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Yamareco

記録ID: 4614012
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

鳥倉から悪沢岳へ(赤石岳は断念)

2022年08月19日(金) 〜 2022年08月22日(月)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
33:32
距離
45.0km
登り
4,452m
下り
4,415m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:56
休憩
0:29
合計
4:25
9:38
23
スタート地点
10:44
10:56
74
12:10
12:12
41
12:53
13:02
28
2日目
山行
10:00
休憩
0:32
合計
10:32
4:09
52
5:01
5:10
39
5:49
5:53
39
6:32
6:38
66
7:44
7:44
47
8:31
8:31
51
9:22
9:24
24
9:48
9:53
166
12:39
12:40
24
14:41
3日目
山行
7:19
休憩
0:58
合計
8:17
6:55
83
8:52
8:54
14
9:08
9:09
77
10:26
10:41
60
11:41
11:56
4
12:00
12:01
18
12:19
12:20
132
14:32
14:49
23
4日目
山行
8:11
休憩
0:41
合計
8:52
6:11
6:11
46
6:57
6:58
100
8:38
8:38
40
9:18
9:28
39
10:07
10:08
40
10:48
11:05
15
12:01
12:02
35
12:37
12:37
42
13:19
13:25
36
天候 19日:快晴、20日:曇りのち雨、21日:曇りのち雨、22日:曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・鳥倉から三伏峠までの木組みの道は相変わらず不安
・高山裏避難小屋から荒川前岳途中の荒川大崩壊地は危険
その他周辺情報 松川インターそばの清流苑で入浴
三伏山から見た日没前の塩見岳
2022年08月19日 18:22撮影 by  OM-1, OM Digital Solutions
2
8/19 18:22
三伏山から見た日没前の塩見岳
三伏山から見た夕刻の北岳・間ノ岳
2022年08月19日 18:21撮影 by  OM-1, OM Digital Solutions
1
8/19 18:21
三伏山から見た夕刻の北岳・間ノ岳
朝焼けに浮かぶ富士
2022年08月20日 04:51撮影 by  OM-1, OM Digital Solutions
3
8/20 4:51
朝焼けに浮かぶ富士
朝焼けの富士山(アップ)
2022年08月20日 05:07撮影 by  OM-1, OM Digital Solutions
1
8/20 5:07
朝焼けの富士山(アップ)
断念した赤石岳。かっこいい。登りたい。また今度。
2022年08月21日 08:02撮影 by  OM-1, OM Digital Solutions
3
8/21 8:02
断念した赤石岳。かっこいい。登りたい。また今度。
悪沢岳(まだガスはかかっていない)
2022年08月21日 09:10撮影 by  OM-1, OM Digital Solutions
2
8/21 9:10
悪沢岳(まだガスはかかっていない)

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック サブザック 昼ご飯 行動食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス ツェルト ストック ナイフ カメラ シェラフ ヘルメット
共同装備
テント テントマット
備考 レインウェアの撥水機能が著しく低下していた

感想

8月19日(金)
 初日は三伏峠までの行程なので、10時ごろに鳥倉ゲートを出発できればいい感じで自宅を出る。特に渋滞もなく、鳥倉に到着するも、第2駐車場が既に満車。嫌な予感がしつつも望みを託して第1駐車場に向かう。やはり第1駐車場も満車。平日なのになぜ?お盆休みモードがまだ終わっていなかったか。
 路上駐車は禁止と書いてあるので、路上でない場所でなんとか駐車場所を確保。斜面の端なので少し心配。
 林道歩きを開始。とてもいい天気。林道ゲートからは40分ほどで登山口に到着。登山届を提出。
 登山道歩き開始。1ヶ月前にも登ったばかりであるが、やはり傾斜がきつい。2/10の標識あたりまでは長く感じる。豊口山のコルを過ぎると、木組の橋のような階段のような滑りそうで壊れそうなところがポツポツ現れ始める。天気が良かったので乾いてはいたものの少しおっかない。特に薄い板が貼ってあるところは、割れている板もあって、まともに足を乗せようと思えない。
 ほとけの清水に到着。登山道の脇にある水場は本当にありがたい。冷えた水でリフレッシュ。8/10の標識を過ぎ、塩川ルート分岐を越えると三伏峠まであと少し。でも今回はここから長く感じた。前回もこんなに傾斜がきつかったか、記憶がない。
 三伏峠小屋に到着し、テント設営。就寝まで時間はたっぷりあるのでちょっと遠い水場まで行く。行きはずいぶん降るように感じるが、帰りはそんなに長く感じない。その後、小屋から10分程度で行け、塩見岳や南アルプス北部の眺望がとても良い三伏山に行く。塩見岳には全く雲がかかっておらず、日没ギリギリまで写真撮影。日が落ちたらテントに戻り19時には就寝。

8月20日(土)
 荒川小屋までの長めの行程であり、天気も崩れる予報なので、4時過ぎにヘッドランプをつけて早出。比較的マイナーなルートだからか、登山道は若干荒れ気味。でも最近ハイマツを剪定したようで感謝。
 烏帽子岳山頂が見えるところに出ると、朝焼けに浮かぶ見事な富士山。これが見たかった。今回の目的の一つを達成。そのまま美しい富士山を見ながら前小河内岳、小河内岳と通過し、再び樹林帯に入る。植生が比較的よく変わるので飽きずに歩く。ただ、地図からの印象よりもアップダウンはキツめに感じた。
 高山裏避難小屋に到着。ほぼ予定どおり。小屋番さんは22日には小屋を閉めて帰るらしい。
 まだ天気はもっており、今回のクライマックスとも言える標高差500メートル以上の登りに向かう。樹林帯を抜け、ゴーロ帯に入る頃には風も出始め、霧雨というか霧。そんなあまり良くない条件の中、危険箇所である荒川第崩壊地の端を歩く。一部は地面ではなくハイマツの上を歩くようなところもあり、道の体をなしていない。ガスがかかっており、切り立った崖の先が見えないが、見えていたらそれはそれで怖いと思う。風は強めではあるものの、バランスを崩すほどではない。ところが、大崩壊地を過ぎ、前岳の標柱が見える辺りに差し掛かった途端、風速30mはあろうかという爆風に見舞われる。正直飛ばされるかと思うほどの強風と打ちつける雨の中を歩き、荒川小屋への分岐を過ぎると、風はだいぶおさまった。そこで同行者のザックカバーが飛ばされていたことに気が付く。
 やまない雨の中、荒川小屋に向かう。お花畑で雷鳥に遭遇。カメラとスマホはザックにしまっており、写真は撮れなかった。
 荒川小屋に到着。天候を考えたのと、ちょっと心が折れたのとでテント泊の予定を小屋泊に変更。振り返ってみればこの判断のおかげでしっかりと回復できたことが大きかったようにも思う。疲れもあり18時には就寝。

8月21日(日)
 早い時間の天気予報が良くなかったのもあり、少し遅めに起床。風はないものの、雨はまだ止んでいなかったので、赤石岳と悪沢岳に登頂して高山裏避難小屋に戻るのが当初の計画だったところ、無理せず悪沢岳のみ登頂を目指す計画に変更。前岳手前の稜線まで300mほど登り返し、中岳に向かう。途中で雨は止み、お花畑の辺りで振り返るとちょうど雲が切れて赤石岳出現。かっこいい。待ってろよ、また来るからなと誓う。その後中岳避難小屋に荷物をデポし、アタックザックで悪沢岳に向かう。傾斜はそれなりにあるものの、荷物が軽いのもあり、割とあっさりと登れたと感じた。ただ、南側はガスがかかって眺望はなし。北側は塩見岳や小河内岳がよく見えた。
 山頂に後から到着したソロ山行の男性に声を掛けられる。百名山に登っており、今日の悪沢岳が100座目とのこと。愛媛から来た70歳の方。すごい。皆でお祝いしながら記念撮影のお手伝い。
 高山裏避難小屋に向け出発。昨日は雨と爆風でほとんど見えなかった前岳と荒川大崩壊地がよく見える。ただ、ここで再び雨が降り始める。十分気をつけながら大崩壊地を通過。今日も下の方はガスが掛かって見えない。その後急斜面を降っているところで雷の音。樹林帯に入っていたので、まだ良かった。高山裏の水場は少し歩くそうなので、登山道途中の水場で水を汲んで小屋に向かう。小屋到着時はまだ雨が降っており、雨の中テントを設営。撥水処理したはずのレインウェアが全く水を弾かず、服が汗でびっしょりであった。18時には就寝。

8月22日(月)
 雨は上がっており、撤収を終え5時過ぎに出発。行きの逆ルートで、樹林帯を抜けるあたりまでは青空もよく見えた。徐々にガスが出てきており、小河内岳に向かう途中ではブロッケン現象も見ることができた。小河内岳山頂からはほぼ眺望なし。淡々と歩き、森林限界に別れを告げ、三伏峠小屋に到着。皆で申し合わせていたコーラを飲み、最後の下山を開始。相変わらず木組の道は怖かったものの、特に点灯もせず登山口に到着。下界の暑さに打ちひしがれながら林道を歩き駐車場に到着。終了。

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