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Yamareco

記録ID: 450820
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沢登り
丹沢

丹沢 水無川新茅ノ沢 展望の良い烏尾山に突き上げる

2014年05月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
YAMA555 その他3人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:54
距離
6.5km
登り
954m
下り
944m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

コースタイム:5時間30分(休憩含む)
新茅荘8:00→8:05取りつき→8:09F1→8:30F2→8:40F3→8:50F4→9:00F5(大滝は巻き休憩)→9:45F6→F8→11:20F10(CS)→12:05鳥尾山頂12:37→鳥山登山道→13:30新茅荘駐車場
※マップはEtrex20のトラックデータです。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東名高速 秦野中井ICで降りて下道。
滝沢園を過ぎて舗装されていない道を入ると新茅山荘に10台程度の駐車スペースあり。
※新茅山荘までは結構がたがたですが、一般車でも問題なく入れます。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
山と高原地図 丹沢
東京起点 沢登りルート120

●温泉
車で行くと渋沢方面の途中にある「湯花楽」にて汗を流しました。休日一般は930円也。
100円返却型ロッカー、シャンプー、ボディーソープ、ドライヤー、露天風呂あり。
サウナが3種あり、中でも冷たいサウナは面白い。
食事場所、売店、休憩所もあります。

●入渓〜F5大滝まで
入渓は新茅山荘から林道を少し歩くと橋があり右側に新茅ノ滝の看板があります。看板とは反対側から沢に下り取りつきます。水根沢対岸がモミソ沢です。この沢はF〜の看板がついていてわかりやすい沢です。
F1,F2は7mとそれぞれホールドスタンスはしっかりしていますが念のためザイルを出しました。F2は滝左側を登りますが若干水をかぶります。
F3,F4はザイルなしで登りました。
F5大滝は15m垂直です。リーダーが登ろうかと10分くらい取りつきましたが、中盤水にぬれての登りとなりそうなので今回は高巻きました。滝の左側、落ち葉の上に踏み後あります。5m程度登るとロープが設置されています。ホールド・スタンスがしっかりしていますが、トラバースがあり自己確保しながら通りました。

●F6〜烏尾山まで
核心部はF5までですが、F6以降も楽しめる滝が続きます。チョットストーンは中段にスリングがあったので登れましたが結構難しいです。その後は倒木がかなりルートを覆っていて岩は崩れ滝の様相はなくなります。ここからは写真のとおりガレた沢を詰めます。一足乗せるごとに岩が落ちそうな微妙なバランスで後続メンバーに岩を落とさないように非常に緊張しました。
こういう場合は上から足をおき岩を押すように慎重に歩きます。手も使ってなるべく加重を分散することに気を使いました。しばらく登ると樹林帯が開けてきて振り替えると展望が広がります。そのまま山頂まで登れます。
鳥尾山には小屋とトイレあります。展望も開けており富士山、相模湾、今回は大島も見えました。
今日は天気もよく絶好の沢登り日和です。
今日は天気もよく絶好の沢登り日和です。
新茅山荘は営業していました。
新茅山荘は営業していました。
新茅山荘からすぐ橋を渡ると看板があります。
新茅山荘からすぐ橋を渡ると看板があります。
反対側から沢に下ります。
反対側から沢に下ります。
F1 7mの滝に到着。いきなり登り応えありそうです。
F1 7mの滝に到着。いきなり登り応えありそうです。
新茅は主だった滝では案内板があります。
新茅は主だった滝では案内板があります。
F1 7m 左側から念のためザイルを出して登ります。
F1 7m 左側から念のためザイルを出して登ります。
F2 9m 続けざまに高度感ある滝が続きます。
F2 9m 続けざまに高度感ある滝が続きます。
滝の左側、こちらもザイルを出して登り。半身が水でぬれるクライミングでした。まだちっと寒い。
滝の左側、こちらもザイルを出して登り。半身が水でぬれるクライミングでした。まだちっと寒い。
F3 6m 続けざまに滝が続きます。これは比較的登りやすい。
F3 6m 続けざまに滝が続きます。これは比較的登りやすい。
上から見ると高度はあります。
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上から見ると高度はあります。
F4 5m これも問題なく登ります
F4 5m これも問題なく登ります
とりあえずひと段落。
とりあえずひと段落。
F5 15m大滝が見えてきました。
F5 15m大滝が見えてきました。
F5かなりの高度感があります。トップが10分くらい登ろうか試してみましたが、シャワークライムになりそうなんで巻くことにしました。
F5かなりの高度感があります。トップが10分くらい登ろうか試してみましたが、シャワークライムになりそうなんで巻くことにしました。
F5大滝は左から高巻きます。
結構急斜面でロープが設置されていました。
F5大滝は左から高巻きます。
結構急斜面でロープが設置されていました。
途中トラバースは慎重に。
途中トラバースは慎重に。
F5の上に降り立ったところで休憩。
新緑がきれいです。
F5の上に降り立ったところで休憩。
新緑がきれいです。
途中つつじがちらほらと咲いていて目を楽しませてくれました。
途中つつじがちらほらと咲いていて目を楽しませてくれました。
しばらく緩やかな沢を登ると。
しばらく緩やかな沢を登ると。
F7は見つからずF8は小さな滝。
F7は見つからずF8は小さな滝。
F9 7mは左側を取ります。看板は落ちていました。
F9 7mは左側を取ります。看板は落ちていました。
ちょっと登ると堰堤が見えてきました。
ちょっと登ると堰堤が見えてきました。
白いお花。
しばらく涸れ沢になり、さらに登ると再び水が出てきます。
しばらく涸れ沢になり、さらに登ると再び水が出てきます。
だんだんと倒木が邪魔になってくる沢の状態。
だんだんと倒木が邪魔になってくる沢の状態。
丹沢なのにまだ雪が残ってました。
丹沢なのにまだ雪が残ってました。
倒木に邪魔されて滝も見る影がありません。
倒木に邪魔されて滝も見る影がありません。
今回最後にザイルを出した滝。
今回最後にザイルを出した滝。
チョットストーン。真ん中に残置スリングがあるので活用して何とか突破。なければお手上げでしたー。
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チョットストーン。真ん中に残置スリングがあるので活用して何とか突破。なければお手上げでしたー。
CSを抜けるとだんだんとガレた急斜面になってきます。
CSを抜けるとだんだんとガレた急斜面になってきます。
どこに足を置いても石が動く感じの嫌な登りが続きます。忍者になった気分で慎重に足を置き、重心を移動。
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どこに足を置いても石が動く感じの嫌な登りが続きます。忍者になった気分で慎重に足を置き、重心を移動。
後ろから続くので万が一にも石落とせません。
後ろから続くので万が一にも石落とせません。
慎重に登ることずいぶん長く感じましたが、だんだんと明るくなってきました。
慎重に登ることずいぶん長く感じましたが、だんだんと明るくなってきました。
あー展望が開けてきました。烏尾山は近い。
あー展望が開けてきました。烏尾山は近い。
おー富士山。
完全に足場がしっかりしたところにでてきました。
完全に足場がしっかりしたところにでてきました。
振り返り富士山を見ながら登ります。
振り返り富士山を見ながら登ります。
山頂に到着。
烏尾山からの展望はなかなか素晴らしい!
烏尾山からの展望はなかなか素晴らしい!
烏尾山荘。氷の旗が!でも風が結構冷たくって。
烏尾山荘。氷の旗が!でも風が結構冷たくって。
三ノ塔方面。
行者、親日方面。にぎわっています。
行者、親日方面。にぎわっています。
軽く携帯食を取ったら沢靴から足袋に履き替えて下山開始。
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軽く携帯食を取ったら沢靴から足袋に履き替えて下山開始。
歩き易い登山道です。
歩き易い登山道です。
新茅山荘まえの駐車場に到着。
新茅山荘まえの駐車場に到着。

感想

今シーズンはスキルアップと経験値アップため沢登り強化年間として丹沢を中心に月1回沢に登ることにしています。
5月少し早めですが丹沢新茅ノ沢に登ってきました。

表丹沢での沢登りは昨年秋の堀山へ突き上げるモミソ沢から2回目の沢。今シーズン「ヒルニモマケズ」丹沢の沢をたくさん登る計画第1弾。天気は上々。
シーズン初ということで、沢靴のソール状態を確認。剥がれの心配はなかったが底が薄く、さすがに5年使うとそろそろ交換時期か。次に買うのも沢靴かな。

新茅は、F1,F2とザイルなしでも何とか登れそうでしたが、念のため確保して登り。このほか1回ザイルを出しました。F5は自分の実力では無理だが、もっと水温が高ければシャワークライムでトップが登り、トップロープであればチャレンジできたかもしれない。夏再チャレンジもありかも。F5の巻きは結構急であるが、ロープがあるので慎重に歩けば問題ない場所だ。

F5を過ぎるとひと段落といった感じだが、ここからだんだんと倒木が激しくなり、さらに岩がもろくなってくる。滝がひと段落すると涸れた沢をつめるのだが、これが急斜面な上に大小の岩が重なり合っているガレ場で足をおくとどこかがぐらつくような不安定な場所だった。かなり慎重に、岩を押しながら、両手両足に体重を分散し大きな加重を1点にかけないように登る。これは今までの中でも結構ひどい状態に入る緊張したのぼりだった。
それでも一歩一歩登れば当然山頂に近くなってくる。だんだんと展望が開けてきて、振り返ると富士山が見える。烏尾山山頂はすぐそこ、到着すると登山者でにぎわっている。山頂からは富士山をはじめ相模湾、三ノ塔と十分な展望があった。新茅ノ沢は滝登りの要素も多く、山頂で楽しいがピークを踏めて、下山道もしっかりしていて、展望が良いと言うことなし。新茅の沢が何で人気なのか十分わかった期がした。

最初にしては上出来。来月は同じ丹沢の本谷あたりを視野に登ろうかと思います。まだ塔ノ岳の山頂から富士山を拝んだことがないので、絶対に晴れた沢登りがしたいですね。

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コメント

源頭の踏み跡
源頭から上がる踏み跡は何本かあります。一番奥から詰めたようですね。40年くらい前に上ったときは足下はしっかりして気持ちよくあっけなく抜けられました。だいぶ崩れてしまいました。その少し手前からも踏み跡がありますが、CSを巻くとき尾根側に続く踏み跡をたどっていくと案外ラクに抜けられます。この沢にはイワタバコの群落があって今年も見事でした。サガミジョウロウホトトギスが女王ならその色合いはさながらプリンスです。そんなのを眺めに行くのも沢の楽しみです。
2014/7/31 10:45
Re: 源頭の踏み跡
kibusiさまコメントありがとうございます。
できれば最後まで沢をつめたいと思いガレて嫌な感じでしたが、登りあげました。ああいう箇所を先頭で歩くのは緊張します。
このところの沢は最近の急激な降雨などで随分と荒れてきているような感じですね。昨年歩いた米子沢もナメが土砂で埋まっていて見る影もなかったです。
花は全然目にとまりませんでしたが、季節によっては群落があるのですね。今度は調べてからまた歩いてみたいと思います。
2014/8/2 11:50
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