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Yamareco

記録ID: 4472707
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

幌尻岳・戸蔦別岳・北戸蔦別岳・ヌカビラ岳〜チロロ林道コース〜

2022年07月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
14:06
距離
26.3km
登り
2,400m
下り
2,411m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:43
休憩
0:46
合計
14:29
5:02
5:02
24
6:48
6:48
63
7:51
7:57
4
8:01
8:01
37
8:38
8:40
38
9:18
9:19
29
9:48
9:50
76
11:06
11:07
38
11:45
12:02
28
12:30
12:30
74
13:44
13:49
26
14:15
14:16
46
15:02
15:03
28
15:31
15:31
5
15:36
15:36
39
16:15
16:24
86
18:17
18:17
40
18:57
18:57
0
18:57
ゴール地点
天候 曇り、濃霧、霧雨
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
二岐沢出合登山口に数台駐車可能。手前の橋付近の崩落は復旧済。
午前4時半の時点で駐車場はほぼ満杯。
2
午前4時半の時点で駐車場はほぼ満杯。
アップダウンの長い林道を歩いて取水ダムに到着。
1
アップダウンの長い林道を歩いて取水ダムに到着。
1つ目の大きな渡渉。そこまで水量は多くないが、石は滑りやすいので注意が必要。
2
1つ目の大きな渡渉。そこまで水量は多くないが、石は滑りやすいので注意が必要。
2つ目の渡渉。足首くらいまで浸かってしまうかも。
2つ目の渡渉。足首くらいまで浸かってしまうかも。
3つ目。どれだけ濡れるかは沢の水量でだいぶ変わりそう。
3つ目。どれだけ濡れるかは沢の水量でだいぶ変わりそう。
4つ目。何度も川を渡る。
4つ目。何度も川を渡る。
最後の大きな渡渉。ピンクテープを見失わないように渡渉するポイント探す。
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最後の大きな渡渉。ピンクテープを見失わないように渡渉するポイント探す。
ここからヌカビラ岳頂上付近までほぼ急登になる。
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ここからヌカビラ岳頂上付近までほぼ急登になる。
やっとトッタに泉に到着。想像していたものより控え目な湧き水だった。
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やっとトッタに泉に到着。想像していたものより控え目な湧き水だった。
頂上近くの目立つ岩。急登もあと少しで終わりか。
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頂上近くの目立つ岩。急登もあと少しで終わりか。
ハシゴが2箇所備え付けられていた。
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ハシゴが2箇所備え付けられていた。
急登を登り切ると平坦な場所に出たが、ヌカビラ岳山頂は隣の山らしい。
急登を登り切ると平坦な場所に出たが、ヌカビラ岳山頂は隣の山らしい。
山頂に到着。標識は木札のみ。
山頂に到着。標識は木札のみ。
まだ雪渓が残っている。
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まだ雪渓が残っている。
北戸蔦別岳山頂に到達。強風とガスだらけで周りの景色は全く見えない。
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北戸蔦別岳山頂に到達。強風とガスだらけで周りの景色は全く見えない。
北戸蔦別岳〜戸蔦別岳の間で2箇所クマのフンあり。七ツ沼カール付近のルートにもあった。
北戸蔦別岳〜戸蔦別岳の間で2箇所クマのフンあり。七ツ沼カール付近のルートにもあった。
登っては降りてを繰り返し、戸蔦別岳頂上に到着。相変わらず濃霧と小雨はやまない。
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登っては降りてを繰り返し、戸蔦別岳頂上に到着。相変わらず濃霧と小雨はやまない。
幌尻岳へ向けて下る。帰りもしんどそう。
幌尻岳へ向けて下る。帰りもしんどそう。
向かって左側下に、七ツ沼カールがうっすらと見えてきた。
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向かって左側下に、七ツ沼カールがうっすらと見えてきた。
ガスって全貌が見えないが、この稜線沿いをひたすら突き進む。
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ガスって全貌が見えないが、この稜線沿いをひたすら突き進む。
高山植物がそこかしこに咲いている。
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高山植物がそこかしこに咲いている。
にせピーク(幌尻岳の肩)。
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にせピーク(幌尻岳の肩)。
その先にもピークが連なる。
その先にもピークが連なる。
その後もにせピーク。なかなか山頂には着かない。
その後もにせピーク。なかなか山頂には着かない。
次こそはと思ったが、まだ頂上は先だった。
次こそはと思ったが、まだ頂上は先だった。
視界不良であとどれくらいあるのか全く分からず。
視界不良であとどれくらいあるのか全く分からず。
ついに幌尻岳山頂へ到達。登山口からここまで7時間かかった。
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ついに幌尻岳山頂へ到達。登山口からここまで7時間かかった。
間違いなく百名山のなかで日帰り登山が一番困難であろう。
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間違いなく百名山のなかで日帰り登山が一番困難であろう。
残念ながら周囲の景色は見えなかった。風も強くかなり寒い。
残念ながら周囲の景色は見えなかった。風も強くかなり寒い。
どこを見渡しても白い世界。
どこを見渡しても白い世界。
標識の裏に説明文あり。
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標識の裏に説明文あり。
七ツ沼カールに差しかかったところで雲が晴れてきた。
2
七ツ沼カールに差しかかったところで雲が晴れてきた。
遠くの山々まで見渡せる。
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遠くの山々まで見渡せる。
幌尻岳方面を振り返ってみたが、山頂は雲で覆われていた。
幌尻岳方面を振り返ってみたが、山頂は雲で覆われていた。
戸蔦別岳に戻ってきた。登り返しがしんどくてペースが遅くなる。
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戸蔦別岳に戻ってきた。登り返しがしんどくてペースが遅くなる。
幌尻山荘からの合流地点。行きは看板を見つけられなかった。
幌尻山荘からの合流地点。行きは看板を見つけられなかった。
詳しくないので分からないが、様々な植物が咲いていた。
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詳しくないので分からないが、様々な植物が咲いていた。
北戸蔦別岳とヌカビラ岳らしき丘陵。
北戸蔦別岳とヌカビラ岳らしき丘陵。
やっとここまで戻ってきた。何度も登り返しがあり、もう足が上がらない。
3
やっとここまで戻ってきた。何度も登り返しがあり、もう足が上がらない。
15時頃から晴れるという天気予報通りの天候。
1
15時頃から晴れるという天気予報通りの天候。
幌尻岳は最後まで一度も顔を見せることがなかった。
幌尻岳は最後まで一度も顔を見せることがなかった。
長い長い急登の下りと沢渡りを経て、やっと取水ダムまで戻った。
長い長い急登の下りと沢渡りを経て、やっと取水ダムまで戻った。
無事に下山。日の入りギリギリまでかかってしまった。
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無事に下山。日の入りギリギリまでかかってしまった。
登り7時間、下り7時間、合計14時間の工程だった。コースタイム的には標準は16時間くらいか。
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登り7時間、下り7時間、合計14時間の工程だった。コースタイム的には標準は16時間くらいか。

感想

消費カロリー:4273kcal、水分摂取量:6.7L
今年の目標だった、百名山の中で日帰り登山最難関の幌尻岳をついに制覇できた。
札幌方面から高速道路を使い、占冠ICで降りた後に日高町の道の駅に駐車して登山の準備をあらかじめすることにした。今回は天気も悪く、濡れることを想定して雨具の下半身と登山用スパッツを事前に装着した。
札幌から道の駅まで2時間弱、そこから登山口まで30分くらいかかる。日高町の道の駅はコンビニもあるが夜間には閉まる。トイレは24時間利用可。
道の駅から274号線を十勝清水方面に向かい、千呂露橋を過ぎたらすぐ右折する。釣り堀の標識を過ぎたあたりから1車線ほどの砂利道になるが、退避場所があり、時間的に反対から来る車はいなかった。
現地の気温は10℃でスマホの電波は圏外。午前4時過ぎで駐車場はほぼ埋まっていた。
登山口から取水施設までしばらく続く林道はアップダウンがあるが、準備運動に最適な感じだった。そこから先は登山道になり、渡渉やロープ、沢登りなど起伏に富んだ急登がヌカビラ岳山頂付近まで延々と続く。登山口からヌカビラ岳頂上まで3時間半かかった。
その後は登り降りを繰り返しながら北戸蔦別岳、戸蔦別岳、幌尻岳と進んでいく。とにかく距離が長く、おまけに強風と霧雨のせいでビショビショに濡れた。途中からレインコートの上半身も着用して登った。
加えて北戸蔦別岳から奥のルートはハイマツ漕ぎが多く、足をすくわれる。つんのめったり、時に転んだりして体力が奪われた。行きも帰りも一つ一つのピークを登ったり下ったり、同じだけの体力が必要になる。
スタートから7時間で幌尻岳山頂に到着。雲が晴れず景色が全く見えなかったのは残念だった。
帰りの行程は尽き果てた体力のみで登り返しを突き進むのがきつかった。帰りはもっと早く降りれるだろうと思っていたが、結局7時間かかってしまった。駐車場に戻った頃には19時をまわっていた。
水分を6リットル持っていったのだが、帰りのヌカビラ岳あたりで尽きてしまい、下山時にトッタの泉で水分補給した。トッタの泉がなければ8リットルは携行しないと最後までもたない。自分はかなりの汗かきなので、一般的にはもっと少ない水分量ですむかもしれない。
今までにない長丁場だったが、日帰り最難関を無事に踏破できて良かった。体力・筋力ともに限界まで使い果たし感無量だったが、また日帰りで登ることはないだろう。
途中、すれ違った方から七ツ沼カールで熊の目撃情報あり。下山時に注意深く観察したが、自分の視力が悪いせいか熊の姿は発見できなかった。

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