また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 4588147
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

試練と憧れ 早月尾根 1day

2022年08月12日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
11:48
距離
15.8km
登り
2,354m
下り
2,345m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:31
休憩
1:14
合計
11:45
1:46
44
2:30
2:30
74
4:44
4:44
49
5:33
5:50
69
6:59
6:59
49
7:48
7:54
34
8:28
8:39
3
8:42
8:58
3
9:01
9:14
16
9:30
9:30
39
10:09
10:09
41
10:50
11:01
36
11:37
11:37
36
12:13
12:13
45
12:58
12:58
30
13:28
13:28
3
13:31
ゴール地点
天候 基本は晴れだけど山頂部は暴風雨
気温:スタート 24℃ (少しムシムシ)
   -> 小屋 16℃ (肌寒い)
   -> 山頂 11℃ (レイン無かったら死んでた)
   -> ゴール 27℃ (アヂ)
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
その他周辺情報 電波状況:au 94% / softbank 79%
https://chizroid.info/denpa/ex/map?tid=acLYtAUNBF
バッジは早月小屋にて購入。
やってきました富山県!まず立ち寄ったのはTJARスタートの早月川河口。
2022年08月11日 16:11撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
5
8/11 16:11
やってきました富山県!まず立ち寄ったのはTJARスタートの早月川河口。
ここからあそこまで登るんだね〜、と選手たちに思いをはせる。
2022年08月11日 16:12撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
6
8/11 16:12
ここからあそこまで登るんだね〜、と選手たちに思いをはせる。
看板もありました。
2022年08月11日 16:19撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
2
8/11 16:19
看板もありました。
続いてやってきたのはファミリーマート上市中央店。何、ここを知らぬと?そりゃモグリやね。
2022年08月11日 16:56撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/11 16:56
続いてやってきたのはファミリーマート上市中央店。何、ここを知らぬと?そりゃモグリやね。
「試練と憧れ」の文字が入ったTシャツはここでしか手に入らないレアアイテムです。
2022年08月11日 16:56撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8
8/11 16:56
「試練と憧れ」の文字が入ったTシャツはここでしか手に入らないレアアイテムです。
馬場島に向かう途中の橋のたもとから。
2022年08月11日 18:01撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
5
8/11 18:01
馬場島に向かう途中の橋のたもとから。
尾根というより「壁」だね、こりゃ、、。(汗)
2022年08月11日 18:01撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
11
8/11 18:01
尾根というより「壁」だね、こりゃ、、。(汗)
石碑も事前チェック。
2022年08月11日 18:15撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
1
8/11 18:15
石碑も事前チェック。
仰る通り。異論なし。
2022年08月11日 18:15撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
7
8/11 18:15
仰る通り。異論なし。
登山口も視察すると、、、うげ、いきなり急登じゃん。当たり前だけど、、。
2022年08月11日 18:16撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
3
8/11 18:16
登山口も視察すると、、、うげ、いきなり急登じゃん。当たり前だけど、、。
ヒー、寝れるかな、、。
2022年08月11日 18:17撮影 by  Canon EOS 8000D, Canon
3
8/11 18:17
ヒー、寝れるかな、、。
と、意外に熟睡もしたので、満を持してスタート。
2022年08月12日 01:40撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 1:40
と、意外に熟睡もしたので、満を持してスタート。
石碑さん、行ってきますよ。
2022年08月12日 01:53撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 1:53
石碑さん、行ってきますよ。
まあこんなのが延々と続きます。
2022年08月12日 01:56撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 1:56
まあこんなのが延々と続きます。
皆さんのレコでも、この序盤の馬場島〜早月小屋までの情報が少ないような気がしてましたが、
2022年08月12日 02:53撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 2:53
皆さんのレコでも、この序盤の馬場島〜早月小屋までの情報が少ないような気がしてましたが、
大体通るのが夜中だし、どこ撮っても同じような景色なので写真が少なかった、ということが分かりました、、。
2022年08月12日 03:52撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 3:52
大体通るのが夜中だし、どこ撮っても同じような景色なので写真が少なかった、ということが分かりました、、。
200mおきにある看板。
2022年08月12日 04:17撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 4:17
200mおきにある看板。
小窓尾根。
2022年08月12日 04:38撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 4:38
小窓尾根。
2022年08月12日 04:58撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 4:58
2022年08月12日 05:01撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 5:01
えぐれているところもしっかり整備されて体力温存できます。
2022年08月12日 05:05撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 5:05
えぐれているところもしっかり整備されて体力温存できます。
こういう細かなステップも多数。
2022年08月12日 05:16撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 5:16
こういう細かなステップも多数。
小屋が近づくと梯子も出てくる。これもあるだけ大変ありがたい。体力消費が全く変わってくる。
2022年08月12日 05:18撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 5:18
小屋が近づくと梯子も出てくる。これもあるだけ大変ありがたい。体力消費が全く変わってくる。
で、
2022年08月12日 05:29撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 5:29
で、
小屋に着きました。もちろん疲れたけど、そこそこ順調だったと言っていいのかな。
2022年08月12日 05:32撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 5:32
小屋に着きました。もちろん疲れたけど、そこそこ順調だったと言っていいのかな。
ここでハーネス装備します。自分には必須アイテム。
2022年08月12日 05:49撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 5:49
ここでハーネス装備します。自分には必須アイテム。
テン泊の方も多かったですね。
2022年08月12日 05:51撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 5:51
テン泊の方も多かったですね。
さらに上へ。しばらくはこんな感じの道なのでまだストックはしまわないほうが良い。
2022年08月12日 05:52撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 5:52
さらに上へ。しばらくはこんな感じの道なのでまだストックはしまわないほうが良い。
2022年08月12日 06:03撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 6:03
2022年08月12日 06:20撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
1
8/12 6:20
2022年08月12日 06:22撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
1
8/12 6:22
山頂部も見えだして「いよいよ」という感じ。
2022年08月12日 06:32撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 6:32
山頂部も見えだして「いよいよ」という感じ。
2022年08月12日 06:37撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 6:37
よくレコで見かける最初の岩場が出てきました。
2022年08月12日 06:42撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 6:42
よくレコで見かける最初の岩場が出てきました。
隙間に足を掛ければヒョイと登れるので全然難しくは無い。
2022年08月12日 06:44撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 6:44
隙間に足を掛ければヒョイと登れるので全然難しくは無い。
これも良く見るやつ。ステップが無いと危険なんでしょうね。自分には大変ありがたい。
2022年08月12日 06:46撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 6:46
これも良く見るやつ。ステップが無いと危険なんでしょうね。自分には大変ありがたい。
ついでにカラビナのテスト。鎖が太めなので心配だったけど無事使えました。良かった。山頂まで4回くらい使ったかな。
2022年08月12日 06:47撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
6
8/12 6:47
ついでにカラビナのテスト。鎖が太めなので心配だったけど無事使えました。良かった。山頂まで4回くらい使ったかな。
振り返ると小屋があんなにちっこく。
2022年08月12日 06:57撮影 by  DSC-WX7 , SONY
3
8/12 6:57
振り返ると小屋があんなにちっこく。
雪渓はもうこんな感じ。無問題。
2022年08月12日 07:01撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 7:01
雪渓はもうこんな感じ。無問題。
2022年08月12日 07:05撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 7:05
「アルプス〜」という感じ。
2022年08月12日 07:09撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 7:09
「アルプス〜」という感じ。
2022年08月12日 07:37撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 7:37
時たま、すぐ横がこのように切れ落ちてることもある。
2022年08月12日 07:38撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 7:38
時たま、すぐ横がこのように切れ落ちてることもある。
マーキングもしっかりされてます。ありがたいです。
2022年08月12日 07:41撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 7:41
マーキングもしっかりされてます。ありがたいです。
いよいよ核心部の始まり。
2022年08月12日 07:48撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 7:48
いよいよ核心部の始まり。
ク、空気が、、、薄い、、、。
2022年08月12日 07:48撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 7:48
ク、空気が、、、薄い、、、。
足の体力は残ってるのに肺がついてこない。「ハァハァ」で何度も立ち止まる。
2022年08月12日 07:52撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
6
8/12 7:52
足の体力は残ってるのに肺がついてこない。「ハァハァ」で何度も立ち止まる。
やっぱ3000mは違うわ。経験の無さを実感。
2022年08月12日 08:02撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 8:02
やっぱ3000mは違うわ。経験の無さを実感。
山頂部、かすかに。
2022年08月12日 08:04撮影 by  DSC-WX7 , SONY
8/12 8:04
山頂部、かすかに。
このように足元は結構広い鎖場が多いのでそこまで恐怖は感じません。
2022年08月12日 08:12撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
6
8/12 8:12
このように足元は結構広い鎖場が多いのでそこまで恐怖は感じません。
でも念には念を入れる。
2022年08月12日 08:13撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 8:13
でも念には念を入れる。
カニのハサミ通過中。
2022年08月12日 08:16撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 8:16
カニのハサミ通過中。
最後の1歩が足元狭くて危険。でもボルトがあるので大丈夫。
2022年08月12日 08:18撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
6
8/12 8:18
最後の1歩が足元狭くて危険。でもボルトがあるので大丈夫。
渡り終えてから。このように少し下る感じです。足元は最初は広いけど徐々に狭くなって最後はボルト1本。
2022年08月12日 08:18撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
7
8/12 8:18
渡り終えてから。このように少し下る感じです。足元は最初は広いけど徐々に狭くなって最後はボルト1本。
2022年08月12日 08:20撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 8:20
2022年08月12日 08:22撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 8:22
垂直な登りも増えてきます。
2022年08月12日 08:23撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 8:23
垂直な登りも増えてきます。
特別難易度が高いところも無かった気がするなぁ。
2022年08月12日 08:26撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
6
8/12 8:26
特別難易度が高いところも無かった気がするなぁ。
2022年08月12日 08:27撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 8:27
2022年08月12日 08:28撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 8:28
2022年08月12日 08:31撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 8:31
ついに分岐が見えた!
2022年08月12日 08:32撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 8:32
ついに分岐が見えた!
この標識、かなり手前からも視認できます。
2022年08月12日 08:34撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 8:34
この標識、かなり手前からも視認できます。
別山尾根と合流すると人が急に増える。1:9 くらいか。
2022年08月12日 08:34撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 8:34
別山尾根と合流すると人が急に増える。1:9 くらいか。
しかしあっちはとんでもないところ歩いてますね。これを見たとき「早月でよかった」と素直に思った。
2022年08月12日 08:35撮影 by  DSC-WX7 , SONY
7
8/12 8:35
しかしあっちはとんでもないところ歩いてますね。これを見たとき「早月でよかった」と素直に思った。
というわけで、いよいよ、、、
2022年08月12日 08:38撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 8:38
というわけで、いよいよ、、、
記念すべき初登頂。もちろんファミマのTシャツで記念写真!
2022年08月12日 08:46撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
22
8/12 8:46
記念すべき初登頂。もちろんファミマのTシャツで記念写真!
「点の記」でもおなじみの三角点。設置100年を記念して四等から三等に格上げになったそうな。
2022年08月12日 08:43撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8
8/12 8:43
「点の記」でもおなじみの三角点。設置100年を記念して四等から三等に格上げになったそうな。
実は暴風雨でめっちゃ寒い!レイン置いてこなくて良かった。死ぬところだった。
2022年08月12日 08:56撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
5
8/12 8:56
実は暴風雨でめっちゃ寒い!レイン置いてこなくて良かった。死ぬところだった。
喧騒を後に、早月に戻ります。
2022年08月12日 09:02撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 9:02
喧騒を後に、早月に戻ります。
2022年08月12日 09:06撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 9:06
しばらくこのトレランさんの2人の後ろをついて行った。
2022年08月12日 09:16撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 9:16
しばらくこのトレランさんの2人の後ろをついて行った。
再びカニのハサミ。
2022年08月12日 09:18撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
6
8/12 9:18
再びカニのハサミ。
はい、このボルトです。無いときは大変だっただろうな。
2022年08月12日 09:18撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8
8/12 9:18
はい、このボルトです。無いときは大変だっただろうな。
あちらさんがスイスイと降りていくので自分もつられてスイスイと、、、気付けば鎖場終わってました。(笑)
2022年08月12日 09:20撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 9:20
あちらさんがスイスイと降りていくので自分もつられてスイスイと、、、気付けば鎖場終わってました。(笑)
2022年08月12日 09:22撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 9:22
2022年08月12日 09:24撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 9:24
2022年08月12日 09:25撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 9:25
あとは下るのみ!
2022年08月12日 09:26撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
6
8/12 9:26
あとは下るのみ!
2022年08月12日 09:29撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 9:29
小屋が近づくと気温も急上昇。皆さん途中で上着脱がれてましたね。
2022年08月12日 10:34撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 10:34
小屋が近づくと気温も急上昇。皆さん途中で上着脱がれてましたね。
命の小屋にとうちゃく。ホンットにこの小屋の存在は大きい。
2022年08月12日 10:50撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
9
8/12 10:50
命の小屋にとうちゃく。ホンットにこの小屋の存在は大きい。
大休憩後、再び下山開始。
2022年08月12日 11:11撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 11:11
大休憩後、再び下山開始。
まだまだゴールは米粒程度のミクロの世界。
2022年08月12日 11:09撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 11:09
まだまだゴールは米粒程度のミクロの世界。
残りは1400m、飯豊と同じと考えればイメージも沸きやすかった。
2022年08月12日 11:38撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
3
8/12 11:38
残りは1400m、飯豊と同じと考えればイメージも沸きやすかった。
2022年08月12日 11:49撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
1
8/12 11:49
2022年08月12日 11:56撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 11:56
比較的歩きやすい道が続きます。
2022年08月12日 12:27撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
1
8/12 12:27
比較的歩きやすい道が続きます。
と言っても、長いのは間違いなく長い。
2022年08月12日 12:37撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 12:37
と言っても、長いのは間違いなく長い。
事故も多いらしいので気をつけて。
2022年08月12日 12:43撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
2
8/12 12:43
事故も多いらしいので気をつけて。
2022年08月12日 12:53撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
8/12 12:53
2022年08月12日 13:20撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
1
8/12 13:20
ついにミッションコンプリート。
2022年08月12日 13:22撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
4
8/12 13:22
ついにミッションコンプリート。
試練と憧れ、手に入れました!
2022年08月12日 13:24撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
12
8/12 13:24
試練と憧れ、手に入れました!
ありがとう!
2022年08月12日 13:31撮影 by  NIKON 1 V3, NIKON CORPORATION
9
8/12 13:31
ありがとう!

感想

「登山始めて約10年、山行日数も300を超えた。
 そろそろあの山登ってもいいかな、、、剱岳。」

と、今年5月に思い立ってから約3か月間進めてきた剱岳登頂プロジェクト。とにかくガイドブックを読みまくって、自分は絶対行かないであろう雲切新道や下ノ廊下のことまで調べたり、富山ソフトセンターの動画を擦り切れるほど見たり、こんな本まで買って読んだりした。
「剱人 剱に魅せられた男たち」https://www.yamakei.co.jp/products/2820048880.html

そしてお盆休みを迎え、ついにその時がやって来た。まず早月尾根を日帰りし、2日後に今度は剱沢から別山尾根を登る2泊3日、という「剱岳どっちも満喫プロジェクト」を計画していたが、直前になって予約していた剱沢小屋がコロナ休業でキャンセルとなってしまい、今回は早月尾根オンリーとなってしまったのは残念。(カニのハサミの直前にいる時に小屋から電話があってビックリした!)

ただもちろんその早月尾根も簡単に登れるわけではなく、事前からしっかりと計画と準備を進めてきたつもりではあるので、それと合わせて今回自分が感じたことを少しばかり書かせて頂きます。たった一度登っただけで甚だ僭越ではありますが、もし何かのご参考にして頂ければ幸いです。

■気温
これは完全に見誤った。
前日の富山市の最高気温が37.7℃で全国3位、当日も34℃の予報だったので「これは間違いなく暑さとの戦いになるな」と思ったけど、実際に少し暑さを感じたのはスタート直後だけで1400m付近からはウィンドブレーカーを羽織り、2400m付近からは天候の悪化もあってシェルジャケットを着こむ状態となりました。さらに雨も降りだし、山頂では気温11℃での暴風雨。体感では1桁だったでしょう。

実は出発前、軽量化のため一瞬「レインは置いて行こうか」とも思ったくらいだったけどホント置いて行かなくて良かった。もし無かったら真剣にヤバイ状態だったかもしれない。自分は普段、東北でせいぜい2000m級の山しか登ってないので、3000m級の経験の無さがモロに出てしまった形でした。

■空気の薄さ
これも経験の無さですが、あんなに空気が薄いとは。2600m辺りから確実に空気の薄さを感じるようになり、体力よりも「ハァハァ」で立ち止まってばかりになってしまった。また下山後しばらく頭痛もしてたので軽い高山病だったのかもしれない。

■鎖場
よく「早月尾根の鎖場は別山尾根より簡単」と言われるけど、実際そんな感じはした。手を離すと奈落の底に落ちていきそうな箇所は唯一、カニのハサミの最後の1歩だけで、そこもボルトが刺してあるのでそこに足を置けばしっかり足場は確保できるので、そこまで恐怖心は感じない。それ以外の鎖場も写真で見るよりは足元がしっかりしている場所ばかり。そうは言っても垂直な登りもあったりするので絶対に安全とは言い切れないけど。

■ペース
日帰り族の方々は、いやぁホント、超健脚な方々ばかりでした。ビックリするくらい。今日ばかりは自分もめちゃくちゃ皆さんに抜かされました。日帰り族の中では自分はかなり遅かった方。恐らく偏差値40くらいか?(笑) ただ、テン泊、小屋泊の方々もそれ相応(半分くらい)いたので、その方々よりは少し速かったような気もします。

■体力
これは正直予想外でしたが、下り終わった後、意外と体力残ってました。もっとフラフラのボロボロになるかと思ってたけど。これは恐らく、早月尾根の「歩きやすさ」によるのかなと。小屋までは急登ではあるけどほぼ一定斜度だし、よじ登ったり段差が大きいところもないし、随所にステップ、梯子、ロープ、鎖などもしっかり整備されているので、実は標高差ほど体力は消耗しないです。また帰りもとにかく一定斜度の下りなのであまり体力を使わずに降りることが出来る。ここは意外でした。

■コース分割イメージ
何と言っても標高差2200mを一気に登って一気に下るなんて今まで経験したことも無いので一体どうなるか想像もつかなかったんだけど、早月小屋を境に上と下で分けて考えるとイメージ付きやすいような気がしました。馬場島〜小屋までは標高差1400m、これは飯豊の丸森尾根とほぼ同じなので、それと同じと考えれば自分としては分かりやすい。それが無いと「いつまで経っても終わらねー!」ってなってたかも。じゃ、小屋より上の部分はどうイメージすれば良いか、、、頑張るしかないね。(笑)

■ストックしまうタイミング、ヘルメットかぶるタイミング
小屋を過ぎてもしばらくは樹林帯なので、ストック派の方はもう少し持ってた方が良いでしょう。2400m付近の最初の垂直な鎖場が出てくる前でしまうのが良いと思う。ヘルメットは小屋でかぶってしまった方が良い。途中であまりワタワタしないほうが。

■ハーネス
ハーネスしてた人は10人に1人くらい。しかも別山尾根からの人ばかりで早月尾根では一人も見かけなかった。ネットでは「過剰装備だった」と言ってる人もいた。恐らくハーネスが無くても99.9%は大丈夫なんだと思う。残りの0.1%をどう考えるか。多いと見るか少ないと見るか。

ただ、確実に言えるのは「安心感」が全然違います。自分はこれがあるだけですごく安心するし、落ち着いて鎖場にも取り組めたと思う。

ここで難しいのは「着ければ良い」というものでもなく、慣れてないとスリングが絡まったり、カラビナ移動や掛け替えで片手が不自由になって逆にバランス崩しやすくなったりすることもあるので、事前の「慣れ」は絶対に必要です。

自分は「剱岳のため」に5年前くらいにハーネス買ったし、そのために今まで何度も鎖場がありそうな山へ行くときには装備して使うようにしていたので、本番で「装着しない」という選択肢は自分の中にはあり得なかったわけですが、もしもう一度自分が剱岳に登ることがあったとしても、間違いなく装備していくことと思います。

■ヘルメット
さすがに装着率は100%。Black Diamond ハーフドーム率が異様に高かった。(笑)

■靴
履き慣れたトレランシューズで自分は全く無問題。

■睡眠
実はこれが一番大事だと思っている。今回は計画的な睡眠で寝不足にならずに決行できたからこそ無事に降りて来られたような気がしてます。

■駐車場
馬場島荘300m手前に3段になってる大駐車場を利用した。正直ガラガラ。満車になる気配は感じられなかった。馬場島荘目の前にも「公共駐車場」と書いてあるPがあって誰でも利用できそうな雰囲気ではあったけど施設利用者以外が使うのも申し訳ないのでやめておいた。こちらは満車。さらに上、登山口目の前にも路駐車が多数あったけど(ストリートビューで見られます)、今から早月尾根登ろうとしているのに、このたった数100mを面倒と、、、(略)。

■「試練と憧れ」の石碑
こちらもストリートビューの〇で見られるので事前に位置を確認しておくといいです。馬場島荘の近くではなく、ホントに登山口の辺り。

■Tシャツ
「ファミリーマート上市中央店」はコンビニながら剱岳オリジナルグッズを多数販売しているという何ともワンダフルな場所。また「試練と憧れ」の文字が入ったTシャツはここだけですので是非お立ち寄りを。
https://www.facebook.com/namiko.kuga30082/posts/4551995721529994/
https://yamap.com/activities/12482523
あ、もちろん早月小屋にもオリジナルTシャツあります。

体力だけでなく、登山としての総合力が求められる早月尾根。
是非「試練と憧れ」をその手に。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:970人

コメント

へろぞうさん、こんにちは。
意表を突くレコに心臓が止まりそうです(笑)
年齢は存じ上げていませんでしたが、山頂での後ろ姿から想像すると現役バリバリなんですね。
それにしても日帰りとは凄い体力です。しかも同時に別山尾根も考えていたとは…。
やはりヘロヘロのへろぞうさんでは相応しくないので、ガンガン「いくぞうさん」に変えましょう

余談ですが、以前、別山尾根のカニのヨコバイでガイド率いる団体さんが一人一人カラビナ架け替えながら、物凄い渋滞を引き起こしていてブーイング、しびれを切らした先行者が下山ルートを登って行くという出来事がありました。今は、慣れないとカラビナの架け替えに気を取られ、かえって危険だということで用意させないガイドが増えたそうです。
2022/8/17 13:18
またや〜ん、ども。コメント大変ありがとうございます。何とか無事、今年最大の目標をクリアしてきたよぉ〜。

正直、体力的には「自分史上最強」に疲れたわけではなかったでした。20数km、2000m くらいを普段から普通に歩いている人であれば問題なく行けるんじゃないかと。一部のエキスパートの話ではなく、自分みたいな一般人でもギリギリ届くか届かないか、というのがこの「試練と憧れ」なんでしょうね。

カラビナの件、なるほど、そういう話もあるんですね。確かにいきなり本番はむしろ危険だと私も思います (特に架け替え部分)。

#初老はとっくに過ぎ、そろそろ天命を知らなければならない年齢でございます、、。
2022/8/17 15:10
herozoさん、早月尾根1dayピストンでの剱岳完登、おめでとうございます🎉
また、遠征おつかれ様でした。

私も一昨年の9月にチャレンジしましたが、普段岩場経験が少ない岳人として、岩の難易度の高い別山尾根よりも、体力勝負の早月尾根の方がなんとかなるかなと考えて選択しました。
おっしゃる通り、2000m、20kmくらいは、いつも泊まり荷物で歩いているので😄
一昨年は小屋も営業無しだったので日帰り一択でした。
ただし標高による酸素の薄さはこたえますよね。これだけは東北人の弱点かも😓
また、他の方のレコ見ると残雪期は危険度高そうですね😵
2022/8/17 20:50
otsu_kunさん、コメントありがとうございます。いつもどもです。

そっか、去年一昨年は小屋やってなかったんですね。それで早月尾根はきつかったでしょうね。本文にも書いた通り、まさに「命の小屋」という印象でしたから。水分は4L持参でしたが足りなければ小屋で購入と考えてて、結果的には購入しませんでしたが、その保険があるのと無いのとでは全然違ったでしょうし。

でも、こういう大きい目標っていつも、実行するまでは頭の中をそれが占領してしまって大変だけど、いざ終わってみるとケロっと忘れてしまう。もう少し達成の余韻を味わいたいんだけどなぁ〜。(笑)
2022/8/17 22:44
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
剱岳/早月尾根ルート/馬場島起点早月小屋経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
馬場島〜三ノ窓〜剣岳〜早月尾根〜馬場島
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら