白馬岳(猿倉〜栂池)


- GPS
- 30:39
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,905m
- 下り
- 1,286m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:46
天候 | 曇り/晴間〜雨〜晴間/雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
白馬八方バスターミナル〜タクシー〜猿倉 相乗り4名(1,740円×2組) 栂池〜アルピコ路線バス〜白馬八方バスターミナル 530円/人 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓:シャーベット状なのでアイゼンあれば楽 小雪渓〜乗鞍岳雪田:軽アイゼンあれば安心 |
その他周辺情報 | 木道〜栂池自然園までは、笹薮にて大型の蚊が群がって来ますので、対策必要。 |
写真
装備
個人装備 |
10本爪アイゼン
T型ポール1本
シュラフカバー
|
---|---|
備考 | 軽アイゼン持っていけば、乗鞍岳からの雪田も楽だったかも。 |
感想
早めに夏季休暇を取得し初めての白馬岳へ。
≪大王わさび農場≫
名前とは裏腹にとてもきれいで優しい施設です。長距離ドライブの疲れが癒されるのでお勧めです。特に大王神社の大わらじは、足腰の痛みにご利益があるとの事ですので、登山前にうってつけです。
≪白馬村ジャンプ競技場≫
間近で見るととてもスリリングです。TVで見てるよりかなり迫力あります。ジャンプ台頂上まで行けるので、高所順応にうってつけです。
≪前泊と食事≫
車中泊は嫌なので白馬村格安ペンションに宿泊し、近所で絶品ジンギスカンをいただきました。
≪一日目:猿倉〜山荘まで≫
白馬八方バスターミナルから6時発猿倉行きにと思っていたら、タクシーの運転手さんに声かけて頂き、相乗り相手探していただき乗車。バスより早くて安いが売り言葉みたいでしたが、道中いろいろ案内もして頂き楽しかったです。
※第2駐車場は温泉施設者向けとバス利用者向けに分かれていますのでご注意を。
猿倉でトイレと水汲みを行い6:25いざ出発。1時間ほどで白馬尻へ。大雪渓はヤマレコ拝見してもアイゼン派か軽アイゼン派か三者三様なので迷いましたが、結果こうです。
アイゼン:シャーベット状の雪でも滑りにくいので、滑ってイラっとくるかたはこちらがおすすめ。
軽アイゼン:チェーンは全く役に立ちません。爪のあるものを。装着は楽ですが、シャーベット状には無いよりまし程度。つけない人もいます。
なにせ長時間シャーベット状の雪原を歩くので私はストレスなく歩ける方を選択しました。(イラっとくるタイプ(笑))
雪原には、多数の落石跡。左側斜面からは時折ガラガラと岩が転がっているのが確認できます。中には音無しで飛んでくる岩もあるそうなのでなるはやで通過しましょう。
大雪渓で終わりではありません。雪原の中之島的な箇所を登るのですが、これが結構きつかったです。この辺りからクルマユリなど、高山植物が増えてきますのでバテたり写真撮ったり忙しいです。
小雪渓は30mほど真横にトラバースするのみですが、急斜面なので慎重に。
あとはひたするら山荘まで登り続けます。お花畑が両脇から応援してくれます。
頂上宿舎から山荘までが近くに見えて結構しんどかったです。馬人参状態(笑)
≪白馬山荘≫
日本の山小屋とは別格。スイスなどの山小屋の様で、ビアホールにはピアノもあります。食事は日本の山小屋風。
≪二日目:白馬岳〜栂池まで≫
昨晩の暴風雨から6:25出発時には小雨に。そして雨もやみ晴れ間も見えることに。天気予報では一日目午前から2日目午後まで雨でしたので、両日ともに嬉しい誤報。
山荘から15分で白馬岳着。そこから白馬大池まではまさに「空中散歩」。なだらかな稜線を心地よい風がそよぎ、いつまでも歩いていたい気分。高山植物も色とりどり。一面のコマクサ大群生はまさに感動ものです。
三国境は長野県、富山県、新潟県の三県の県境とタクシーの運転手さんに予備知識入れて頂いたのでちゃんとわかって通過しました。雷鳥坂通過するも残念ながら雷鳥には出会えず。
白馬大池を越えてからは、山道の様子が一変。大きな岩がゴロゴロとした道に変わります。乗鞍岳を越えると雪田があります。アイゼン無しでもなんなく下れますが、大きな岩がゴロゴロでとても歩きづらいので、アイゼン装着してもっと下の大きな岩が無くなるところまで歩いたほうが楽だと思いましたが、足跡は無いので安全は保障できません。天狗原の木道はつかの間の安らぎでしたが、そこから栂池自然園までは笹薮特有の泥とごろごろ岩の蒸し暑い下りが続きます。見たこともないような大きな蚊が群がってきて、刺されると痛みを感じます。当然かゆくもなりますので面倒くさがらずに木道で虫よけを塗りたくる事をお勧めします。
やっとこさ栂池自然園に到着しました。
≪総評≫
なんといっても二日間とも雨の予報が、ほとんど濡れずに済んだ奇跡に感謝です。
白馬山荘は優雅なひと時でした。
これほどまでの高山植物の多さには感動ものです。写真撮り過ぎてデジカメのバッテリー切れました。今度は予備バッテリー持参します。
白馬岳から白馬大池までは空中散歩です。最高でした。
大池から栂池までは、アルプス特有のなかなか辿り着かない試練も体験できました。
白馬岳最高でした!また行きたくなること請け合いです。FIN
※翌日は霧ヶ峰へ
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