燕岳

2022年07月31日(日) [日帰り]

• GPS: 08:07
• 距離: 11.9km
• 登り: 1,527m
• 下り: 1,546m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:52
• 休憩: 2:13
• 合計: 8:05

4:08 有明山裏参道登山口
4:18 4:19 中房温泉登山口
4:50 4:50 第１ベンチ
5:10 5:16 第２ベンチ
5:44 5:49 第３ベンチ
6:12 6:17 富士見ベンチ
6:37 6:58 合戦小屋
7:14 7:15 合戦山
7:40 7:40 ベンチ
7:48 7:51 燕山荘
8:00 8:01 いるか岩
8:16 8:16 めがね岩
8:22 9:10 燕岳
9:14 9:14 めがね岩
9:29 9:29 いるか岩
9:37 9:54 燕山荘
9:59 9:59 ベンチ
10:15 10:15 合戦山
10:24 10:39 合戦小屋
10:52 10:52 富士見ベンチ
11:08 11:09 第３ベンチ
11:25 11:25 第２ベンチ
11:39 11:40 第１ベンチ
11:57 12:07 中房温泉登山口
12:15 12:15 有明山裏参道登山口
12:15 ゴール地点

天候

晴れ　朝8時辺りから雲が湧き始めていた。
気温　20℃前後　下部は蒸し暑かったが上部は風も出て良い感じ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

第二駐車場を利用。
朝4時着だが全体の8〜9割埋まっていた。

コース状況／危険箇所等

・合戦尾根を燕山荘まで
全コース危険箇所などは無いが、北アルプス三大急登とも言われる合戦尾根はやはり長く急であった。前日の雨で濡れた木の根など滑らないよう気を使った。
第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋と休憩ポイントがあるので休み休み進めば良い。
第三ベンチから合戦小屋間が特に長く感じた。
合戦小屋より上は次第に視界も開け燕山荘が見えてくると気合いも入りそれまでと比べ楽しく歩ける。
中房温泉から燕山荘まで4時間弱かかる。

・燕山荘から燕岳
特に危険箇所無し
眺めの良い道でコマクサが咲き乱れる

その他周辺情報

中房温泉…登山口にある温泉。売店、トイレあり

合戦小屋…中房温泉から2時間ちょっとの位置にある小屋。売店、トイレあり

燕山荘…合戦尾根を登り切った位置にある表銀座の出発地点。売店、トイレあり

檜湯の宿 松伯…安曇野市の旅館。日帰り入浴を利用。大人700円

写真

7/31 4:18

約6年ぶりにやってきた中房温泉。
明日は仕事であまり遅くなりたくないので早めの出発。
4時出発予定だったが少し遅れてしまったか
まだ暗いのでヘッドランプを点けて歩く

7/31 4:44

30分ほど歩いていると空が明るくなり始めた。
日帰りで荷も身軽なのだがいきなり始まった急登に体がついてこず。
昨日の雨の影響か湿度も高くあまり快適でない感じだ

7/31 4:50

第一ベンチ到着。
なるべく急ぎたいのでここはスルー。
少し前に道に落ちていた登山計画書をベンチの上に置いておいた

7/31 4:50

燕山荘までまだ遠い。
コースタイムだと4時間半の道程だ。
暗い樹林の中だと歩いていてあまり面白くないな

7/31 4:59

北アルプス3大急登という割には斜度は大したことないな…などと侮って歩いていたが、実はこれ、非常に長いのだ。
それほど激しい急登ではないがずっとずっと続くうち心身ともにきつくなってくるのが3大急登などと呼ばれる原因なのではないだろうか

7/31 5:08

有明山が日を受けている。
多分登山道は有明山の方がきついだろうな。
前に一度だけ歩いたがとんでもないキツさだった

7/31 5:12

荷揚げのリフト（？）はまだ動いていない。
これは合戦小屋と燕山荘両方に荷を運んでいる筈

7/31 5:14

第二ベンチ到着。
ここまで一時間。
結構疲れたのでちょっとだけ休憩。
まだ燕山荘まで3.8キロか…登山口以降ここまで誰にも会わず

7/31 5:28

大分明るくなったのでヘッデンを仕舞う
暫く斜度の緩い区間が続き（3大急登大したことないな…）とか思ってた。

7/31 5:36

陽が登ってきた。
今日は予報通り天気良さそう

7/31 5:37

青空に気分も明るく楽しい登山…という事は無く(笑)次第に疲労が蓄積していく両脚…

7/31 5:37

周りの山も見えて来た。
なんて山かはわからんが…

7/31 5:38

結構長いですわね…第二ベンチ以降結構急なのに全然第三ベンチ着かなくてキツくなってきた…

7/31 5:39

おぉ！八ヶ岳か？あれ

7/31 5:43

第三ベンチ到着！
少し手前で今日初の登山者が休憩中だった。
休むつもりはなかったのだが丁度後ろから3人組が追い付いてきたのでベンチで休みつつエネルギー補給し追い抜いてもらう。

7/31 5:47

マップを見るにこの先も斜度がキツいぜ…
合戦小屋まではまだ1時間位かかるかな

7/31 5:48

チラチラと覗く景色に力を貰う

7/31 5:51

前回合戦尾根から燕岳を目指した時は雨な上テントを背負っていたので眺めは無いし重いしで、ただただキツいだけでヘロヘロだったものだ。

今日は軽荷だからその時と比べれば楽勝！の筈だったのだがそんな楽でもないなぁ
加齢が原因だろうか…(´;ω;｀)

7/31 6:10

道は湿っているがそれほど歩きにくくは無い。
下りの時は滑りやすいかも？
下山のころには乾いていてほしいな

7/31 6:12

富士見ベンチ。
そういえばこんな場所もあったな。
前に来たのが6年近く前だからこのベンチの存在は忘れていた。

7/31 6:28

遂にお出ましの大天井岳！
6年前は山友maruta27と燕岳からあそこまで縦走した。
お互い何も知らなかったし、初北アルプスでよくやったと思う

7/31 6:30

合戦小屋まであと10分！？やっとか！
長かった〜

合戦小屋手前辺りから下山者とすれ違い始めた。
昨日からの泊り客だろうな

7/31 6:37

合戦小屋到着！ここまで2時間20分もかかってしまった。
かなり疲れてるのでちょっと休憩しよう。
トイレにもいきたかったし丁度良い。
小屋はまだ開いていない様だ。

7/31 6:37

燕山荘まで1時間半か…

7/31 7:04

休憩を終え出発。
合戦小屋以降は木々も背が低くなり眺めも良くなる。
これは常念山脈の眺め

7/31 7:06

富士山！いや〜俄然盛り上がってくるなぁ
小屋で休憩して元気も出たし、眺めも良くなってテンションも上昇。
歩き始めて3時間近くなって漸く楽しくなってきたw

7/31 7:07

槍ヶ岳！
槍の穂先がこんなにくっきり見えるなんて！

7/31 7:09

八ヶ岳と南アルプスに挟まれた富士山！

7/31 7:10

常念岳はどれかな？

7/31 7:14

合戦山到着
前に来た時は雨が上がったばかりでどんより曇り空だったが今日は快晴だ。
雷鳥は…の看板も健在

7/31 7:14

前回はかなりヘロヘロだったのだが、この場所で槍の穂先が見えて力が沸いてきたんだよな
いや〜懐かしいわ

7/31 7:14

とにかく眺めが良いし開放感がある。
今までと大違いだ

7/31 7:14

東沢岳とかそっちの方

7/31 7:17

燕岳も見えてるね
山頂着く前に曇りだしたりしないでくれよ〜
（先週は山頂着いたとたんガスった）

7/31 7:18

快晴〜！！

7/31 7:19

日差しを遮る木が無くなってきたが、標高高いせいかそんなに暑く感じないな

7/31 7:22

有明山だ。
ふもとから見ると富士山みたいに見えるという…

7/31 7:26

朝7時半前なのに、早くも槍ヶ岳の周囲に不穏な雲の流れが…

7/31 7:28

燕山荘見えて来た〜

7/31 7:32

あれ燕岳で良いのかな？

7/31 7:34

唯一の鎖場

7/31 7:36

石楠花咲いてた

7/31 7:40

燕山荘ってピークの上にあるんだな。
その名も燕山荘山…なんちゃって

7/31 7:41

なんか雲沸いてきてるな…

7/31 7:42

合戦小屋から燕山荘までの間は結構登山者とすれ違った。
特に合戦山以降は団体さんの下山者が複数組いた

7/31 7:45

ハクサンフウロ？
花は詳しくないので…

7/31 7:47

抜群の眺望だな

7/31 7:47

あと一息！

7/31 7:49

燕山荘、着いた〜
タイム4時間切れたな

7/31 7:49

北アルプスの大絶景！
しかし槍の向こうは雲被ってるぜ…

7/31 7:50

燕岳も久しぶり！
相変わらず格好良い山だな

7/31 7:50

まだ8時前なのでそれほど混雑していない燕山荘。
澄んだ空気も気持ち良い

7/31 7:51

山荘の裏手からは富士山の眺め

7/31 7:51

何故急いでいるかというと、午後から天気が崩れる予報だからなのね。
昨日は昼頃から豪雨だったらしい。
夏のアルプスは午後天気が崩れるのが常識、ならば天気が崩れる前に降りてしまえば…と早朝スタートしたのだ。

7/31 7:51

また大天井行ってみたいなぁ

7/31 7:51

大迫力の槍ヶ岳、富士山の眺め。
この二点でもう今日は満足している自分だった。

7/31 7:51

さて、燕岳に登りに行きますか

7/31 7:57

繋黒岳迄の道にはコマクサが生えまくってた

7/31 7:57

燕山荘からは結構近い燕岳。
前回はヘロヘロでよろよろしながら山頂へ向かったものだが、さすがに今日は余裕あるぞ

7/31 8:00

あれ？槍の穂先が見えなくなってるぞ…まだ8時なのに〜

7/31 8:00

燕山荘に泊まったことないんだよな
（前回はテン泊で大天井の方に張ったので）

7/31 8:01

お、イルカ岩ちゃんおひさしぶり

7/31 8:04

燕山荘

7/31 8:04

さっきから大天井岳も雲に隠れたり出たりしている。
全体的に雲増えて来たな…急がないと

7/31 8:04

裏銀座、水晶、鷲羽など自分には未知のエリアが見える

7/31 8:05

パッと見道が見えないんだよね、燕岳って

7/31 8:07

岩の隙間に

7/31 8:12

穏やかな山容だ

7/31 8:15

北アルプスの女王って誰が言い始めたんだ？？

7/31 8:17

コマクサ群

7/31 8:18

雲沸いてきてるなぁ

7/31 8:19

当初の計画では北燕岳まで行く予定だったけど、意外に疲労がキツく、午後の天気の崩れも心配なのでやめておこうかな

7/31 8:19

山頂へはこちらの階段を行く

7/31 8:21

奥が山頂か？

7/31 8:23

燕岳山頂到着

7/31 8:23

いや〜
全然覚えて無かったけどこんな感じだったんだな

いつの間にか上空に分厚い雲が来てる…

7/31 8:25

あの奥の山は烏帽子岳？

7/31 8:25

あっちは何だろう
あちらはまだ天気良さそうだな

7/31 8:25

色鮮やかでまるで絵画みたいだ
メチャクチャ眺め良いなあ

7/31 8:36

奥の三角の山が針ノ木岳？
その向かいにあるのが立山の山々かな

7/31 9:07

結構疲労してたので山頂直下で15分ほど仮眠した後、おにぎりを齧るなどしていたら50分も経っていた。
そろそろ下山するかな…

7/31 9:08

雲がどんどん湧いてくる

7/31 9:09

大天井岳も槍ヶ岳も雲に隠れてしまったか。
下から雲上がって来てるな

7/31 9:11

裏銀座へもまた行きたいが、いつになる事か…
昨年夏は笠ヶ岳、双六岳、槍ヶ岳（地震で撤退）に行った。
今年はお盆に槍ヶ岳にリベンジしたい

7/31 9:11

表銀座の稜線良いなあ
まだ9時なのにもう下山するの勿体無い気もする

7/31 9:13

前に来た時こんな咲いていたっけ？ってくらい満開だ

7/31 9:14

メガネ岩

7/31 9:14

こりゃ本格的に天気崩れるかな？

7/31 9:14

眺望はさっぱりになってしまった

7/31 9:15

まあ雨予報は15時だからまだ大丈夫だろう

7/31 9:15

ゆったりしてて歩きやすい道だな

7/31 9:15

人が植えたんじゃ無いか？このコマクサw

7/31 9:17

槍ヶ岳はもう見えないかな

7/31 9:17

この景色見れただけでも来た甲斐がある

7/31 9:24

雲は流れてて燕岳が隠れてしまう事は無かった

7/31 9:28

イルカ岩のコマクサ畑w

7/31 9:29

燕山荘まで意外に距離あるよな

7/31 9:35

ちょっとトイレ借りてこう。
実は結構前から漏れそうなので…

7/31 9:51

さらば槍ヶ岳

7/31 9:51

燕岳もサヨナラ

7/31 9:53

下山開始。
ヤバげな雲に突入だ

7/31 9:58

下山では数えきれないくらい沢山の登山者とすれ違った。
流石人気の山だな。みんな日帰りじゃ無さそうで羨ましい

7/31 10:15

合戦山からも槍ヶ岳は見えなくなっていた

7/31 10:23

下りは早いな。
30分かからず合戦小屋へ着いた

7/31 10:26

遂に有名なスイカを食える日が…

暑い日に食うスイカは美味！

7/31 10:36

混み合う合戦小屋
スイカの幟があった

7/31 10:39

朝は動いていなかったリフトも稼働中。
どんどん荷上げしてた

7/31 10:44

さて、再び下山開始。
合戦尾根は長いが降りなのでそんなにかからないはず

7/31 10:46

直進するなとあるが、そんな奴いるのか？

7/31 10:57

登りで力尽き休憩した丸太

7/31 11:07

標高下げたら晴れて来たな。
雲の下に抜けたか

7/31 11:07

中房温泉見えた

7/31 11:19

下山はかなり調子良くて気持ちも余裕持って歩けた

7/31 11:25

第二ベンチ。
ここまで結構混んでいて調子の良い自分はかなり追い抜いて来た

7/31 11:31

下山者多数で前が詰まり始める

7/31 11:39

第一ベンチ到着。
休憩中の登山者多数

7/31 11:39

行きに置いた登山計画書がまだ置いてあった

7/31 11:42

後は少し急だがゴールは近い筈

7/31 11:49

中房温泉の屋根だ

7/31 11:56

ふう、やっとゴールか。
12時前に下山出来たな

7/31 11:59

中房温泉の売店で下山ソフトクリーム！
うまー

7/31 12:07

朝四時過ぎに登山開始したから8時間くらいか。
休憩し過ぎたかね

7/31 12:13

第二駐車場で車回収

7/31 13:34

有明荘がスタッフに新型コロナ陽性が出て臨時休業！
仕方なく麓で温泉を探したら、中々良い感じの場所を見つけた

7/31 13:06

良いお湯でした。

7/31 13:48

昼飯に蕎麦食って、神奈川まで帰宅
中央道大渋滞で＋2時間もかかりひたすら疲れた

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル

感想

kukaminn

初めて北アルプスでテン泊縦走した思い出の山、燕岳。

2016年にmaruta27と大天井岳まで縦走したそれは、雨でスマホが水没、極寒ヘロヘロで大天井岳に辿り着いたら強風吹き荒れる稜線のテン場が待っているなどイベント盛り沢山だった。
何より10月の北アはシーズン外と知らず（なんか思ってたよりテン場空いてるなぁ…）とか思ってた。
北アルプスを何も知らなかった二人。

それ以来燕岳には登って無かったが（maruta27は何度も登ってるが）、予報はイマイチな天気の土日、お盆槍ヶ岳チャレンジに向け高峰に身体を慣らしておきたかったので何とか晴れそうな山を探した。
一応燕岳は午前晴れ予報。
maruta27は土日とも予定が合わないとの事だったが、家に泊めてくれるというので日曜日早朝より日帰りピストン燕岳を決行と相なった。

かつての初心者な自分と違い、今なら楽勝の筈…と余裕こいてた面は確かにあった。
でもやはり北ア三大急登たる合戦尾根はキツかった…（主に精神面で）

暗いうちから登る関係で、眺めの無い暗い急登をただただ登り続けるのは苦痛だった。
合戦小屋より上は日も出て来て視界も開ける、気温も快適になりウキウキ気分だったが、そこまでが長過ぎるな。（合戦小屋まで2時間20分だが、実時間以上に長く感じた）

燕山荘から先はまさに天国！
北アの空気を目一杯堪能。
しかし午後からの雨予報に備えて早めの下山予定だった為、朝10時には下山を開始した。

勿体無い…なんて勿体無い行程か。
折角北アルプスの稜線に上がったのになぁ
やっぱり北アルプス来るならテン泊縦走だな。

久々の燕岳はかなり満足出来たし、燕山荘から見えた槍ヶ岳にはお盆に挑む力をもらえた。

夏の間にあと何回高峰登れるかな？
快晴の燕岳を見て気合いが入った！