甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳 北沢峠起点

2022年08月19日(金) 〜 2022年08月20日(土)

• GPS: 14:01
• 距離: 18.2km
• 登り: 2,197m
• 下り: 2,183m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:29
• 休憩: 0:53
• 合計: 7:22

距離 8.7km 登り 1,117m 下り 1,117m

7:14 北沢峠
7:18 仙丈ヶ岳二合目登山口
7:47 7:48 仙水小屋
8:19 8:20 仙水峠
9:35 9:40 駒津峰
10:01 10:02 六方石
11:00 11:30 甲斐駒ヶ岳
12:11 六方石
12:40 12:50 駒津峰
13:25 13:30 双児山
14:36 北沢峠 こもれび山荘

2日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:59
• 合計: 6:39

距離 9.5km 登り 1,080m 下り 1,081m

4:25 北沢峠 こもれび山荘
4:27 4:28 北沢峠
5:54 6:00 薮沢大滝ノ頭
6:50 6:59 小仙丈ヶ岳
7:50 8:11 仙丈ヶ岳
8:28 8:38 仙丈小屋
9:14 9:21 馬の背ヒュッテ
9:35 薮沢小屋
9:56 10:01 薮沢大滝ノ頭
11:03 北沢峠
11:04 ゴール地点

甲斐駒、仙丈ともに、甲斐信濃国境の樹林帯の下りは単調で、実際に歩いた時間より長く感じました。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

仙流荘近く、砂利の広い駐車場に車を止め、南アルプス林道バスで北沢峠へ。始発のバスは8台でした。定員27人を乗せて全部のバスが出てしまうと、乗れなかった人はバスが戻るまで1時間以上待つことになります。　私たちは運よく最後の1台に乗ることが出来ました。帰りは、発車定刻前、定員数が集まったところでバスを出してくれました

コース状況／危険箇所等

甲斐駒ヶ岳の直登ルートは岩場で体力を消耗します。手掛かり足掛かりがあり、あまり恐怖感はありませんでしたが、ゆっくりと慎重に登りました。仙丈ヶ岳は丸みを帯びた山容そのまま、危険な場所はありません。小仙丈の南側にちょっとだけ岩場があります

その他周辺情報

伊那の名物はソースカツ丼とローメン。下山後は仙流荘のお風呂に。

写真

8/19 5:45

仙流荘前の戸台バスターミナル、南アルプス林道の起点。左が乗車券を買う列、右が始発バス乗車の列

8/19 7:17

北沢峠から仙水峠を経由して甲斐駒ヶ岳を登ります

8/19 7:21

長衛小屋。テント場はとても賑わっていました

8/19 7:47

静かな仙水小屋

8/19 8:11

「岩海」を通過するとすぐに仙水峠に着きます

8/19 8:58

姿を見せました。摩利支天を従えた貴公子甲斐駒ヶ岳

8/19 9:05

ミヤマシャジン（深山沙参）

8/18 21:31

駒津峰に出ると360度の眺望が開けます

8/18 21:32

槍ヶ岳を中心に北アルプスの峰々

8/18 21:32

左は中央アルプスの宝剣、木曽駒。その右に御岳。その右奥遥か140キロ先に白山！　お天気に恵まれました

8/18 21:32

南アルプスの主稜線も見えてきました

8/19 10:03

六方岩を通過してしばらくすると直登ルートと巻きルートの分岐点です

8/19 0:41

我々は岩尾根の直登ルートを行きます

8/19 0:41

四肢を使って登るのでハードでした

8/18 22:26

鳳凰山地蔵岳のオベリスクが見えます。その先に富士山が頭を出してきました

8/18 21:32

女王仙丈ヶ岳

8/18 23:03

甲斐駒ヶ岳山頂は白砂が反射して明るい

8/18 23:08

北岳、間ノ岳、塩見岳、悪沢岳、赤石岳など貫録の三千メートル級

8/18 23:03

優美な裾野を広げる八ヶ岳

8/18 23:35

帰りは巻きルートを下ります。花崗岩が風化したザレ斜面は予想していたよりグリップ力があります

8/18 23:52

駒津峰と六方岩

1/7 0:45

北沢峠に戻って一日目終了。こもれび山荘の前がバス停になっています。

8/20 4:24

北沢峠周辺は圏外。こもれび山荘の公衆電話も不通でした。双児山まで行けば(！)ソフトバンクの電波が取れるそうです

8/20 4:27

二日目早朝、仙丈ヶ岳へ出発。今日も国境の尾根を行きます

8/19 18:29

朝日を反射する甲斐駒

8/20 6:46

ナナカマド（七竈）

8/19 18:53

小仙丈ヶ岳に到着。ここからは快適な稜線歩き

8/20 7:08

チングルマ（珍車）

8/20 7:10

ミヤマアキノキリンソウ（深山秋の麒麟草）

8/19 18:54

小仙丈沢カールを見ながハイマツの尾根を歩く

8/20 7:42

トウヤクリンドウ（当薬竜胆）

8/19 19:39

さあ、頂上はもう少し

8/19 19:55

仙丈ヶ岳山頂で虹が出ました

8/19 19:43

ナンバーワンとツー

8/20 8:31

藪沢カールの底に建つ仙丈小屋に下りました。見上げると山頂に憩う人たちが小さく見えます

8/20 8:48

一面お花畑だったのでしょうか。ニホンシカの食害で高山植物が激減したと聞きます

8/20 8:42

登山道の両側にも延々と防鹿柵が続きます。植生回復へのご努力は並大抵ではありません

8/20 9:00

ヨツバシオガマ（四葉塩釜）

8/20 9:01

ハクサンフウロ（白山風露）

8/20 9:11

キタダケトリカブト（北岳鳥兜）

8/20 9:19

マルバダケブキ（丸葉岳蕗）

8/20 8:57

馬の背尾根から振り返る

8/20 9:14

樹林帯に入ります

8/20 11:32

仙丈ヶ岳から北沢峠に戻り二日間の登山日程終了。運転手さんの素朴なガイド付きバスに乗って下山します

8/18 18:18

前泊した伊那市街。名物ソースカツ丼を賞味しました。伊那市は南アルプス林道を管理しバスを運行しています

撮影機器：

ILCE-6000 SONY

Canon IXY 200 Canon

iPhone SE (2nd generation) Apple

HERO7 Black GoPro

装備

個人装備

500ml水筒 1000ml水筒 ゼリー飲料 行動食 ごみ袋 トレッキングポール 雨合羽 ソフトシェル ライト 紙地図 コンパス メモノート・ペン リップクリーム 日焼け止め キズテープ テーピングテープ バンダナ ウェットティッシュ GoPro 一眼カメラ 三脚 バッテリー・給電ケーブル スマートフォン 登山靴 帽子 サングラス 手袋 着替え 登山ズボン 長袖シャツ 長袖アンダーシャツ 厚手靴下 マスク 時計 財布・免許証・保険証 インナーシュラフ ザック30L

感想

猿山ペン太

南アルプスは山深く健脚向けのイメージですが、甲斐駒、仙丈はバスが通れる南アルプス林道があって比較的容易に登ることができます。なにせ、バス停前の山荘に一泊すれば、日帰り装備で標高3千m前後の山を二山登れてしまうのですから。

この林道はスーパー林道と呼ばれていたと思います。「スーパー」の冠は、林業振興だけでなく観光開発が目的であることを意味していました。当時は、国立公園で道路建設なんぞもってのほか、自然破壊の典型だと激しい反対運動があったと記憶しています。同じころに白山や乗鞍などにもスーパー林道が付けられました。開通してすぐの白山スーパー林道を通りましたが、擁壁やコンクリート吹付けが多く、山肌の傷が痛々しかった覚えがあります。

今、威勢のいい冠を外した南アルプス林道は、マイカーその他の一般車両を完全に遮断したパーク・アンド・バスライド方式によって、何とか観光と環境保護のバランスを保っているように見えます。また、市営バスの車窓から見える森はよく手入れされていて、森林の保全にも役立っているのではと感じました。

ブランドイメージは安・近・短になるほど低下します。荷物を背負って長い距離を歩かないで甲斐駒、仙丈、北岳に行けるのですから、現在のバス運賃などは少し安いかもしれません。自然豊かな奥山に分け入ることが容易であるほど、入山者は応分のお礼をした方がよいと思います。

コメント

sasa-

私も先日日帰りで仙丈ヶ岳にアタックしましたが、見事にガスガスでした。頂上からの景色、su-moさんの写真で堪能させてもらいました(^_^)

su-mo

sasa-さん
　「晴」＝「眺望」はある意味スタミナ源。
　ありがとうございました〜。