比良山/誰もいない武奈ヶ岳@独自の天気予報的中で雨降らず
- GPS
- 05:36
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,190m
- 下り
- 1,181m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:34
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
3連休で自由に使えるのは初日の土曜日のみ。でも天気予報は曇り時々雨、大雨になるかもとのおまけ付き。
ところが土曜日朝起きて気象庁のHPをチェックすると、天気図上では前線が真上にあって予報は相変わらず悪いけれど、雨雲レーダーを見ても気象衛星画像を見ても、これもしかして降らないんちゃう?降っても午後に一部の地域のみじゃないですか。
それじゃ山に行こう!
急遽、山支度をして家を出る。さてどこへ行く?こういう時は例のアレです。そう「とりあえずイン谷口」。というわけでちょっと遅くなっちゃいましたが9時にイン谷口着です。
コースは神爾谷。以前見かけたつぼみ状態のイチヤクソウが気になるし、水量の増した滝も気になるし、先週行ってこられたuriuriさんレコでは上流にはギボウシやトリアショウマの花が咲き始めているとのことでこれも気になる、とうことで神爾谷コースなのです。
そういった見どころ、見るポイントはたくさんあるのですが、それにプラスして絵になるキノコがあちらこちらにニョキニョキと顔を出している。
しょっちゅう立ち止まっては写真を撮る。でも今日は一眼レフを持ってきていないんですよね。バッテリーの充電ができてないので、別の手軽なカメラを持ってきているのがちょっと残念。
天候はマイ予報通り曇ってはいるが雨にはならない。下界は蒸し暑かったが、標高が高くなると厚いガスに閉ざされ夕方のように暗くその分涼しい。
お目当てのイチヤクソウは花の時期が終わりかけ、オオバギボウシやトリアシショウマは暗い中なのでうまく撮れなかった。それでもイブキジャコウソウに出会えたのは◯。
八雲ヶ原に下る途中で会ったアカハラくんはとてもフレンドリー。わずか数センチまで近寄っても逃げずに愛らしい眼差しをこちらに向けてくれた。
そういえば、昨年もほぼ同じ場所で同じようなフレンドリーなアカハラくんに出会った。もしかして同じ子?
八雲ヶ原で今日初めての登山者を見かける。結局この後も正面谷駐車場まで誰にも会わずじまい。
八雲ヶ原で昼食。カッコウの声が近くで聞こえる。
標高が1000mを超えるあたりからさらにガスは濃くなり、武奈ヶ岳の稜線に出ると東からの強風で涼しいを通り越して寒いくらい。
山頂には誰もいない。早々に退散。
コヤマノ岳付近は濃い霧に閉ざされている。武奈ヶ岳山頂付近のような風は全くなく、霧はむせびそうなくらいブナ林にまとわりつき、暗いモノトーンの幽玄の世界がただ広がっている。この閉ざされた霧が支配する空間から果たして抜け出す事はできるのだろうかという錯覚に陥る。でもそれは恐怖という感覚ではない。
何を文学の真似事的なこと言ってんだろうか。常はおバカなことしか考えていない私が。柄にもない。
上林新道をどんどん下る。カメラの調子が悪く、全部連写になってしまう。静寂な霧の世界の中、カシャカシャカシャカシャシャカ釈迦、場違いな乾いたシャッター音だけが鳴り響く。
金糞峠から正面谷を下り、いつものように金糞滝さん、隠れ滝さんにご挨拶。またお前か、でも容器多能!?(多機能な容器?)。すんません、漢字変換が暴走しました。もとい、でもよう来たのう!なんて言われてそう。
途中見たことのない花?実?が。地面から70センチほどまっすぐに葉もつけずに伸びた茎の上部に小さな花?実?がたくさんついている。全体はやや褐色気味の濃いオレンジ色。ツチアケビとはまた違う。これは腐生植物だろうな。
帰って調べてみるとどうもラン科腐生植物の「オニノヤガラ」のようだ。
金糞峠から堂満岳を経由して下山しようかとも悩んだが、素直に正面谷におりたことで「オニノヤガラ」に出会えてラッキーだった。
あとは大山口で水浴びをしてイン谷口に戻る。
結局雨にも降られず、山上は涼しく、虫も少なく、気持ちよく山歩きができた。
とりあえずITでしたか!この日は私も休みで、山へ行くかどうしようか散々迷った末にホントに休養日にしました。マイ天気予報でも比良以北は雨は降らなさそうと踏んでたんですけどね。
HBさんの以前のレコでも出てきてた神璽谷のイチヤクソウ。先日気にしながら歩いてたのですが場所が分からなかったのです。あとイブキジャコウソウは比良で見たことがありません。いい匂いがして好きな花なのですけど。
カッコウの声しか聞こえない八雲ヶ原、誰もいない武奈ヶ岳、霧に閉ざされたコヤマノの山毛欅林…いいですね〜
やはり、とりあえず行けばよかったかな〜
ps.
#5のへんてこりんな実はエゴノキの虫コブではないでしょうか?
神爾谷コースは5月下旬にも行ったばかりだったんですが、uriさんのレコを見てまた行きたくなりました。
いい出会いがあるかもしれませんしね。
イチヤクソウ、イブキジャコウソウ、オニノヤガラ、メッセージで具体的な場所をお伝えしますので、機会があればチェックしてみてください。
#5は虫こぶだったんですね。実で調べても見つからなかったわけです。いつも教えていただきありがとうございます💕
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