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Yamareco

記録ID: 447105
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

朝日岳、三本槍から大峠、三斗小屋を周回 茶臼岳には届かなかったけど満足度200%

2014年05月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:32
距離
15.4km
登り
1,230m
下り
1,227m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:27峠の茶屋駐車場-8:15峰の茶屋-9:27朝日岳-10:54三本槍-12:52大峠-15:03三斗小屋-16:30峰の茶屋-16:59峠の茶屋駐車場
天候 最高
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ロープウェイ先の、峠の茶屋駐車場を利用。広い駐車場でトイレもあります。
コース状況/
危険箇所等
雪渓のトラバースが、峰の茶屋手前にひとつ、剣ガ峰に2ケ所。凍ってはいませんでしたが、落ちたら危険です。私は剣ガ峰のトラバースでは、アイゼンとストックを使いました。
大峠から三斗小屋のルートは渡渉3回(+1回)。石伝いに行けましたがぎりぎり。危険というほどではないですが、ルートは一部不鮮明ですので道迷いも注意。ハイキングのレベルではないです。記事を参照ください。
温泉は那須湯本など、いくつかあります。私は時間なく、那須湯本の無料の足湯だけで我慢しました。
登山前に、「恋人の聖地」那須高原展望台より撮影した茶臼岳(左)と朝日岳(右)
2014年05月11日 07:15撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 7:15
登山前に、「恋人の聖地」那須高原展望台より撮影した茶臼岳(左)と朝日岳(右)
峠の茶屋駐車場。背景は朝日岳です。
2014年05月11日 07:30撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 7:30
峠の茶屋駐車場。背景は朝日岳です。
峠の茶屋から峰の茶屋に向かう道です。
2014年05月11日 07:44撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 7:44
峠の茶屋から峰の茶屋に向かう道です。
途中で見上げた茶臼岳。覆いかぶさるような迫力で迫ってきます。
2014年05月11日 07:53撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 7:53
途中で見上げた茶臼岳。覆いかぶさるような迫力で迫ってきます。
朝日岳です。左側の稜線に登山道があります。
2014年05月11日 08:01撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:01
朝日岳です。左側の稜線に登山道があります。
剣が峰。水平に登山道があり、問題のトラバース2ケ所が写っています。歩きながら、行こうかやめようか悩みました。
2014年05月11日 08:06撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:06
剣が峰。水平に登山道があり、問題のトラバース2ケ所が写っています。歩きながら、行こうかやめようか悩みました。
峰の茶屋手前の雪渓のトラバース箇所。ここは広いのでそれほど恐怖感はないですが、落ちたらかなり危険と思います。雪は柔らかいので、止まれるかもしれません。
2014年05月11日 08:12撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:12
峰の茶屋手前の雪渓のトラバース箇所。ここは広いのでそれほど恐怖感はないですが、落ちたらかなり危険と思います。雪は柔らかいので、止まれるかもしれません。
峰の茶屋。強風で有名ですが、この日はおだやかでした。
2014年05月11日 08:15撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 8:15
峰の茶屋。強風で有名ですが、この日はおだやかでした。
茶臼岳です。噴煙が上がっています。ジェット機のような音が聞こえてきます。
2014年05月11日 08:16撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:16
茶臼岳です。噴煙が上がっています。ジェット機のような音が聞こえてきます。
剣ガ峰。3秒考えて行くことにしました。登山道は右手側に巻きますが、そこには先ほどのトラバース2ケ所があります。
2014年05月11日 08:17撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:17
剣ガ峰。3秒考えて行くことにしました。登山道は右手側に巻きますが、そこには先ほどのトラバース2ケ所があります。
この日の展望は最高。遠く見えている山で左は東北最高峰の燧ヶ岳です。右側はよくわかりません。
2014年05月11日 08:18撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:18
この日の展望は最高。遠く見えている山で左は東北最高峰の燧ヶ岳です。右側はよくわかりません。
剣が峰最初のトラバース。踏み跡の幅は狭いです。アイゼンとストックを使って慎重に通過しました。つぼ足でそのまま行く人が多かったですが、ここは怖かったです。
2014年05月12日 19:11撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/12 19:11
剣が峰最初のトラバース。踏み跡の幅は狭いです。アイゼンとストックを使って慎重に通過しました。つぼ足でそのまま行く人が多かったですが、ここは怖かったです。
剣が峰2回目のトラバース。広いため、前のトラバースほどではありませんが、ここも一歩一歩慎重に行きました。
2014年05月11日 08:30撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:30
剣が峰2回目のトラバース。広いため、前のトラバースほどではありませんが、ここも一歩一歩慎重に行きました。
トラバースが終わると、朝日岳が目の前に。
2014年05月11日 08:42撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:42
トラバースが終わると、朝日岳が目の前に。
角が生えたような形の岩がありました。
2014年05月11日 08:48撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 8:48
角が生えたような形の岩がありました。
よく見ると穴が開いていて向うの空が見えてます。
2014年05月11日 08:48撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:48
よく見ると穴が開いていて向うの空が見えてます。
朝日岳へのルート。尾根伝いというより、左側に巻くような道になってます。
2014年05月11日 08:49撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:49
朝日岳へのルート。尾根伝いというより、左側に巻くような道になってます。
岩ごろごろのルートです。
2014年05月11日 08:51撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 8:51
岩ごろごろのルートです。
こういう感じ。
2014年05月11日 08:59撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 8:59
こういう感じ。
ここも左側に巻くように登山道は行きます。ルートは写真ではよく見えませんが、はっきりしてますのでご安心。
2014年05月11日 09:06撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 9:06
ここも左側に巻くように登山道は行きます。ルートは写真ではよく見えませんが、はっきりしてますのでご安心。
通常は、ここが朝日岳の核心部。落石で一部鎖が切れたようです。怖いといえば怖いが、慣れた人なら問題はないです。
2014年05月11日 09:07撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 9:07
通常は、ここが朝日岳の核心部。落石で一部鎖が切れたようです。怖いといえば怖いが、慣れた人なら問題はないです。
朝日の肩と呼ばれているところです。ここから朝日岳はすぐです。
2014年05月11日 09:16撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 9:16
朝日の肩と呼ばれているところです。ここから朝日岳はすぐです。
朝日岳に向かっている途中で、茶臼岳を撮影。
2014年05月11日 09:20撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 9:20
朝日岳に向かっている途中で、茶臼岳を撮影。
振り返って撮影してます。鞍部が朝日の肩です。背景の白まだらの山は流石山あたりです。
2014年05月11日 09:29撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 9:29
振り返って撮影してます。鞍部が朝日の肩です。背景の白まだらの山は流石山あたりです。
素晴らしい展望。広々として遠くまで見えます。
2014年05月11日 09:29撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 9:29
素晴らしい展望。広々として遠くまで見えます。
朝日岳の頂上です。風が強くて寒いくらい。ひととおり展望を楽しんだら、ぐずぐずせずに降りました。
2014年05月11日 09:30撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 9:30
朝日岳の頂上です。風が強くて寒いくらい。ひととおり展望を楽しんだら、ぐずぐずせずに降りました。
朝日の肩まで戻ります。左に下りると、茶臼岳に戻りますが、三本槍へはまっすぐに行きます。この道はとても気分の良い稜線歩きが楽しめました。
2014年05月11日 09:35撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 9:35
朝日の肩まで戻ります。左に下りると、茶臼岳に戻りますが、三本槍へはまっすぐに行きます。この道はとても気分の良い稜線歩きが楽しめました。
展望もいいし、空も青い。
2014年05月11日 09:44撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 9:44
展望もいいし、空も青い。
振り返って朝日岳を撮影。
2014年05月11日 09:51撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 9:51
振り返って朝日岳を撮影。
この写真は向かう方向で、山は三本槍ではないです。鞍部に清水平という湿原があります。
2014年05月11日 10:06撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 10:06
この写真は向かう方向で、山は三本槍ではないです。鞍部に清水平という湿原があります。
ここが清水平ですが、今はこんな感じで花とかはありません。向かいは今度は三本槍です。
2014年05月11日 10:11撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 10:11
ここが清水平ですが、今はこんな感じで花とかはありません。向かいは今度は三本槍です。
三本槍がせまってきます。この辺では多少ぬかるんだ箇所もありました。先週のあだたらよりはいいです。普通のぬかるみ?です。ただ、足元のぬちゃっという感じで、先週のぬかるみを思い出しちゃいました。結構トラウマになっているかも(笑)。
2014年05月11日 10:26撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 10:26
三本槍がせまってきます。この辺では多少ぬかるんだ箇所もありました。先週のあだたらよりはいいです。普通のぬかるみ?です。ただ、足元のぬちゃっという感じで、先週のぬかるみを思い出しちゃいました。結構トラウマになっているかも(笑)。
三本槍の頂上です。ここ5回目ですが、この日が最高の展望でした。左の人も右の人も何回かきているようですが、みんな今日が最高だったようです。
背景は流山方面で遠くは会津や越後の山から燧ヶ岳とか、いろいろでよくわかりません。
2014年05月11日 10:54撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 10:54
三本槍の頂上です。ここ5回目ですが、この日が最高の展望でした。左の人も右の人も何回かきているようですが、みんな今日が最高だったようです。
背景は流山方面で遠くは会津や越後の山から燧ヶ岳とか、いろいろでよくわかりません。
飯豊が浮かんでます。
2014年05月11日 10:55撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 10:55
飯豊が浮かんでます。
近くは旭岳から甲子峠の方向ですが、猪苗代湖や磐梯山も見えてますので、次にアップで。
2014年05月11日 10:56撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 10:56
近くは旭岳から甲子峠の方向ですが、猪苗代湖や磐梯山も見えてますので、次にアップで。
これで猪苗代湖わかります?その背景に磐梯山(左)、吾妻連邦が写ってます。肉眼だとばっちり見えたのですが、ごめんなさい。写真だとぎりぎりですね。
2014年05月11日 10:55撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 10:55
これで猪苗代湖わかります?その背景に磐梯山(左)、吾妻連邦が写ってます。肉眼だとばっちり見えたのですが、ごめんなさい。写真だとぎりぎりですね。
ここから大峠に向かいます。そっち行く人はほとんどいないようです。ただ、先行者が二人(あるいは一人)いたようで、その踏み跡が頼りになりました。いきなり踏み抜きました。落ちたのはあいひろです。左足が落ちて、つづけて右足も落ちました。これが、前途多難の予告編だったかな。
2014年05月12日 19:23撮影 by  DSC-W170, SONY
5/12 19:23
ここから大峠に向かいます。そっち行く人はほとんどいないようです。ただ、先行者が二人(あるいは一人)いたようで、その踏み跡が頼りになりました。いきなり踏み抜きました。落ちたのはあいひろです。左足が落ちて、つづけて右足も落ちました。これが、前途多難の予告編だったかな。
鏡ケ沼と旭岳。寒そう。鏡ケ沼のルート、確かきつい登りでしたが、今期通った人はいるのかなといろいろ想像しました。
2014年05月11日 11:45撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 11:45
鏡ケ沼と旭岳。寒そう。鏡ケ沼のルート、確かきつい登りでしたが、今期通った人はいるのかなといろいろ想像しました。
ここでプチ滑落したのもあいひろです。中央付近に滑落痕があります。靴底が減っているような気も。そろそろ張替えかな。
2014年05月11日 12:12撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 12:12
ここでプチ滑落したのもあいひろです。中央付近に滑落痕があります。靴底が減っているような気も。そろそろ張替えかな。
流山です。降りた鞍部が大峠。昔は通行の要所(難所?)だったんでしょうが、今通る人は少ない・・・。おっと、ルート上に怪しい雪が残っている。
2014年05月11日 12:17撮影 by  DSC-W170, SONY
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5/11 12:17
流山です。降りた鞍部が大峠。昔は通行の要所(難所?)だったんでしょうが、今通る人は少ない・・・。おっと、ルート上に怪しい雪が残っている。
そこがこれです。先行者よりさらに右を慎重に通過。
2014年05月11日 12:27撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 12:27
そこがこれです。先行者よりさらに右を慎重に通過。
本日始めての花。イチリンソウとかニリンソウあたりでしょうか。これひとつだけで、その後はみませんでした。
2014年05月11日 12:37撮影 by  DSC-W170, SONY
5/11 12:37
本日始めての花。イチリンソウとかニリンソウあたりでしょうか。これひとつだけで、その後はみませんでした。
ショウジョウバカマがちらほらと。
2014年05月11日 12:47撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 12:47
ショウジョウバカマがちらほらと。
ショウジョウバカマ
2014年05月12日 20:41撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/12 20:41
ショウジョウバカマ
大峠が見えてきました。
2014年05月11日 12:51撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 12:51
大峠が見えてきました。
ここが大峠です。誰もいません。気配もないです。
2014年05月12日 19:52撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/12 19:52
ここが大峠です。誰もいません。気配もないです。
どっちに行けばいいの?
雪があるところでは、先行者の踏み跡がすごく頼りになりました。
2014年05月11日 13:06撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
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5/11 13:06
どっちに行けばいいの?
雪があるところでは、先行者の踏み跡がすごく頼りになりました。
どっちに行けばいいの?かきわけて進めばいいのさ。(よく踏まれてますので、雪のないところは道の識別はそれほど心配ないです)
2014年05月11日 13:07撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 13:07
どっちに行けばいいの?かきわけて進めばいいのさ。(よく踏まれてますので、雪のないところは道の識別はそれほど心配ないです)
フキノトウ
2014年05月11日 13:08撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
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5/11 13:08
フキノトウ
道の探索は続きます。ところで、このあたり立派な姫竹(根曲がり竹)です。シーズン中にくれば結構収穫できそうですが、来るのと帰るのが大変です。
2014年05月11日 13:10撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
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5/11 13:10
道の探索は続きます。ところで、このあたり立派な姫竹(根曲がり竹)です。シーズン中にくれば結構収穫できそうですが、来るのと帰るのが大変です。
閉じた笠。ふーん、ここから開くのね。
2014年05月11日 13:20撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 13:20
閉じた笠。ふーん、ここから開くのね。
ショウジョウバカマ。
2014年05月11日 13:22撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
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5/11 13:22
ショウジョウバカマ。
最初の軽い渡渉。以前きたときは3回だと思っていたけど今回は4回渡ったような記憶です。記憶違いなら失礼。
2014年05月11日 13:28撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 13:28
最初の軽い渡渉。以前きたときは3回だと思っていたけど今回は4回渡ったような記憶です。記憶違いなら失礼。
スミレでしょうが、葉っぱがどうなってるのか。写真撮るときにもっと見ておけ>あいひろ。
2014年05月11日 13:29撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
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5/11 13:29
スミレでしょうが、葉っぱがどうなってるのか。写真撮るときにもっと見ておけ>あいひろ。
一回目の渡渉。ストックを出しました。手ぶらでは石伝いはぎりぎりと思います。
2014年05月11日 13:32撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 13:32
一回目の渡渉。ストックを出しました。手ぶらでは石伝いはぎりぎりと思います。
渡渉を終えたらしばらくは平和な気分。でも、このルートの渡渉はまだ続くのよね。
2014年05月11日 13:39撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 13:39
渡渉を終えたらしばらくは平和な気分。でも、このルートの渡渉はまだ続くのよね。
2回目の渡渉。ここが核心部でした。(1)簡単に渡れる場所がない(2)対岸がこんな感じで雪の壁となっている(3)対岸に先行者の踏み跡がない。

行って、戻って、うろうろした後、作戦決めてまた行く。雪の壁にとりついてよじ登る。かなり斜度のある雪壁ですが、決断して取り付くと実際は大したことはなかったです。
2014年05月12日 19:55撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
1
5/12 19:55
2回目の渡渉。ここが核心部でした。(1)簡単に渡れる場所がない(2)対岸がこんな感じで雪の壁となっている(3)対岸に先行者の踏み跡がない。

行って、戻って、うろうろした後、作戦決めてまた行く。雪の壁にとりついてよじ登る。かなり斜度のある雪壁ですが、決断して取り付くと実際は大したことはなかったです。
渡り終わって、雪の壁も越えたところから振り返って撮影。写真右側に小さく黄色のテープがありますので、対岸からも道がこのあたりだということはわかりましたが、雪の壁を越えるのが課題。あいひろは写真右側からキックステップで突破しました。先行者はどこ通ったのか、さっぱりわかりません。大きく迂回したのではないかな。
2014年05月11日 14:01撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 14:01
渡り終わって、雪の壁も越えたところから振り返って撮影。写真右側に小さく黄色のテープがありますので、対岸からも道がこのあたりだということはわかりましたが、雪の壁を越えるのが課題。あいひろは写真右側からキックステップで突破しました。先行者はどこ通ったのか、さっぱりわかりません。大きく迂回したのではないかな。
もしかしたら先行者はどこかに消えたかもと心配しましたが、少し先でまた踏み跡を発見!戦場で生き別れになった戦友と再会したような喜びでした。
2014年05月11日 14:03撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 14:03
もしかしたら先行者はどこかに消えたかもと心配しましたが、少し先でまた踏み跡を発見!戦場で生き別れになった戦友と再会したような喜びでした。
3回目の渡渉。2回目に比べるとちょろい。
2014年05月11日 14:11撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 14:11
3回目の渡渉。2回目に比べるとちょろい。
でも対岸には落とし穴が、沢が流れているのが穴から見えました。写真撮っている場合ではないんですが・・、つまり自分が立っているのもこういう場所なので。
2014年05月11日 14:12撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 14:12
でも対岸には落とし穴が、沢が流れているのが穴から見えました。写真撮っている場合ではないんですが・・、つまり自分が立っているのもこういう場所なので。
核心部を越えたので気分は晴れ晴れ。振り返って大峠を撮影してます。
2014年05月11日 14:22撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 14:22
核心部を越えたので気分は晴れ晴れ。振り返って大峠を撮影してます。
この道、案外好きかも。
2014年05月11日 14:45撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 14:45
この道、案外好きかも。
三斗小屋です。窓が開いていたので、誰かはいるんでしょうが人の気配は感じず。それよりさ、もう3時じゃね?あれれ?
茶臼岳とか行っている場合ではないよ。17:00には峠の茶屋に戻れとの天の声。
2014年05月11日 15:02撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
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5/11 15:02
三斗小屋です。窓が開いていたので、誰かはいるんでしょうが人の気配は感じず。それよりさ、もう3時じゃね?あれれ?
茶臼岳とか行っている場合ではないよ。17:00には峠の茶屋に戻れとの天の声。
先を急ぎます。
2014年05月11日 15:18撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 15:18
先を急ぎます。
いいなあ。こういう雰囲気。ダケカンバの林です。
2014年05月11日 15:21撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 15:21
いいなあ。こういう雰囲気。ダケカンバの林です。
明るく快適な雪道です。沢はないし、落ちるような穴もないし、ぬかるみもない。
2014年05月11日 15:41撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 15:41
明るく快適な雪道です。沢はないし、落ちるような穴もないし、ぬかるみもない。
コバイケイソウ(たぶん)は盆踊りを踊り、ヤブレガサはバレーを踊ってました。
2014年05月11日 15:47撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
1
5/11 15:47
コバイケイソウ(たぶん)は盆踊りを踊り、ヤブレガサはバレーを踊ってました。
どこが見えているかこの写真をとったときにはよくわかりませんでした(地図みろ)。あとでわかります。
2014年05月11日 16:05撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 16:05
どこが見えているかこの写真をとったときにはよくわかりませんでした(地図みろ)。あとでわかります。
避難小屋です。それより急げ!
2014年05月11日 16:06撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 16:06
避難小屋です。それより急げ!
やがて木が消え・・・
2014年05月11日 16:14撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 16:14
やがて木が消え・・・
茶臼岳が少しづつ顔を出し・・・
2014年05月11日 16:19撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 16:19
茶臼岳が少しづつ顔を出し・・・
さっきの岩山の正体が剣ガ峰とわかり・・・
2014年05月11日 16:26撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 16:26
さっきの岩山の正体が剣ガ峰とわかり・・・
峰の茶屋に到着!誰かいるだろうと思ったのですが、気配ゼロ。もう16:30に近いし。
夕暮れの茶臼岳です。
2014年05月11日 16:29撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
5/11 16:29
峰の茶屋に到着!誰かいるだろうと思ったのですが、気配ゼロ。もう16:30に近いし。
夕暮れの茶臼岳です。
こちらは夕暮れの朝日岳です。
2014年05月11日 16:33撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
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5/11 16:33
こちらは夕暮れの朝日岳です。
のっぽになりました〜。
って遊んでる場合じゃないだろ。
峠の茶屋到着は16:59。ぴったりセーフ(笑)。
2014年05月12日 20:05撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
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5/12 20:05
のっぽになりました〜。
って遊んでる場合じゃないだろ。
峠の茶屋到着は16:59。ぴったりセーフ(笑)。

感想

 前日の土曜の夜、那須の茶臼岳の開山式が5/7に行われたことを知り、おーっ行ってみようと即決。思えばこのあたりからすでに思い違いが始まっていたような気もします。「茶臼岳」の開山式ってロープウェイ・ルートのことだったのかも。全体的に甘い計画がスタートします。
 夜明けの高速から、屏風岳(宮城の最高峰)が朝日に照らされた光景は感動ものでした。でも運転中で写真とれないのよね。残念。続いて吾妻連峰やあだたらと来て、期待はぐんぐん高まります。最高の天気だ。でも那須は遠い。歩き始めは7:30頃でした。<−−このルート歩くのに遅いよ、君。
 登山口には登山指導所のような小屋があって、張り紙をチェックすると、「凍結しているときにはアイゼン・ピッケルが必要です」ふむふむ、凍ってはいないだろ。続いて「剣が峰のトラバースではアイゼン・ピッケルが必要です」ときた。えー、聞いてないよ。一瞬躊躇しましたが、4/25時点(だったかな)の状況との記載を、自己の都合の良いように解釈して登り始めたあいひろでした。もう大丈夫さ、開山式の後だし。
 峰の茶屋に向かう道は快適でご機嫌でした。朝日岳のごつごつした岩がよく見えた。早くいきたいな、と思っていると剣が峰のトラバースが見えてきます。雪あるじゃん。トラバースを慎重に通過している登山者の姿がよく見えます。どーしよう。ありゃ落ちたら死ぬな。歩きながらすごく迷いました。峰の茶屋は近づくと、このルートにも雪渓のトラバースがでてきました。道幅は広く、簡単そうです。みんな淡々と通過しており、ここは問題なくあいひろも通過しました。
 峰の茶屋では1秒くらい熟考の上、とりあえず現場まで行ってみることにします。最初のトラバースは、想像以上に狭く、覗き込んだあと5mくらい後戻りしてまた考えます。こんどは3秒くらい悩んだような気がします。アイゼンとストックを取り出し装着している間、カップルがきて引き返していきました。あいひろはアイゼン装着したらGO。腹を決めたら大丈夫でした。バランスをとるのにストックも役立ちました。2回目のトラバースは1回目より距離は長いけれども、道幅?が少し広いので多少は楽です。難関を無事通過しました。
 朝日岳までのルートは、あとは通常通りの夏道です。ニセ穂高でしたっけ?かみさん連れてきたら、ぶつぶつ言われそうな岩ごろごろのルートですけど。水平に鎖が張られている箇所では鎖が切れている部分もありましたが、大きな問題はないです。朝日岳近辺はやや風が強く、雨具を着込みました。朝日岳からの展望も最高でした。
 朝日岳から三本槍のルートも通常通りの夏道で、特に問題はなし。本当はちょっとぬかるんでましたが、この間ほどではないと自分に言い聞かせて進みました。三本槍には何回かきてますが、ここまで展望が良いのは初めてでした。猪苗代湖が見えて、その後ろに磐梯山、その後ろに吾妻連峰。左側には飯豊。ぐるっと見渡すと、よくあいひろがわからない会津方面の山々、そして燧ヶ岳が見えます。あいひろは普段は大休止はほとんどとらないのですがこの日は、一時間くらい山頂でのんびりと展望を楽しみました。この時点で時間に気づけよな、と今は思う。
 三本槍からは大峠に降り、三斗小屋を次に目指しました。大峠への下りからは登山者がめっきりと少なくなり、というかこの日は三本槍を最後に人を見ることはありませんでした。もっというと、雪がところどころにありましたが、踏み跡はたぶん一名、せいぜい二名です。今の時期にこのルートを通る登山者はほとんどいないようでした。
 大峠までは大きな問題はなし。踏み抜いたり、プチ滑落(笑)をしたりはしましたが。
 大峠から三斗小屋へのルートがこの山行の核心部でした。このルートは渡渉が3回あります(この日は4回渡ったような記憶ですが)。雪解け水で増水していたら渡れないかもしれない、そのときは戻ろうとの覚悟はしてました。渡渉は実際には大したことはなかった。(石伝いの限界レベルではあります。ここでもストックをバランス補助に使いました)
 問題はルートが不鮮明なんです。やぶっぽいのは笹の下の地面を見れば大丈夫ですが、雪で覆われたところでは行き先に迷います。先行者の踏み跡にはずいぶん助けられました。2回目の渡渉がクライマックスで、渡れそうなところが少ない。ようやく決断して渡った後にあぜんとしました。目の前は雪の壁でした。って渡る前に気づけよな。
 せっかく渡ったのに再び渡渉して戻ります。右行って考え、左行って考える。先行者が雪の壁に取り付いた形跡はなく、どこいったのかなぁ〜。ここでの作戦タイムは5分くらいかかったかも。最初の渡渉ポイントに決め、その前の雪壁にとりつくことにしました。再び渡渉。ここでも覚悟決めて取り付いたら、意外と楽でした。木や竹を手がかりにできましたし、雪が柔らかいので靴先を蹴りこむことができました。
 雪壁を突破したら、夏道のあるらしい方向に藪漕ぎを数mして無事に突破完了。現金なもので、気持ちの余裕ができると先行者がどこに消えたのか心配になりました。しばらく歩いて踏み跡を確認したときは、にんまり。どこをこの人が突破したかはいまだに謎です。
 三斗小屋に到着してようやく時間に気がつきます。あれ、もう15:00だ。茶臼岳行っている時間ないじゃん。ここで計画修正。17:00に駐車場到着としました。
 歩いたルート、コースタイムで7:00くらいあります。7:30スタートで、山頂で一時間も休憩しちゃ駄目ですね。大峠から三斗小屋へのルートはコースタイム1:30に対し2:00かかってますし。でも、修正した計画通りにぴったり駐車場に到着し、しっかり達成感を味わってこの日の山行を終えたのだ。あ〜、今日も楽しかった。
ブログ この記事は5/15か16にアップします。
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コメント

大峠から三斗小屋
ihiro2952さん、こんばんは〜。

大峠からの道、残雪時期は大変ですね。去年の秋に歩きましたが、ゆきがなくても、長かったです。

ただ、小屋の温泉は最高でした。
また今年も行きたいですね。

また楽しいレコお待ちしてます。
2014/5/14 22:06
Re: 大峠から三斗小屋
jm1bwoさん、こんばんは。
昔の人はこの道を通って会津に抜けていたんですよね。感心しちゃいます。三斗小屋には泊まったことないんですが、そのうちあいひろも行ってまったりとしてみたいです。
2014/5/14 22:18
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