今年最初の沢登り水無川本谷 核心部は巻き道か


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 927m
- 下り
- 918m
コースタイム
天候 | 晴れ 下界は30℃近い暑さ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今冬、雪の多かったせいか、谷が荒れている感じが強い。また、あちこちで鹿の骨を見かけた。滝自体は以前と変わりはないと思うが、巻き道の崩落が大きく危険と思われる箇所がいくつかあった。 表尾根は塔ノ岳〜木ノ又大日間のやせ尾根が崩れており、その脇に立派な迂回路が作られていた。 山ヒルはいたが被害は無し。 |
写真
感想
昨年10月に登って以来の沢。今回同行者は会社の同僚YKさん、KJさん。普段は会社で勤務後、月2回くらいボルダリングジムへ行く同好の志?で、「一度沢へ行きましょう」ということで3人での沢登りとなった。
さて、今年の冬は異常なくらい大雪が降り、丹沢でも先週くらいまでまだ沢筋に雪が残っている、といった情報もあったり、少し心配したが、さすがに南面の沢だから大丈夫だろう、ということで決行しました。
幸い今日は晴れで気温も高くなる予報。絶好の沢日和になりそうですが、もうひとつ心配が。そう、ヒルです。皆さんのレコでもヒル発生がぼつぼつレポートされていたので、忌避剤をたっぷり沢靴にかけて出発。でも気にしているのは私だけで、ほかの2人はあまり気にならない様子。
昨年10月に来たときはもう寒いくらいの時期だったので、登山靴で登りましたが、さすがに滝を登るとき苦労しましたが、今回は沢靴なのでどこでもOK。やっぱり沢は沢靴です。YKさんは私と同じフェルト靴ですが、KJさんは自作のわらじ。なんでも山岳部の伝統とのことですが、見事な出来栄え。自然と頭が下がります。。。。
沢は全体に荒れた感じで、倒木も多く、これも大雪の影響でしょうか。それとあちこちで鹿の白骨死体を見かけました。これもレコでたびたび触れられていましたが、鹿も大雪には勝てなかったのでしょう。
F4(ほぼ崩壊)までは快調に進みましたがF5で巻き道を登るとき浮いた岩に手をかけてしまい、それがすっぽ抜けて自分の脚を直撃。幸い大事には至りませんでしたが、本人より同行メンバーがショックを受けた模様で、そのあと現れる巻き道でも落石の恐怖がなかなか消えませんでした。さらに心配ごとが当たり、やっぱりいました、ヒルです。しかも忌避剤をたっぷりつけたにもかかわらず、自分の靴に着いているではありませんか。しかも3cmはありそうな大型。さっそく落として忌避剤をかけて退治しました。思えば忌避剤も水の中を歩いているうち流れてしまい、効果が薄れるのでしょう。また、今回靴には着いたもののそれ以上入ってこれなかったのも忌避剤のお蔭かも。その後KJさんの靴下にも1匹ついているのを発見。幸い二人とも吸血されることはありませんでした。
F8の巻き道はやはり昨年10月来た時と同様、フィックスロープにすがって登りますが、特に2番目の崩壊地点を渡るところはフィックスロープがないと通行できないのではと思われます。今後崩壊が進むと本当に通れなくなってしまうのでは、と思いました。
ようやく源頭にたどり着き、一息入れたのち塔ノ岳を目指します。ガレ場を少し登り半ば強引に左の尾根に取りつくと、明瞭な踏み跡があり一登りで塔ノ岳直下の登山道に飛び出します。
塔ノ岳は相変わらず大勢の登山者でにぎわっています。一応バリエーションルートから登ると何となく誇らしいような、気恥ずかしいような気分になります。それより今日は気温が高かったから、尾根歩きはさぞかし暑かったろうなあ。山頂で大休止ののち戸沢目指して下ります。いろいろありましたが沢はやっぱり楽しいし、これから暑い季節は尾根より沢へ行くでしょうね。今度は小川谷廊下かな。
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