だか子供の頃に里山の沢を歩いて登った記憶が甦り、とても楽しかった。私は沢登りをやらないので、登山ルートでこれだけ渡渉を繰り返す山は初めてだ。次々と現れる滝も素晴らしく、目を楽しませてくれる
この日は晴れになり、前日の羅臼岳とは打って変わって北海道ツアー第一弾の最高の締めくくりとなった。翌日も晴れだったので、当初の計画通りの日程で、羅臼と斜里をやっていれば、羅臼も晴れのコンディションで登れた。残念だが、これは結果論
当初の予定では、斜里から下山してそのまま車で千歳に移動することになり、疲れた状態でのロングドライブは危険だっただろう。1日早めて二山に登り、翌日を移動日にしたことは良かったと思う。家に帰るまでが安全登山だ
ワイルドで面白い斜里岳を好天のもと楽しむことができて大満足。熊に遭遇することもなく終了できた。山の神様に感謝感謝!
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:614人
沢歩きに雪渓と変化に飛んだ楽しいコースですね。
軽量化で最近はトレランシューズとのことでしたが、靴下に浸水するほどの深さはない沢歩きでしょうか。
写真を見ると、北海道はトレランシューズではなく登山靴でしょうか。
また、斜里から千歳までの移動もお疲れさまでした。
利尻からと思うと、北海道1周ですね。
ところで、Pinballさんの八ヶ岳のレコを見てから、私もトレランシューズを買おうかという気持ちが再燃してきました。
SalomonのXA Proというトレランシューズを持っているのですが、ややサイズが小さく歩いていると足先が痛くなるのと、グリップ力が弱く滑りやすいので、新しいものを買おうかどうしようかと思っていました。
山で出会った何人かに聞いてオススメされたのは、MontrailのTrans Alps、La SportivaのAkyraでした。
何かオススメがあれば、教えてください。
トレランシューズは、奇遇にも同じSalomonのXA Proです。確かにグリップ力が弱くなり滑りやすくなってきましたが、伊吹山や九州山行はこれでやりました。5年くらい前、坂本龍馬脱藩の道を歩くために購入したのですが、履き慣れず足が痛かったので普段のウォーキングシューズででかけました。
その後は、実家に滞在する際には毎日のように里山登山を入れたウォーキングで使用し、すっかり足になじんだので、最近は山行にも履いています。というわけで、トレランシューズは蘊蓄を語れるほどの知見ないです。悪しからず。
なお、斜里岳の沢歩きは、天候に左右されると思います。当日の沢はトレランシューズでも大丈夫だったと思いますが、雪渓が滑ってダメですね。雪渓が消失し、前日、前々日に雨が降っていなければ、トレランシューズで行けると思います。利尻富士、雌阿寒岳はトレランシューズで歩きたかったです。羅臼は雪渓がなくなるまでは登山靴ですね。
全く同じトレランシューズでしたか。メジャーなモデルですしね。
確かによほどの岩場や雪渓でなければXA Proでいけますね。
ややサイズ小さめですが、いまのXA Proでいいのかもしれません。
最近登山そのものに行けていないので、トレランシューズを新規に買うのもコスパ悪いですし。
もう少し考えてみます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する