畦ヶ丸
- GPS
- 06:56
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,301m
- 下り
- 1,225m
コースタイム
天候 | 曇り(23℃〜18℃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
箒杉公園駐車場に駐車。約10台分の駐車スペースあり。 帰りは西丹沢自然教室からバスで箒沢まで利用(\150)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 特に大滝橋から大滝峠上の間は山の斜面に切り開かれた径が多いが、その多くは道幅が狭い。すれ違いには要注意。追い抜くにしてもポイントは見極めて欲しい。 ◆登山ポスト 大滝橋には無し。西丹沢自然教室にはあり。 ◆下山後の温泉 中川温泉ブナの湯に入湯。(\700) |
写真
感想
左ふくらはぎの肉離れから2週間。リハビリ山行として畦ヶ丸に行ってきた。展望は無いものの沢沿いのルートは涼しく身体に優しかった。山頂近くではたくさんのミツバツツジとゴヨウツツジも出迎えてくれた。
t-kai_saraさんとSさんは2年前にも畦ヶ丸に登っている。その時は西丹沢自然教室から西沢経由で登り、大滝橋に下るという反時計回りルートを採ったが、最後に大滝橋から西丹沢自然教室に戻る上りの舗装路が疲れたとのこと。なので、今回は箒杉公園に駐車して大滝橋まで下りそこから大滝沢に沿って上り、畦ヶ丸登頂後、善六ノタワを経由して西丹沢自然教室に下りてこようと時計回りルートを採ることとした。西丹沢自然教室の駐車場はすぐ一杯になるけどこちらは結構空いていると言うのもメリット。トイレもあるし、美味しい水場もあった。
出発して10分程歩道を歩きトンネルをくぐり抜けると大滝橋だ。登山口から未舗装の林道を登って行く。箒杉公園では23℃あって少し心配したが、沢沿いの林道は涼しい。この辺りの大滝沢は滑り台になりそうな滝もあって、結構遊べそうな所だ。林道が右に離れて行く所に数台駐車できるスペースがあり、その先は登山道になる。のっけから結構径幅も狭く、所々に崩壊しかけてより狭くなっている。沢沿いのルートで度々左岸から右岸へ、右岸から左岸へと渡るが、木橋が掛かっており足を濡らすことはない。標識があるマスキ嵐沢の右岸から斜面を登って沢音が遠くなり、10分程斜度の緩い登り道を行くと今度は鬼石沢に突然出合う。一軒屋避難小屋ももうすぐだ。一軒屋避難小屋は小綺麗な小屋で寝室と土間に別れていて、寝室は蚕棚の寝台が2つ、床にも詰めれば10人程度は泊れそうだ。
避難小屋では休憩中のパーティが幾つかあり前後しながら畦ヶ丸を目指すようだ。次のポイントは大滝峠上だが、ステタロー沢に沿って登って行くので未だ未だ涼しい。100m程登ると支尾根に出て勾配が緩やかになり、大滝峠上に達する。大滝峠上から城ヶ尾峠に向かう旧東海自然歩道は廃道のようだが、屏風岩山へ向かう径も余り踏み跡が目立たない。大滝峠上からは稜線を北上して畦ヶ丸を目指す。ミツバツツジが目立ち始め、散った花びらが登山道を飾っていたりした。モロクボ沢ノ頭への径を分ける手前には急勾配を直登する階段がある。これを超えたらすぐに畦ヶ丸避難小屋だ。ここもベンチがあり休憩には適しているが、100m先の山頂を目指す。畦ヶ丸山頂には三角点はあるものの今では樹々が生い茂り、展望は無い。山頂ではちょうど昼時、数パーティが昼食を楽しんでいた。我々も一角で昼食&休憩。Sさんが塩揉みキュウリや甘酒を馳走してくれた。それにしても蝿が多いのには辟易とした。
充分に休息を取って北西方向に進む尾根を下りて行く。ミツバツツジよりもゴヨウツツジが目立つ。時折、モロクボ沢を挟んで向こう側の尾根が樹間から見える。それを北側に辿って行くと加入道山や大室山が高く大きい。善六ノタワの手前にベンチがあり、小休止。善六ノタワまでも急な階段がいくつかあったが、そこから更に西沢に向け急降下していく。本棚の沢音が聞こえだした900m地点にベンチがあり小休止。ここから一層の急降下になり、あっという間に西沢に着いてしまう。本棚出合もすぐ。本棚までは出合から10分程掛かるので今日はパスし、その代わりに下棚を見物していくこととした。下棚出合から3分でもう下棚が豪快な音と共に見えて来る。40mの下棚は流水に洗われて磨かれ、一見登攀不可能に見える。が、良く見ていくと弱点も見えて来る。でも取り付くとなるとハードワークになりそうだ。今日の所は偵察のみ。
沢に出逢った後は緩やかな勾配の登山道を下って行く。巨大な堰堤を4つか5つ超えて行く。そして最後の堰堤を超えると人声と共に西丹沢自然教室から掛かる吊橋が見えてきた。ここから箒杉公園まで1.5km程度、30分程歩くことになるが、ちょうどバス停に停まっていた新松田行きのバスに乗ると5分、150円で楽々到着した。文明の利器は使うもんだ。そして中川温泉「ぶなの湯」で一風呂浴びて汗と疲れを流して帰宅の道に着いた。
展望が無いのは少し残念な所ではあるけど沢沿いのルートが大半で初夏でも涼しく、また美しい新緑も楽しむことができるのがこのルートの好い所だろう。標高差800m、全行程13kmと言うのも丁度好いペースで、僕にとっては格好なリハビリ山行になって好かった。途中の樹林はブナだけでなく紅葉も多かったので秋の紅葉の頃も最高ではないだろうか?その時期にも一度来てみたいと思う。
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