女峰山（残雪の凄さにビックリ！！）天空回廊1445段からスタート

2014年05月12日(月) [日帰り]

• GPS: 11:11
• 距離: 14.4km
• 登り: 1,395m
• 下り: 1,393m

コースタイム

4：38キスゲ平園地（第3駐車場）〜4：51天空回廊1445段の1段目スタート〜5：10天空回廊1000段目通過〜5：18天空回廊1445段到達！！〜6：25赤薙山山頂（2010m）〜10：35女峰山山頂（2483m）昼食30分〜赤薙山14：22〜15：03キスゲ平園地（第3駐車場）

天候

晴れ（但し、終日強風、風速15〜20m）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

霧降高原（キスゲ平園地）第3駐車場（無料）
※登山者は第3駐車場に停めるようにして下さいとの事です。

コース状況／危険箇所等

出発前の予想では女峰山の残雪は山頂付近だけ位かなと思ってました。

ところが、赤薙山を過ぎた辺りから徐々に増し始め、1つ目の小ピークを過ぎる頃には10本アイゼンを装着しなければ危険と感じるほどの積雪（2m前後）！！
厄介な事に所々夏道が出ている所もあるため、夏道をトレースしていると、緩んだ雪を腰まで踏み抜く始末、冬道も雪庇が崩れかかった所や亀裂が入った所多数で、安心して登れる場所が少ない状態でした。
当日すれ違った登山者はゼロ、あの残雪の状態を知っている人は誰も登らないでしょう。
雪山を楽しめるほどの雪は無いし、早朝の登り始めでしたのでまだ、雪がクラストしてアイゼンの歯がギリギリ利いている状況、下山時には何回、踏み抜いたかわかりません。
あの状態では6月になっても夏山とは言えないレベルではないかと思います。

帰りに駐車場で管理している職員さんとお話した中で、駐車場付近でさえ今年は4mの積雪があったそうです。
全く雪が無くなるのは7月かなと思うくらい、日光も残雪地獄でした。
休憩を除いても往復ピストンで10時間前後はかかりました。
5月、6月女峰山に行かれるかたは最低でも6本、出来れば10本以上のアイゼンの両方持って行かれるか、10本で一部夏道のミックスルートも歩くか検討が必要です。

山頂から見えた周囲の2000m以上の山々は素晴らしい景色でした。
それらはまだ、冬山の様相でした。
正直、完全に夏道を行ける時期に登ったほうがもっと楽しいと思う山旅でした。

くれぐれも女峰山など日光男体山より北側の山に登る際には当分アイゼンを携行されることをお勧め致します。（安全に楽に登る為に必要です）

写真

5/12 4:37

霧降高原「キスゲ平園地」第3駐車場に4時30分頃到着、間もなく日の出です。

5/12 4:38

御来光と共に出発！！（早朝から10m近い強風）

5/12 4:47

5/12 4:48

目指す女峰は？

5/12 4:49

5/12 4:49

ここから天空回廊の階段を一部迂回することも可能です。

5/12 4:49

レストハウス脇の天空回廊を目指します。

5/12 4:50

天空回廊の途中には展望台が何箇所かあるようですが、今回はそんな余裕はなさそうです。

5/12 4:50

5/12 4:51

丸山方面も残雪が多いとの事です。
（女峰山は大丈夫かとても不安になりました）

5/12 4:51

とにかく赤薙山までは何とか行きたいなと決心。
名物階段の1段目！！

5/12 4:54

5/12 4:56

5/12 4:57

5/12 4:58

5/12 5:01

5/12 5:01

5/12 5:02

5/12 5:04

5/12 5:05

5/12 5:06

5/12 5:06

5/12 5:10

やっと1000段目（この辺から息が上がってきました）

5/12 5:12

5/12 5:14

5/12 5:14

5/12 5:16

5/12 5:17

5/12 5:18

やった！！
1445段登ったぞ〜（何かこれだけで満足したのは正直山登りをする者として、お恥ずかしい）

5/12 5:18

ここからが本当の登山道です。

5/12 5:18

序盤は快適！！

5/12 5:19

ふむふむ

5/12 5:19

なるほど

5/12 5:19

朝日が眩しい

5/12 5:19

笹原を行く

5/12 5:23

5/12 5:24

5/12 5:24

5/12 5:33

5/12 5:41

5/12 5:41

5/12 5:49

よくある笹の尾根道

5/12 5:51

5/12 5:51

5/12 5:53

5/12 5:57

5/12 5:57

5/12 6:00

赤薙山を目指します。

5/12 6:00

5/12 6:02

5/12 6:10

本日登山道で初めて目にした雪…
こんな程度かな〜

5/12 6:10

5/12 6:12

まだこの程度ならアイゼンはいらない感じ。

5/12 6:23

赤薙山山頂到着
ここまでは残雪も殆んど無しでアイゼン不要

5/12 6:23

5/12 6:26

5/12 6:26

5/12 6:38

痩せ尾根にも残雪は無く、ただ強風で飛ばされないよう注意して渡りました。

5/12 6:55

5/12 7:24

雪が多くなってきました。

5/12 7:30

と思えば雪の無い場所もある？

5/12 7:30

5/12 7:33

さすがにここから先は斜度も増して来ました。

5/12 7:54

ここから10本アイゼン装着

5/12 7:55

この斜度でノーアイゼンは何とか登れても相当体力を消耗しますので着けたほうが安心で楽です。

5/12 8:06

5/12 8:06

5/12 8:09

5/12 8:13

春はもう直ぐって感じです。

5/12 8:15

5/12 8:22

5/12 8:27

この景色だけ見れば完全に雪山ですよね…

5/12 8:41

5/12 9:06

5/12 9:07

目指す女峰はまだまだ先です…

5/12 9:08

5/12 9:08

強風の早朝、富士山もくっきり！！

5/12 9:09

このザレ場も結構恐い場所です。

5/12 9:19

この辺から冬道オンリーで標識も無いんですが、尾根筋を外さなければ心配ありません。

5/12 9:20

この辺りもガスってきたら迷うそうな景色でした。

5/12 9:22

5/12 9:28

目の前に女峰山が見えてきました。
この辺りは風衝地のようですね。
事実尾根の左側は常に15m以上の風が吹いていました。

5/12 9:50

5/12 9:51

5/12 9:51

5/12 9:53

最後の登りではなかった…

5/12 9:58

目指す女峰は目の前なんですが…なかなか着かない

5/12 10:06

5/12 10:12

5/12 10:17

この先の残雪の尾根をもう一つ越えなければなりません。

5/12 10:30

女峰山への最後の登り！！
（なんとなくビクトリーロードの気がしてました。真面目に嬉しかった！！）

2483m女峰山山頂到着！！

5/12 10:39

男体山・大真名子山・小真名子山の御出迎え。
感動の瞬間。
あと登っていないのが大真名子山・小真名子山です。
何とか今年中に登りたいと考えています。

5/12 10:39

男体山・大真名子山・小真名子山

5/12 10:40

周囲はまだ冬山の感でしょうか

5/12 10:40

5/12 11:01

5/12 11:02

さ〜帰りましょう

5/12 11:03

奥社にお参りし、登頂の御礼と無事の下山を祈願。

5/12 11:03

5/12 11:27

雪庇は要注意！！

5/12 12:16

5/12 12:17

風衝地の典型的な光景ですね。

5/12 12:26

5/12 12:26

5/12 12:31

変わった形の木ですね。

5/12 12:31

根性ありそうなスタイル

5/12 12:57

このマークは冬道ではあまり役に立ちません。

5/12 14:22

5/12 14:38

5/12 14:41

やっとここまで下りて来た。

5/12 14:59

5/12 15:00

5/12 15:03

鹿よけ回転ゲートを潜り

5/12 15:05

下りの1445段開始！！
無事、駐車場到着！！
体重2kg減りました（本当です）

撮影機器：

PENTAX WG-3 GPS PENTAX RICOH IMAGING

感想

tsukuba2983

当日はかなりの強風でしたが、幸い女峰山への登山道は痩せ尾根を除き、尾根の右側を通るようになっていて、風を遮ってくれました。
おそらく霧降高原を挟み、女峰山側と男体山側との間は常に風の通り道になっていて、昔から強風を避け登山道が作られたのではないかと想像します。
ゴーゴーと風の唸る中、尾根の反対側は殆んど風も当たらない場所が多くあり、休憩時には助かりました。

今回の登山は残雪期と言うには遅い時期となってしまいました。
もう少し雪の多い時期に登ったほうがある意味、楽であったかと思います。
完全に夏道が使えるにはまだまだ時間が係りそうです。

ニッコウキスゲが咲く頃が一番最適な登山時期でしょう。（但し、霧降高原は観光バスも入れる所ですので混雑は必死でしょう）
静かな単独登山が出来たのもこの時期だったからでしょう。
ハードな登山と静かな風景を味わえた満足の山旅でした。